【特別企画】

eスポーツチームを「BEAMS」がプロデュース! 新生「CREST GAMING」が目指す“応援したくなるチーム”とは

【Human Academy CREST GAMING】

8月31日 始動

 皆さんは「Crest Gaming」というeスポーツチームをご存知だろうか。教育事業を手掛ける企業・ヒューマンアカデミーが運営している本チームは、PC用MOBA「リーグ・オブ・レジェンド」などで選手たちが活躍している一方、業界唯一という“eスポーツ人材育成システム”を備えるなど、徐々にその存在が認知されつつある。

 そんな「Crest Gaming」が、セレクトショップ「BEAMS」の関連企業・ビームス クリエイティブのプロデュースによって、リブランドすると発表した。そこで本稿では、アップデートされた「Human Academy CREST GAMING」のポイントやリブランド内容を紹介していきたい。

「Crest Gaming」ってどんなチーム? これまでの活躍や“eスポーツ業界唯一”の育成システムをチェック

 そもそも「Crest Gamingってどんなチーム?」という方に説明しておこう。「Crest Gaming」は、2016年に結成されたeスポーツチームだ。

 2016年に開催されたPC用MOBA「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」のアマチュア最強チームを決める国内大会「Logicool G CUP 2016」に優勝したことで頭角を現し、徐々に勢力を拡大。2016年当時は1部門のみだったが、現在はLoL部門の「Crest Gaming Act」をはじめ、「VALORANT」部門の「Crest Gaming Zst」など計6部門が置かれている。

現在は「Crest Gaming Act」、「Crest Gaming BUSINESS」など6部門が設置されている

 2020年7月からは、教育事業を手掛けるヒューマンアカデミーが運営し、eスポーツ業界唯一という教育システムを展開。同社の通信制高等学校、ヒューマンキャンパスのぞみ高等学校「e-sportsコース」にはじまり、全日制専門校「e-sportsカレッジ」、下部組織「CREST GAMINGアカデミー」、そしてプロeスポーツチーム「CREST GAMING」という、ピラミッド式の育成システムで、eスポーツシーンで活躍する人材を育成するという、類まれなeスポーツチームだ。

 そして本日8月31日、ヒューマンアカデミーは、規模が大きくなりつつあるeスポーツ業界において、業界全体を“ネクストステージ”に牽引するため「Crest Gaming」のリブランドを発表。ビームス クリエイティブのプロデュースによって「Human Academy CREST GAMING」として新たに始動する。

 なぜセレクトショップ「BEAMS」の関連企業と、eスポーツチームがタッグを組むことになったのだろうか。続いて「Human Academy CREST GAMING」のリニューアル内容を見ていく。

“応援したくなるチームに”。ビークリがプロデュースする「Human Academy CREST GAMING」のリブランド内容は?

 ここからは、本日8月31日に発表されたリブランドの話に入る。ヒューマンアカデミーは、“eスポーツ業界全体”をネクストステージに牽引するため「Crest Gaming」をリブランドし、「Human Academy CREST GAMING」へリニューアルした。

 まず、なぜリブランドが必要になったのか。それは、同社と「Crest Gaming」の結びつきの低さだった。2016年に結成した「Crest Gaming」は、2020年よりヒューマンアカデミーのもと運営されているが、その際に旧「Crest Gaming」のロゴやホームページをそのまま持ち込んでいる。

旧「Crest Gaming」のホームページ。ヒューマンアカデミーとの結びつきはあまり感じられない

 これにより、eスポーツ専門校の「e-sportsカレッジ」の生徒には「Crest Gamingは知ってるけど、ヒューマンアカデミーが運営してるの?」と、運営していることを全く知らない生徒もいたという。そこで同社との結びつきを高め、eスポーツ業界の人材育成をより訴求するため、リブランドが決定した。

 リブランドのディレクションは、“数々のカルチャーを生み出しながら、人々に愛されている”「BEAMS」のグループ会社である「ビームス クリエイティブ(以下、ビークリ)」にオファー。日本とアジア地域に約170店舗を展開し、ファッションアイテムを中心に販売するセレクトショップ「BEAMS」の店舗デザインや、企業・自治体などのマーケティングを手掛ける企業だ。

 ビークリは、これまでもeスポーツ大会へ協賛し、「いつかはeスポーツチームと組みたかった」とオファーを快諾。プロデュースを担当した松下 圭氏は「ヒューマンアカデミーの“選手の個性を活かして育成する”という言葉は、BEAMSも社員の個性を大事にしている会社なので、とても共感できた」とコメントしている。

「BEAMS」は、ファッションアイテムを中心に販売するセレクトショップ。画像は「ビームス 原宿」の様子
ビームス クリエイティブは、「BEAMS」の店舗デザインや、企業・自治体などのマーケティングを手掛ける企業だ

 リブランドにあたってビークリは「やるからには、ロゴ・ユニフォームだけでなく、全体のディレクションもしたい」と、同チームのステートメント制定やWebサイトのリニューアルも担当。ホームページでは「ファンが応援したくなるチーム」をテーマに、ポップなカラーを採用し、チーム・選手情報のみならず、eスポーツ関連のコンテンツを追加するなど、「eスポーツを好きになるきっかけの場所」としての機能を備える。

 さらに、選手のユニフォームは“フットボールウェア”をベースにファッション性も追求している。ゆったりとした着心地となっていて、グッズ化した際は、チームを身近に感じてもらえるよう“普段着”としても活用することも想定しているそうだ。

「Human Academy CREST GAMING」の新ロゴ。「CREST」は頂点という意味を持ち、頂点に登りつめるという意思を感じる
LoL部門「CREST GAMING ACT」の集合カット。ホームページにも掲載されており、ポップなカラーで選手の笑顔が光る
「Human Academy CREST GAMING」の新ユニフォーム
フットボールウェアをベースに、ゆったりとした着心地となっているという
【「Human Academy CREST GAMING」のステートメント】

「Aim for the Crest. 自分を磨け。仲間と輝け。目指せ、頂点を。」

圧勝、逆転、つばぜり合い。同じ瞬間は、二度と訪れない。すべての e sports は「物語」だ。
ありのままの自分を磨き続けて、仲間とともに、それぞれの物語の頂点を目指そう。
Aim for the Crest.
フィジカルやジェンダーに囚われないで、自分を磨け、仲間と輝け。
なりたい自分、出会いたい人、たどりつきたい場所。
さあ、どこまでいけるか。
Human Academy,CREST GAMING.

 ビームス クリエイティブは、今後もグッズ展開や選手のユニフォーム着用時のスタイリングなど、あらゆる面で「Human Academy CREST GAMING」をサポートしていくという。

アップグレードされた「Human Academy CREST GAMING」。更なる活躍に目が離せない!

 業界唯一の育成システムや、ビームス クリエイティブによるプロデュースで、唯一無二のeスポーツチームとなった「Human Academy CREST GAMING」。これまで、eスポーツチームの外部プロデュースというのはあまり無かった印象だが、ビークリによるプロデュースを機に、選手目線・ファン目線の新たなeスポーツチームが形作られそうだ。

 今後は活動をさらに強化していき、イベントの実施や、グッズも販売予定とのことだ。業界を牽引していく存在として、パワーアップしたチームのさらなる活躍に期待だ。