【特別企画】
PS5「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」にも新色が来た!「ミッドナイト ブラック」開封フォトレポート
2021年10月27日 00:00
- 【PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット:ミッドナイト ブラック】
- 10月28日 発売予定
- 価格: 10,978円(税込)
プレイステーション 5向けにチューニングされたソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)純正のヘッドセット「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」に新たなカラーバリエーション「ミッドナイト ブラック」が登場する。発売日は明日10月28日で、価格は10,978円(税込)。
「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」といえば、PS5発売当初においては本体と同じく入手困難だった商品であり、その人気ヘッドセットの新色となる「ミッドナイト ブラック」は「DualSense ワイヤレスコントローラー」にも追加された“夜空に広がる宇宙”をイメージしたブラックカラーだ。
2020年11月12日に発売された家庭用ゲーム機「プレイステーション 5」はもうすぐ日本国内での発売より1年を迎えようとしている。次世代機ならではの映像美やパフォーマンスを味わうことができるタイトルは徐々に増えてきており、また今年5月には、その没入感とゲーム体験をより濃密なものにしてくれるSIE純正の周辺機器「DualSense ワイヤレスコントローラー」に新色がラインナップされるなど、対応ソフトや周辺機器のバリエーションも充実しつつあるといえる。
さて今回、明日10月28日の発売に先駆けて「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット ミッドナイト ブラック」の製品サンプルが一足先に到着したので、本稿にてその開封フォトレポートをお届けする。「ミッドナイト ブラック」の実際の色味や、従来カラーであるホワイトカラーのモデルとの印象の違いなど、気になるカラー部分を写真に収めているのでぜひお楽しみいただきたい。
なお、従来モデルとの違いはカラーだけとのこと。PS5が採用している3Dオーディオについては、下記の記事を参照してほしい。
「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」の新色「ミッドナイト ブラック」を開封してみた!
違いはカラーだけとは言っても「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」について、まずその特徴を簡単にご紹介しておきたい。
「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」は、PS5本体と同日の2020年11月12日に発売された商品で、PS5のTempest 3Dオーディオ向けにチューニングが施されたヘッドセット。上下はもちろんプレーヤーをぐるりと取り囲むように立体的な音響を楽しむことができる。
デュアルマイクによるノイズキャンセリング機能を搭載し、USB Type-C充電に対応。同梱のワイヤレスアダプターを使用すれば、PS5やPS4のほか、WindowsまたはmacOSのコンピューターに対応する一方、同じく付属する3.5mm端子用音声ケーブルで、PlayStation VRヘッドセットはもちろん、通常のヘッドフォンとして他の音声機器に有線接続できる。
また、9月15日に配信されたPS5の大型システムソフトウェアアップデートによって、PS5上のコントロールセンターの[サウンド]よりオーディオEQ(イコライザー)機能を設定可能に。多数のプリセットよりEQプロフィールが選択できるようになり、より自分に合ったゲームサウンドに調整可能となった。
さて、ここからは「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット ミッドナイト ブラック」のパッケージを開封していく。
パッケージのサイズは、約22cm×22cm×13cm。「DualSense ワイヤレスコントローラー」の箱と比べると一回り大きいという印象だ。パッケージ正面は、プレイステーションのコントローラーボタンでお馴染みの「△○×□」を背景にヘッドセットの側面が大きく描かれており、商品名と「For PS5,PS4」という対応機種が記載されたものとなっている。
また、パッケージ側面・裏面には「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」の主な機能や内容物が紹介されていて、印象としては全体的にシンプルなデザインのパッケージに仕上げられている。
パッケージにはテープで封がされており、そのテープを剥がして箱を開けていく。
パッケージの中には説明書であるクイックスタートガイドとセーフティーガイドに、ワイヤレスアダプター、USBケーブル、音声ケーブルの3つがまとめられた小箱、そしてワイヤレスヘッドセット本体が全て内箱となっている仕切りに収められている。仕切りの真ん中を掴んで引っ張り出すと、全てのアイテムが取り出せる仕組みとなっているので、引っ掛かることなく簡単に箱から出すことができる。
とりわけ、パッケージで面白いと感じたのはプラスチック包装材の少なさだ。説明書には保護袋が付いておらず、ヘッドセット本体にもプラスチック製のトレイなどを使用せず、ほぼ剥き出しの状態で箱に収められているのが印象的だった。これはPS5本体のパッケージにも言えることだが、PS5とその周辺機器のパッケージにおけるプラスチックの使用率を1~7%に抑えていくという、SIEが推進するサスティナブルな取り組みの1つである“脱プラスチック”がここでも実現されている。
「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」本体を見ていく前に、セットの付属品も確認しておこう。
説明書は2種類。安全に使用する方法が記載されているセーフティーガイドと、接続方法や各部の名前・機能などが説明されているクイックスタートガイドが用意されている。
セーフティーガイドには万が一の保証を受ける際の注意事項も記されているので、購入後1度はさらっと確認しておきたいところ。また、人によっては何度も読む可能性のあるクイックスタートガイドは光沢紙に印刷されているので、紙には耐久力がそれなりにある。基本的には図入りで紹介されており、直感的にわかりやすい説明書となっている。
そのほか、ヘッドセットをワイヤレス接続するためのアダプターは、その大きさからまるでUSBメモリのよう。USB Type-A端子なのでPS5だけでなくPCにも接続できる。そして「Type-C - Type-A」タイプのUSBケーブルの長さは1.5mほど。付属の音声ケーブルと一緒に接続して充電しながらでも、支障なく使えるケーブルの長さとなっている。
“夜空に広がる宇宙”は黒一色ではなかった!「ミッドナイト ブラック」を触ってみた
「ミッドナイト ブラック」と聞いてイメージするのは漆黒だろうか。
公式サイトで確認できる製品画像や、パッケージに印刷されている画像を見ていると、今回の新色はただ“真っ黒”なヘッドセットではないかという印象を持つかもしれない。ところが、実物をチェックしてみると単純に黒一色ではなく、真っ黒な“黒色”、紺色にも見える“黒色”といった色合いの異なる黒色を組み合わせているのがわかる。「DualSense ワイヤレスコントローラー」の「ミッドナイト ブラック」の同色ということで、ピンときた人もいるかもしれない。
複数のパターンの黒色が、光の反射などによってその見え方が変わっていく。従来モデルのホワイトカラーは本体のカラーをイメージしたカラーバリエーションという印象だったが、今回の「ミッドナイト ブラック」はそうした黒色の変化によって、単純なブラックカラーではなく、非常に深みのある高級感を感じられるカラーに仕上げられている。
その一方、アーム部分とハウジング部分が同系色になったため、L/Rがすぐに判別しづらくなった印象は否めない。本体左側のハウジング側面部分に、電源スイッチ、音声入力端子、USB Type-C端子、Muteボタン、VOLUMEボタン、MONITORスイッチ(自分の声を聞いてチェックできる機能)、CHAT/GAMEボタン(ボイスチャットとゲーム内音声を調整する機能)といった操作ボタンが集中的に配置されているので、慣れてくればそれを目印にしてスムーズに装着できるようになるだろう。
また、「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」はスタイリッシュなデザインが魅力的ではあるものの、長さを調節するためのアジャスターが用意されていないので、サイズが合わなかったらどうしようかと購入を迷っている方もいるかもしれない。
筆者も最初はなぜアジャスターかないのか疑問に思っていたが、装着してみると意外にも快適フィット。頭頂部が当たる部分にヘッドバンドストラップがついているので、それが頭の形に会うように調整してくれるというわけだ。ただ、そうとは言っても自分で好みの長さに調節することはできないので、人によっては締め付けが多少なりとも窮屈に感じられてしまうような気がした。
ちなみに余談ではあるが、左側のハウジング側面に操作ボタンが集中的に配置されていたが、ではその右側はどうなっているかというと、こちら側にはスイッチなどは用意されていない。
ただセーフティーガイドに記載されている通り、右側のイヤーパッドを取り外すことでモデル名、製造者、コンプライアンス情報が記載されている機銘板を確認できる。特別取り外す必要がある場面はそうそうないと思われるが、内蔵されているリチウムイオン電池はリサイクル可能で、こちらを取り外すときは右側のイヤーパッドを外してから行なうので、“イヤーパッドは取り外せる”と覚えておくと後々役に立つことがあるかもしれない。
従来のホワイトモデルに「DualSense」も!「ミッドナイト ブラック」を比較してみた
SIEの説明によると、PULSE 3D ワイヤレスヘッドセットの新色「ミッドナイト ブラック」は夜空に広がる宇宙をイメージしたカラーだという。DualSense ワイヤレスコントローラー「ミッドナイト ブラック」と同色のカラーバリエーションであり、ヘッドセットとコントローラーを合わせて使用することで、「宇宙」に吸い込まれるような没入感とその外観を堪能できるのだとか。
ひとまず「ミッドナイト ブラック」を見て「宇宙」を感じたかどうかは各々の感じ方に任せるとして、さきに記した通り、今回の新色は色合いの異なる黒色によって非常にスタイリッシュなカラーに仕上げられている。
DualSenseの「ミッドナイト ブラック」を初めて見たときは、紺色というよりマットブラックという印象を持っていたが、ヘッドセットとDualSenseの両者を並べて置いてみると、同色のカラーバリエーションなのだと改めて気づかされた。ゲーム機器はやっぱり黒がいい!という方はきっと揃えたくなる組み合わせなのではないだろうか。
続いて、「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」の従来カラーであるホワイトカラーのものと比較してみた。もちろん形状に大きな違いはないが、従来モデルはアーム部分がホワイトカラーのツートンカラーとなっているため、キャラクターラインがより鮮明になっている印象だ。
一方の「ミッドナイト ブラック」はホワイトカラーと並べてみると、当初感じていた“真っ黒”というイメージが再び沸き起こってくる。黒色に抱く元々のイメージもあるかもしれないが、より重々しい印象となっていると同時に、ホワイトカラーよりも高級感を強く感じられた。
もちろんのことだが、ヘッドセットとコントローラーの色味をホワイトあるいはブラックに統一しないで、自由に組み合わせて自分の個性・スタイルを表現してもいい。「DualSense ワイヤレスコントローラー」は本体同梱のホワイトカラーのままで、「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」は今回の新色「ミッドナイト ブラック」にする、そんなモノトーンな組み合わせもカッコいい。今回は比較しなかったが、DualSense ワイヤレスコントローラーの新たな定番カラー「コズミック レッド」と組み合わせてみるもアリだ。
「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」においては、PS5本体の外観とマッチするオリジナルのツートンカラーにするか、今回新たに登場するスタイリッシュなブラックカラー「ミッドナイト ブラック」にするか、価格が10,978円(税込)とそれなりに高額なだけに非常に悩ましいところではあるが、そんな周辺機器選びもまたゲームを取り巻く楽しさの1つ。日々のゲームプレイがよりワクワクするようなカスタマイズを楽しもう。
「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」の新色「ミッドナイト ブラック」はいよいよ明日10月28日に発売予定だ。まるでゲーム世界にいるかのような没入感と臨場感をぜひ味わってみていただきたい。
ところで、「プレイステーション 5」の記念すべき1周年を前をして、なぜか着実にブラック化が進んでいくSIE純正の周辺機器たち。「DualSense ワイヤレスコントローラー」に「PULSE 3D ワイヤレスヘッドセット」と、PS5ならではのゲーム体験を実現する“売り”となるハードに新色「ミッドナイト ブラック」が追加されただけに、いよいよ本体のカラーラインナップにも「ミッドナイト ブラック」が来るのでないかと期待してしまうのは時期尚早だろうか。そんな淡い期待感を記しつつ本稿の結びとしたい。
定格 | ワイヤレスヘッドセット:5V 650mA ワイヤレスアダプター:5V 100mA |
電池種類 | 内蔵型リチウムイオン充電池 |
電圧 | 3.65V |
電池残量 | 1000mAh |
動作環境温度 | 5℃~35℃ |
外形寸法(幅/高さ/奥行き) | ワイヤレスヘッドセット:約213mm×190mm×91mm ワイヤレスアダプター:約48mm×18mm×8mm |
質量 | ワイヤレスヘッドセット:約292g、ワイヤレスアダプター:約6g |
通信システム | 2.4GHz RF |
最大通信距離 | 約10m |
稼働時間 | 約12時間(中音量時) |
内容品 | ワイヤレスヘッドセット×1、ワイヤレスアダプター×1、音声ケーブル1.2m×1、USBケーブル1.5m×1、クイックスタートガイド×1、セーフティーガイド×1 |
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