【特別企画】

「ドヤスト」こと「パズルゲーが出たと思ったら、世界観はキルドヤでゲームがエレストだった!」先行プレイレポート

3年前にサービス終了した意識高い系IPが「エレスト」とタッグを組んで復活!

【パズルゲーが出たと思ったら、世界観はキルドヤでゲームがエレストだった!(ドヤスト)】

9月28日 配信開始予定

プレイ料金:無料(アイテム課金制)

 DMM GAMESは、ブラウザ用意識高い系ワード擬人化パズルゲーム「パズルゲーが出たと思ったら、世界観はキルドヤでゲームがエレストだった!(ドヤスト)」の配信を9月28日に開始する。

 「ドヤスト」は、2018年にサービス終了した“意識高い系ワード擬人化RPG”の「キルドヤ」と、2021年6月でサービス開始から6周年を迎えたパズルRPG「エレメンタルストーリー(エレスト)」がタッグを組んだ作品だ。タイトル名にあるように、ゲームシステムは「エレメンタルストーリー」で、ゲーム中に展開される世界観は「キルドヤ」を採用している。

 「キルドヤ」は一般的には敵役として描かれる「魔王」が主人公であることに加え、登場キャラクターが「プライオリティ」、「オーソライズ」、「フィックス」、「コミット」など、”やたら横文字を使いたがる意識高い人”が使いそうなワードが擬人化したものであることが最大のポイントだった。設定を継承した「キルドヤ」では厄災「サービス=シュウリョウ」を阻止すべく、”DQN(Dream Queen Nights)”と戦っていく……という、「キルドヤ」が本当に一度サービス終了を迎えているだけになんともメタ的、かつ味方が意識高いワードなら敵はDQNというネットスラングを煮詰めたかのような世界観がなんとも魅力的だ。

 今回、サービスイン前にプレイする機会を得たので、そのファーストインプレッションをお届けしよう。

世界観

サービス終了から……魔王復活ッ!

かつて魔王軍に訪れた災厄
「サービス=シュウリョウ」

100年後の世界にて復活したけれど
また災厄の危機が!?

世界を支配するバズワードとの戦い
クセの強すぎる意識高い系ワードとの日常
そしてかつての強敵も……?

新たな仲間たちも加わって
あなたの物語が今……もうちょっとで始まる!

【ドヤスト 事前登録受付中】
【魔王軍】
マイニング:世界の消滅を防ぐため、魔王を復活させようとしている心優しい少女。ビッグデータと呼ばれる、世界に散らばるさまざまな情報が載っている本を持つ。ツッコミ力が高く、魔王の頼れる相棒にして、メタ発言しまくりキャラ
プライオリティ:火の国にある街で暮らしている女騎士。孤児院の運営をしており、子供たちの世話をしながら街を守る。彼女にとって優先すべきは幼子たちの幸せで、つまりはロリコンでありショタコン
オーソライズ:光の国で、超絶ホワイトな金貸しをしている天使。困っている人を放っておけない優しい性格と、すぐキレ散らかすエセお嬢様な裏人格の2人が1つになった存在
コミット:水の国でご主人様の帰りを待っているエルフのメイド。恥ずかしがりな面もあるが、仕事に関しては自信あり。戦闘の際には殺戮メイドモード状態に移行し、口数が少なくジト目になる
フィックス:木の国を統べる頂点に立つお嬢様。楽観的で適当な性格だが、決断する時だけはカリスマ性を発揮する。100年もの時を生きているが、BBAではない。巫女服を着ているが、お祓い等は何一つできない
デッドライン:闇の国にある教会所属の聖女アイドル。しかし神の教えを放って自分の魅力を発信し続けた結果、破門寸前で田舎に左遷された。人を苛立たせたくなる天才だが熱狂的なファンも多い、大人を舐めまくったロリ
【DQN】
真寺卍(マジマンジ):意識高い系ワードを憎む男。魔王に並ぶ力を持ち、高いカリスマでバズワードたちを率いる。サービス終了時に世界を支配し、マジ卍(感情が高まった状態)
ぴえん:水の国を支配する貴族の少年。とてもプライドが高くナルシストで、自身の美貌を褒め称えるが、子供のようにガン泣きすることもある
江燃衣(エモイ):火の国を支配するヒップホッパー。音楽をこよなく愛し、その歌で人々を魅了し攻撃する。過激でアウトローな性格をしているが、子供やお年寄りには優しい一面を持つ

ベースは「エレスト」を踏襲したシンプルかつ奥深いパズル

 プレーヤーは擬人化された意識高い系ワードの仲間たちとともにパズルゲームをプレイしながら敵と戦い、シナリオを進めていく。パズル部分の基本的なルールは、横6×縦5の盤面に敷き詰められているピースを、縦か横に3つ並べるように入れ替えるだけ。入れ替え元と先を順にタップするか、スワイプで取り替える以外の操作は一切無いので、非常にシンプルだ。なお、ピースの操作には制限時間と回数制限が設けられているので、動かす前にジックリと脳内でシミュレーションしてから取りかかるのがベストだろう。なお、パズルゲームは苦手という人や報酬目当てのマラソン向けに、オート操作もしっかりと用意されているのはさすがだ。

ピースが縦か横に3つ並ぶよう入れ替えるだけの、簡単なルールを採用。ブラウザゲームなので、PCでプレイする場合は操作方法をタップで、スマートフォンで遊ぶならフリックに設定しておくとプレイしやすい
ピースは3つ以上が並ぶと消え、開いた部分には上から新しいピースが降ってくる。運が良ければ、そこで連鎖が起きることも

 盤面の下方には味方パーティが最大4人まで表示されており、それら各キャラクターが持つスキル形状と同じ形にピースを揃えるとスキルが発動、敵に大ダメージを与えることができるのだ。また、登場キャラクターとピースには5つの属性どれかが必ず設定されているので、それを考えて相手の弱点を突くようなピースと自軍で敵を攻撃しよう。

ピースは、火・水・木・光・闇という5つの属性に分かれている。火は木に強く木は水に強い、水は火に強いという強弱関係があり、光と闇は互いに弱点となる
メニューからパーティ→編成とタップし、あらかじめパーティを組んでおいてもいいが、最初のうちはバトル開始前におまかせ編成を行っておけば問題ない。戦闘時は盤面の下にキャラクターが並び、HPは全員分が合算された形で表示される
キャラクターごとに、スキルを発動するための+やL、-といったスキル形状が設定されている。その形にピースを配置できれば、ピース操作終了後にスキルが発動するのだ。スキルを上手に使えるかどうかが、ゲームの鍵を握る
画面右上にある“AUTO OFF”と書かれている部分をタップすると“AUTO ON”に変わり、オートで操作してくれる。ある程度キャラクターが育っていればサクサク進められるだろう

 ほかにも、盤面の一部が何らかの属性になっている場所があると、配置されたピースはその属性へと自動的にチェンジするギミックが仕掛けられていたり、さらに先のステージへ進むと盤面上に動かせないコアピースが出現するため、一筋縄ではいかなくなる。パズルゲーム好きにとっては、たまらない面白さがあると言えるだろう。

このステージでは盤面の一部が火属性になっているため、配置されたピースが火属性に変わる。敵の弱点属性だった場合はラッキーだが、正反対の時は苦戦することも
コアピースの一つとなるバリアコアが盤面にあると、その間は敵キャラの受けるダメージが減少する。戦闘が長引くとプレーヤー側が不利になるので、早めに対処したい
これもコアピースの1種類である、アンチコア。このピースに描かれた属性のピースが出現しなくなるので、それが敵の弱点属性だったらピンチに!

 ただ、どれほどパズルが得意でも、味方のキャラクターを成長させなければバトルに勝つことはできない。各キャラクターとも、「ソウル強化」でHPなどのパラメータを、スキル強化で各個人のスキルをそれぞれ強化することができるが、他にもバトル中に常時効果を発揮しているアビリティや、同キャラを重複獲得することで開放されるグレートアビリティなどがあり、育成する楽しみもタップリと盛り込まれている。なお、キャラクターごとにレアリティが設けられており、最高ランクが☆5だ。育てる際には、高レアリティのキャラから優先的に行ないたい。

ソウル強化で、キャラクターの各種パラメータをアップ! これで、攻守共に強力になる
スキルの強化や、同キャラの重複獲得でゲットできるグレードアビリティなどを駆使して、キャラクターをどんどん強くしていこう
各エリアは3つの章+HARDランクに分かれていて、各章ごとに10以上のステージが用意されている。途中にはゆる~いストーリーも挿入されるので、パズルゲームで疲れた頭もこれでリラックス状態に?

奥深いパズルと魅力あるキャラクター、尽きないやり込み要素がてんこ盛り!

 ネット界隈などで流行した言葉や単語がキャラクター名に使われているためか、四六時中インターネットのお世話になっている筆者としては妙な親近感を感じてしまった「ドヤスト」。しかし、中身はしっかりしたパズルゲームに仕上がっているし、コアピースといった飽きないような工夫も盛り込まれているところは特筆すべき点だろう。登場キャラクターも可愛くて全員集めたくなるなど、パズル以外の部分も魅力たっぷりだ。

 キャラクターの成長要素に関しては、軽くプレイした限りでは先が見えない感じだったので、毎日遊んで少しずつ育成していくのがよさそうだ。本作に2度目の厄災「サービス=シュウリョウ」を訪れさせないためにも、是非プレイしてみて欲しい。