【特別企画】

日笠陽子さん&福山潤さんも駆けつけた!「COUNTER: SIDE」発表会レポート

ネクソン=MMORPGという印象を覆す、シミュレーション+育成型RPG

2021年冬 配信予定

プレイ料金:無料(アイテム課金制)

 ネクソンは7月10日、秋葉原のUDXシアターにてスマートフォン&PC向け新作タイトルの「COUNTER: SIDE(カウンターサイド)」の発表会を実施し、本作のサービスを2021年冬に開始することを明らかにした。

 「カウンターサイド」はシミュレーション要素と育成型RPGの要素が融合したタイトル。アニメーションやストーリー等にもかなり力が入っているほか、主題歌は水樹奈々さん、キャラクターの声優陣は日笠陽子さんや福山潤さんはじめ豪華なキャストの出演が決定している。

 本稿では発表会での模様と、「カウンターサイド」がどのようなゲームとなるのかをお伝えしよう。

シミュレーション+育成型RPG「カウンターサイド」。イラスト・声優・音楽という3つの領域に注力

 最初にステージに上がったのは、ネクソンの事業本部本部長であるパク・チャン氏。氏からは、同社が数々のロングランPCタイトルを運営しているだけでなく、スマホゲームでも好調を維持していることが語られた。今回発表した「カウンターサイド」に関しては、スマートフォン&PCというマルチプラットフォーム展開によって、より多くの人にプレイしてもらえると考えているとコメントし、挨拶を終えた。

ネクソンの現状を説明したネクソンの事業本部本部長 パク・チャン氏

 続いて登壇した運営ディレクターの鈴木康成氏は、ゲームの概要を解説。開発を担当するのは韓国のゲーム会社Studiobsideであり、本作が初のタイトルとなるとのこと。そんな「カウンターサイド」の世界観について、舞台となる時代は近未来の2045年。人類が暮らす現実世界<ノーマルサイド>に、荒廃した裏世界<カウンターサイド>からの侵食現象が発生する。<ノーマルサイド>に侵攻を試みる侵食体に対抗する異能力者・カウンターを束ねる民間軍事企業コフィンカンパニーの社長であるプレーヤーは、自社に所属する各小隊の指揮を執る立場として、この現象に立ち向かっていく。

思わず惹きつけられる非常に派手なプロモーションムービー。世界観も魅力的だ
開発会社やゲーム概要などを説明した、運営ディレクターの鈴木康成氏

 ゲーム中には、美少女だけでなく男性や機械を含めた100体以上ものキャラクターが登場し、そのどれもがLive2Dによってダイナミックに躍動する美麗イラストとして実装され、さらには200枚以上のハイクオリティなカットシーンも用意されている

戦闘シーンでは7等身、別のシーンでは2等身で動くキャラクターたちを見られる。季節ごとのスキンも用意される予定で、その時期にマッチした衣装も楽しめるそうだ。もちろん、スキン専用のボイスもアリ

 用意されたシナリオは、メインストーリーが文庫分2.5冊分に相当する25万文字以上となっているほか、サイドストーリーやイベントエピソードも多数準備されているので、あわせて読み進めていくことで「カウンターサイド」の世界をより味わい深く楽しむことができる。

数多く用意されたサブシナリオは、次のメインシナリオへと繋がる内容になっている

 戦闘は2つの要素を持っており、そのうちのひとつが限られた小隊を配置し勝利条件を達成するために進行していく、戦略的な楽しみを体験できるシミュレーション要素。もうひとつが、マップ上で敵アイコンと遭遇すると発生するバトルで、自陣を守り敵陣を破壊するという8人体制で行われるリアルタイムストラテジー要素だ。この2要素を持つことで、奥深さと爽快感を追求したバトルシステムに仕上がっているという。

シミュレーションとリアルタイムストラテジーという2つの要素を持つバトルシステム。迫力ある戦闘演出にくわえ、キャラクター固有の必殺技となる究極スキルでのカットインエフェクトは見応え満点

 「カウンターサイド」の核心的な部分となるキャラクター育成についてだが、レベルや強化、スキル、限界突破といった基本的な成長システムのほかに、年俸交渉というユニークな成長要素も導入されている。成長素材や装備収集、模擬作戦、ダイブ、レイドといった豊富なPvEコンテンツも用意されていることで、遊びごたえある骨太な作りとなっているのだ。

やるべきことが多く、飽きが来ないよう工夫されている

 もうひとつの要素であるPvPに関して、「カウンターサイド」には2種類のPVPが存在する。戦略戦と呼ばれる非同期式のPvPは、相手プレーヤーの防御小隊との自動戦闘という形で進行していく。ランク戦と呼ばれる同期式のPvPでは、リアルタイムでのマッチングとマニュアル戦闘による臨場感あるPvPを楽しむことが可能だ。どちらもシーズン制で行なわれ、ランキングによって報酬を受け取ることができる仕組みになっている。

PvPは、同期式・非同期式の2種類を準備。どちらも挑戦したい内容だ

 次に登壇したマーケティング室室長の河本清翔氏からは、さまざまなマーケティング上でのポイントが語られた。なかでも、“日本のコアゲームユーザーはサブカルが好き”と捉えているという視点から、イラスト・声優・音楽という3つの領域に注力してアプローチを行なっていくとのこと。

マーケティング面からのコメントを行ってくれたマーケティング室室長の河本清翔氏

 イラストに関しては、人気イラストレーターが手がける日本オリジナルのビジュアル施策を展開していくほか、50名以上にも及ぶ人気声優を起用して「カウンターサイド」の世界を表現してもらい、音楽面では本作の世界観をよりストレートに伝えるため、水樹奈々さんによる描き下ろし主題歌を採用することが発表された。

さまざまなジャンルで活躍中の10名のイラストレータに描き下ろしてもらった「カウンターサイド」の登場キャラクターを、今後実施する施策内にて公開していく予定
主要キャラクターである、フェンリル小隊のヒルデ役を演じる日笠陽子さんと、同じくフェンリル小隊のアキヤマ・シリュウ役を演じる福山潤さんがゲストとして登壇し、本作の魅力などを語ってくれた。ビデオレターでの参加となった水樹奈々さんは、主題歌を担当するほかフェンリル小隊のヤナギ・ミナ役も演じる

 最後にマーケティング室の川辺 亮氏が登壇し、今後のプロモーションを紹介して発表会は終了となった。本作に関しては8月にも大きな発表があるとのことで、今から目が離せない!

川辺氏はノリノリで、7月10日から公式HPと公式ツイッターアカウント、公式YouTubeチャンネルが開設されたことを報告。会場にいる人は、即フォローしてください!とコメントして、笑いを誘うシーンも
7月11日、12日の2日間、JR秋葉原駅にてカウンターサイドオリジナルグッズが当たる抽選会が実施される。フェンリル小隊に扮したコスプレキャストの3名も登場するが、今日はゲストとして登壇。ヤナギ・ミナ役を演じたのは霜月めあさん、ヒルデ役は池田ショコラさん。そしてアキヤマ・シリュウ役を演じた岸洋佑さんは、宇宙戦隊キュウレンジャーに出演していたものの、実はコスプレをするのは初めてだったそうだ
12日から、秋葉原、渋谷、新宿、池袋にある合計7カ所の大型ビジョンで、カウンターサイドのショートプロモーションムービー放映が始まる
さまざまな視点からのプロモーション活動を行っていくのだが、日本での配信前から二次創作は大歓迎と川辺氏。このようなパターンは、なかなか珍しいのでは?