【特別企画】

「翔蟲」で躍動感あふれる狩りが実現!「モンスターハンターライズ」先行体験会で判明した新要素と操作感を徹底レポート!

あらゆる場所を翔け、モンスターを操るスピーディーな狩りアクション!「翔蟲」が戦略の幅を大きく広げる!

 「モンハン」シリーズではシリーズ事にそれぞれ特徴的な新要素が追加される事が多く、本作でも今までにないアクションとして「翔蟲」を活用したアクションを楽しむことができる。「翔蟲」は専用の「翔蟲ゲージ」を消費する事で移動・攻撃・回避と様々な用途で活用でき、また「翔蟲」を活用した攻撃「鉄蟲糸技(てっちゅうしぎ)」を繰り返しモンスターに当てることで、モンスターを意のままに操る「操竜(そうりゅう)」ができる。この「翔蟲」を用いたアクションこそが本作のキモだと言えるだろう。

空中で「翔蟲」を使い高速移動が可能な「疾翔け」
しりもちやぶっ飛ばされた際に素早く体制を立て直せる「翔蟲受け身」
武器固有の翔蟲を使った新たな攻撃アクション「鉄蟲糸技」
「翔蟲」を活用したアクションは「翔蟲ゲージ」を消費して使用する。クエスト中に「野生の翔蟲」を捕まえる事でゲージを一時的に3つまで増やす事もできる

 各アクションを実際に試してみたところ、面白かったのはどれも既存アクションの延長では無くそれぞれが独立して新たな試みとして確立しているという点だ。例えば筆者は当初「翔蟲」を用いた高速移動「疾翔け」を「モンスターハンターワールド:アイスボーン」で登場した「クラッチクロ―」を用いたアクションと同類のモノだと考えていた。だがその実態はかなり異なっており、どんな方向にでも発射して素早く行動できる点から通常の移動でも活用できたり、壁に向かって発射する事で「壁走り」を行なえる点、さらにはモンスターと相対した際も回避や間合いの調節を「疾翔け」で行なえるようになるなど、各アクションがよりスピーディーでスタイリッシュに仕上がっているのが印象的だ。

「疾翔け」での移動は想像より高速で長距離!移動やモンスターとの間合い調節などで重宝する事になりそうだ
壁に「疾翔け」を行なう事で「壁走り」が、空中に行なう事でぶら下がりが可能に。今までにない視点から移動や狩りが行なえる

 攻撃アクションにおいても、相手モンスターに飛び乗って操作できる「操竜」は特に今までに無い本作の画期的なアクションとなっている。「操竜」を行なうにはまず「翔蟲」を用いた新攻撃アクション「鉄蟲糸技」などを当て続けたり、特定の環境生物を活用する事でモンスターを「操竜待機状態」にする必要がある。この「鉄蟲糸技」は見た目も派手で「操竜」を狙える攻撃方法なのだが、「翔蟲」を用いるため「翔蟲ゲージ」を一定数消費して行なう攻撃となる。闇雲に使用すると他の「翔蟲」を活用したアクションが一時的にできなくなってしまったり、武器によっては技の隙が大きいため使い所を見極める必要がある。

 モンスターが罠やスタミナ切れ等で動きを緩めた際に使用するのが一番安全だが、ダメージの観点から見ると既存のセオリーでもある大剣の溜め斬りやスラッシュアックスの属性解放突きなどの大技も行ないたいタイミングでもあるため、いつどのタイミングで「鉄蟲糸技」を仕掛けるのか、立ち回りが重要となるアクションだ。

「鉄蟲糸技」は「翔蟲ゲージ」を1~2個消費して使用できる新たなアクション
「鉄蟲糸技」には隙も多いがダメージと「操竜」の両方を狙えるものや、一定時間攻撃力が上昇するものなどがある
モンスターを「操竜待機状態」にできる環境生物「クグツチグモ」を活用するのも手段の1つだろう

 そしてお待ちかねの「操竜」状態になると「操竜待機状態」のモンスターを操って他モンスターを攻撃できるようになる。各モンスターには固有の攻撃方法が用意されており、攻撃を当てる事で溜められる「操竜ゲージ」をMAXにする事で「操竜大技」を発動する事ができる。「操竜大技」は当てればモンスターを確定でダウン状態にして、さらなる連撃を行なう事ができる。「操竜」中に与えるダメージと合わせて狩りを有利に進める事ができるのだ。

 そして例え周りにモンスターが居なくても「操竜」中に「突進離脱」をすることで「操竜」したモンスターを壁や障害物にぶつける事で大ダメージを狙う事ができるので、本作をプレイする上で「操竜」は非常に有効な新たな戦術の1つと言える。実際の狩りで活用するにはかなり慣れが必要なアクションだと感じたが、お馴染みリオレイアなどにも「操竜」する事ができ、成功した時の興奮度も凄まじいので非常に楽しい新要素だと感じた。

「操竜」中は「操竜タイマー」「操竜ゲージ」「翔蟲ゲージ」に意識してモンスターを操る
モンスター固有の攻撃を当て続けて「操竜ゲージ」をMAXにし「操竜大技」を狙うのが基本戦術
「翔蟲ゲージ」を消費する事で回避を行なえる。攻撃のキャンセルにも活用できる重要なアクションだ
「突進離脱」を行なえば「操竜」中のモンスターにもダメージを与えることが可能。回避を合わせると連続で「突進離脱」を行なって大ダメージも狙える
リオレイアにも「操竜」できるので、各モンスターがどのようなアクションを行なうのかも非常に楽しみだ

 このように「翔蟲」を用いたアクションだけでも非常に多くの新要素が見受けられ、そのどれもが狩りのスピードを高めて戦略の幅を極めて大きく広げている。正味どの新要素も新しい操作を要求するので既存の歴戦ハンターも操作感を掴むのに少し時間を要する可能性もあるが、アクションを全てマスターした際の戦略の自由度と爽快感は今までにない体験となるにに違いない。

モンスター「タマミツネ」の討伐に挑戦!

 最後に今回の体験会で挑戦できた強力なモンスター「タマミツネ」の狩猟について取り上げたいと思う。今回筆者が使用した武器はハンマーだ。今作のハンマーも既存シリーズ通り頭を攻撃する事で気絶を狙い、力を溜めた打撃系統の攻撃で大ダメージを狙う立ち回りが可能となっている。

 筆者はこれまでのシリーズでこよなくハンマーを愛して使い続けていた事もあり、攻撃アクションに関しては問題なく行なえた。「鉄蟲糸技」も「翔蟲ゲージ」を2つ消費する威力重視の技と1つだけ消費する当てやすさを重視した2種類で非常に使いやすい印象だった。古来から伝わる頭部への打撃による気絶と「操竜大技」を駆使したダウンでどこまで攻撃チャンスを確保できるかが勝負のカギとなるだろう。

頭を狙う事で気絶によるモンスターのダウンを狙うのが変わらないハンマーの特徴
「鉄蟲糸技」もシンプルで使いやすい技となっており「操竜」と合わせて連続ダウンを狙っていく

そして今回討伐する「タマミツネ」は泡を使った攻撃と流れるような突進、そして動きながら放つ水属性のブレスなどが特徴的なモンスターだ。曲線を描いて移動して来るので初見だと回避がかなり難しく、その他の属性攻撃や状態異常も非常に厄介だ。冒頭でも紹介した通り、今回はクエストの様子を撮影してきたので詳しい「タマミツネ」の挙動や、本記事で取り上げた新要素についても是非参考にしてみてほしい。

泡を使った攻撃でこちらの行動を制限してくる
水属性のブレスを予想できない挙動で動きながら発射してくることも
数々の強力技を駆使してくるタマミツネを討伐する事は出来るのか?結果は動画でチェックしてみてほしい
【「モンスターハンターライズ」先行体験会 爽快アクションをズバッと紹介! - GAME Watch】

 今回の先行体験で総じて感じた事は、本作は既存の「モンハン」シリーズに比べてユーザビリティの向上と「翔蟲」を用いた新アクションによって、ゲームのスピード感が飛躍的に向上しているという事だ。それに伴いモンスターとの間合いの取り方やダメージ戦略なども既存シリーズとは異なるため、新規プレーヤーもシリーズファンも、そして過去に「モンハン」シリーズを遊んでいたユ-ザーも今作は誰もが新鮮な気持ちで遊べるのではないかと思う。なお、本作の体験版は1月8日より2月1日17時までの期間限定で配信予定。この新しく爽快な狩りを是非体感してほしい。