【特別企画】

「LoL」、新チャンピオンとしてヤスオの兄「ヨネ」がPBEに実装! 2本の刀と悪霊の力で闘うインファイター

8月7日 実装予定

 ライアットゲームズは、PC用MOBA「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」のPBE(テストサーバー)において、新チャンピオン「ヨネ」を実装した。本サーバーへの実装は8月7日予定。

 ヨネは「LoL」のチャンピオン「ヤスオ」の兄で、既にヤスオのストーリーに登場していた人物。ストーリー上ではヤスオに殺害されていたが、死後に霊的領域で悪霊の力を得て現世に戻って来たという設定だ。ストーリー上では約7年前から存在するキャラクターだけに、注目度も高い。

 ヨネは「LoL」での実装に先駆けて、カードゲーム「レジェンド・オブ・ルーンテラ(LoR)」で殺害される前の姿でカード化されていたが、「LoL」本編では悪霊を封印した仮面と悪霊から奪った刀を装備しており、2本の刀と悪霊の力を用いて闘う近接チャンピオンとなっている。

デフォルトスキン
精霊の花祭りヨネ
こちらは「LoR」のヨネ。見た目がかなり変化したようだ……

 ヨネはヤスオと同じく、クリティカル率を2倍にするパッシブ「狩鬼道」や、2回ヒットさせるとノックアップスキルになるQスキル「斬命刀」など、兄弟らしく似通ったスキルを所持している。また、スキルもマナコストなしで使用できることや、攻撃速度に応じて一部スキルのクールダウンが短縮される点も共通している。一方ヨネはヤスオのEスキル「風薙ぎ」のような機動力は持ち合わせておらず、代わりに特徴的なEスキル「縛魂の解放」をもっている。

ヨネのQスキル 「斬命刀」はヤスオのものにそっくり。ただし、竜巻を飛ばすのではなくダッシュと打ち上げがセットになっている

 Eスキルを使用すると、ヨネは霊魂形態化し本体を残したまま行動できる(幽体離脱のような状態)。このスキル中は移動速度が増加するほか、効果終了時に肉体に戻り、そのタイミングで霊魂形態時に与えたダメージの一定割合を相手に与える、「ゼド」と「エコー」のウルトを合わせたようなスキルだ。霊魂形態中には全ての行動が可能だが、霊魂には攻撃が通り、かつ相手からのダメージが軽減されるわけではないので、前方扇状の範囲に攻撃しながらシールドを得られるWスキル「魂断の刃」を使用しながらQスキルのスタックを溜めるなどして有利にトレードをする必要がある。また、Eは壁を抜けることもできるのでロームなどにも役に立つだろう。

Eスキル「縛魂の解放」は攻めだけでなく、味方の寄りを待つときなどにも使えそうなスキル。このチャンピオンの要となっている

 Wのシールドは複数の敵にヒットさせることで強化されるので、集団戦も強力。また、アルティメットスキル「冥封一閃」は攻撃後、敵の背後にブリンクして範囲ノックアップを与えるもので、当て方次第では集団戦を決めうるポテンシャルを有している。

W「魂断の刃」のシールドは攻防一体となったスキルで、特に複数に当たった時は非常に強力
アルティメットスキル「冥封一閃」のノックアップと、Qのノックアップが合わされば長時間敵を拘束することができる。スタック数を確認しながら使うのが重要になる

 どのスキルも前に出る必要があるほか、増加攻撃速度でQWのクールダウンが減少するので、ヤスオと同じく装備依存度が高く、スノーボールが重要になりそうなチャンプだ。ジャングルにはいけない事はないが、レーンでのキル性能もあり、ローム性能も高いのでTOP・MIDレーンでの使用が主になるだろう。

 ヨネは一度育ってしまえば、ヤスオのような無双感があり、しかもヤスオと違って連続ブリンクや竜巻を当てなくてもいいので難易度は低く、マナもないので思ったよりもプレイしやすいチャンピオンになっている。肝となるのはやはりEスキルの使い方で、このスキルの間にいかにダメージを与えるかが重要だ。集団戦では、Eが終了したあとの状況まで考慮して立ち回る必要があるだろう。敵の視界の外からEで入れば、効果の終了時に相手をかく乱できるなど使い方の幅も広く、開発し甲斐がある。Eは一見するとトリッキーなスキルに見えるが、いざ使ってみると直感的に使用することができるので、アサシンやファイターを普段からプレイしているプレイヤーなら難なく使うことができるだろう。

 ちなみに、ヨネはストーリーと絡めて「精霊の花祭り」イベントの一環として登場する。また、実装と同時にミッションを達成してチャンピオンのかけらやトークンがもらえる「精霊の契り」の対象キャラクターにもなる。

 さらに「LoL」の公式サイトでは、ヨネのテキストストーリーだけでなく、約10分に及ぶヨネとヤスオのムービーも公開されている。こちらも実装前に是非チェックして欲しい。

【血塗られた刃の縁(えにし) │ 精霊の花祭り 2020 シネマティック – リーグ・オブ・レジェンド】

スキルセット詳細

※あくまでPBEでの調整であるため、本実装時に名称、効果等が変更される可能性がある

固有スキル – 狩鬼道

 2本の刀を使い、通常攻撃2回ごとに50%の魔法ダメージを与える。
 クリティカル率は2倍になるが、クリティカルで与えるダメージが10%低下する。

【固有スキル - 狩鬼道】

Q – 斬命刀

 クールダウン:4秒(攻撃速度に応じて短縮される)

 前方に突きを放ち、20/45/70/95/120(+1.0AD)の物理ダメージを与える。
 命中時に6秒間スタックを獲得する。2スタック時にこのスキルを使用すると一陣の風をまとって前方にダッシュし、0.75秒間ノックアップさせて20/45/70/95/120(+1.0AD)の物理ダメージを与える。
 このスキルはクリティカル判定を持ち、通常攻撃時効果を付与する。また、行動妨害の影響を受け、攻撃速度に応じてクールダウンと詠唱時間が短縮される。

【Q - 斬命刀】

W – 魂断の刃

 クールダウン:16秒(攻撃速度に応じて短縮される)

 前方をなぎ払い、5/10/15/20/25(+対象の最大体力の6/6.5/7/7.5/8%)の物理ダメージと5/10/15/20/25(+対象の最大体力の6/6.5/7/7.5/8%)の魔法ダメージを与える。
 この攻撃が敵に命中すると、レベルに応じて1.5秒間耐久値40~75(+0.6AD)のシールドを獲得する。シールド量は命中したチャンピオンの数に応じて増加する。
 シールド量はチャンピオン1体に命中すると100%増加し、2体目以降は25%増加する。
 ミニオンとモンスターに対する合計ダメージは最低でもレベルに応じて40~410になる。

 基本ダメージ10/20/30/40/50
 最大体力に対する合計ダメージ率12/13/14/15/16%

【W - 魂断の刃】

E – 縛魂の解放

 クールダウン:22/19/16/13/10秒

 5秒間霊魂形態となり、効果時間中は肉体をその場に残して、移動速度が10%増加し徐々に増加する(30%まで)。
 霊魂形態が終了すると肉体に戻され、効果時間中に敵チャンピオンに与えた全ダメージの25/27.5/30/32.5/35%をもう一度与える。霊魂形態中にこのスキルを再発動できる。
 再発動: 霊魂形態が早めに終了する。

【E - 縛魂の解放】

R – 冥封一閃

 クールダウン:120/100/80秒

 通り道にいた敵全てに100/200/300(+0.4AD)の物理ダメージと100/200/300(+0.4AD)の魔法ダメージを与え、攻撃が当たった最後のチャンピオンの背後に瞬間移動して、命中した敵すべてを自身の方向にノックアップさせる。
 敵チャンピオンに攻撃が当たらなかった場合は最大距離までブリンクする。

【R - 冥封一閃】