【特別企画】
「HUNTER×HUNTER」のキャラクターたちが盤上で激突!! 「HUNTER×HUNTER アリーナバトル」先行試遊レポート
2019年11月22日 15:00
- 【ベータテスト】
- 12月6日~12月9日 実施予定
- 価格:無料(アイテム課金制)
マンガファン・アニメファンならば誰しも一度は目にし、耳にしたことがあろう超有名タイトル「HUNTER×HUNTER」。そのアニメ版をベースにして、さまざまなハンターたちの“念”が盤上で激突する 「HUNTER×HUNTER アリーナバトル」がDeNAより配信される。
今回は配信に先駆けてプレイする機会に恵まれたので、早速本作をプレイし、ゲームシステムをはじめとする各ポイントを紹介していく。「HUNTER×HUNTER」のファン、富樫義博氏のファン、そしてどちらも知らないという人も、ご一読いただければ幸いだ。
「HUNTER×HUNTER」の神髄は、各キャラクターが持つ特殊能力を活かしたバトルだ。肉体的な強さだけで戦うのではなく、独自のルールが生み出す駆け引きや裏の掻き合い、そして奇想天外な逆転劇が見どころとなっている。
そんな特殊ルールは、本作でも十二分に適用されている。基本のバトルは6×6のマスの中で、自分のキャラクターカードで敵の駒を挟み自陣の色へと変えていく。キャラクターカードはそれぞれ「287期受験生」、「幻影旅団」、「マフィアンコミュニティー」という3つのグループにわかれており、それぞれ原作の設定通りのキャラクターが所属しているほか、各グループにゲーム的な役割が割り振られている。
ゲームは交互にカードを置いていき、相手のHPを先にゼロにしたほうが勝利となる。自分も敵も、カードを挟んでひっくり返すと相手にダメージを与えることができるが、与えるダメージは、各カードに記載されているATK(攻撃力の基礎となる数字)を元に決まる。カードを1枚ひっくり返すだけだとATKと同じダメージしか与えられないが、複数のカードをまとめてひっくり返すとダメージも増加。そのほか、カードによっては置いたときに特殊能力が発動し、戦局を有利に導くものもある。「盤面の石の数」ではなく、「彼我のHP」で勝敗が決まる本作においては、戦況によっては隅を取られることを承知で強引に大量のカードをひっくり返さなければならない時もあるだろう。
また、キャラクター同士で相手のカードを挟めばコンボが成立する。コンボ成立時には、ATKの数値を元にした通常の攻撃を行なったあとに、追加でダメージを与えることが可能だ。これも戦略の幅を広げるのに一役買っているシステムと言えよう。ちなみに、カードに描かれているキャラクターは一度ひっくり返されると消えてしまうため、盤面がキャラクターで埋まってしまうことは稀だ。
さらに、通常のカードとは別に“アクションカード”と呼ばれるカードも存在する。これは、キャラクターカードを盤面に置く前に使用できる、特殊な効果を発生させるカード。自分が持っているカードのATKを上げたり、逆に相手カードのATKを下げたり、新たなカードを引いてきたりなど、その効果はさまざまだ。
プレイした第⼀印象は、非常に戦略性の高いゲームだということで、各キャラクターの能力やアクションカードの効果を理解していなければ勝つのは難しい。かく言う筆者は、最初は盤上での定石に縛られ過ぎてしまい、隅を取って 「さあ、反撃だ」と思ったときには、時すでに遅しで自分のHPが風前の灯ということもあった。
そして、本作のもう1つのポイントが対人戦。ランクマッチやルームマッチといった複数の対戦モードが用意されているが、なかでも注目はランクマッチだ。プレーヤー同士が戦ってポイントを奪い合い、上位陣だけが参加できるランキング戦で頂点を目指す様は、まるでハンター試験や天空闘技場さながらではないか。
勝利するとポイントが溜まっていき、一定値を超えるとランクがアップするシステム自体は決して珍しいものではない。しかし、本作は「HUNTER×HUNTER」の設定をうまく利用することで、まるでその世界に入り込んで戦うような錯覚に陥るのでは?と感じた。残念ながら、今回は残念ながら対人戦が実装されておらず、CPUとのソロバトルしか行なうことができなかったが、正式なリリースが今から待ち遠しい1作である。
なお、現在は配信に先駆けて一足早く本作を体験できる「感謝の一万人体験版」参加者を募集しており、応募は特設ページより行なえる。募集期間は12月4日12時までとなっているので、見逃さないようにしたい。
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