インタビュー

正式サービスを開始した「AION2」が今抱えている課題とは? 開発メールインタビュー

【AION2】
10月5日22時 正式サービス開始
価格:ダウンロード無料(一部アイテム課金有)

 NCが10月5日よりサービスを開始したPC用クロスワールドMMORPG「AION2」。今回のサービス開始に合わせて、本稿では開発者のメールインタビューをお届けする。

 「AION2」は、Unreal Engine 5を採用したビジュアル表現とアクションが特徴のMMORPG。今回、日本を含む「グローバル版」が正式サービス開始となった。

 今回、開発プロデューサーのキム・ナムジュン氏と、事業室長のソ・インソップ氏の両名に、共同の名義でメールインタビューを実施。意気込みや今後の方針などをうかがうことができた。

左から、「AION2」事業室長のソ・インソップ氏と、開発プロデューサーのキム・ナムジュン氏

アップデートは様子を見ながら。長く楽しめるタイトルを目指す

――日本では10/5に正式サービス開始を迎えるということで、意気込みをお願いします

キム氏&ソ氏:ついに10月5日に日本を含むグローバルで正式サービスを開始しました。

 これまで日本のプレイヤーの皆さんに「AION2」をお届けするため、生放送やイベント、テストなどを重ねて準備を進めてきました。ついに実際にプレイしていただける日を迎え、開発・事業チーム一同、皆とても期待しています。

 「AION2」は前作「タワーオブアイオン」の世界観と魅力を継承しながら、自由飛行とアクション性の高い戦闘、豊富なキャラクターカスタマイズなど、新世代のMMORPGとして楽しんでいただける作品を目標に開発してきました。

 「タワーオブアイオン」を長年プレイしてくださった方には懐かしさと新しさの両方を感じていただきたいと思っています。また、「AION2」を通じて初めてアトレイアに触れる方にも、この世界ならではの魅力をしっかりお伝えしたいと考えています。

 正式サービス開始はゴールではなく、ここからが本当の始まりです。日本のプレイヤーの皆さんの声を受け止めながら、長く楽しんでいただけるタイトルに育てていきたいと思います。


――今まで生放送や展示会などで様々な発表を行なってきていますが、日本のプレイヤーからの反応はいかがでしょうか。期待する声、不安の声などさまざまあると思いますが、どのように応えていきますか。

キム氏&ソ氏:日本ではこれまで生放送やイベント、Launch Scale Testなどを通じて、実際のゲームをお見せする機会を増やしてきました。

 グラフィックや自由飛行、キャラクターカスタマイズなどに期待を寄せる声がある一方で、ビジネスモデルやコンテンツの量、グローバルサービスの運営方針など、さまざまな点を懸念されている方もいらっしゃると認識しています。

 こうした懸念を解消できるよう、ローンチ後も皆さんと継続的にコミュニケーションを取り、サービスに関して決定した事項はできるだけ早く正確にご案内し、皆さんが疑問や不安に感じている点を一つずつ解消していきます。

――先行している韓国・台湾版と、グローバル版で何か変えたこと、改良した点などはありますか?

キム氏&ソ氏:基本ゲームコンテンツについては、韓国・台湾版とグローバル版の間に大きな違いはありません。

 遠征と超越の参加人数の増加(従来の4人から5人へ)、および聖域レイドの参加人数の増加(従来の8人から10人へ)に加え、プレイヤーがより幅広くさまざまなペットを収集できるようにし、該当システムにかかる全体的な時間の負担を減らすため、ペットの最大レベルを5から3に下げた点があるとお考えください。

 もちろん各地域の言語対応や法律・制度に合わせたローカライズも進めています。


――サービス開始前に販売されていたファウンダーズパックについて、改めて狙いと内容を教えてください。

キム氏&ソ氏:ファウンダーズパックは、正式サービスを楽しみにお待ちくださっていた方が、少し早く「AION2」の世界を体験できるように用意した商品です。

 パックの種類によって内容は異なりますが、武器・防具スキンやペット、翼など、外見やコレクション要素をさらに楽しめるアイテムも含まれています。

 「AION2」は基本プレイ無料なので、あくまで正式サービスに先立ってプレイしたい方や、限定アイテムを含めて開始時点から「AION2」をより深く楽しみたい方に向けた選択肢として用意しました。

――サービス開始後は、ビジネスモデルの主体はメンバーシップになるかと思います。上の質問と重なるかもしれませんが、メンバーシップの内容とメリットを教えてください。

キム氏&ソ氏:「AION2」は基本プレイ無料で、メンバーシップに加入しなくても主要なコンテンツを十分お楽しみいただけます。

 メンバーシップはキャラクターを直接強くするためのものではなく、毎日のプレイをより便利で効率的に楽しんでいただけるよう設計したサービスです。

 具体的には、遠隔倉庫や取引所の利用、一部のコンテンツで受け取れる報酬回数の増加など、プレイを快適にする機能が含まれています。「加入しなければ十分にプレイできない」ということではなく、限られた時間の中でも「AION2」をより快適に楽しみたい方に向けた選択肢の一つとして用意しました。

――サービス開始後のロードマップについて教えてください。先行サービスでは「コンテンツが多すぎる」との声もあったと前回聞きました。どのようなアップデートを予定していますでしょうか。

キム氏&ソ氏:グローバル版の「AION2」はシーズン1のコンテンツを基盤としてサービスを開始する予定です。その後は、韓国·台湾でリリース後約1年にわたってお届けしてきたさまざまなコンテンツを、グローバルサービスでも順次お楽しみいただけます。

 ただし、準備したコンテンツを単に早くお届けすることが最良だとは考えていません。コンテンツがあまりにも速いペースで追加されると、プレイヤーの皆さんがついていかなければならないという負担を感じる可能性があるためです。

 そのため、コンテンツを十分に楽しみ、それぞれの目標を達成できる時間を提供する一方で、現在の目標をすでに達成したプレイヤーの皆さんには新たな挑戦と目標が続くよう、コンテンツのアップデート時期とペースを細やかに調整していく予定です。

――現在抱えている課題と、その解決法を教えてください。

キム氏&ソ氏:現在、特に重要な課題の一つとして考えているのは、さまざまな地域のプレイヤーがそれぞれのプレイスタイルに合わせて長く楽しめるサービス環境を作ることです。

 「AION2」にはさまざまなコンテンツが用意されているため、プレイヤーがすべてのコンテンツを義務として進めなければならないという負担を感じるのではなく、自分が望むコンテンツと目標を選んで楽しめるようにすることが重要だと考えています。

 またグローバルサービスでは地域ごとにプレイパターンや好むコンテンツが異なる可能性があるため, サービス以降は実際のプレイデータとプレイヤーの皆様の意見を継続的に確認しながらコンテンツのアップデート速度と運営方針を調整していく予定です.

――最後に、「AION2」をどのようなタイトルに育てていきたいでしょうか。

キム氏&ソ氏:「AION2」は長くプレイし続けていただけるMMORPGに育てていきたいと思います.

 PvEやPvPだけでなく、自由飛行による探険、キャラクターカスタマイズ、衣装、ペットなど、さまざまな楽しみをご用意しています。

 すべてのコンテンツを最後までプレイすることを前提とするのではなく、自分の好きなプレイスタイルを見つけ、それぞれのペースでアトレイアでの時間を楽しんでいただければと思います。

 前作「AION」をご存じの方はもちろん、「AION2」をきっかけに初めてMMORPGに触れる方にも、「この世界でもっとプレイしたい」と思っていただけるタイトルに育てていきたいです。

――ありがとうございました。