インタビュー

【特別企画】MSI本社で、またもや未発表ゲーミングノートを発見!

未発表GPUを搭載したコストパフォーマンス重視のゲーミングノート「GE62/72」

未発表GPUを搭載したコストパフォーマンス重視のゲーミングノート「GE62/72」

最後に少しだけ紹介してもらった未発表ノート「GE62/72」

 そして最後に紹介された「GE62/72」は、2015年のメインストリームラインのひとつで、日本未発表モデルだ。シリーズ名のGEのEは、エコノミーから来ており、コストパフォーマンスを重視したエントリーモデルだ。それぞれ、「GE60」と「GE70」の後継モデルで、モニターサイズは「GE62」が15.6インチ、「GE72」が17.3インチとなる。

 その最新モデルでは、内部機構を一新し、ユーザーが手に触れるキーボードカバー、MSIノートの代名詞であるSteelSeries製のメンブレンキーボード、そして内部パーツを支えるメカニカルシールドの3つのパーツをそれぞれ1枚の合板でデザインしている。これにより内部構造がシンプルになり、冷却性能と耐久性能に大きく寄与しているという。

 スペック面での大きな特徴は、未発表のNVIDIA GeForce GTX 900Mシリーズを搭載しているところ。これにより、ゲーミングシーンに必要不可欠な900番台シリーズのパフォーマンスを得ながら、コストパフォーマンスでも、既存のMSIユーザーが羨むようなアドバンテージを得ることに成功したという。ちなみにGPUは既存モデルのGeForce GTX 970Mなどを選択することも可能。

 モニターサイズは先述のように15.6インチもしくは17.3インチで、15.6インチについてはGT80やGS30では選択できなかった4K(3,840×2,160ドット)も選択可能。CPUはCore i7-4720HQで、4.1chのスピーカーシステム、Killer LANなどを搭載。厚さは27mmで、重量は2.4kg。

 発売時期や価格については明らかにしなかったが、日本では20万円を切る価格設定で、GPUの正式発表に合わせてリリースしたい考えだ。続報を待ちたいところだ。

【GE62/72基本コンセプト】
「GE62/72」は、新設計の基板によるコストパフォーマンス重視のゲーミングノート

【薄さにもこだわる】
「GE62」の厚さは27mm。20mmの「GS60」と比較すると若干厚めだが、コンペティターと比較するとかなり薄いという

【GE62のスペックと、搭載テクノロジー】

【MSIデザインセンター】
今回の訪問では特別にデザイン関係の打ち合わせを行なうデザインセンターを見ることができた。真ん中に打ち合わせ用のテーブルがあり、その周囲に歴代のMSIノートが並んでいる。引き出しの中までギッシリ入っていて、資料的価値は高い
ボードにはラフスケッチやデザインのディテールなどが描かれており、資料的に貴重なノートも置かれてある。デザインセンターに歴代ノートを置く理由は、MSIスピリットを常に意識しながらデザインを行なうためだという

(中村聖司)