ニュース

MSI、「FFXIVファンフェス」に未発表の「GT80 TITAN SLI」を参考出展

980MをSLI接続&メカニカルキーボード搭載。「FFXIV」ベンチ17,000超のスーパーゲーミングノート

【GT80 TITAN SLI】

2015年第1四半期発売予定

価格:未定

 MSIは、現在東京ビッグサイトで開催されている「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」のオフラインイベント「ファイナルファンタジーXIV ファンフェスティバル 2014 東京」において、国内未発表の新モデル「GT80 TITAN SLI」を参考出品した。「GT80 TITAN SLI」は日本でも販売予定で、発売時期は2015年第1四半期を予定。価格は未定。

MSIブース
売れ筋は、薄型ハイスペックの「GS60 Ghost Pro」。会場で購入すると、市場価格の6,000円オフ+SteelSeriesのヘッドセットが付いてくる
「GT80 TITAN SLI」は未完成状態で、「FFXIV」ベンチは脅威の17,000超えを達成。この数字がどこまで伸びるのかが注目される

 「GT80 TITAN SLI」は、今年11月に海外のイベントで正式発表されたMSIのゲーミングノートPCシリーズのハイエンドモデル。初の80番台となり、MSIが得意とするゲーミングノートのグレードがまた一段上がることになる。ブースでは、「GT72」や「GS70」といった「新生FFXIV」推奨認定を受けたゲーミングノートをメインに設置し、「GT80 TITAN SLI」はまだ推奨認定を受けていないプロトタイプということで、奥まった位置にこっそり置かれている。

 まず驚くのはその筐体だ。モニターは特大の18.4インチフルHD液晶に、キーボード部分にはSteelSeriesのCherry茶軸製のデスクトップ向けメカニカルキーボードがそのまま埋め込まれ、その右にはテンキーサイズのスライドパッド、そして液晶とキーボードの間にキーボード1つ分の空間があり、Gシリーズのイメージデザインであるドラゴンがデカデカと描かれている。どこから突っ込みを入れていいのか迷うほどの、これまでのゲーミングノートPCの常識を覆す特異なデザインをしている。

 このドラゴン部分には、いわゆるノートPCのパーツが入っている。CPUは未発表のIntel CPUに、GPUはGeForce GTX 980MをSLI接続で2枚搭載。メモリ等その他のスペックは調整中。許可を取って「FFXIV」ベンチは回したところ、17,000超というノートPCでは完全に未知の領域に突入しており、ハイエンドデスクトップクラスの性能を備えたノートPCとなっている。その分、ノートPCと言って良いのか判断に困るほどのサイズで、重量は5kg弱、18.4インチ液晶採用筐体はビジネスバッグに入りきらないほどのデカさだ。ちなみに性能については、SLI周りのドライバーの開発が十分ではなく、パフォーマンスはまだ向上するという。

 価格は未定だが、50万円超クラスになるのはほぼ間違いなさそうで、発売時期は3月頃になる見込み。スペックをFIXさせた形での正式な御披露目は年明けに開催されるCESになる予定。PCゲーマーは、正式発表を心待ちにしたいところだ。

【デカい筐体】
現行モデルで最大の「GT72 Dominator」よりさらにふたまわりほどデカい。ディスクドライブの下に排気口があるなど、排気には気を配っている

【デスクトップ用メカニカルキーボードを採用】
キーボード覇SteelSeries製のデスクトップ用メカニカルキーボードをそのままビルトインしている。電源は330ワットの大容量。キーボード右のタッチパッドは、テンキーとの切り替えで使用できる

【MSIのラインナップ】
左から順に「GS70 Stealth Pro」、「GS60 Ghost Pro」、「GS70 Stealth Pro」、「GT72 Dominator Pro」。いずれもファンフェス特別価格で販売されている

(中村聖司)