「グランディアオンライン」“飛竜への道”体験&インタビュー
唯一の存在になる「冒険王」や、全員参加の非戦闘ダンジョンなどを実装


3月24日収録


 ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社は、MMORPG「グランディアオンライン」においてリニューアルアップデート「飛竜への道」の第1弾「飛竜生誕」を2010年4月中旬に実装する。

 この「飛竜生誕」では様々な項目でランキングを作り、No.1プレーヤーに「冒険王」という称号と特典が贈られるほか、「飛竜の巣」と「ガイアの鼓動 撃破戦」という初心者から上級者まで参加できるイベント型ダンジョンが実装される。

 また、このアップデートに合わせて“ソロオンラインRPG化宣言”を行ない、プレーヤーのレベルアップへの道のりを提示するコンテンツや、戦闘システムアップデートなども実装していく予定だ。今回は、新コンテンツの概要と、スタッフインタビューにより、今後の「グランディアオンライン」の展開を紹介したい。




■ 冒険王がもたらす新たなプレイスタイル、全てのプレーヤーが参加可能な「飛竜の巣」

「飛竜への道」のキービジュアル。新たな冒険を予感させる
「冒険王」は、身体にオーラをまとうようになる

 「飛竜への道」はおおよそ3段階のアップデートとなる。第1弾「飛竜生誕」は4月中旬を予定しており、プレーヤーNo.1を決める「冒険王システム」が追加され、「飛竜の巣」と「ガイアの鼓動 撃破戦」と呼ばれるダンジョンへの挑戦が可能になる。また序盤のクエストや冒険者育成のガイドラインが提示され、初心者向けコンテンツが追加される。

 続いて2010年7月の第2弾「飛竜天翔」で、飛竜に乗ることが可能になる。プレーヤー達は飛竜に乗って空を移動でき、空を舞台とした新しい冒険がスタートする。2010年の11月にはこの飛竜を使った「飛竜戦闘」が導入される予定だ。プレーヤー間でのPvPやRvR要素を導入するが、飛竜が飛ぶという機能を活かしたものになる。現在はまだ仕様設計段階で、各要素について煮詰めているところだという。

 この「飛竜への道」は「グランディアオンライン」の“ソロプレイオンラインRPG化宣言”のメインコンテンツとなる。今後、「グランディアオンライン」はプレーヤーが1人で好きな時間にプレイできるMMORPGにリニューアルする。ソロでありながら、他のプレーヤーと遊べる様々なコンテンツを追加していこうというのが、今後の「グランディアオンライン」のテーマだ。

 そのリニューアルプランの第1弾が、4月のアップデートになる。今回のアップデートでは「冒険王システム」、「飛竜の巣」そして「ガイアの鼓動 撃破戦」がメインコンテンツとして追加される。これらのほかに、オープニングチュートリアルを改善し、最初の村である草原の村の初心者クエストをリニューアル、「冒険者手帳システム」を実装し、レベルアップとゲームを進めていくための明確なガイドラインを提示していくという。

 「冒険王システム」は「グランディアオンライン」において、様々な項目でNo.1を決めるランキングシステムだ。冒険王になったキャラクターは身体の回りにオーラが発動し、一目でそれとわかるようになる。冒険王には複数の種類があり、オーラの形は様々な種類が用意される。最初に実装される冒険王は「飛竜の巣」と「ガイアの鼓動 撃破戦」に関係する2種類の予定だ。

 この他、「所持金の冒険王」なども考えているが、資産の関係はユーザーがアピールしたいかどうかも問題になってくる。例えば「冒険者協会への寄付」などユーザーが望んで参加するタイプも検討している。最初の2つの集計期間は1週間だが、項目によっては1カ月に1度集計なども考えているという。冒険王は「世界を変えられる存在」として設定されている。「飛竜の巣」と「ガイアの鼓動 撃破戦」に関しては冒険王プレーヤーの意志で2つのコンテンツをオープンできるという。他にも冒険王のおかげでショートカット用の橋が使える、などのアイデアが出されている。

 「飛竜の巣」は毎日開催されるスペシャルダンジョンだ。最初の村の出口に「エンシェントドラゴン」というNPCが登場し、「風のかけら」というアイテムを集めるクエストを受けることができるようになる。風のかけらは戦闘でドロップされるが、フレンドの間で協力して集めたり、露店で買うなどプレーヤーの意志で集めることができる。1週間に1度プレーヤーが集めた風のかけらの数で冒険王が決定され、「飛竜の玉」というアイテムが入手できる。

 「飛竜の巣」のスペシャルダンジョンは毎日定時開催され、さらに冒険王が飛竜の玉を任意の時間に追加開催が可能になる。参加制限はなく、全てのプレーヤーがイベント開始時にエンシェントドラゴンの近くに開かれるゲートに飛びこめば入ることができる。現在は最初の村の近くでの開催を予定しているが、他の場所でも同時に入口を開けるといったことも検討している。

 「飛竜の巣」では“飛竜の巣へ続く道”というマップに挑戦することになる。マップはまず右か左に分かれプレーヤー間で競争することになる。右チーム、左チームで対戦することになるのだ。対戦ルールは戦闘要素がない“関門”が用意されており、これを突破していくスピードを競うことになる。

 関門は「グランディアオンライン」に関する「クイズ」や、決められたモンスターをモグラたたきのように倒していくものがある。「モグラたたき」はポイントモンスターの他、マイナスのモンスターがいるので範囲魔法で倒すとうまくポイントが貯まらなかったり、プレーヤー間での意識の統一が求められる。「大砲の弾運び競争」では、大砲の弾を運びその弾で門を破壊するのだが、弾の重さで移動速度が変わるのだ。

 3つの関門を越えると2つのルートが交わり祭壇へと道が続く。祭壇には飛竜がいて、飛竜に話しかけることでゴールとなる。どちらかのチームが祭壇にたどり着き飛竜に話しかけると一定の時間の後“抽選”が始まる。左右チームで実力が伯仲している場合、両チームとも抽選に参加できる。飛竜の周りのプレーヤーの中で1人が飛竜の巣へ行くことができる。残ったプレーヤー達の周りには宝箱が現われ、様々なアイテムを入手できる。

 飛竜の巣ではプレーヤーは1対1で飛竜と対峙する。飛竜は「戦う」、「一定量の金額を納める」、「クイズに挑戦する」といった様々な条件を提示してくる。このいずれかを満たすことができればプレーヤーは「飛竜の卵」を得ることができるのだ。戦闘では現在のレベルキャップである51レベルのプレーヤーでも苦戦するレベルだという。また金額はランダムで提示される。飛竜の卵はかなりレアなアイテムになるようだ。

 この飛竜の卵は2010年7月に予定されているアップデート「飛竜天翔」時にプレーヤーが乗ることができる飛竜として孵る。飛竜の卵の詳細は未定だが、手に入れることでプレーヤー間で自慢になるアイテムになりそうだ。


冒険者手帳に表示される冒険王のランキング。中央は最初の村から出たマップに登場するNPCだ。ここから「飛竜の巣へと続く道」へ行くことができる。
「飛竜の巣へと続く道」では右と左でチームにわかれて競争することになる。クイズや、決められたモンスターを倒すといった条件をクリアするとゲートが開き先に進める。
大砲の弾を運びゲートを破壊。先に飛竜の巣にたどり着いたチームがNPCに話しかけることで抽選が始まる。差が僅差だった場合は遅れたチームも抽選に参加できる。この中のたった1人が飛竜と会い、条件をクリアすることで“飛竜の卵”がもらえる



■ 新たな武器が入手できる「ガイアの鼓動 撃破戦」。飛竜での飛行を先行体験

「ガイアの鼓動 撃破戦」のラスボス、ガイアゴーレム。他にもいくつかのラスボスが待ちかまえているという
飛竜を体験。快適に空を飛ぶことができた

 4月に実装されるもう1つの目玉コンテンツが「ガイアの鼓動 撃破戦」だ。そもそも「ガイアの鼓動」はモンスターを倒したとき、低確率で開く異世界の扉で、そこに飛びこむことで入ったプレーヤー達が力を合わせてモンスターを倒していくコンテンツだが、今回の「ガイアの鼓動 撃破戦」は「飛竜の巣」と同じように毎日開催される予定だ。

 「ガイアの鼓動 撃破戦」に関係するNPCはガイアの鼓動調査員という名前だ。提示されるクエストは「暗がりの森」にいる「キングバタフライ」を倒すというもので、こちらは戦闘要素の強いクエストになる。1週間の期間で1番キングバタフライを倒したプレーヤーが冒険王となる。冒険王は「ガイアベル」というアイテムを入手できる。

 「ガイアの鼓動 撃破戦」は定時開催に参加するか、ガイアベルを使うことで開くゲートに入ることで参加できる。ダンジョン内に入ると「条件」が提示され、それをこなせるかどうかでルートが分岐していく。条件はモンスター討伐が中心で、フィールド上の全てのモンスターを倒す必要があったり、特定のモンスターを倒したりと条件を満たせるか、それとも未達成かで次のステージが変わっていく。

 いくつかのステージを突破していくことでプレーヤー達は最終ステージにたどり着く。ここには「ガイアゴーレム」など強力なボスモンスターがいて、プレーヤー達が協力して倒すことで、宝箱がフィールド中に出現する。宝箱の“当たり”はガイアゴーレムをイメージした武器だ。

 「ガイアの鼓動 撃破戦」は高レベルプレーヤーでなくては倒せない敵と戦う上級者向けコンテンツだが、初心者プレーヤーも参加できる。モンスターに倒されないように高レベルプレーヤーを見守っていれば、ボス戦、そして宝箱を開けるところまでたどり着けるかもしれない。

 以上が4月のアップデートで実装される大きなポイントだが、この他にも今後、様々なコンテンツが予定されている。「中級者戦用ゴーレムクエスト」ではガイアゴーレムをイメージした防具が手に入る予定で、「新ペット」、「新精錬システム」といった「グランディアオンライン」にさらに厚みを与える新コンテンツも実装予定だ。

 また、「新バトルシステム」としてパートナーとプレーヤーのスキルを連携させ、その組み合わせ方によって様々な効果が発生するシステムを考案中だという。バトルシステムは夏まで、新ペットなどは早い時期での実装予定だ。現在はストーリーの進行が止まっているが、「シナリオクエスト」の実装も年内には予定している。「飛竜への道」のメインコンテンツ以外にも、様々な要素が追加されていく予定だ。

 今回の体験会では、飛竜を操ることもできた。今回はテストということで飛行のみで地上に降りたり、戦闘などはできなかった。飛行の方法は任意の場所をクリックすることで、飛竜がその方向に飛んでいくという感じだ。ひたすら上に上昇させたり、下降したりかなり気持ちよく空を飛ぶことができた。

 飛行に関してはまだまだこれから詰めていくというところで、現在は通常マップの上空を飛ぶだけだが、飛行戦用マップを作るべきか、マップ間での移動はどうするかなど検討点も多い。さらに飛竜にのってモンスターと戦うのか、「飛竜戦」という専用のコンテンツとしてどういったアプローチをするかも検討中だという。

 今回の体験会では、「グランディアオンライン」で様々な新しいことをしていこうというスタッフの意気込みを感じることができた。「No.1」を強調する冒険王システムはユニークだ。プレーヤー間でゲームにかける時間が大きく異なるMMORPGにおいて、ゲーム世界でNo.1になりたいというほどの情熱は、ごく限られたプレーヤーが持つものだとは思う。運営側がどうアプローチしてプレーヤーの競争心を刺激するか、どんな「No.1」を用意するか、そしてプレーヤーの「熱意」がプレーヤー社会全体にどう影響をもたらしていくか注目したい。飛竜に関してもまだまだ詳細は未定な印象だが、期待したいところだ。


「ガイアの鼓動 撃破戦」では提示された条件を満たせなくても次のステージに進める。条件を満たせたかどうかでルートが分岐していき、ラストでのアイテムの入手確率が下がっていくという
飛竜を体験。マウスクリックだけで自由に空を飛べた。今後ここに何を盛り込んでいくか、注目していきたいところだ

【ガイアの鼓動 撃破戦ムービー】
モンスターを倒し次々と進んでいく、「ガイアの鼓動 撃破戦」のムービー



■ 基本的なガイドラインをフォローしながら、冒険王による多彩なスタイルを提示する新しい「グランディアオンライン」

開発担当のガンホーゲーム事業部オンライン本部制作部部長代理の岩田容賢氏
運営担当のゲーム事業部オンライン本部ゲームサービス部三課主任の横内皇太氏
マーケティング担当のゲーム事業部オンライン本部第一マーケティング部第二企画課主任の小野進吾氏

 インタビューでは開発担当の岩田容賢氏、運営担当の横内皇太氏、マーケティング担当の小野進吾氏の3人に話を聞いた。「グランディアオンライン」は2009年の8月からオープンβテストを開始している。これまでの感触として岩田氏は「スタート時よりユーザーさんから寄せられたご要望に関しては、ほぼ入れられたのかなと思っています」と語った。

 2010年の1月からはさらにゲームを広げるコンテンツを実装し、ここでようやく土台が固まった。4月の「飛竜への道」はゲームバランス、プレーヤーへのサポートなど、4月から「リニューアル」として新規ユーザーにもアピールできる作品へとしていく。新規コンテンツはもちろん、インターフェイスで「次に何をすればいいか」を提示し、その上で自分なりのゲームプレイを見つける方法を提示していく。

 現在の「グランディアオンライン」は、レベルアップのために序盤はひたすらMOフィールドに入りモンスターを倒すという作業の繰り返しになっている。リニューアル後はここに目的を提示し、プレーヤーのプレイ意欲を持続していくようになる。様々なプレイスタイルを提示しながらプレーヤーの望む方向をサポートしていく。「効率性」をまず提示し、そこから自分たちのプレイスタイルを探していく方向性を求めていくようにしたい。

 横内氏は運営側からもユーザーのサポートを厚くしていきたいと語った。ユーザーから良く寄せられる質問に対して、きちんと答えていくというのを大事にしていきたい。こちらはまだ企画として固まってないが、いくつものアイデアを検討しているとのこと。ゲーム内の目標の提示としては、「冒険王」の存在が大きい。様々な冒険王を用意することで、自由なプレイスタイルを提示していきたいという。

 冒険王の種類は4月のアップデートでは2つだが、検証が終わり次第、10、100という多彩な項目を用意して「これならオレも冒険王になれるかも?」というプレーヤーの情熱を刺激する工夫をしていく。称号を集めた人、お金を持っている人など候補は様々で現在は検証中だ。

 冒険王はNo.1になった人にしか特典がない。その期間努力をした人になにかプラスはないのだろうか。この質問に岩田氏は「ランキング100位までの人にはプレゼント、というようにもできます。1位は無理でも100位なら、というユーザーの気持ちを刺激できる工夫もしていきたいですね」と答えた。

 冒険王の特典としては「飛竜の巣」と「ガイアの鼓動 撃破戦」では一定回数任意に自由参加のゲートを開けられるというものだ。この他にマップをショートカットできる橋など「多くのプレーヤーに役に立てる要素」を考えているが、冒険王とトップランカーのみが特典を得られる“仲間・友達のための特典”も考えている。今後の拡張要素としては、「ずっと橋を維持するために彼らがんばっているんだけど、なんか良いことあるのかな?」というような、冒険王のプレイスタイルに他のプレーヤーが興味を持てるような要素も検討中だ。

 「項目によりますが、冒険王の集計はリセットされるものがあります。今週だけがんばれば、ひょっとしたら1位になれるかもしれない。ソロプレイで楽しみながらも他の人達と競える。その感覚を演出したかったんです。プレーヤーさんの中には私達の想定したプレイとは違う“極めた”プレイをしている人達がいる。その特別なこだわりプレイはブログなどでアピールする人もいるけどほとんどの他のプレーヤーさんは知らない。そういうユニークなプレイスタイルをキャッチアップしたかったんです」と岩田氏は語った。

 「グランディアオンライン」の4月からのリニューアルのキーワードが「ソロプレイオンラインRPG化」だ。しかし、基本的に1人でプレイをするコンシューマーゲームと比べ、コンテンツ、プレイ時間の密度が全く違うMMORPGで、あえてソロプレイにこだわりこれをアピールする意図はどういったものだろうか。

 岩田氏は「MMORPGはプレーヤーさん達で“同時にログインする”というところが強調されますが、そうではなく、非同期でも楽しいコンテンツを盛り込もうと考えています。それでいながら“繋がっている”感覚は大事にしたい。冒険王は非同期でありながら他の人と競える要素、ゲームの中で有名になりたいと思う気持ちが大事だと思います」と語った。

 飛竜に関しては、カスタマイズ要素を強調していきたい方針だ。まずは強さを求めるのではなく、「飛べるための乗り物」というのを強調していく。「飛竜は通常戦闘にも参加するのか」、「成長要素は」といった点が気になるが、まずは様々なカスタマイズができ飛行できる存在として実装されるという。7月の時点では全てのプレーヤーが「空を飛ぶ」ことを目標として実装する。ただ飛ぶだけではなく、このアクションに対応した新コンテンツの実装を考え作業を進めている。

 11月に実装する「飛竜戦闘」は基本的にはRvRを考えている。「グランディアオンライン」は現在PvP要素もないが、特定のパーティーやギルドでの対戦を行ないたいとは思っていない。“自分の意志で選んだチーム”、“強制的にわけられたグループ”といったそのときにチームとしてわかれ、対戦をするという方向性を考えている。「飛竜の巣」での左右チームと同じ感覚だ。ソロプレイで集団戦に参加する楽しさを強調していきたいという。

 ソロプレイオンラインRPGとしていかに1人で楽しみつつ、繋がっていく感じを出せるかに注力していく。これをどう広報していくかに関して小野氏は「オンラインゲームならではのソロプレイの楽しさ」を今後どう伝えていくかが課題だという。今回の、「飛竜の巣」そして「ガイアの鼓動 撃破戦」は初心者にもアピールできる要素として期待しているとのことだ。

 また、戦闘のアップデートに関しては、現在はパートナーキャラクターを回復役にしてメインキャラクターで殴るだけという単調なものになりがちの部分に手を入れていく。現在でも一部のうまいプレーヤーはショートカットをたくみに使い、パートナーとキャラクターの連携で効果的に敵を倒している。

 今夏に予定している戦闘システムのアップデートでは、メインキャラクターとパートナーキャラクターのスキルを連携させることでモンスターとの戦闘をより有利に運べるようにする予定だ。ソロでありながら2人のキャラクターを同時に操る、現在のシステムの可能性をさらに広げる方向性を考えているとのことだ。

 ユーザーへのメッセージとして横内氏は「運営の課題としては、どのようにユーザーさんの要望に応えていくか、いかにゲーム内に実装していくかが重要だと思っています。これまで私は国外開発のタイトルを担当していたのですが、そのときは中々ユーザーさんの要望に応えきれませんでした。しかし、『グランディアオンライン』は国内開発だけに、いままでよりずっとユーザーさんに応えられるという実感があります。今後も皆さんの意見を積極的に募集していきたいと思います」と語った。

 岩田氏は「今までは、ユーザーさんの意見から寄せられた『もっともだ、そうでなくてはいけない』という、ゲームとしての土台を固める意見に応えていくという状況でした。今後は、『こうして欲しい』、『こんな要素が欲しい』という、ご意見と私達のやりたいことをセットにして、ゲームをさらに拡張させる部分を実装していければと思っています。そして“ソロプレイオンラインRPG”として、MMORPG初心者の方に喜んでいただけるコンテンツを目指したいと思います」。

 小野氏は「“ソロオンラインRPG”という今までにないジャンルに挑戦するということで、ソロプレイの面白さをアピールしていきたいと思います。僕自身もソロでプレイすることが多く、初心者の皆様にも自信を持って薦めていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします」と語った。


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Published by GungHo Online Entertainment, Inc.

(2010年 4月 1日)

[Reported by 勝田哲也]