【特集】

「デススト2」の“ビーチから来た暴れん坊”大型BT・キャッチャーを味方にする「Exキャプチャーグレネード」のススメ【夏休み特集】

「空想特撮シリーズ」ファンも必見の新要素

【DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH】
6月26日 発売
価格:
8,980円(スタンダードエディション)
9,980円(デジタルデラックスエディション)
31,980円(コレクターズエディション)

 「DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH」(以下、「デススト2」)で、主人公サムの行く手を阻む「BT(Beached Things)」。あの世からこの世に座礁してきた死者達で、「座礁地帯」に浮遊していて、サムをはじめとする生きた人間と接触すると「対消滅(ヴォイド・アウト)」による大爆発が発生する危険な存在である。

座礁地帯に現れるBT。本稿で注目するのは最も危険な大型BT「キャッチャー」だ

 「デススト2」の新たな舞台オーストラリアで、新種も登場してより強力になったBTに対抗する手段として、オーストラリアのどこかで出会うプレッパーズが開発したのが「Exキャプチャーグレネード」だ。この武器を大型のBT「キャッチャー」に対し特定の条件下で使うことで結晶化し、再度呼び出すことでなんとキャッチャーを味方に付けて戦わせることができるのだ!

キャッチャー同士が戦うシーンは、子どもの頃の夏休みに観た怪獣映画のようなシーンが繰り広げられる

 敵味方のキャッチャーが戦う様子は怪獣映画そのもの。こんな考えもつかなかったことが起こるのが「デススト2」の大きな魅力だ。本稿では夏休み企画として、Exキャプチャーグレネードの使い方や、味方となった大型BTの特徴と戦いぶりを紹介していこう。

サムがカイラル結晶カプセルを高く掲げると、巨大なBT「キャッチャー」が味方として出現!

 BTの中でも最終段階に現われる「キャッチャー」は、宙に浮く霊体の「ゲイザー」や、タールから湧き出てくる亡者のような「ハンター」とは異なり、異形の姿で現われる大型の種である。その種類は前作からさらに増えていて、サムが捕まると即座に対消滅が起こるという特徴は共通している。

 戦って倒すか座礁地帯から抜け出すことがその対処法となるわけだが、出現時には周囲の足元がタールの沼となるので移動もままならず、大型の割に素早いため油断するとあっという間に捕まってしまう。オーストラリア大陸の特定の座礁地帯には、段階を飛ばしていきなりキャッチャーが現われる場所があるのも恐ろしいところだ。

通常はゲイザーに発見されハンターに捕まるとキャッチャーが出現する

 新要素となるExキャプチャーグレネードは、攻撃を与えてHPが減ったキャッチャーの口とおぼしき場所に投げ込むことでその核を結晶化。その場に残る白い「BT結晶体」を入手することで呼び出せるようになる。一度入手してしまえば、その後は何度でも呼び出すことが可能だ。キャッチャーを呼び出せるのは、キャッチャーが出現中の座礁地帯のみで、呼び出すには規定数のカイラル結晶が必要となる。

Ex(エックス)キャプチャーグレネード。劇中の中盤を過ぎた頃に手に入れられる
センサーを打つと対象のHPゲージが表示される。赤くなったときがキャプチャーのチャンスだ
攻撃時などに見せる口のような部分にExキャプチャーグレネードを投げ込め!
普段倒したときとは異なり、白く結晶化する巨大BT
後には白いBT結晶体が残る。いずれも色の違うカイラル結晶という感じだが、サムズアップをしているような形をしている

 呼び出したキャッチャーの活動時間は“3分間”で、HPがなくなるか攻撃対象がいなくなれば残り時間に関係なく撤退する。サムの攻撃は呼び出したキャッチャーにも当たり、HPを削ってしまうので注意が必要だ。

キャプチャーしたBTは装備の特殊欄にセットされる
呼び出すとサムのかけ声とともにキャッチャーが現われる。サムが変身したりするわけではないのでご安心を

 呼び出せるキャッチャーの強さと必要なカイラル結晶の量は比例している印象を受ける。実際に観察してみると呼び出したキャッチャーは相手の場所を正確に追尾し、サムと戦ったときと同じ手段で攻撃を手伝ってくれる。ただし、サムを捕獲するときの攻撃手段は行なわないという特徴を持つ。

 キャプチャーできるキャッチャーは現在8種類が確認できていて、特定の依頼やシーンにのみ登場するものもキャプチャーが可能だ。ここではそのうち5種類を紹介しよう。

敵としては手強いが、味方ならこれほど頼りになる存在はいない。ボス戦でも使用可能で敵の攻撃を引きつけてくれることも大きい

BTデルフィス(イルカ型)

 一番最初に出会う確立が高いキャッチャー。イルカのような姿だが、頭部が割れるとそれが触手になり、イカのような姿になる。タールを泳いで移動し、腕や尻尾による体当たりが主な攻撃だが、時折口からタールの散弾を発射する。呼び出すためのカイラル結晶の量が最も低いが、戦闘力もそれに準じてそれほど高くはない。

水面をよたよた滑るように移動する姿はちょっと可愛くもある。攻撃よりも敵のヘイトを集める役目として活躍してもらおう

BTオクトポイド(八腕型)

 8本の腕を持つ巨大なタコのようなキャッチャー。腕はかなり長く、これを振り回す攻撃はリーチが長くスピードが速い。また無数のタールの塊を前方に拡散して撃ち出す遠距離攻撃も持っている。

身体をねじって力をためてからの突進攻撃が強力だ

BTベスティア(獣型)

 これも前作に登場したライオンのような姿のキャッチャー。4足歩行し、飛びかかって攻撃をする。前脚でのひっかき攻撃は強烈だ。顔のような部分から黄金のビームを放つ遠距離攻撃も行なうが、モーションに入ってから発射までの時間が長いという特徴がある。

飛びかかり攻撃のスピードはかなり速い。ビーム攻撃で遠距離攻撃も行なえる

BTケイル(手型)

 人の手首のような形だが、後方に蜘蛛のように膨らんだ腹部がある不気味な容姿のキャッチャー。5本の指による攻撃だけでなく、全ての指から同時にビームを撃ち、腹部を持ち上げて無数の炎を降らせる多彩な攻撃を持っている。

ビーム攻撃からの突進はかなり強力なコンビネーションだ

BTライア(エイ型)

 エイのような姿をした飛行型のキャッチャー。対象に向けて空中から爆撃を行ない、遠距離攻撃を持たない相手には一方的な強さを見せる。反面、動きがそれほど速くなく、対象の上空に戻るのに時間がかかるので、制限時間内の攻撃回数が限られるというデメリットもある。

上空からの攻撃は絶対的に有利。ただし次の攻撃までが長い

 残り3種のキャッチャーはゲーム進行や依頼に関わっているので、ここでは触れないでおくが、そういう存在だけに、個々の戦闘力はかなり高いので忘れずにキャプチャーしておきたいところ。ちなみにこれらを逃してしまった場合でも、大陸の北側にあるクレーター状の島を訪れると再会できることがあるようだ。

大陸の真北にある島。ただし必ず巨大BTに遭遇できるかは状況次第だ

 サムが高く掲げたカイラル結晶ケースがフラッシュするとキャッチャーがその姿を現わし、BGMが宮内國郎氏の楽曲に変わる演出は、かの「空想特撮シリーズ」の番組を知っている人ならきっとシビれるはず。BTと戦う手段の一つとして一度は体験していただきたいものだ。

【【デススト2】手型BTとの戦い・キャプチャー】