NHN Japan、「アクションゲームはハンゲーム 夏祭り」を開催
「エルソード」、「ドラゴンネスト」の声優やアーティストが登場


8月15日開催

会場:ベルサール秋葉原


 NHN Japan株式会社は8月15日、東京秋葉原のベルサール秋葉原でオンラインアクションゲーム「エルソード」と「ドラゴンネスト」のオフラインイベント「アクションゲームはハンゲーム 夏祭り」を開催した。

 イベントは2部構成となっており、1部は「エルソード」のユーザーを対象に、ゲーム内のキャラクターを演じる声優の能登麻美子さんと松来未祐さん、さらに新PVのテーマソングを歌うガールズバンドSCANDALが登場。ゲームに対する想いを語った。

 第2部では、「ドラゴンネスト」ユーザー向けのイベントとしてテーマソングホワイトバージョンを歌うアーティストKOKIAさんによるライブが開催された。会場にはたくさんのユーザーが訪れ、大きく盛り上がったイベントとなった。


会場の様子。「エルソード」、「ドラゴンネスト」以外にも、「エンジェル戦記」、「タルタロス」といったタイトルの試遊台も出展していた。物販コーナーではKOKIAさんの「Road to Glory~for Dragon Nest~」の先行販売や、SCANDAL、GACKTさんのCDも



■ 能登さん、松来さん「エルソード」を語る。SCANDALのMAMIさんもゲームにはまった!?

「エルソード」のプロデューサーを務めるNHN Japanの南舘怜氏
プレーヤーキャラクターの「イヴ」を演じる能登麻美子さん
プレーヤーにクエストを出すNPC「アリエル」を演じる松来未祐さん

 「アクションゲームはハンゲーム 夏祭り」の第1部「エルソード」のイベントではゲーム内のキャラクターを演じる声優の能登麻美子さんと松来未祐さんが登壇した。司会を務めたのはこちらも声優の荻原秀樹さんと、井澤詩織さん。ステージではさらに「エルソード」プロデューサーを務めるNHN Japanの南舘怜氏を加えて、5人でのトークが繰り広げられた。

 「エルソード」は韓国KOG Corporationが開発する、かわいらしいキャラクターが活躍するオンラインアクションゲームだ。派手な画面の演出、スピード感が楽しい作品だ。特にスキルは漫画のようなコマ割と吹き出しが現われ、敵に大ダメージを与える。アバター要素や、ストーリーなど見所の多い作品だ。

 能登麻美子さんは「エルソード」ではプレーヤーキャラクターの「イヴ」を演じる。イヴは7月14日に実装されたキャラクターで、人工知能を持った有機体「ナソード」の女王。神秘の宝石エルを求めて、活動を開始する。南舘氏によれば、実装前の前評判が高く、実装後はユーザー数が2倍になり、イヴを使用しているプレーヤーが多いという。

 松来未祐さんが演じる「アリエル」はプレーヤーにクエストを出すNPCで、元気いっぱいにプレーヤーに話しかけてくる。先日行なわれたNPC人気投票でトップになった。会場ではキャラクターのコスプレをしたモデルも登場、イヴとアリエルのモデルはゲームでおなじみのポーズを披露。能登さん、松来さんは「かわいい」を連呼、服を触って素材を確かめたり、細かい作りをチェックしたりした。

 能登さんは、今回ゲーム内のイヴを初めて見たという。「イヴちゃんの持っている“フラットな感じ”の中に、『さびしい』などの感情がでるというところに気をつけて演じました。キャラクターが実際に動いているところを見ると感動しますね」と語った。

 松来さんはアリエルに対して「明るく自己紹介をするわりには、プレーヤーさんに難儀なクエストを依頼してくるキャラクターだそうで、収録の時は『看板娘』を意識して演じました」と語った。「そのうち戦えるキャラクターになったりするんですか?」という質問に南舘氏は「開発会社のKOG Corporationの方々も会場にいるので、是非お願いしてみましょう」と応えた。

 能登さんや松来さんはゲームでは他にもNPCキャラクターを演じていて、能登さんは「錬金術師のリザードマン」を演じている。このキャラクターは72歳の男で、南舘氏は「最もかけ離れた人に演じてもらいたかった」と能登さんを指名したという。能登さん自身もこういったキャラクターを演じるのは初めてで、がんばったとのこと。「ぜひゲーム内で会って欲しい」と南舘氏は会場に語りかけた。

 松来さんは「ヴァネッサ」という凛々しい大人の女性で、「騎士団の隊長」というイメージだという。松来さんは「クールビューティーを意識しました。影もあるキャラクターです。他にも演じているキャラクターがいます」とコメントした。ヴァネッサは来月実装されるコンテンツに登場するとのことだ。

 次に壇上に上がったのは、ガールズバンドSCANDALの4人、HARUNAさん、MAMIさん、RINAさん、TOMOMIさんだ。SCANDALは「エルソード」のタイアップ曲として「Hi-Hi-Hi」を提供、HARUNAさんは「私達もアルバムの中で気に入っている曲で、メチャメチャかっこよく仕上がりました」と語った。「Hi-Hi-Hi」は新PVとして今後配信予定だ。

 SCANDALメンバーの中でMAMIさんは「エルソード」に“メチャメチャハマって”いる。MAMIさんは以前からネットゲームやチャットが好きで、「エルソード」も仕事で触ったのがきっかけで、もうレベル20までキャラクターを育てた。Twitterでゲームの進め方を質問したり、1人では進めづらくなって来たためメンバーを仲間にしたいと考えているという。SCANDALは結成4周年を記念して、「エルソード」のパッケージ版と、本作が動くノートPCがプレゼントされた。

 さらに今後放映予定の、「アクションゲームはハンゲーム」という数本のアクションオンラインゲームを紹介するTVCMに関しても、SCANDALは 「Hello!Hello!」という曲をタイアップすることが発表された。最後にSCANDALの4人は会場に向かって「アクションゲームはハンゲーム!」と大きく声を上げた。
SCANDALの4人、HARUNAさん、MAMIさん
、RINAさん、TOMOMIさん
フォトセッション。キャラクターの衣装をまとったモデルも登場



■ KOKIAさん、「Road to Glory~for Dragon Nest~」他、全3曲をファンの前で熱唱

「ドラゴンネスト」の“ホワイトバージョン”のテーマソング「Road to Glory~for Dragon Nest~」を歌うKOKIAさん
KOKIAさんはこれまであまりゲームはやっていないが、「ドラゴンネスト」にハマってしまったという

 第2部の「ドラゴンネスト」のイベントでは本作の“ホワイトバージョン”のテーマソング「Road to Glory~for Dragon Nest~」を歌うKOKIAさんが登場、「Road to Glory~for Dragon Nest~」の他、さらに「調和」、「ありがとう」の3曲をユーザーの前で歌い上げた。

 「ドラゴンネスト」は韓国EYEDENTITY GAMESが開発したオンラインアクションゲーム。軽快な操作性と、爽快なアクションでユーザーから高い評価を得ている。アーティストのGACKTさんがプレーヤーの前に立ちはだかるキャラクター「ベルスカード」を演じることでも話題を集めた。1部に引き続き司会を務める声優の荻原秀樹さんと、井澤詩織さんも、「公爵スチュアート」、少年王「カシウス」といったキャラクターを演じている。

 KOKIAさんは透明感のある、伸びやかな声を披露。手を天向かって伸ばし、時には沈み込むように体を曲げ、そして大きく両手を広げ、全身を使って歌った。そして、曲の合間には「ドラゴンネスト」に対しての想いを語った。KOKIAさんは「楽屋で、スタッフさんが『ドラゴンネスト』のゲームの説明をしてたんだけど、“私の方がうまく説明できるっ!”と思ってしまうほど、ハマっています」と語った。「ドラゴンネスト」ではKOKIOというキャラクターでプレイしている。

 「Road to Glory~for Dragon Nest~」はタイアップ曲として、「ドラゴンネスト」の資料をもらい、自分がまず世界観に浸り、そこから「どうやって聞いてくれる人を違和感なく『ドラゴンネスト』の世界に入れるかな」ということを考えて作っている、とKOKIAさんは語った。冒険をしている気持ち、他の人からかけてもらいたい言葉を考えて作詞したとのこと。

 楽曲提供をきっかけにプレイを始めたKOKIAさんだが、最初は他の人がプレイしているのを見て、自分でやりたくなってコントローラーを握ることになった。「何と言っても新鮮なのが、村にいると、自分と同じようにリアルタイムで繋いでいる人がいるわけですよ! 横を通り過ぎたり、飛び越えていく人は、プレーヤーさんなんです。これってすごくないですか?」と、KOKIAさんはネットゲームを始めた人ならではの感想を語った。それでも、実際のプレイでは少し「話しかけられたらどうしよう」と“ビビってる”ところがあって、村に入っても走り回り、あまり話しかけられないようにしているという。

 KOKIAさんの歌う「Road to Glory~for Dragon Nest~」は8月18日にCDが発売される。このCDには、ゲーム内アイテム「輝白ノ翼」のアイテムコードも封入されており、会場で先行販売されていた。また、「ドラゴンネスト」のテーマソングはKOKIAさんの歌う“ホワイトバージョン”だけでなく、GACKTさんの歌う“ブラックバージョン”がある。このブラックバージョンのPVも会場では先行上映された。これらのPVは今後公式ページで公開される予定だ。


1部に引き続き司会を務める声優の荻原秀樹さんと、井澤詩織さん。「ドラゴンネスト」では、「公爵スチュアート」、少年王「カシウス」といったキャラクターを演じている

KOKIAさんは体全体を使って3曲を熱唱した
会場では、GACKTさんの歌う“ブラックバージョン”のPVも先行上映された

(2010年 8月 16日)

[Reported by 勝田哲也]