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【連載第16回】 気になる海外ゲームをピックアップ


西尾ゆきの海外ゲームレポート

期待してよし! オリジナリティあふれる4種族で争うストラテジー
成長するヒーローユニットほか新要素も満載
「Warcraft III: Reign of Chaos」マルチプレイβテスト

 Battle.netプレイ限定ながらも完成度の高いクローズドβテストが開始された「Warcraft III」。強力な攻撃ができ、戦闘によってレベルアップしていく“ヒーロー”ユニットや昼と夜とで変わる環境、マップ内に散らばる第3勢力のモンスターによって、これまでのストラテジーから一歩進んだゲーム展開を期待できる大作だ。

Warcraft IIIとはどんなゲームなのか?

 先日の速報で伝えられたように、Blizzard Entertainmentの「Warcraft」シリーズ最新作「Warcraft III: Reign of Chaos」のアジア地区でのβテストが開始された。今回はマルチプレイ、それもBattle.netでのプレイのみというβテストのため、シングルキャンペーンについては不明なものの、プレーヤーが操る種族の特色、実際の対戦マップではどんなことが待ち構えているのかを確認することができた。

 「Warcraft III: Reign of Chaos」は、資源を集めながら各種ユニット(キャラクタ)を雇い、同じマップ内にいる敵対勢力を倒すリアルタイムストラテジー(戦略)ゲームだ。プレーヤーはファンタジー色あふれる4つの種族のうち好きなものを選んでプレイし、自分の勢力の中心となる基地建物にせっせと資源を運び込む一方で、その資源を消費して建物を建て、新たな兵士ユニットを雇ったりアップグレードしたりする。種族ごとに特色のある兵士ユニットを雇いながら自分の戦力を増やしていき、敵プレーヤーとの戦闘を楽しむことになる。建物を建てたり兵士を雇ったり、戦闘をしたりということはすべてリアルタイムに進行していくため、他のプレーヤーとの対戦では、素早い状況把握と兵士の作成、臨機応変なアクションが求められるのがミソなのだ。

 と、ここまではストラテジーゲームとしてオードソックスな部分なのだが、今回の「Warcraft III」にはさらなる要素が加わっている。それが戦って成長するヒーローユニットやマップ内に散る第3勢力モンスター、買い物や傭兵が雇えるお店、そしてゲーム内での時間の経過などなどだ。

 また、「Warcraft III」はフル3Dで描画されており、従来のWarcraftらしいクォータービューから、ユニットを間近で見られる迫力の水平視点までシームレスにズームアップ・アウトできる。

 では、もう少し詳しくゲームの内容を見ていこう。

普段はこんな感じの見下ろし画面でゲームを進めていく。製品版ではマップの未知の部分を真っ黒にすることもできる 序盤にして対戦相手にボコられているの図。素早く各地の資源を抑えて、勢力拡大をしていかなくてはならない 対戦では、自分の好きな色をチームカラーに選べる。プレーヤーの声がよくフィードバックされている 自分の好きなプレイモードを選ぶだけで、すぐに対戦相手が見つかり、前置き抜きでいきなりゲームが始まるAnonymous Matching

遊びやすい上からの見下ろしから、奥まで見通せる水平視点まで自由自在。現時点では左右回転はできなかった

どういったユニットを操作するの?

 Warcraft IIIでは様々な建物を建て、そこでユニットを雇って好きなように自分の軍隊を作り上げていく。当然、強いユニットやそれを雇える建物ほど資源がかかり、どのように建物や兵士の雇用、アップグレードしていくかで、プレイの進行具合に差が出てくるわけだ。

 ユニットは種族ごとに固有のものがあり、特徴も異なるのだが、大体の役割は共通している。ヒーロー以外のユニットを大別すると、資源を集める労働者系ユニット、戦闘に赴く一般兵士ユニット、魔法主体のユニット、高コストの強力なユニット、飛行系のユニットなどに分けられる。ストラテジーゲームは「どの時点で、どれくらいの資源を消費して、どのユニットを雇うのか」ということが戦略的に大きなポイントになるため、各ユニットのコストや能力を把握して素早く行動しなくてはならない。

空を飛ぶものがいれば、矢を射るものもおり。ユニットの特性を生かした攻撃が求められる ユニットが召喚魔法を唱えてさらに別のユニットを呼び出したりする場合もある マップによっては飛行系ユニットでないと行けない場所も。そんな時はユニットを運べる飛行船を利用したりする 種族によっては建物がのしのし歩いたり、屍骸を利用するユニットがいたりとバラエティに富んでいる

特徴あふれるファンタジーな4つの種族

 未来宇宙をテーマにした「Starcraft」も素晴らしかったが、「Warcraft III」も柱にびしっとファンタジー設定があるのが良い。

 「Warcraft III」には4つの種族が用意されており、プレーヤーはその中のひとつを選んでプレイする。種族は、ヒューマン、オーク、アンデッド、ナイトエルフの4つで、それぞれにテーマ性の強いユニットを数多く有しており、建物の役目やその建て方さえも種族によって異なっている。種族によってユニットが異なるということで、戦闘でのぶつかり合いが楽しみなのはもちろんなのだが、それぞれにユニークな特徴を備えた各ユニットは、ファンタジー好きな人間なら作っているだけでも幸せになれる。

 労働者として働く農民、背が低くて頑健なドワーフ、粗暴なオークといったファンタジー世界でのお約束事に沿ったオーソドックスなユニットがいるかと思えば、白虎に乗った女性ナイトエルフや彫像になって回復力を高めるガーゴイルがいるなど、意外性にも富んでいて、どの種族も一度はプレイしたくなるほどだ。

・ヒューマン (Human)
 人間やドワーフ、エルフが集まってできた軍団で、兵士ユニットの種類やアップグレードがシンプルでわかりやすい、スタンダードな種族。労働者が農民だったり、基本的な兵士ユニットが人間の剣士やライフルマンだったりで、初めてWarcraftをプレイする人にもどんな兵士がいるのか把握しやすい。

中世ヨーロッパ風の建物の数々は、他の種族よりも見た目が頭に入りやすい ドワーフの技術を利用した、2人組みの大砲野郎やスチームパンク風のヘリコプターや戦車などが楽しい 見張り塔はキャノン砲台や対空砲台に変えることもでき、守りを固めるのに重宝する

・オーク (Orc)
 オークはヒューマンと似ていて、建物の建て方などに変わったこともなく、1種類の労働者ユニットで資源を採集するので、ゲームを始めたばかりでも理解しやすい。だが、兵士ユニットにはちょっと変わった特殊攻撃を持っているものがいて、敵を丸呑みして胃で溶かしたり、相手にネットを投げつけて足止めしたりとなかなかユニークだ。

見るからに強そうなオーク軍団。カタパルトやワイバーン、ごついヒーローはそれだけで威圧的だ オークのヒーローのチェインライトニング。力馬鹿なイメージの種族だが、ちゃんと魔法を使うユニットも用意されている 敵を丸呑みしたり太鼓で味方を回復したりするKode Beast。巨大な生き物の背に乗ったオークが太鼓をドンガン叩きながら進んでいく

・アンデッド (Undead)
 近くのユニットを食べて自分が回復したり、自らを生贄にして異なる性質のユニットになったりと禍々しい感じのユニットが多いアンデッド。建物を建てると、まわりの土地がじわじわと腐っていき、一般の建物はその腐った土地に建てていく。労働者ユニットが2種いて、金を吸い上げるユニットと、木を切るユニットが別にいる。

Sacrifice Pit(生贄の祭壇)で労働者ユニットのAcolyte(聖職者)を生贄にすると、半透明のShade(亡霊)になる アンデッドの建物のまわりはじわじわと地面が腐っていく(ちょっとStarcraftのZergみたいかも)。緑の森もごらんの通り 普段はばさばさと飛んでいるGargoyle(ガーゴイル)だが、彫像モードになると動けないかわりにヒットポイントの回復が早くなる

・ナイトエルフ (Night Elf)
 ナイトエルフはその名の通り夜に強い種族。序盤の兵士ユニットが弓を使う女性エルフというのも異色だ。労働者ユニットのウィル・オー・ウィスプが変身して建物になるため、どの建物も常に揺ら揺ら息づいているのが面白いのだが、ただ揺れているだけでなく、地面から足を抜いて移動できる建物がたくさんある。資源がなくなったら、基地ごと歩いてとなりの近郊に移動なんてこともあり。

自然や動物をモチーフに取り入れたユニットが多いナイトエルフ。クマに変身するユニットもいたり 基地建物自体が生きていて、間断なく金鉱から金を吸い上げる。吸いつくしたら、立ち上がって別の場所に移動だり 人気の出そうなヒーローPristess of the Moon。白虎に乗った女性ナイトエルフが弓を撃つ

ひとつの種族につき3体のヒーローユニットが存在

 「WarCraft III」で何といってもユニークなのは“ヒーロー”ユニットだ。これは1種族に付き3体ずつしかいない特殊なユニットで、戦闘で経験値を得て成長し、特殊攻撃を行なえるようになる。特殊能力はヒーロー一人一人によって異なり、チェインライトニングを放ったり、オーラを身にまとって周りのユニットの防御力を上げたりといったように非常に有益なものが多い。

 ヒーローの経験値は、同じ画面内で敵が倒された時に入るため、ヒーロー自身がいちいちモンスターや敵を倒す必要がなく、他の一般ユニットと共に一緒に行動していれば自然にレベルアップしていくよう配慮されている。

 ヒーローユニットでの主なポイントを以下にまとめてみた。

・戦闘で経験値を得て成長する
 ヒーローのそばで敵が倒されると、経験値が入ってどんどんレベルが上がっていく。もちろん、ヒーロー自身が倒しても同様だ。ヒーローがレベルアップすると、特殊攻撃を覚えるためのボーナスポイントがもらえたり、HPやMPが増える。

・特殊な攻撃、魔法が使える
 特殊攻撃はレベルアップ時にもらえるボーナスポイントを好きなように割り振って成長させていく。ひとりのヒーローにつき3~4つの特殊能力があり、そのうちのひとつはレベル5以降にならないと使えない強力なものだ。ヒットポイント回復の雨を降らせたり、大地震を起こしたりと、効果が広範囲に及ぶ特殊能力もある。

・アイテムを使える
 ヒーローは最大6個までアイテムを持ち歩ける。持っているだけで効果のあるもの、一度使いきりのもの(ポーションやステータスアップの本など)、何回か魔法が使えるものなど様々。こういったアイテムはマップ内にいるモンスターが死ぬ時に落とすほか、お店で資源を払って買えたりもする。

・お店で買い物ができる
 マップ内に点在するお店は、ヒーローでしか買い物ができない。特殊なユニットを雇ったり、前述のアイテムを購入したりできる。

・死んでもお金で生き返る
 ヒーローは死んでしまっても、特別な建物を建てておけば、レベルに応じた資源を払って、死ぬ直前の状態で復活させられる。

ナイトエルフのヒーロー、Keeper of the Grove(大地の守護神)。ケルト風の人鹿一体な外観で、木に命を吹き込んで歩く木の兵隊にしたりする ヒューマンのヒーローPaladin(聖騎士)。ディアブロ2を思わせるオーラを身にまとうと、近くにいるユニットの防御力がアップする アンデッドのヒーローDeath Knight(死の騎士)。屍骸を蘇らせて戦わせたり、自分の味方ユニットを犠牲にして自分の防御に利用したり、アンデッドらしい能力を持っている

ユニットを作れば作るほど、資源が入りにくくなる

 「Warcraft III」では手持ちのユニットが増えれば増えるほど、一度に採取できる資源の量が少なくなるという新システムも導入された。ユニット人口の上限は90Food分(βテスト現在)なのだが、労働者ユニット1体は1Foodでも、兵士ユニットだと1体2~5Food分としてカウントされるため、実際に操るユニット数は30~50体ぐらいになる。

 その使用Food数(つまり作ったユニットの数)が増えると、一度に採掘できる金の量が減ってしまうのだ。使用Food数が増えれると段階的に採掘可能量が制限されて、それまで労働者ユニットが一堀り10Gold得ていたものが、一堀7Goldや4Goldになってしまう。そのため、たくさんユニットを作りすぎると金が入りにくくなって兵士のアップグレードが遅れるし、かといってユニットをあまり作らないと敵に瞬く間に攻め込まれてしまうので、なかなか難しい。このシステムのおかげで、優勢になった方が戦力を拡大しっぱなし、ユニット強めまくりという展開が抑えられ、よりユニット作成のタイミングや量、種類での駆け引きが深くなっている。

使用Food数によってNo Upkeep(採掘量100%)、Low Upkeep(採掘量70%)、High Upkeep(採掘量40%)の3段階に変化する ユニットが増えたり減ったりで資源採取の制限に変化があると、画面上部に大きく表示される

マップ内に配置されたモンスターやお店

有用な建物や資源の前には強力なモンスターが立ちはだかる
 今回の「Warcraft III」で忘れてならないのは、対戦マップ内にゲーム側が操るモンスターがいること。

 モンスターたちはスタート地点から外に出ようとする場所や、資源のある場所に点在しているため、新しい場所に行きたい、新たな資源を得たいと思った場合は避けるか倒すかしなければならないのだ。これらのモンスターは、ヒーローを成長させるよいチャンスになる一方で、強力なモンスターと戦う場合はユニットを減らす危険があるわけで、戦うのか避けるのかを考えながら進軍する必要がある。

 また、マップ内には何種類かのお店があり(このお店の前にもばっちりモンスターが構えているわけなのだが)、ヒーローユニットで近くに行けば、ユニットを運べる飛行船や、ヒーローが使えるアイテム、もしくは強力な傭兵ユニットを資源を払って購入できる。こういったお店を上手く使うのもプレイに必要とされるのだが、ユニットの操作に加えてのお買い物なので中々忙しい。

Goblin Laboratory(ゴブリンの工房)では、StarcraftのDropshipのようなユニットを積み込める飛行船が買える Mercenary Camp(傭兵キャンプ)ではコストはかかるものの、かなり強力なユニットを雇える。が、数には限りあり Goblin Merchant(ゴブリンのお店)では、ヒーローが使用する使いきり系アイテムを販売している

昼と夜で異なるあれこれ

 ゲームにさらに幅をもたせているのが、時間の経過だ。ゲーム内では時が流れていて、一定時間ごとに夜になったり昼になったりする。日中と夜ではどんな差があるかというと、種族によって建物やユニットの視野範囲に広がったりせばまったりするのだ。

 「Warcraf」では、自分のユニットがいる所と建物が建っている所以外は薄ぼんやりと曇っていて、自分の視野範囲外の敵ユニットは見つけられない。そのため、ヒューマンやオークのように夜より昼のほうが視野範囲が広かったり、ナイトエルフのように夜のほうが有利だったりすることで、種族によって行動しやすい時間帯というのが分かれるのだ。
 また、ヒューマンやオークは夜より日中のほうがヒットポイントの自然回復速度が速いし、反対にナイトエルフは夜のほうがヒットポイントを回復しやすい。
 もうひとつ、夜になることで異なるのは、マップ内にいるモンスターが寝てしまうということである。普段であれば攻撃範囲内のユニットを自動攻撃するモンスターが、夜の間は鼻ちょうちんで寝て、こちらから攻撃しないかぎり寝続けている。そのため、夜はモンスターのそばを自由にすりぬけられて偵察がしやすい。

 通常のストラテジーに加えて、昼なのか夜なのかということも考えると、さらに対戦の攻略が深くなるのである。

ナイトエルフの女性ユニットは夜になると、立ち止まっている間は自動的にハイディングして半透明になる 夜ならばモンスターは寝息を立ててお休みしていて、単独ユニットでの偵察がしやすい

意外にプレイになじむヒーローユニット

 今回のβテストをプレイしてみて感じたのは、ヒーローユニットを他のユニットと使う時、全然浮かないということだ。

 経験値を得て成長していくユニークユニットが登場するストラテジーというのはこれまでにもあった。だが、「Warcraft III」では、ヒーローが直接敵を倒さなくてもその場にいれば経験値が入るため、常に特別操作しなくてすみ、ナチュラルに一般ユニットと一緒に行動させられる。
 また、近くの味方ユニットに影響するオーラや呪文を持つヒーローもいて、一般ユニットの能力を補い合いながら戦うような気持ちになれる。ヒーロー単独では勝てないし、通常ユニットだけでも勝てない。他のユニットと一緒に行動することでヒーローが生きてくるという部分がとても遊びやすかったのだ。

 ベータをプレイする前は、一般ユニットを扱いながらヒーローの特殊能力を使うのは無理があるような気がしていたのだが、ヒーローをF1~F3で一発選択できること、ショートカットが細かく割り振られていることなどのおかげで、忙しくはあるけれど無理なほどには煩雑でなく、戦いがいがある。
 一般ユニットもそれぞれに特色があり、攻撃値vs防御値というような数字のぶつかり合いではなく、クリーチャーとクリーチャーの戦いという感じが強まっているのも良かった。「Starcraft」同様に、ユニットひとつひとつの重要性が既存のストラテジーより高く感じられる。

 ヒーローユニットのかかわり以外にも、昼と夜で差が出たり、ユニット数によって資源の採掘量が増減したりするため、その場の状況に応じた臨機応変な判断とアクションが強く必要とされ、そこがまた「Warcraft III」のプレイしがいのある部分だ。

 ストラテジーゲームで既存のゲームとは異なったシステムが入ると、ひどく遊びにくく感じるものだが、「Warcraft III」では新要素がふんだんにあるにもかかわらず遊びやすいし、また、その新要素のおかげでゲーム性が深まっている。

 遊びこみがいのある4種族、臨機応変な判断が求められるプレイ、様々な新要素、3Dグラフィックと迫力のあるエフェクトなどなど、「Warcraft III」はまず間違いなく今年一番のストラテジーだ。久しぶりに夢中になってBattle.netで繰り返し対戦しまくってしまった。「Starcraft」での対戦プレイにハマった人には強くお勧めしたい。

 βテストでは未実装だったが、Battle.netでのプレイモードにはランキングやトーナメント、クラン(ギルドのようなもの)、クランランキング、チーム同士のゲームマッチアップ、チームトーナメント、フレンドリストなどのボタンが準備されていた。対戦サーバーが無料な上にいろいろなプレイモードが用意されそうなのも楽しみだ。

(c)2002 Blizzard Entertainment. All rights reserved.

【WarCraft III】
  • ジャンル:ストラテジー
  • 開発/発売元:Blizzard
  • 価格:未定
  • CPU:Pentium III 400MHz以上
  • メモリ:64MB以上
  • 要3Dビデオカード(Glideはサポート対象外)


□Blizzard Entertainmentのホームページ
http://www.blizzard.com/
□「Warcraft III: Reign of Chaos」のホームページ
http://www.blizzard.com/war3/
□関連情報
【2月18日】Blizzard、アジア方面でもいよいよβテストスタート!
「Warcraft III: Reign of Chaos」Beta Testレポート
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020218/warcraft.htm
【2001年9月7日】 「WarCraft III:Reign of Chaos」Gameplay Preview(ムービー)
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010907/demo0907.htm
【2001年9月5日】ECTSレポート 「WarCraft III:Reign of Chaos」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20010905/ects06.htm


今週の気になる直輸入ソフト

 発売日前後は黄緑色のXbox一色の秋葉原だったが、PCゲーム売り場は「Medal of Honor」や「ウルティマオンライン ブラックソンの復讐」などで埋まっており、それほど大きな動きはない感じ。今回は、思いっきり取り上げ忘れていた「Simgolf」などを含めてご紹介しよう。

Simgolf
実売価格:6,130~6980円 ジャンル:経営シミュレーション
Demo版:http://game.watch.impress.co.jp/docs/20011116/demo1116.htm

 自分のゴルフ場を作って、一大ゴルフリゾートにしてしまおうという経営シミュレーション。次々とやってくる会員を増やしていくためにも、ゴルフ場を造成したり、トーナメントでのゴルフ対決や、サービスの向上に気を使ったりと大忙しだ。単に難しいゴルフコースでは客が文句言うし、簡単すぎても文句が出る。バランスをとりながら、どんどんとゴルフ場を広げていくとクラブとしての格も上がり、グリーンフィーも上がっていくという仕組みになっている。

(c)2002 Electronic Arts Inc. All rights reserved.

Shadow Force: Razor Unit
実売価格:3,380円 ジャンル:FPS

 Activision Valueから発売されたFUN LABSのミリタリー系FPS。空軍の特殊部隊員になって陸軍のレンジャー部隊を補佐しながら中東に潜入する。「Secret Service」と同じ開発元なのだが、グラフィックも内容も全体的にチープな感じで、今ひとつな印象はぬぐえない。

(c)FUN LABS 2002

・Real Pool2
実売価格:3,500円 ジャンル:スポーツ

 フル3Dで描画され、ボールの動きのリアルさを追及したビリヤードゲーム。9ボールや8ボール、ワンポケットなど4種のゲームを堪能できる。シングルプレイではチャンピオンシップを戦うほか、2人対戦も可能だ。

(c)2001 Infogrames Entertainment S.A. All Rights Reserved

・Destroyer Command
実売価格:6,840円~6,972円 ジャンル:駆逐艦コンバットシム

 第2次世界大戦を舞台に駆逐艦を操ってUボート追跡するなどのミッションをこなしていく海戦シム。マルチプレイではSSIの「Silent Hunter II」のプレーヤーとインターネット対戦できる。異なる開発元の異なるゲームで対戦できるのがとてもユニーク。

(C) 2001 Ubi Soft, Inc. All rights reserved. Ubi Soft Entertainment, the Ubi Soft logo and the SSI logo are registered trademarks and Destroyer Command and Silent Hunter are trademarks of Ubi Soft, Inc. All other trademarks are the property of their respective owners.

UEFA CHAMPIONS LEAGUE Season 2001/2002
実売価格:5,780円 ジャンル:スポーツ

 ヨーロッパのクラブチームNo.1を決めるリーグ「UEFA CHAMPION LEAGUE」を題材にしたの人気サッカーゲーム。最新データを搭載した2001/2002版がLaOXゲーム館に置いてあった。

(2002年2月27日)

[Reported by 西尾ゆき]


ウォッチ編集部内GAME Watch担当 game-watch@impress.co.jp

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