Windows 10 ゲームマラソン
【Windows 10海外ゲーム特集その3】Windows 10でデビューしよう、e-Sportsの秋!
プレイして楽しい、見て楽しい。各ジャンルのイチオシe-Sportsタイトルをチェック
(2015/9/24 12:00)
「ゲームで遊ぶ」から、「ゲームで競う」の世界へ。e-Sportsの世界が、日本でも大きく花開こうとしている。ストラテジーで、アクションで、FPSで。好みのゲームデバイスや周辺ガジェットを揃えて自分にとっての最高の環境を作り、各タイトルの公式ルールに則って腕を磨く。対戦型ゲームに真剣に取り組むプレーヤー達の姿そのものも、ゲームファンにとって見逃せないエンターテイメントのひとつだ。
e-Sportsは往年のPCゲーム文化を苗床として育ったこともあり、ゲームプラットフォームとしてのWindowsとのつながりが非常に深い。Windowsはゲームメーカーとプレーヤーの双方にとって本当に自由なプラットフォームで、面白い遊び方を工夫してきた結果、ゲーム大会の大規模化やプレイそのもののビジネス化等が進み、プロゲーマーという職業が生まれたわけだ。
Windows 10は過去のe-Sports文化をパーフェクトに受け継ぎつ、さらに発展させていく。手軽にエンジョイするプレイスタイルから、最大限の集中と努力でライバルと戦っていくプレイスタイルまで。快適なゲーム環境も、最強のゲーム環境も突き詰めていけるWindows 10で、ぜひe-Sportsタイトルでの熱い体験を追求してみよう。
というわけで今回は、これからWindows 10でe-Sportsタイトルの興奮に触れてみたいゲームファンを対象に、Windows 10で快適に動作するイチオシタイトルをご紹介。まずここから始めれば間違い無し!という4種目の代表格を取り上げよう。
「League of Legends」─ Windows 10でも動作快調、世界トップのMOBAタイトル
Windows 10への対応状況(9月14日現在) | |
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動作状況 | ★★★★(快適に動作) |
メーカー対応 | 正式対応 |
Windows 10独自機能 | Game Bar(ウィンドウ表示時のみ) |
不具合報告 | 特に無し |
サポート情報 | 「LoL」公式ページ |
登録ユーザー数は1億人に迫り、デイリーアクティブプレーヤー数も3,000万人を超えるというバケモノゲーム。その正体はハック&スラッシュRPGの操作感とチームバトル要素を融合させたMOBA(Multiplayer Online Battle Arena)ジャンルの筆頭格、「League of Legends (LoL)」だ。
最近では多数のタイトルが登場し、プレイ人口的にPCゲームシーンの大半を占めるほど巨大化したMOBAジャンルだが、本作「LoL」はその中でも中庸さに重きが置かれたタイトルで、とっつきやすさ、複雑性、奥深さ等のバランスがよくとれ、人気が高い。国内での大会も大小様々に行なわれており、完全給与制のプロゲーミングチーム「DetonatioN」を生み出したタイトルでもある。
操作は「Diablo」等のハック&スラッシュRPGや、アクション性高めのMMORPGにごく近い。が、モンスター狩りとレベルアップを通じたキャラクタービルド要素を、長くても1時間程度の試合内に凝縮したゲームシステムが、毎度のプレイ、毎度の試合を新しい発見に満ちた体験にしてくれる。
ライバルタイトルの「Dota2」(Valve)に比べるとシンプルで遊びやすく、テンポもいい。もうひとつのライバルタイトル「Heroes of Storm」(Blizzard)に比べればルール上の複雑性は高く、テクニックと知識の双方をバランス良く求めるゲーム性だ。なのでMOBAタイトルの入門にピッタリ。Windows 10での動作も快調そのものなので、未プレイならぜひお試しあれ。
「Counter-Strike: Global Offensive」─ チームベースFPSの大鉄板
Windows 10への対応状況(9月14日現在) | |
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動作状況 | ★★★★(快適に動作) |
メーカー対応 | 正式対応 |
Windows 10独自機能 | Game Bar(ウィンドウ表示時のみ) |
不具合報告 | 特に無し |
サポート情報 | 「Counter-Strike: Global Offensive」公式ページ |
FPSというジャンルはもともと競技性が高いため、大半のタイトルがe-Sports扱いされている。そのためe-Sportsの入門用としては無数のFPSからお好きなものをどうぞと言いたいところだが、特にこれからe-Sportsの楽しみを知ってみたいという方には、いまワールドワイドで最も人気が高く、システム上の完成度も高い本作をオススメしておきたい。
チームベース・タクティカルFPSの元祖「Counter-Strike」の遺伝子を受け継ぐ本作は、Steamを展開するValveによる謹製タイトルだけあって、基本のゲーム性は非常に手堅く、手触りはあくまでスポーツ系FPSらしくストイックで緻密、そして世界的なコミュニティの盛り上がりも非常に高い。
特に良いと思うのは、e-Sportsタイトルとして求められる観戦・リプレイ機能が非常に充実していることだ。これは「GOTV」と呼ばれる仕組みで、メインメニューからいつでもトップレベルの大会や、人気チーム、フレンドチームの試合模様をライブまたはリプレイデータで鑑賞できる。自分のプレイを見直したり、上手い人のプレイを研究するといったところから、単純に話題の試合を楽しむというのもわずか数クリックでできてしまう。この手軽さは本当にすごい。
2012年のデビューから3年が経過している本作だが、e-Sports展開に特化したタイトルとして成長を続け、いまではデイリーアクティブプレーヤー数が100万人にも届きそうなほどまでの人気を獲得。国内外、プロ・アマチュア、オンライン・オフライン等幅広い形式の大会がほとんど常時実施されているので、腕に覚えのあるプレーヤーはぜひ飛び込んでいってみよう。
「FIFA 16」─究極のリアル系サッカーゲーム
Windows 10への対応状況(9月14日現在) | |
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動作状況 | ★★★★(快適に動作) |
メーカー対応 | 正式対応 |
Windows 10独自機能 | Game Bar(ウィンドウ表示時のみ) |
不具合報告 | 特に無し |
サポート情報 | 「FIFA16」公式ページ |
エレクトロニック・アーツが手掛ける「FIFA」シリーズは、その名の通り国際サッカー連盟公式ライセンスによるリアル系サッカーゲームのシリーズ。e-Sportsタイトルとしてももはや定番で、FIFAが主催する「FIFA Interactive World Cup」を頂点に、WCG、ESLなどの大型ゲーム大会・リーグ等でサッカージャンルの採用タイトルとなっている。国内で様々なタイトルをピックアップして大会を行なっているRed Bull 5Gでも、スポーツ系ジャンルの定番だ。
本シリーズは極度のマルチプラットフォーム展開が特徴で、PC、コンソール、モバイルまで幅広く展開しているが、最高の環境でプレイできるのはやっぱりPC版だ。
PC版はPS4/Xbox Oneといった次世代コンソールと同等の内容が収録されていながら、PCスペックが良ければ良いだけ、さらに良い環境でプレイが可能。例えば2,560×1,440~3,840×2,160といった高解像度モニタでなら、ゲームカメラを極端に引いた状態でもボールや選手の動きがクッキリ見え、プレイの幅が広がる。
9月8日に出たばかりの最新作「FIFA 16」のデモ版で確認したところ、ゲームカメラの設定で従来作よりもずっとズームアウトし、ピッチ全体を1画面に収められるようになっているので、高解像度モニターでの恩恵はさらに高まりそう。もちろんWindows 10でも動作確認済み。Xbox Oneコントローラーとの相性も最高にいい。フレンドと楽しむ日ごろ遊びから、大会を目指したガチプレイまで、幅は広く頂点は高く、ぜひやりこんで欲しい1本だ。
「Rocket League」─ 初見バカゲー。でも本当は超テクニカルな新世代球技
Windows 10への対応状況(9月14日現在) | |
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動作状況 | ★★★★(快適に動作) |
メーカー対応 | 対応 |
Windows 10独自機能 | Game Bar(ウィンドウ表示時のみ) |
不具合報告 | 特に無し |
サポート情報 | 「Rocket League」 |
e-Sportsというのは、ときおり全く予想外の形で新たな競技が現れてくるのが最高に面白い。今年7月に登場したばかりの「Rocket League」はインディーデベロッパーPsyonixによる「車でプレイするサッカー的な何か」のゲームだ。
ジェットエンジンのついた車がフィールド上を走り回り、巨大なボールに車体をぶつけてはドリブル、パス、シュートを決めていく。パット見は完全にバカゲーだ。だが、これが驚くほど奥が深い。正確さ、スピード、空間把握能力、未来予測能力、心理戦……様々な面で人間の能力の限界を引き出してくれる、非常に手応えのあるEスポポーツタイトルだ。
その秘密は、物理シミュレーションされた車とボールの関係にある。はじめはボールに当たるだけでも大変だが、慣れてくるとタイミングを合わせてぶつかって勢いをつけたり、わざと中心を外して斜めに弾いたり、意図的に回転を加えて軌道を変化させたり、軌道を予測して浮き球をコントロールしたり……といった、現実のサッカーテクニックから知識を援用できる競技空間が成立しているのだ。
これが特に欧州のゲーマーの心を掴んだようで、発売1ヶ月で全プラットフォーム総合で500万本以上のセールスを記録。北米・欧州を中心に、各種大会も走り始めている。Steamでも軽くミリオンを突破。国内ではまだ無名に近いが、対戦相手に困ることはない。今後の注目株だ。
本作がe-Sportsとして本当に良いところは、プレーヤーの凄さが誰にでも伝わるところだ。ESLなど海外トップレベルのリーグで行われている試合を見てみると、ぱっと見て人間の能力を限界まで引き出した戦いが展開していることが理解できる。予測の確かさ、発想の凄さ、そして技術の正確性。ゲームを知らなくても見ればわかるという、フィジカル・スポーツにあるべき要素のほとんどが、このゲームの中にもある。本能で理解できる凄さ、面白さ。これからe-Sportsデビューしたいゲームファンにはとっておきの1本だ。