Windows 10 ゲームマラソン
「TERA :The Exiled Realm of Arborea」 ノンタゲの白熱オンラインバトル
仲間と挑む、巨大ボスとの死闘が激アツ! アクション性抜群のMMORPG
(2015/8/11 12:00)
「TERA :The Exiled Realm of Arborea(TERA)」は韓国Bluehole Studioが開発し、ゲームオンが運営しているMMORPG。2013年2月に基本無料になり、以前よりもさらに気軽に遊べるようになった。フリーターゲティングバトルというシステムを採用しているため、MMORPGながらプレーヤースキルを問われるアクションゲームライクな熱いバトルを楽しめる。基本無料化された後は、多数のおしゃれ装備が続々と追加され、着こなしの楽しみも増えた。本日の「Windows 10ゲームマラソン」では、楽しみ方が多様になった「TERA」を紹介したい。
Windows 10への対応状況(7月29日現在) | |
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動作状況 | ★★★★(快適に動作) |
メーカー対応 | プレビュー版にて動作確認済み |
Windows 10独自機能 | Xbox App、Game Bar、GameDVR(ウィンドウモード時のみ) |
不具合報告 | フルスクリーンでGame Barが起動せず |
サポート情報 | Windows10でのご利用につきまして |
強ボスのひしめくダンジョンや豊富な対人コンテンツが人気
「TERA」の2011年の発表当時には、かなり敷居が高く感じられた動作環境も、今では推奨環境でCore 2 Duo E6750 2.66GHz以上、GeForce 8800GT以上と、軽い部類に入るようになってきた。とはいえ、丁寧に作られた世界の美しさはいまでもMMOのなかでも指折りであることは間違いない。
Windows 10への対応状況についても、運営元のゲームオンでは、動作保証前のOSでは強制終了等の不具合が発生する可能性があるためオススメしていないとしているが、今回試してみた限りでは、まったく問題なくゲームがプレイできたほか、Game BarやGame DVRなどWindows 10の新機能も問題なく動作した。
なお、ウィンドウ表示ではXbox App、Game Bar、GameDVRのいずれも問題なく動作したが、フルスクリーンでは起動しなかった。ゲームの操作は基本的にはマウス&キーボードだが、ゲームパッドでのプレイも可能だ。ゲームパッドを刺すと自動的に認識して、画面にゲームパッド用のガイドが出る。
「TERA」の舞台は、アルボレアという世界。さまざまな種族が暮らすこの世界は、謎の種族アルゴンの脅威に脅かされている。プレーヤーはアルゴンに立ち向かうヴァルキオン連合軍の一員となり、各地の問題を解決していく。
選べる種族は人間タイプのヒューマンから、モンスターっぽい外見のアーマンまで7種族。日本では、動物の耳を持つ少女のような外見のエリーンが大人気だ。クラスはウォーリアー、バーサーカー、ソーサラーなど8種類。それぞれ得意分野はあるが、必ずしも役割が固定化してるわけではなく、その時々に応じた立ち回りが求められる。
レベル上げや装備集めのために、インスタンスダンジョンやフィールドのNPCと戦うが、「TERA」には豊富なPvPコンテンツがあり、対人戦を楽しんでいる人も多い。さらに、ギルドが1カ月に及ぶポイント競争を勝ち抜くと、首都ヴェリカの周囲に浮かんでいる天空の城を所有することができる。チュートリアルエリアを抜けて、初めてペガサスで首都ヴェリカへ移動する時には、ゆっくりと回転するギルドマークをつけた天空の城を間近に見て、その大きさに驚かされた。
全方位のサポート体制で、初心者でもサクサクキャラ育成
今回久しぶりにまとまった時間「TERA」をプレイしてみたが、序盤がずいぶん整理され、レベルが上がりやすくなっていたのが驚いた。レベル12までがチュートリアルで、その後は首都ヴェリカから各地を旅していくことになるが、以前は1つの場所にとどまってゆっくりとレベルを上げていた地域を、今は高速で駆け抜けることができる。4年前に筆者が1カ月以上毎日ログインしてようやくたどり着いた場所に、1日もあれば到着できてしまうのだから驚きだ。序盤をサポートするアイテムや経験値ボーナス、初心者用の最強武器が簡単に手に入る「遺物武器」など様々な初心者支援もあり、かゆいところに手が届く体制が整っている。
また、「ヴァルキオン連合指令書」という、デイリークエストやミッションを集めた便利なシステムも用意されており、クエストの目的地にテレポートしたり、いまどのクエストをこなせばいいのかが一目で分かったりもする。
「TERA」はフリーターゲティングバトルという、MMORPGでは比較的珍しいシステムを採用している。敵の痛い攻撃にはすべて予備動作があるので、それを見ながらうまくかわせば、攻撃を食らうことなく戦うことができ、プレーヤースキルが大きく問われる。ヒーラーの回復技などごく一部を除いて基本的にすべての攻撃が範囲攻撃となるため、大量に湧いてくる敵をなぎ倒すというシチュエーションが多いのも特徴だ。
レベル20からはインスタンスダンジョンに参加することができるようになる。おそらくここが初めてのパーティプレイになる人が多いだろう。「TERA」はソロで遊んでいる時には、敵の挙動を見て攻撃を避けつつ攻撃するというアクション要素が強いが、インスタンスダンジョンのパーティプレイでは、ダメージを出すアタッカー、敵を引き付けるタンク、パーティメンバーを回復するヒーラーといった役割分担が重要になる。もちろん、腕に自信があるならソロでダンジョンやボスに挑むことも可能だ。
3月に新クラス「ヘビーガンナー」が追加され、4月と5月には「深淵のアルボレア」アップデートで新しいダンジョン「バルロナの時空間」と上位版「歪んだバルロナの時空間」、10人用のレイド「アケロンの煉獄」、「傲慢なアケロンの煉獄」が実装された。7月15日には「時空の亀裂」という多人数参加型の防衛イベントが追加されるなど、着実なアップデートを繰り返している。Windows 10で遊ぶゲームを探しているなら、その候補に加えてみてはどうだろうか。
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