★ピックアップ アーケード★

「シャイニング・フォース クロス」
GW(5月2日~4日)に緊急ロケテスト開催!!

  • ジャンル:ネットワーク協力アクションRPG
  • 開発・発売元:株式会社セガ
  • プレイ人数:1~4人
  • 基板:RINGEDGE
  • ネットワークインフラ:ALL.Net
  • 稼動日:今冬稼働予定

■ゴールデンウィークの5月2日~4日に緊急ロケテストを開催

 「シャイニング・フォース クロス」は株式会社セガが開発中のアーケードゲーム。ジャンルはネットワーク協力型アクションRPG。本作の緊急ロケテストが5月2日~4日に、池袋ギーゴ、秋葉原ギーゴ、クラブセガ新宿西口にて開催される。

 このロケテストに先駆けて、ロケテストバージョンを体験させていただいたので、本稿ではその一部を紹介したい。ロケテストに参加しようと思っているプレーヤーの参考になれば幸いだ。

 ロケテストバージョンでは、1人用モードでチュートリアル+2ステージ。全国協力モードで2ステージを遊ぶことができる。今回のロケテストに合わせて、連動携帯サイト「SFC.NET」も4月24日~5月31日までオープンしている。ICカードに記載されたアクセスコードとゲーム画面上に表示される登録用暗証番号を使ってICカードを登録すれば、名前の変更やショップが利用できる。

 ロケテスト版SFC.NETへは、i-mode、SoftBank、auの携帯端末及び、PCからアクセスできる。アクセス方法は下記の通りだ。

  ・携帯端末:http://am-mobile.sega.jp/ → SFC.NET

  ・PC:http://sfc-net.sega-am2.net/sfc_locate_pc/

 ロケテストバージョンをプレイし、SFC.NETへICカードを登録してプレイアンケートに答えると、豪華声優陣のサイン入り色紙やイラストレーターのイラスト入りサイン色紙が抽選で当たる特典がある。欲しい人は、ロケテストに参加して、アンケートに答えよう。

 なお、ロケテスト版で使用したICカードは製品版では使用できず、SFC.NETで取得したアイテムなどのデータは製品版へは引継ぎされないので注意して欲しい。



■ジャンルはオーソドックスなアクションゲーム

 本作のジャンルはアクションRPG。アナログレバー+5ボタン+タッチパネルという操作形態で、開発チームが同じということもあり、同社の作品「クエスト・オブ・D」の流れを汲むものとなっている。

 操作感覚も「クエスト・オブ・D」と近いものになっており、Attackボタン(Aボタン)で攻撃、Forceボタン(Fボタン)でより強力な攻撃が可能で、A・A・Fなどと連続してボタンを入力すると、簡単に連続攻撃が繰り出せる点も同様の操作感覚になっている。

 大きく異なる点としては、トレーディングカードが存在しないことが挙げられる。「クエスト・オブ・D」ではゲーム終了時に払い出されるトレーディングカードという要素があったが、本作ではそれは存在せず、ICカードのみで遊ぶことができるようになっている。

 他にもJumpボタン(J)が追加され、ジャンプが可能になった点なども大きな違いだろう。

 とは言えレバー+ボタンで各種アクションが行なえるので、「クエスト・オブ・D」のユーザーだけでなく、誰でも違和感なく始められるのではないだろうか。


【操作形態】

左からスタートボタン、アナログレバー、J、A、F、Vボタンと続き、大きなボタンがUseボタンだ

 各種インターフェイスの役割は以下の通りだ。

・アナログレバー

 キャラクターの移動を行なう。

・Jumpボタン

 キャラクターがジャンプする。通常のジャンプでは上れない段差の近くでは、再度ジャンプボタンを押すことで2段ジャンプも可能。

・Attackボタン

 武器による基本攻撃を行なう。A・A・Aなどと連続入力を行なうと、武器に応じた連続攻撃が繰り出される。

・Forceボタン

 Forceスキルと呼ばれる基本攻撃よりも強力な攻撃を行なう。単体でも使うことができるが、A・A・Fなどと入力すると、連続攻撃の一部にも組み込むことができる。

・Viewボタン

 カメラの視点を切り替えるボタン。そのときキャラクターが向いている方向にカメラの視点を移動する。

・Useボタン

 アイテム、スキルなどを発動するボタン。タッチパネルで選択したあと、このボタンを押すことでアイテム、スキルなどを発動させることができる。

・タッチパネル

 アイテムをタッチして拾ったり、敵をタッチすることでロックオンしたりすることができる。そのほかマルチプレイではあらかじめ用意されたチャットを選択して表示させることなどもできる。

 その他、A+Fで前転、A+F+Jで緊急回避攻撃なども可能。緊急回避攻撃を行なうとキャラクターが無敵になり、代わりにMPの最大値を一定量消費する。

 基本的にはAボタンとFボタンの組み合わせだけでも連続攻撃を繰り出せるので、これらを使えば簡単にシナリオを進めていくことが可能だが、各種攻撃はA+Fの前転や、ジャンプで硬直をキャンセルできるようになっており、このあたりのテクニックも使っていけばより高度な動きを行なうことも可能になっていた。

タッチパネルを使って簡単な文字チャットができるJ+A+Fボタンで緊急回避。危なくなったら迷わず使おうA+Fで前転ができる。これで技後の隙を減らそう


■武器によって変化するプレイスタイル

 本作では、使用する武器によってプレイスタイルが異なってくる。一旦ゲームが始まると装備の変更はできないので、ゲーム開始前かゲーム終了後のアイテム整理画面で使いたい武器を装備しておこう。なお、武器は性別問わず全て装備可能なので安心して欲しい。

両手剣は使いやすい万能タイプ

・両手剣:バランスの良い万能タイプ

 両手剣は、攻撃範囲も広く、攻撃速度も速い部類に入るので、扱いやすい武器と言えるだろう。スキルも攻撃、防御、サポートとバランスよく用意されるようで、前衛・後衛どちらでも活躍できることが予想される。また、本作では初期状態でガードという概念はないが、両手剣スキルには前転の代わりにガードできるスキルが用意されているそうだ。


大槌は攻撃力の高いパワー型だ

・大槌:一撃必殺のパワータイプ

 大槌は、攻撃速度が遅いものの、圧倒的な威力を誇る。スキルには溜め攻撃が可能になるものなど攻撃的なものが多い。扱いが難しくプレイスキルが要求される分、使いこなせればパーティの主戦力となりそうだ。


手数が多いグローブ。連続技が強力だ

・グローブ:手数で押すコンボタイプ

 グローブは、リーチが短いものの、攻撃速度が速く、他の武器では比較できないほどのコンボ数が稼げる。ロケテストバージョンで簡単に100ヒット以上をたたき出せたほどだ。多数の相手をするには向かないが、1対1での戦闘で活躍してくれる。使い勝手がいいこともあり、グローブを使う人は多くなりそうだ。


トリッキーな攻撃が得意なフレイル

・フレイル:特殊なスキルで戦うトリッキータイプ

 フレイルは、他の武器と比べてリーチが長く、遠距離からの攻撃が可能。スキルには特殊なものが多く用意されるようだ。大槌同様扱いが難しいが、使いこなせればあらゆる局面での活躍が期待できる。

 ロケテストバージョンでは4種類の武器が用意されているが、製品版では多くの武器が使えるようになるようだ。どんな武器が使えるようになるのか期待したい。



■見た目やボイスなどのカスタマイズが可能

見た目はキャラクター性能と関係なく決められる。自分の好きな見た目を選ぼう

 初プレイでは、キャラクターの性別、顔、ボイス、身長を決めることになる。ロケテストバージョンでは、性別、顔、ボイスを設定できた。性別以外は、アイテム整理画面でいつでも変更が可能。性別や身長はゲームには影響せず、あくまで見た目のみの変更となる。

 本作は、キャラクターボイスやテーマ曲にもこだわっており、声優には、アニメ「鉄のラインバレル」の主人公・早瀬浩一役などで知られる柿原徹也さんを、テーマ曲には、日本武道館公演も行なっている水樹奈々さんを起用している。ロケテスト版では未収録だが、製品版ではこの水樹奈々さんのボイスも選べるようになるようだ。

 豪華声優陣を起用しているだけでなく、そのボイスをプレーヤーが選択して使用できる点はファンにはうれしい要素だろう。



■豊富な育成要素

ゲーム中で素材を集め、それを元に装備品を生産していく

 本作に含まれる育成要素は経験値によるレベルアップ、アイテムの生産、スキルの強化の3点に大別できる。これらのシステムはやや複雑になっており、馴れるまでは把握するのが難しい。ロケテストで触れる前に、あらかじめ頭に入れておくことをお勧めしたい。

・レベルアップ

 レベルアップのシステムは一般的なRPGと同様で、モンスターを倒すと一定の経験値が得られ、経験値が一定量たまるとレベルアップする。プレイしているだけで徐々にレベルは上がっていくので、アクションゲーム初心者でも安心してプレイすることができるのではないだろうか。レベルが上がると後述するスキルの強化に必要なSPが手に入るので、単純ながら重要な要素だ。

・アイテム生産

 アイテム生産の要素は本作の魅力となる部分になるだろう。生産できるものの種類はMPを回復できる消耗品と、武器、防具の3種類。これらのアイテムを生産するには、ゲーム中に敵モンスターからドロップする素材を集める必要がある。

 必要な素材と金貨があれば、後述するアイテム整理画面でアイテムの生産を発注することができ、次回のアイテム整理画面で受け取ることができる仕組み。

 アイテムの生産に失敗することはないが、出来上がったアイテムにはランダムで特殊効果が付随するようになっていて、同じ武器でも違った性能のものができるようになっていた。このパラメータはS>A>B>Cのような順でランク付けされ、Sのアイテムにはより強力なパラメータがつくようになっている。そのため同じ武器でも好みのパラメータがつくまで生産を繰り返す、などのプレイが考えられそうだ。

 生産できるアイテムのレシピはレベルアップすることで増えていく。当然後から覚えるレシピの方がより強力になっていく傾向があるので、新しいレシピを覚えたらとりあえずひとつ作ってみるといいだろう。

・スキルの強化

 装備と並んで、スキルもゲームを進める上で重要な要素。スキルはレベルなどの条件を満たす事によって新しいものを覚えて行き、また、同時にレベルアップ時に手に入る“SP”と呼ばれるポイントを使うことで、持っているスキルを強化することもできる。スキルの強化も、アイテム生産と同様アイテム整理画面で行なえる。レベルアップしたらこちらも忘れずに強化しておきたい。



■アイテム整理画面

色々な操作が可能なアイテム整理画面。制限時間付きなので、どこに何があるか把握しておこう

 ゲーム開始時と終了時に挟まれるアイテム整理画面は、持ち込むアイテムの選択、装備の選択、スキルの選択、アイテム生産、スキルの強化など様々なことが行なえる重要な画面。しかし多くのことが行なえる半面、少々複雑であり、ロケテスト版で設定されている制限時間の45秒でそれら全てを把握することは難しい。そのためあらかじめ予備知識として、重要なポイントだけ解説しておきたい。

 まず画面の右側にある「装備」、「スキル」、「生産」のタブボタンを選択し、自分が行ないたい行動を決定する。

 装備を選択すると、自分の装備を切り替えることができる。これが選択されている状態では、アイテム倉庫から自分が装備したいアイテムを装備アイテム欄にドラッグ&ドロップすることで装備を変更することができる。冒険中に手に入れた指輪などのアクセサリー類は、ここで一旦手持ちアイテムをあらわすアイテムウィンドウからアイテム倉庫に移しなおしておかないと、装備できないようになっている点に注意したい。反対に回復アイテムなどの消耗品を持ち込みたい場合は、アイテム倉庫欄からアイテムウィンドウに移しておこう。

 スキルタブを選択すると、持ち込むスキルの選択とスキルの強化を行なうことができる。ひとつ注意したいのは、ここで表示されるスキルは装備している武器によって異なると言うこと。大槌のスキルを強化したい場合に、両手剣を装備していると、大槌のスキルは表示されないので、この場合はあらかじめ装備タブで大槌を装備しておいてから、スキルタブを選択するようにしよう。

 生産タブを選択すると、アイテム生産が行なえる。アイテムウィンドウが生産可能レシピ一覧に切り替わるので、生産したいアイテムのアイコンをアイテム倉庫欄にドラッグ&ドロップしよう。この操作で行なわれるのはアイテム生産における「発注」の要素だけなので、実際にアイテムが手に入るのは次回アイテム整理画面到達時である点に注意が必要だ。

装備タブでアイテムを装備。持ち込みたいアイテムはアイテムウィンドウに移しておこうレベルが上がったら、忘れずにスキルタブでスキルも強化しておきたい生産可能なアイテムのレシピは、レベルが上がることで増えていく


■気軽に遊べる協力型アクションRPG

 ネットワーク対応のRPGと言うと、アイテムの取り合いやモンスターの取り合いなど、プレーヤー間のぶつかり合いが懸念されるところだが、本作ではモンスターからドロップするアイテムは各プレーヤーごとに分かれており、他のプレーヤーに取られることがないなど、その辺りも考慮されたシステムになっているようだ。

 操作が比較的簡単であり、またICカード1枚だけで遊べることもあって、気軽にプレイできるアクションRPGになっているが好印象だ。ただ、開発チームが「クエスト・オブ・D」のチームという事もあり、奥深い本格アクションも楽しめそうだ。

 稼動は今冬予定とのことで、まだまだ時間はあるので、ロケテストでのアンケートなどで受けた要望は積極的に取り入れていきたいとのこと。興味のあるプレーヤーは、ぜひともロケテストに参加して、忌憚のない意見を開発にぶつけてみて欲しい。

【スクリーンショット】


【プロモーションムービー】
【ゲームの流れ】

(C)SEGA

(2009年 5月 1日)

[Reported by 木原卓/米澤大祐]