【連載第205回】ゲームライフに役立つグッズをレポート


「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」グッズ集合!
スライムのスタンドスピーカーほか、同時発売グッズでもっと楽しむ!


 当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


【今週のおしながき】
DSi/DS Lite HORI 「ドラゴンクエスト スライムスピーカースタンド」
DSi HORI「ドラゴンクエストIX プロテクトケースDSi」
DSi スクウェア・エニックス「DSi ポーチ」
DSi スクウェア・エニックス「DSi シール」
DSi スクウェア・エニックス「スマイルスライム イヤーヘッドフォン」
DSi/DS Lite スクウェア・エニックス「スマイルスライム タッチペン」

 今回は、ついに発売された「ドラゴンクエストIX 星空の守り人」(以下『ドラクエIX』)とともにリリースされた、各種ゲームグッズを集めてみた。スピーカースタンドからプロテクトケース、ポーチ、ヘッドフォンにタッチペンと多種多様。その使い心地を中心にチェックしていこう。


● スライムがDS用スタンドに! スピーカーに! 見た目のインパクトも抜群のユニークなグッズ

「ドラゴンクエストスライム スピーカースタンド」

    メーカー:HORI
    価格:4,725円
    任天堂ライセンス商品

どっしりとした質感があるスライム。曲線のラインもキレイで、まさしくスライムというフォルムを実現している
ぶにぶにとした感触が心地良い。スライムらしさを再現するとともに、スタンドとして使うときにはハンドレストとして機能する

 「ドラゴンクエスト」シリーズの代表的なモンスターであるスライムの形をした、DS用スタンド&スピーカー。一見、置物やぬいぐるみのように見えるが、中にスピーカーが内蔵されていて、背中側にはDSを装着するスタンドを組み合わせることができる。より迫力ある音でDSを楽しめるグッズというわけだ。動作には単三型乾電池4本を使用する。

 スライムは約12.5cm×16.5cm(高さ×横)の円形をしている。キレイな円になっていて、正面から見た時の左右のバランスや頂頭部へのラインなどはまさしくスライムそのもの。

 重さは電池込みで472g。大きさといい重さといい、見た目のインパクトといい、存在感は抜群だ。触ってみると、ぶにぶにとしっかりとした反発を感じる堅さをしている。他の製品だと、キーボードレストやマウスレストに使われているようなジェルタイプの質感に近い。ほんの少しひんやりとした感触がするのもスライムっぽくていい。

 内部はPU素材で表面はナイロン素材になっている。側面にナイロンの縫い目があるのが少し残念なものの、手触りのぷにぷに感はちょっとクセになる気持ちよさ。ナイロンがほんの少し光沢があるところもよりスライムっぽさを高めてくれている。

 頂頭部の裏側には、スタンド機能用の台座がある。普段はスライムの形を損なわないよう収納されていて、使う時に台座を開く。台座を持ち上げて、スタンドテーブルのパーツを装着するという作りだ。台座は角度を4段階に調節できる。DSの重量を支える台座だけに開閉の感触は堅めで、角度を変えるごとにガキッガキッという手応えとともに固定される。

 台座にあるくぼみにスタンドテーブルのパーツをスライドさせるようにしてはめこむ。スライドテーブルには6個のベルト状になった固定用ゴムがついていて、この枠内にDSをはめこむ。スライドテーブルは左右に3段階伸縮させられるようになっていて、横の長さを変えることで、DS Lite、DSi、そしてHORIのプロテクトケースを装着したDSiやDS Liteにも対応する。

 スライムの底面には電池ボックスが設けられていて、フタには滑り止めゴム足が4個ついている。電池の持続時間は約40時間ということで、毎日愛用していると、わりと頻繁に電池交換が必要になるという印象を受けるかもしれない。グッズには乾電池は付属していないので別途、電池を用意する必要がある。

 背面には、巻き取り式のヘッドフォンケーブルやスピーカー機能をオン/オフする電源スイッチや赤色のLEDがある。ヘッドフォンケーブルは約70cmまで伸ばせるので、スタンド機能を使わずに外部スピーカーとしてプレイ中そばに置いておくという使い方もできる。スタンド機能を使っているときには、ヘッドフォンケーブルはスタンドの裏側にあるホルダーに通しておくこともできる。ケーブルが邪魔にならないようにという配慮がされている。

 なお、DS以外でもイヤホンジャックに対応する機器ならなんにでも使える。スタンド機能はDSiとDS Liteのみ対応だが、スピーカー機能だけなら初代DSでも利用可能だ。オーディオプレーヤー等のスピーカーとしても使える。ゲームグッズではなく、今や誰もが知るかわいらしいスライムの外部スピーカーとして捉えるのもありだろう。

 肝心のスピーカーは、スライムのほっぺのあたりに内蔵されている。ほっぺのあたりを触ると丸くて堅いスピーカーがあるのがわかるが、見た目にはスピーカーの存在を感じさせない自然さが嬉しい。

【7月16日追記】記事初出時、充電式の電池に関する記述がありましたが、本製品の取扱説明書に充電池の使用を控えるよう記述があることが確認できました。HORIに確認を取ったところ、「充電池でも動作はするが、電池の特性の違いなどにより、明示している動作時間などに保障ができない」とご回答といただきましたので、該当記述と写真を変更いたしました。ご了承ください。


底面に電池ボックスがあって、見た目を損なわないことと重心を底面に集中させることを両立している。背面にはスピーカー用の巻き取り式イヤフォンコードとスイッチ、さらにとんがりの裏側にはスタンド機能用の台座がある。機能的な部分は全て背面に回しているわけだ。スタンドのテーブルは写真のように台座と組み合わせる。下段右の写真に4つのくぼみがあるが、そこのフックがスライドしてテーブルの横幅を調節できるようになっている
スタンドにDSiを乗せてみたところ。上段左の写真は垂直に1番近い角度で正面側から撮影したもの。とんがりがタッチパネルのすぐ下に被ってきていてちょっと邪魔になっている。水平に近い角度で使用するとスライムに視界を遮られてしまう。写真のように4段階に角度が調節できるので、少し上側から見下ろすような姿勢で調節するのがベストだ

スピーカーの仕様

インピーダンス

8Ω±15%

ケーブル長

約70cm(巻き取り式)

再生周波数帯域

20Hz~20KHz

出力

150mW+150mW

電池持続時間

約40時間
※5mW+5mW出力時
※環境によっては異なる場合がある
DSに手を添えると、自然とスライムの上に手首が乗る
イヤフォンケーブルは、写真のようにスタンドの背面に通すことでスッキリと配線できる
スタンド機能を使わずに外部スピーカーとして使うのも手軽でいい
イヤフォンジャックに対応する機器なら、DS以外にも利用可能だ

 実際に「ドラクエIX」をスライムスピーカーで遊んでみた。スタンドの横幅を広げてからスライムの台座と組み合わせてDSiをセットする。スタンドテーブルの長さ調節幅が細かいので、スライドのストッパーをうまく動かすのに少し苦労したのだが、1度最大まで広げておいて、DSをセットしたあと左右から押すようにしたら、うまいこと適切な長さに調節された。本体をポンと置いてグッと左右から押し込むだけと、とても手軽だ。

 スタンドにセットしたDSで実際にプレイ。見た目にはDSがけっこう高い位置に来るので、重心は大丈夫なのかな? と心配になるが、スライム自身の重さがあり、スライムの形状も台座に適している。電池ボックスも底面にあるので、重心は下のほうに集中している。安定感のある作りだ。

 ちょうどいい角度に調節してDSを手に持ってみると、ちょうど手首のあたりがスライムの上に乗った。パームレストのように機能しているわけだ。スライムの緩やかなカーブが内向きにした手首にうまくフィットする。感触もいいし、思いのほかしっくりくる。

 気になったのは、スライムの頂頭部の先端が画面の手前に近いところだ。スタンドの角度を1番手前にしていると、タッチパネルのすぐ下に先端があって微妙に気になってくる。画面には被らず本体開閉もできるので、直接邪魔にはなっていないものの、ちょっと気になるかもしれない。

 続いてスピーカー機能も試す。ヘッドフォンコードが巻き取り式になっているので、スタンドの台座と同じように普段は中に収納することでスライムの外観を損なわないよう配慮されている。使うときに引き出して、戻すときは一杯まで引いてから手を離せば中に自動的に収納される。見た目を保つ目的と実用性を兼ねた便利な作りだ。

 スタンドにセットしたDSに接続するときは、巻き取り式のコードをスタンドまで必要な長さだけ伸ばせばケーブルが邪魔にならない。スタンドテーブルの背面にあるケーブル通しを経由させることで、さらにケーブルのたるみなども無くすことができる。うまく配慮された作りだ。

 スピーカーの音質はDSi本体のスピーカーと比べると、中域が強めで、低域の音も強く感じられた。音圧が高まって、メリハリがつき、音の広がりもさらに感じられるようになって、音に迫力が加わる。ただ、高域の音が中低に比べると弱めで、音質も少し曇り気味に感じられる。これでもう少し高音も出てくれたら満点だが、材質も考えると厳しいかもしれない。

 スタンド機能は使わずに、そばにスライムを置いておいてスピーカーとして使うスタイルは、手軽でいい。スタンド機能を使うとどうしてもその場から動きづらくなってしまうので、ワンセグチューナーでテレビ番組を見るような視聴や、タッチペン操作に向いていると感じた。それに対してスピーカー機能だけ使うのであれば、70cmのケーブルが届く範囲なら自由に手を動かせるのがいい。スライムと少し距離を置いて大きめのボリュームで楽しむと、部屋の反響が加わって音の広がりがよくなる。

 ほかに気になったのは、スピーカー電源の切り忘れだ。見た目を保つため、いたしかたないとはいえ、背面に電源のLEDがあるのでプレイ終了時に気づきにくい。次に使うときには電池が切れていた、なんていうのは寂しいばかり。電源の切り忘れには気をつけたいところだ。

 スタンド機能、パームレスト機能、スピーカー機能などプレイ環境に関わる機能を持ちながら、置物としての外観も保てるという、面白いグッズだ。スタンド機能は両手で持って遊ぶときの補助にしっかりと実用できるし、視聴時やタッチペンメインでプレイするときにもいい。音質に少し厳しいところを感じたものの、外部スピーカーとして様々な機器に使えるのは嬉しいところだ。そして、普段はスライムとして部屋を飾ってくれる。いろんなことに利用できる巧みなグッズだ。





● スタイリッシュなスライム柄がポイントの高品質なDSi用プロテクトケース

「ドラゴンクエストIX プロテクトケースDSi」

    メーカー:HORI
    価格:1,200円
    任天堂ライセンス商品

透明なプロテクトケースの天面にシルバーのスライムがプリントされている

 DSi本体を覆って汚れやキズから保護するプロテクトケースグッズだ。このプロテクトケース自体はHORIより各色が販売されている「プロテクトケースDSi」のオリジナルデザインバージョンとなっている。天板のデザイン以外は基本的に同じ製品だ。

 「プロテクトケースDSi」は約1mmの薄めのケースながら、高い保護力とフィット感が魅力のケースだ。ケースの透明感が非常に高く、開口部のフチや角なども綺麗に丸みをつけた加工を施している。老舗グッズメーカーならではのクオリティと安心感を感じる1品だ。

 ケースをつけたままでも本体の各所に問題なくアクセスできる。電源スイッチ、ボリュームスイッチ、イヤフォン端子、タッチペンホルダーとSDカードスロット、充電端子にDSカードスロット、ストラップホールなど、全て適度に余裕のある大きさの開口部が設けられている。

 ケースの手触りは見た目のつややかさ通り、ツヤツヤと手をとらえてくる。その手触りは滑り止めにもなるところがあって、本体にケースの適度な厚みや丸みが加わるところからも、ホールド感がかなり高まるのが嬉しいところだ。透明度の高さも目を見張るレベルだけに、指紋が目立ちやすいところが難点といえば難点だ。

 フィット感の高さも魅力のひとつで、本体との一体感が非常に高い。ケースのフチにあるツメの固定力も高め。それだけに、取り外したいときにはどこから手を付けていいか困惑するところすらもあるかもしれない。実際は、底面からDSiの下画面側を押し上げるようにしてから、次に上画面側を外すという手順をとるとすんなりと外すことができる。

 操作感も非常にいい。前述のようにツヤが滑り止めになってホールド感がいいのに加え、厚みを適度に抑えているのでL/Rボタンのでっぱりも残っている。開いたDSiを手に取ったときも、手に余計な刺激や不快感を感じることもなく、しっくりとくる。

 不満点がほぼ見あたらないという、隙のない完成度のプロテクトケースだ。迷わずオススメできるグッズになっている。


フィット感が高くてケースの剛性も高い。開口部の処理もキレイで非常にクオリティの高いプロテクトケースだ。外側カメラをスライムの目に見立てたデザインも面白い
スライムスピーカースタンドとも組み合わせられる。ツヤツヤとしたプロテクトケースとスタンドのゴム足の組み合わせによって、本体だけと組み合わせるよりも滑りにくくなる

 さて、そんな「プロテクトケースDSi」にオリジナルデザインがプリントされているのがこの「ドラクエIX プロテクトケースDSi」だ。クリアカラーのプロテクトケースDSiの天板に、シルバーで「ドラクエIX」のロゴと大小のスライムが描かれている。

 大きいスライムの片目のところがちょうどDSiの外側カメラの開口部になっている。本体の機能をデザインに取り込んでいる面白い作りだ。

 今回はブラックのDSiに装着してみたのだが、デザインの印象は非常にいい。もともと透明度が高くて見栄えのいいケースに描かれたスライムの絵柄は、シンプルな仕上がりでゴテゴテとし過ぎていないのがいい。本体色とシルバーの配色もモノトーン風のコントラストになっていて、スライムに無機質な存在感を感じる。さらに本体のカメラを使ったアクセントがより無機質な感じを高めていて、ちょっと不気味な感じにも見えるところがなんともクールだ。

 ちなみに上で紹介している「スライムスピーカースタンド」のスタンドは、このプロテクトケースDSiをつけたままで装着できる。両方そろえれば、家の中でも、外に持ち出しても万全。さらに、本体のデザインも部屋のインテリアもドラクエ三昧だ。デザインばかりでなく、実用性も高いところが嬉しいところだ。





● しっかりとした保護性能と扱いやすさが光るコンパクトなポーチ

「DSi ポーチ」

    メーカー:スクウェア・エニックス
    価格:1,380円
    任天堂ライセンス商品

黒無地のシンプルなポーチに「スライムタワー」と「モーモン」をあしらったプリントが施されているポーチ
DS本体にカード収納と汎用ポケットを備えたコンパクトなポーチ

 DSi/DS Liteを収納できるポーチグッズだ。天面には「ドラクエIX」の新登場モンスター「スライムタワー」と「モーモン」がデザインされている。そのほかには特に飾りはない、シンプルでコンパクトなポーチとなっている。

 本体表面の素材はポリエステルで、ザラつきのついた布地加工だ。中身にポリウレタンが仕込まれていて、押すとグニッとした感触で沈む。衝撃からの保護がしっかりと取られている。収納部にはフワフワとした起毛素材が全面に使われている。ファスナーやチャックでDSに傷をつけてしまわないようチャックのラインに沿って起毛素材のカバーがついているなど、細かな配慮もしっかりとされている。

 収納部には、DSiやDS Lite、さらに今回紹介しているHORIの「ドラクエIX プロテクトケースDSi」を装着したDSiもぎりぎり収納することができた。全体にコンパクトなポーチだが、収納部には若干の余裕がある。フタの側には、DSカードやSDカードを収納できるカード用のポケットが3つ、その上に横に広い汎用ポケットがある。カード用ポケットはメッシュになっていてカードのタイトルが見えるようになっている。

 汎用ポケットはイヤフォンなどを入れるのに丁度よさそうなのだが、厚みがあまりないので、インナーイヤータイプなどのイヤフォンを入れるときつくなった。一応ポケットに入れてファスナーも閉じられるが、ポーチがかなり膨らんでしまって見栄えはあまりよくない。どちらかというとカード類やメモなどの薄いものを入れるのに使うのが良さそうだ。

 全体に無難な作りのポーチだが、傷や衝撃への配慮もしっかりされているのが好印象だ。DSi本体より少し大きい程度のコンパクトなサイズも気軽に持ち運びやすくていい。イヤフォンなど厚みのあるものがスマートに収まらないというところがあったが、そこはサイズを取るか収納量を取るかというところ。シンプルだがしっかりと配慮された実用的なポーチだ。


収納したDSカードのラベルが見えるようにメッシュ素材を使っていたり、ファスナーのラインに起毛素材のカバーをあてていたりと、傷からの保護や使いやすさへの配慮がしっかりされている
汎用ポケットは厚みにあまり余裕がないのでイヤフォンなどを入れるとポーチが膨らんでしまう。コンパクトなポーチだけにここはいたしかたないところ




● DSiを「ドラクエIX」仕様にデコレーション! 液晶保護フィルターも付属

「DSi シール」

    メーカー:スクウェア・エニックス
    価格:980円
    任天堂ライセンス商品


DSiを「ドラクエIX」にデコレーションできるシールグッズ

 「ドラクエIX」のモンスターがぎっしりと描かれた天板用シールが1枚に、内部上画面の左右に貼るシールが左右で2枚、さらにタッチパネルの保護フィルターがセットになったグッズだ。デコレーションシールのみかと思いきや、タッチパネル側だけとはいえ保護フィルターも入っている。

 天板のシールはぎっしりと「ドラクエIX」のモンスターが描かれたにぎやかなデコレーションシールだ。カメラの部分がスライム型にくりぬけるようになっているのがワンポイントになっている。粘着面のシートは左右で半分に分かれるようになっているので、位置合わせをしつつ半分ずつ貼り付けていくと簡単に貼れる。

 内部上画面用の2枚のシールは男性キャラクタと女性キャラクタがそれぞれ描かれている。こちらも粘着面のシートが上下で半分に分かれているので、天面用シールと同じ要領でぺたりと貼り付ける。シールはいちおう汚れや傷からの保護になるかもしれないが、デコレーション用のシールだ。


天面用のシールには「ドラクエIX」の登場モンスターがぎっしりと描かれている。アクセントとして外側カメラの位置がスライム型のくりぬきになっているのがかわいい。内部に貼れる主人公キャラクターのシールも付属している

 タッチパネル画面の保護フィルターは透明なスタンダードなフィルターになっている。当然ではあるがデコレーションの要素は入っていない。フィルターには透明の台紙と青いフィルムが貼られているので、台紙から剥がして貼り付けていく。クリーニングクロスなどはついていないので、別途用意したほうがいい。

 フィルターのサイズはタッチパネルより縦が0.6mm、横が0.5mmほど小さめになっているが、フィルターグッズとしては標準的なサイズだ。中心に貼るように位置を調節すれば、隙間は見えなくなる。

 フィルターはとても吸い付きがいいタイプで、気泡も入りづらい。台紙から剥がした端から画面の端に置くようにするだけでスーッと貼り付いていった。貼り付けがとてもしやすいフィルターだ。事前にタッチパネルをキレイにしておくことと、ホコリが舞っていない場所(湿度のあるお風呂場などが向いている)で貼り付けを行なえば簡単に貼り付けられるだろう。

 電源オフ状態でタッチパネルを見てみると、少し縦縞のような線状の跡が見えるのが少し気になった。にじみのような跡で、光を反射させるとチラチラと見える。電源を入れるとほとんど見えなくなるが、ゲームプレイ中でも暗転したときなどにほんの少し見えるかもしれない。支障があるというほどではないという印象だが、少し気になった点だ。

 フィルター自体の透明度はかなり高く、上記のにじみの点以外は質感もいい。色味が変わるようなところもなく、画面が濁ったような印象も受けなかった。タッチペンを滑らせてみた感触も、何も貼っていない状態に近くて変なクセはない。全体に無難だが貼りやすさに好印象を受けるフィルターだ。


デコレーションシールだけかと思いきや、タッチパネル用の保護フィルターも付属している。非常に貼りやすかったのが印象的で、少し縦縞のにじみのようなものが見えるのが気になるものの、透明度もよく、無難なフィルターだ




● ケーブルスライダーのスライムがアクセントのイヤフォン

「スマイルスライム イヤーヘッドフォン」

    メーカー:スクウェア・エニックス
    価格:2,300円
    任天堂ライセンス商品


スライムカラーのインナーイヤータイプイヤフォン。ケーブルのスライダーがスライムになっている

 スライムをモチーフにしたインナーイヤータイプのイヤフォンだ。全体がスライムのカラーリングをしているほか、コードを止めるスライドももちろんスライム。イヤフォンの側面にも「SmileSlime」のロゴやスライムのシルエットがプリントされている。

 交換用のイヤーパッドがS/Mサイズが1個ずつ付属しており、Mサイズは出荷状態でもう1組イヤフォンにつけられている。ケーブルの長さは約1.1mと長めにとられている。イヤフォンは途中まで1本でスライム型のスライドホックからYの字型に左右2本に分かれる。スライムを適度な長さに調節すると、胸元にスライムがくるというわけだ。

 イヤフォンのコードは柔らかいサラサラとした手触りになっている。少し曲げたりしたあとのクセが付きやすいところがあるが、絡まりにくいのが嬉しいところだ。安価なイヤフォンだとケーブルの手触りがキュッキュとした摩擦の強いものがあって、そうしたものはとても絡まりやすい。こちらはそうしたタイプではなく、扱いやすさが考慮されている。

 イヤフォンの音質はバランスのいい音と感じた。中域が強めで音圧も高い。低域もそこそこ出ている印象で、がっしりとした音だ。高域はそれに比べると控えめではあるが、弱すぎるというほどではない。基本的にはいわゆるドンシャリ系な音なのだが、中域と低域に支えられている。キャラクターグッズの低価格なイヤフォンということで正直なところ侮っていたのだが、なかなかにゲームに向いていると思えた。


イヤフォンの仕様

形式

密閉ダイナミック型

最大出力

10mW

インピーダンス

32Ω±15%

音圧感度

102dB±3dB

再生周波数帯域

20~20,000Hz

イヤフォンの左右を示す記述にスライムのシルエットが描かれていたり、ケーブルスライダーのスライムがちょうど胸元にくるようになっていたりと、かわいらしいイヤフォンだ。安価ながらゲームに向いた音質でケーブルの質感もそこそこ




● ホルダーからちょこんと顔を出すスライムがかわいらしいDSi/DS Lite用タッチペン

・「スマイルスライム タッチペン」

    メーカー:スクウェア・エニックス
    価格:各525円
    任天堂ライセンス商品


左の2本がDSi用、右の2本がDS Lite用だ。カラーリングの違いとペンヘッドにスライムがついている特徴以外は基本的に純正タッチペンと同じになっている

 スライムをあしらったタッチペンだ。DSi用とDS Lite用がそれぞれ販売されている。それぞれ本体のタッチペンホルダーに収納できるよう純正のタッチペンと同じ形状をしているほか、DSi用は塗りつぶしで水色と黒の2本セット、DS Lite用は半透明の水色と黒の2本セットになっている。

 特徴としてはそのカラーリングと、ペンヘッドについたスライムのアクセントがある。スライムは水色のペンは普通のスライムで、黒いペンはメタルスライムになっている。DS本体のタッチペンホルダーに収納するとスライムだけがホルダーの外に顔を出すのがかわいらしい。

 それ以外の点については、このタッチペンは基本的に純正のタッチペンと大きな違いはない。ペン軸の手触りは微妙な違いがあるものの、ほぼ同等と言っていい。ペン軸の太さ、長さも同じで、ペン先の素材や書き心地についても違いは感じなかった。予備のタッチペンとしても純正とほぼ同じ使い心地が得られ、スライムのアクセントがかわいいというグッズだ。


使用感は純正タッチペンとほぼ同等。タッチペンホルダーに収納したときにペンヘッドのスライムがちょこんと出るのがかわいい。写真右はDSi用の純正タッチペンと並べたもの。ライセンス商品ということもあり、ペン先の素材も同じものと思われる





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(2009年 7月 16日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]