【連載第204回】ゲームライフに役立つグッズをレポート


なめらか加工のPSP用カバーや大容量のDSカードケース
そのほか、タッチペングッズ3種類をチェック


 当連載は、ゲームライフに役立つグッズを発掘し、実際に使用してみようという試みをレポートするものである。ネタに困ったときはお休みしてしまうかもしれないので不定期連載である。ちょっとした投資や工夫で、よりよいゲームライフを送っていただけるよう、鋭意努力していく所存である。


【今週のおしながき】
PSP リックス 「PSP-3000専用シリコンケース」
DS カンタービレ「12カードケース」
DS ジュピター「伸びる! タッチペンDS プラス」
DS カンタービレ「DSi 伸縮タッチペン」
DS 明和産業「タッチペン&ディスプレイクリーナー」

 

● なめらかなシルクタッチ加工のPSP-3000専用シリコンカバーグッズ

・「PSP-3000専用シリコンケース」

    メーカー:リックス
    購入価格:980円
    カラーバリエーション:スモーキーホワイト/スモーキーブラック

シルクタッチ加工を施したシリコンカバーグッズ。クリーニングクロスが付属しているのがカバーにしては珍しい
PSP-3000に装着したところ。柔らかいカバーなのだがたわみなどは出ず、一体感が高い

 携帯電話用アクセサリーやシリコンオーディオ用アクセサリを手がけるリックスより、PSP-3000専用のシリコンカバーグッズが登場した。特徴として、シリコンになめらかなシルクタッチ加工を施しているという。カラーバリエーションはスモーキーホワイトとスモーキブラックの2色がある。今回はスモーキブラックを使ってみた。

 パッケージにはシリコンカバーのほかに、液晶画面用のクリーニングクロスが付属している。シリコンカバーグッズの同梱品としては珍しいことだ。このクリーニングクロスは柔らかな布の質感のある目が細かい物で、付属品にしては実用的なかなりしっかりとしたものだ。カバーでは保護できない液晶部分はこのクリーニングクロスでキレイに保ってくださいということだろうか。なんにせよちょっと嬉しい付属品だ。

 シリコンカバーを触ってみると、たしかにシルクのようなスベスベとした感触がする。従来のシリコンカバーにもサラサラとした手触りの物はあるが、そうした物はたいがいどことなく粉っぽいサラサラ感であることが多い。こちらは粉っぽさが薄くてスベスベとしている。全体に柔らかいカバーで、厚みは約1.1mmとなっている。

 シリコンの外観は、側面にライン状の太めの滑り止めがついているほか、背面にも滑り止めがついていて、ゴツゴツとした印象を受ける。カバーには方向キー、アナログパッド、○△□×ボタン、スピーカー穴、L/Rボタン、マイク穴、メモリースティックデュオスロット、電源スイッチ、イヤフォン端子に充電端子と、各所に開口部が設けられている。基本的な機能はカバーをつけたままで全てアクセスできるようになっている。

 UMDスロットとUSB端子の周辺に関しては、カバーがめくれるようになっている。カバーを装着したままでも、スロットの部分だけめくってUMDの入れ替えができる。ただし、このめくれる部分はUSB端子の左右にあるネジ穴にカバーの突起を差し込んで固定する方式になっている。そのため、ワンセグチューナーなどのUSBユニットに関しては、カバーを留めたままだと使えず、めくった状態でなら利用できる。背面にカバーが垂れ下がった状態になるが、操作や視聴の邪魔になるというほとではないのだが、このあたりは好みが分かれそうだ。


全ての各スイッチ類に開口部からアクセスできるようになっている。側面と背面には滑り止めがついているため、ゴツゴツとした印象を与えるデザインになっている
背面のUMDスロット部分は、カバーがめくれるようになっている。固定するのにUSB端子横のネジ穴を使うため、ワンセグチューナー等のUSBユニットと併用するには、カバーをめくったままにすることになる

 実際にPSP-3000に装着してチェックしてみる。方向キーや○△□×ボタンの開口部は、一段厚みを薄くする加工がされていて、クリック感がしっかりと感じられる。ただ、ボタンに関しては厚みの違いによる段差がボタンの外側すぐのところにあって、そこがボタンを押したときに当たってくる。もう少し外周の余白を大きめに取って欲しかったところだ。

 アナログパッドの操作感は少々厳しい。パッド周辺の余裕がかなり狭くてスライドさせるとカバーに当たってしまう。カバー自体が非常に柔らかいのでスライドの邪魔にはあまりならないのだが、やはり気持ちの良いものではない。もう少し余裕が欲しかった。

 フィット感は高く、柔らかいカバーのわりに操作中にカバーがずれたりといったことがない。液晶画面に沿った長方形の開口部が若干ゆがんでしまうところはあるが、それも大きな歪みではない。成形が良く、違和感のない作りだ。気になったのは開口部のフチで、シリコンの切り跡のようなバリが残っている。根本的な作り自体は悪くないものの仕上がりが少し安っぽく感じられるのは残念だ。

 ゲームをプレイしてみる。本体とカバーのフィット感の高さから、ホールド感がしっかりとしていていい。変なズレや違和感がなく、凝縮感を感じる手応えだ。アナログパッド操作については前述のように少し辛いところがあるが、方向キーとボタンはカバーの厚みがかなり薄くなっているおかげでキーやボタンのでっぱりがしっかり残っており操作しやすい。シリコン素材自体による滑り止め効果に加え、側面と背面の滑り止めもかなり効果的だ。

○△□×ボタンに設けられているような厚みの段差など、ボタンのクリック感を残す工夫がされていて、操作しやすいのが魅力。ただ、アナログパッドは写真のように周辺がたわんでしまうし、全体的にシリコンを切り離した跡が残っていて安っぽさを感じるといった残念な点もある

 アナログパッドの開口部が狭いところと、開口部のフチの処理が丁寧でないところは気になったものの、フィット感やボタンの操作感の良いカバーとなっている。また、スベスベとした手触りも心地良く、滑り止めの効果もしっかりとしている。もう少し安っぽさを感じさせないぐらいのクオリティが欲しかったところはあるものの、操作性のいい実用的なシリコンカバーだ。





● DSカード12枚収納可能! 一覧性が高く邪魔にならない薄平べったいカードケース

・「12カードケース」

    メーカー:カンタービレ
    価格:450円

 DSカード12枚のほか、SDカード2枚、さらにmicroSDカードも4枚収納できるという、大容量のカード収納グッズだ。

 ケースは縦8.3cm×横13.5cm×厚さ1.3cmという平べったい形状をしている。DSiとほとんど重なるぐらいのサイズだ。表側と裏側がそれぞれ開くようになっていて、各面にDSカード6枚、SDカード1枚、microSDカード2枚を収納できる作りになっている。

 カードを収納している位置のフタには半透明の窓がついていて、収納しているカードのタイトルが外から見えるようになっている。DSカードを12枚収納できる大容量だが、平べったい形状とこの窓のおかげで一覧性は高い。

 収納部にはカード型の枠がついていて、そこにはめ込むようにして収納する作りになっている。収納の枠には、カードが飛び出さないよう落下防止のツメが左右についている。固定力はそこそこに控えられていて、取り出しがしやすく、それでいて不意に外れてしまわないようなうまい加減になっていた。

薄くて平べったい形状のカードケース。片面にDSカード6枚とSDカード1枚、microSDカード2枚を収納可能だ。全体にコンパクトにするためか収納部はぎっちりと詰まっているが、空いている箇所から指を差し入れれば簡単にカードを取り出せる

 実際にカードの出し入れなど使用してみた。カードを枠に合わせてパチッと音がするまで押し込むとしっかり固定される。押し込むと書くほど力は必要なく、枠にはめるだけという感触だ。取り出すときは指をカードのフチにかけて引っ張り上げるだけで簡単にツメが外れる。そこそこの固定力はあるが、出し入れのしやすさを重視した程度なのが嬉しいところ。

 ただし、カードを何枚も収納していくと、カード収納部が隙間無く並んでいるので指を差し入れる箇所が限定されていくというところがある。隙間があるほうがどの方向から指を入れられて取り出しはしやすいのだが、そのぶんスペースをなくして全体のサイズを控えているので、ここは致し方ないところ。

 気になったのは表と裏のフタの開閉で、この感触がけっこう堅めになっている。また、フタを開けるときに指を入れるくぼみの角がとがっていて、指が痛くなってしまった。フタを固定しているフックが外れるように側面を押しながら開くと簡単に開くのだが、それにしても角の感触が当たってくるところが辛いところだ。自分でヤスリを軽くかけるなど、角を丸くする工夫をすると、かなりいい仕上がりになるかもしれない。

フタの開閉が少し感触が堅いが、カード収納の固定力はほどよい堅さになっている。収納してあるカードの一覧性がよく、コンパクトで邪魔にならない形状もいい。扱いやすいグッズだ

 平べったい形状による一覧性、半透明の窓による視認性、大容量な収納で、かつコンパクトなサイズと、かなりバランスのいいグッズだ。フタの開閉について気になるところはあったが、収納の出し入れ自体は扱いやすい。薄く平べったい形状なので、2個、3個とこのケースを使うときも、積んで置いたり、縦に並べておいたりすればコンパクトに保管しておける。実用的なカードケースだ。





● ストラップのホルダーでぶら下げておける伸縮タイプのタッチペン

「伸びる! タッチペンDS プラス」

    メーカー:ジュピター
    価格:525円
    カラーバリエーション:ホワイト/ブラック
    任天堂ライセンス商品

カプセルを連想させる丸みがついた伸縮タッチペン
ホルダーのついたストラップで、DSi本体にぶら下げておける

 持ちやすい太さと長さを確保した伸縮タイプのタッチペンで、使わないときにはストラップパーツと組み合わせてコンパクトにぶら下げておけるという、特徴の多いタッチペングッズだ。

 タッチペンは直径が9mmと普通のペンのような太さがある。純正タッチペンの直径は4.9mmなので、倍近くの太さだ。最短時は8cmと純正タッチペンよりも1cm短い程度のタッチペンだが、軸の部分を回転させるとロックが外れて伸ばせるようになる。

 伸縮は、最短時の8cmから、ちょっとだけ伸ばした9cm、最大の11cmと、3段階に切り替えられる。ペンの前半分と後ろ半分をひねるように回すとカチッカチッと伸縮のロックが切り替わる仕組みだ。

 ストラップパーツは透明のホルダーで、タッチペンの突起にホルダーをはめこむ形式で装着する。ホルダーは少し堅めだが、固定部が小さくて固定の仕方もはめ込んでいるだけに、簡単に外れてしまうよりも安心感がある。ぶつけてしまったりしない限り、普通にぶらさげていても不意にペンが外れてしまうようなことはなかった。ただ、ラフに扱うと紛失する恐れはあるかもしれない。

 実際にタッチペンを使ってみる。本体のホルダーに収納するのではなくぶら下げる形式なのは、やはり好みが分かれるところかもしれない。だがその分、しっかりと握れる太さのあるペンは扱いやすい。

 タッチペンのロックを外す仕組みは、使い始め当初は感触が堅かく使いづらい印象を持ったのだが、何度か回しているうちに丁度良い堅さに馴染んできた。

 ペンは太さがあるため伸ばしていない状態でも指でつまむようにしてしっかりと持てる。純正のタッチペンよりも格段に持ちやすくなり、ペン先が安定する。1段階伸ばすと、約1cm伸びるが、これは成人男性の手にはあまり影響がないが、手が小さい子供なら、これだけでも手で支える部分の長さができて持ちやすくなるのでは、と感じた。

 最大の11cmまで伸ばせば、手の大きい人でもペンの後ろ側が親指の付け根当たりまで伸びて、支えられるようになる。指先でしっかりと持っているのに加えて、よりペン先が安定するようになる。手全体でペンを支えるようになるので、疲れにくくもなる。


ペン軸をひねるように回すとロックが外れて、写真のように3段階の長さに伸縮できる

 ペンはツルツルとした手触りで滑り止めになるような溝などがないため、少し滑りやすいところがあるのが気になった。ペン軸のロックを回すときも、手汗や皮脂汚れで滑りやすくなっていると回しづらくなる。滑り止めになる何らかの加工が欲しかったところだ。

 ペン先の滑りはほぼ純正のタッチペンと同じ感触だ。任天堂ライセンス商品であることから、おそらくペン先は同じ材質が使われていることだろう。純正と同じだけに安心感のある書き心地となっている。ただ、ペン軸からペン先に至るまではそのまま斜めに細くなっているので、ペン先周りの画面を少し隠してしまう。カプセル型の形状を維持する意味でもこの形なのだろうと思うが、ほんの少しでもペン先周りの画面が見えるだけで使い勝手がだいぶ変わってくる。なんらかの工夫が欲しかったところだ。

最大まで伸ばしたタッチペンは、純正のペンと比べて約2cmほど長くなる。指先でしっかりと握れる直径の太さもあわさって、安定感が増す。全体に無難でバランスのいいグッズだが、本体にぶら下げるスタイルであり、ホルダーが少し心許ないところは好みが分かれるかもしれない

 独特の形状をしたタッチペンだが、普段はコンパクトにぶら下げておいて、使うときにはホルダーから外して伸ばす。長さがあり、適度な太さもある持ちやすいタッチペンになる。普段から本体と一緒にまとめて持ち歩ける形で、普通のペンに近い太さを持ったタッチペンを求めている方にオススメできるグッズだ。





● ストラップで本体と繋げておける、伸縮&DSi本体収納可能なメタルタッチペン

・「DSi 伸縮タッチペン」

    メーカー:カンタービレ
    購入価格:450円


スプリング状のゴムストラップがついた伸縮タイプのタッチペンだ。DSi本体のタッチペンホルダーに収納できる

 メタル素材を使った伸縮可能なタッチペングッズだ。DSi本体のタッチペンホルダーにペンを収納できるほか、スプリング状になったゴムのストラップがついているので、本体と繋げておける。紛失防止になり、手を離したいときにDSiにぶらさげておくこともできる。

 タッチペンはDSi本体に収納できることからもわかるとおり、純正タッチペンと同じサイズだ。中心の部分が金属のパーツになっていて、ここが伸縮する。最短時は純正タッチペンと同じ87mmだが、最長時だと123mmと約1.4倍の長さになる。

 ストラップのスプリングの部分は最短時で98mm、無理のない程度に伸ばすと30cmぐらいまで伸びる。元々の長さだけでも十分に長いので、DSiに繋げたまま無理なくタッチペンを扱える。普通にタッチパネルにペンを構えるならスプリングを伸ばすこともないぐらいだ。

 実際にタッチペンを使ってみると、純正のタッチペンとはだいぶ書き心地が異なることに驚いた。純正のタッチペンだとツルツルと滑りがいいのに対して、こちらの伸縮タッチペンだとかなり強めの抵抗がある。ゴムで擦っているようなひっかかりだ。伸縮タッチペンのペン先は耐摩耗製の素材を使っているという記述があることからも、特殊な素材を使っているのかも知れない。

 タッチペンによる操作の反応は純正タッチペンと変わりなく、誤動作なども見られず順調に使用できた。ただ、この書き味の違いは厳しいところだ。このペン先は好みとか書き味というよりも、単純に滑りが悪くて画面にひっかかってしまい、書きづらさを感じさせるところがあった。

 ペンを長く伸ばすとだいぶ持ちやすくなる。伸縮させることで後ろ半分が長くなり、手でペン軸を支えられるようになる。それによってホールド感が高まって安定し、ペン先がぶれなくなる。繊細なタッチもしやすくなり、長時間のプレイでも疲れにくくなる。ただ、金属の部分はツルツルとしていて滑りやすいのが気になった。手汗や皮脂汚れが付くとさらに滑りやすくなってしまうため、溝をつけるなり、なんらかの滑り止め加工が欲しかったところだ。

 純正サイズのタッチペンを伸縮タイプにし、さらにゴムのストラップをつけて扱いやすくするなど、魅力的な工夫が多いのだが、ペンの書き心地やペンの滑りやすさなど、肝心なところに残念なところが見られた。


伸縮は2段階。純正タッチペンと比較すると直径など基本的なサイズは同じだが、長さは約3cm長くなる
ちょっと手を離したいときなどに嬉しいスプリングのストラップや、本体のホルダーに収納できるところ、それでいて伸縮させて十分な長さにできるなど、魅力の多いタッチペンだ。だが、ペン先の書き心地や、ペン軸の金属素材が少し滑りやすいところなど、肝心なところにネックを感じた



● 十分な太さのあるタッチペンと、実用的なクリーナーが一体になったタッチペングッズ

・「タッチペン&ディスプレイクリーナー」

    メーカー:明和産業
    購入価格:980円


スプリングのストラップにタッチペン、さらに液晶画面のクリーナーが一体になったタッチペン

 タッチペンにスプリング状のストラップと、さらに液晶クリーナーが組み合わさった一品だ。タッチペンの素材はペン軸がABSでペン先がPE、クリーナーは表側が人口皮革、拭き取り面はマイクロ繊維が使われている。

 タッチペンは長さが約8cmと少し短め。だが直径は8.5mmと、純正タッチペンの4.9mmという直径と比べると倍近い。表面の手触りはABS素材のいわゆるプラスチック的な感触で滑りやすいところがあるが、適度な太さによって指先でしっかりと固定できること、グリップする部分には溝状の滑り止めが付けられていることで、かなりホールド感を高めている。

 スプリング状のストラップは通常時の長さが約6.4cm、無理の無い程度に伸ばすと約15cmぐらいの長さになる。DSiの背面からタッチパネル側の正面へと無理なく持ってこれる長さになっていて、普通に操作する位置までならスプリングを伸ばすこともない。スプリングはタッチパネル画面の左端をタッチするときに軽く引っ張ることになるが、ほとんど力を入れずに済む程度だった。


十分な直径のタッチペンには、溝状の滑り止めがあり、ペン先部分も細くなっていて画面を覆う部分が少なくなっている。クリーナーは簡易のものではあるが、指紋や皮脂汚れ、ホコリなどをキレイに取れた<。ストラップでぶら下げるスタイルなので、紛失せず、いつでもすぐに使える
直径は十分なのだが、やはり長さがもう少し欲しいところ。書き心地は純正のタッチペンと比べると少し抵抗が強いが、悪い感触ではなく、書き味の違いと言える

 クリーナーは携帯電話用のアクセサリなどでお馴染みの、液晶画面のホコリや指紋、皮脂汚れを除去するものだ。ふくらみがついた長方形の形状になっていて、表側(黒い部分)は人口皮革、裏側(灰色の部分)はクリーニングクロスのようなマイクロ繊維が使われている。

 試しにDSiの液晶画面を拭き取ってみると、軽く拭けばスッとホコリがクリーナーに吸着し、皮脂汚れも消える。本格的にクリーニングするにしてはさすがにクリーナーのサイズが小さめで扱いづらいところなどがあるが、ちょっとした汚れや指紋をキレイにするぐらいなら必要十分。DSiに繋いでいるグッズでいつでも気になったときすぐにクリーニングできるのは安心感もある。

 タッチペンで実際に操作をしてみた。ペン先をタッチパネルに滑らせた感触は、純正のタッチペンと比べると少し抵抗感がある。ペン先が少し柔らかい素材になっていて、シリコン質な素材を画面に滑らせているような引きずっている感がほんの少し感じられた。だが、それほど嫌な感触というわけではなく、書き味の違いとして許容できるものだ。タッチ操作は特に問題なく行なえて、画面に傷がつくようなところも見られなかった。

 ペン軸自体は太さがあるが、ペン先の周辺が少し細くなっているところが嬉しいところだ。このおかげでペン先周辺のタッチパネルの表示がほんの少しだが見える。

 ペンを持つ感触は、前述のように適度な太さと滑り止めのおかげで良好だ。だが、長さに関してはもう少し欲しくなる。手でペン軸を支えるには長さが足りず、指だけでホールドする感覚だ。支える部分が指先だけ、1cm程度だが純正タッチペンよりも短いので、長時間ペン操作をするときの疲労軽減は期待できない。


スプリングは十分な長さがあり、タッチペンもクリーナーも実用的。しいて難点を挙げると、DSiにクリーナーとタッチペンがぶら下げたスタイルは、少しゴテゴテとしてくるところで、好みが分かれるかもしれない。全体に不満点の少ないバランスのいいグッズだ

 簡易とはいえいつでも画面を拭けるクリーナーの存在が嬉しいタッチペングッズだ。スプリングのストラップ、適度な太さがあるタッチペンなど、全体に無難な作りで気になるところは少なかった。伸縮タイプではないので長さが短いところは少し残念だが、純正タッチペンよりも太さがあるだけでも、ホールド感は大きく変わってくる。全体にバランスのいいタッチペングッズと感じた。






■■注意■■
  • この記事の情報は編集部が検証した個体のものであり、すべての製品に共通するものではありません。
  • この記事の情報は検証時点現在のものであり、最新情報はバックナンバーをご参照ください。
  • この記事を読んで行なった行為によって、生じた損害はGAME Watch編集部および、メーカー、購入したショップもその責を負いません。
  • GAME Watch編集部では、この記事についての個別のご質問・お問い合わせにお答えすることはできません。


(2009年 7月 13日)

[Reported by ゲーム環境向上委員会]