Xbox Oneゲームレビュー「Forza Horizon 2」

Forza Horizon 2

各カテゴリーのチャンピオンシップ、チャレンジ、収集要素が盛りだくさん

各カテゴリーのチャンピオンシップ、チャレンジ、収集要素が盛りだくさん

10カテゴリーのチャンピオンシップ
レースに勝利すると賞金、経験値が得られる
道路を無視して走るクロスカントリーレース

 本作では南欧各地の「Horizon Festival」会場を巡りつつ各種のチャンピオンシップ・レースに参戦し、勝利を重ねてファイナルレースへの参加を目指すことが大筋のシナリオになっている。

 各チャンピオンシップ・レースは全4戦で構成され、総合ポイントでトップに立てばファイナルレースへの参加へ一歩近づける。カテゴリーとしてはホットハッチ、スポーツカー、GTカー、スーパーカー、オフロードカーなどなど各車種向けが10系統、全40のチャンピオンシップが存在する。全てのチャンピオンシップに参戦する頃には、自分のカーコレクションも膨大なものになるはずだ。

 各レースはもちろん公道上が舞台。市街地レースでは普通に一般車両が通行していたりするので、思わぬクラッシュに要注意だ。それに通常のサーキット・レースとは違って、ウェイポイントさえきちんと通過すればあとはどれだけ路上を外れてもかまわない。道路脇の歩道や広場、完全に道路を外れた野っ原を走ってもお咎めはなし。なので、理想のレースラインを完全に無視して自分なりのライン取りを開発したほうが速く走れることも多いなど、公道レースならではの攻略法を見つけるのが楽しい。

 さらに、今作から新たなレースタイプ“クロスカントリー”が入った。これは、道路外の広大なフィールドも自由に走れるという今作の特性を活かしたオフロード種目だ。道なき道を行く、というよりはもう完全に農地や原野を突っ切って走ることになる。

 トラクションはほとんど得られずタイヤはズルズル滑るし、深い草地や低木が連なる葡萄畑に突っ込めば視界すら遮られる始末で、歴戦のレーサーでも攻略には苦労するだろう。ちなみにオフロードレースではウェイポイント間の道路を無視して真っ直ぐ突っ切ることが多く、クルマのトップスピード性能がモロに結果に影響してくる。車種の選択を間違えると何度やり直してもさっぱり勝てないハメに陥るのはさすがに大味で頂けないところだが、凹凸たっぷりの原野を猛スピードで走り抜ける迫力と勢いはクセになる。

車両クラスの違いだけでなく、レースそのものもデイレースにナイトレース、オンロードにオフロード、様々なシチュエーションがある
原野を走り抜けるオフロードレース。ルートを覚えるのが大変!

まったりとロードトリップを楽しむ
新たなスーパーカー体験できる「バケットリスト」
レーダーで指定された地域に掘り出し物のクルマが!

 ゲームとしては上記のチャンピオンシップ・レースをメインに進めるのが王道だが、広大なフィールドでのフリーローミングで様々な遊びに挑戦してもいい。そのあたりは完全に自由だ。

 フリーローミング中の遊びは本当にたくさん用意されている。行きずりのレーサーを捕まえての1on1バトル、各地スピードカメラの通過スピード記録狙い、各地に配置された「バケットリスト(死ぬまでに一度はやっておきたい事リスト)」チャレンジに、シークレットカーの探索などなど。もちろんそれらも無視して、ひたすら風景を楽しんだり、走行スキルに磨きをかけてもイイ。

 「バケットリスト」はマップ上にアイコンも表示されるので、すぐに見つけられる。その地点に赴くと高価なハイパースポーツカーがあり、そのクルマを使って規定条件のクリアを目指す。チャレンジの内容は「指定地点で○○km/h以上出せ」とか「○○回以上ドリフトしろ」とか、「○○秒以内にゴールへ到達しろ」などなど様々。プレーヤーがいま所有していないクルマでのワンポイントイベントということもあって、ゆったりとしたツーリングの最中には特にいい刺激になる。

 10種類用意されたシークレットカーは、ゲームを進めていく毎にそれぞれの大雑把な位置が判明していく。たいていは道路を大きく外れた原野や森のなかの一軒家、ガレージの中にひっそりと収まっているので見つけるのは大変だが、カーショップでは絶対に手に入らないプレミアもののスーパー・クラシックカーがズラリと用意されているので、お見逃しなく!

ロードトリップの最中にサクッと挑戦できる「バケットリスト」でクレジットと経験値を獲得
マップのどこかに隠された掘り出し物。荒野に立つ怪しげな一軒家をチェックしよう
もちろん、ガレージに篭って愛車を眺め回すのも至福のひととき
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(佐藤カフジ)