3DSゲームレビュー
超速変形ジャイロゼッター アルバロスの翼
40年後の未来で巻き起こる、超速ロボットバトル!
- ジャンル:
- RPG
- 発売元:
- 開発元:
- プラットフォーム:
- 3DS
- 価格:
- 5,490円
- 発売日:
- 2013年6月13日
- プレイ人数:
- 1人
- レーティング:
- CERO:A(全年齢対象)
(2013/7/3 00:00)
「超速変形ジャイロゼッター」は、スクウェア・エニックスのアーケード向けカードバトルゲーム。2012年6月に稼動が始まり、その後同年9月に「最強ジャンプ」でのコミック連載を開始。これを皮切りに、アニメ、トイホビーなどの関連商品が続々リリースされている。本作は、そんな「超速変形ジャイロゼッター」の新たなメディアミックス展開として、2013年6月13日に発売された携帯ゲーム機版だ。
「超速変形ジャイロゼッター」の大きな特徴としては、クルマがロボットに変形することが挙げられる。“ジャイロゼッター”とは、人工知能を搭載して変形機能を持たせたクルマで、適正があれば小学生でも運転することができる。迫力のある変形シーンはもとより、ドライブとロボットバトルの両方の要素が必然的に含まれるわけで、まさしくゲーム向きの題材とも言えそうだ。
さらに、協力自動車メーカー8社(スバル、トヨタ、日産、マツダ、ミツオカ、三菱、スズキ、ダイハツ)の実在車も多数登場するため、クルマが好きなユーザーに訴求できる強みがある。小学生をメインターゲットに据えたコンテンツではあるが、彼らの懐具合を決めるのはその親世代。クルマやロボットというキーワードを通じて、年齢を問わず楽しめるゲームになっている。ここでは、そんな本作のプレイレビューをお届けしたい。
アニメから40年後の世界で、久堂ユウキがジャイロゼッターを駆る!
本作のストーリーや世界観は原作のアーケード版やアニメと地続きだが、舞台となる時代は40年後となっている。そのため、過去作を知らないユーザーも予備知識なしで楽しめるのがうれしいポイント。もちろん、ファンが気になるであろう原作キャラクターたちも多数登場する。馴染み深いキャラクターたちと再会できるのは、原作のファンにはたまらないポイントだろう。
【ストーリー】
2053年、「横浜新都心」に住む久堂ユウキ(クドウ ユウキ)は、街が暴走したジャイロゼッター、“イビルゼッター”に襲われたことをきっかけに、ジャイロゼッターのドライバーとなる。
イビルゼッターから市民を守るべく、結成された組織「アルカディア」。
そして、その才能から選ばれしドライバーとなったユウキは、戦いの中で、漆黒のジャイロゼッター「アルバロス」、伝説のジャイロゼッター「ライバード」と出会う。
彼らとの運命の出会いが、やがて歴史を変える大きな事件へとつながってゆく……。
主要登場キャラクター
・久堂ユウキ(CV:田村睦心)
本作の主人公。2053年の横浜新都心に住む少年。運命に導かれて正義の組織「アルカディア」に所属するジャイロゼッターのドライバーとなる。過去からやってきた少年カケルと知り合い、ともに戦いながら成長していく。
・久堂エリカ(CV:上坂すみれ)
ユウキの双子の妹。自由奔放な性格で、誰に対しても物怖じしない。好きなアイドルがジャイロゼッターに乗っている映画を見て、自らもジャイロゼッターのドライバーになることを決意。
・久堂ダイゴ(CV:関智一)
ユウキとエリカの父親。ジャイロゼッターでバトルを行う競技“バーストファイト”の元チャンピオン。街と家族の未来を守るべく、再びドライバーになることを決める。
・久堂ナオ(CV:井上麻里奈)
かつてバーストファイトで、ダイゴとともに出場して優勝を勝ち取った元チャンピオン。子どもたちを守るため、ダイゴとペアを組んでジャイロゼッターに再び搭乗することに。
・轟カケル(CV:井上麻里奈)
テレビアニメ版の主人公。2013年の横浜新都心に住む少年で、真紅のジャイロゼッター“ライバードSE”に搭乗してゼノンと戦っていた。あることがきっかけで、2053年の世界へ来訪する。
・稲葉りんね(CV:井口裕香)
カケルとともに2013年から2053年の未来にやって来た、ジャイロゼッターのドライバー。ユウキたちに協力してもらい、失ったジャイロゼッター「ドルフィーネ」を探すことになる。
・レイ(CV:松岡禎丞)
テレビアニメに登場した、速水シュンスケ(はやみしゅんすけ)に似た雰囲気を持つ十代の少年。横浜一の速さを誇るレーサーで、かなりの自信家。ただし、父親には少々コンプレックスを持っている。
・ジコラン(CV:清都ありさ)
ユウキたちが冒険の途中で出会うロボット。ジャイロゼッターのように人工知能で動いているわけではなく、誰かが操っているらしい。
・ハルカ(CV:藤田咲)
ゴート博士の娘。父の研究がいつか世間に認められると信じ、病弱ながらも父親を手伝っている。
・ゴート博士(CV:黒田崇矢)
仙台でジャイロゼッターのエンジンを研している科学者。失敗続きで、周囲の住民とうまくいっていない。
・ネコ博士(CV:中田譲治)
天才科学者クロード博士の自称1番弟子。人間の言葉を理解し、話すこともできる。豊富な知識を持っており、主人公を助けてくれる。
・トーマ(CV:立花慎之介)
大企業「エネルクス社」の社長。会社の利益にしか興味がないが、ラーメンにだけは人一倍こだわりがあるらしい。
・ダイモン(CV:安元洋貴)
過去に起きた“ジャイロゼッター戦争”の英雄。好戦的な性格で、戦争後も当時の興奮とスリルを忘れられず、日本で再度戦争を起こそうと企む。
・ヒロト(CV:杉田智和)
悪の組織「ゼノン」に所属するジャイロゼッターのドライバー。数年前に起きた戦争のきっかけになったと言われる、“死の翼”こと「アルバロス」に搭乗し、ユウキたちの前に立ちはだかる。
・ゲドー総統(CV:飯塚昭三)
闇の組織「ゼノン」を率いる狂気の科学者。理想の最強ジャイロゼッターを作るためならば、あらゆるものを犠牲にすることを厭わない。
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