★Wiiゲームレビュー★

ついに実現! “みんなで一緒に遊べる「マリオ」”
1人でもみんなとでも存分に楽しめるジャンプアクション最新作!!

「New スーパーマリオブラザーズ Wii」

  • ジャンル:アクション
  • 発売元:任天堂
  • 価格:5,800円
  • プラットフォーム:Wii
  • 発売日:発売中(12月3日)
  • プレイ人数:1人~4人
  • CEROレーティング:A(全年齢対象)
  • 対応コントローラ:Wiiリモコン(横持ち)またはWiiリモコン+ヌンチャク

 「世界的にメジャーなアクションゲームの名前を挙げろ」と言われたら、まず間違いなく真っ先に出てくるのが「スーパーマリオブラザーズ」だろう。世界中のゲームファンが誰でも知っていると言っても過言ではないアクションゲームの先駆けであり、シンプルな操作、動かしているだけで気持ちがいい一体感のあるジャンプアクションが魅力で、とっつきの良さも満点だ。

 そんな「マリオ」シリーズの最新作「New スーパーマリオブラザーズ Wii」がついに登場した。4人でも同時に遊べるのが最大のポイントで、誰でも知っているほどのゲームだからこそ、幅広い世代の人が一緒に楽しめるという、ある意味パーティーゲームと言ってもいいような魅力がプラスされている。

 また、新要素の4人プレイだけでなく、1人プレイの基本的なところがしっかりと充実しているところが、任天堂タイトルの、そして「マリオ」の良さだ。遊べば遊ぶほど上達していく魅力がベースになっていて、そこに新登場のパワーアップ要素をはじめ、Wiiリモコンを動かして起こすアクションなどが加わり、Wiiならではの新しい感覚に仕上がっている。

 そんな「New スーパーマリオブラザーズ Wii」の魅力をお伝えしていこう。

―― ものがたり ――

ピーチ姫の誕生日。
誰かから届いた、大きな
バースデーケーキの中から、
いきなりクッパJr.と
クッパの手下たちが現われて、
みんな大さわぎ!

あっという間に
ピーチ姫をさらって
飛び去る巨大な飛行船……。

ピーチ姫を助けるため、
マリオたちの冒険の旅が
はじまります。

 




■ 横スクロールの「マリオ」最新作! 新アクション、新パワーアップ、さらにWiiリモコンを使ったギミックも!

ステージをクリアしつつワールドマップを進んでいく。雰囲気や作りは「スーパーマリオブラザーズ3」を思わせるところがある
ワールド1-1、スタート直後の画面。「マリオ」ファンはこの場面でハッとするだろう
ステージのゴールも「スーパーマリオ」を踏襲した旗のあるポール。もちろん、高い場所にしがみつくほど得点が高い

 3D化されて久しい「マリオ」シリーズだが、今作はDSの「New スーパーマリオブラザーズ」と同様、オーソドックスな横視点のタイプだ。ステージの先へ進んでいってゴールを目指す、わかりやすいスタンダードなスタイルになっている。

 操作はWiiリモコンの横持ちか、Wiiリモコン+ヌンチャクの組み合わせに対応。横持ち時の基本操作は十字ボタンで移動、1ボタンでダッシュ、2ボタンでジャンプと、ファミコン同様の十字ボタン+2個のボタンになっている。任天堂ホームページの「社長が訊く『New スーパーマリオブラザーズ Wii』」その1の最後「アクションゲームの正しい楽しみ方」にある宮本氏の言葉をご覧頂くとわかるが、1、2ボタンがB、Aボタンと思ってもらえればいい。なお、1ボタンを押しながらのダッシュについては本稿でも敬意を表して“Bダッシュ”と書かせて頂こう。

 Wiiリモコン横持ち時の他のボタンは、+ボタン/-ボタンでポーズやメニューを開く操作、Aボタンは2~4人で遊ぶ場合に「シャボンに入る」という、ある特殊操作に使う。これについては後述する。

 Wiiリモコン+ヌンチャク時は、ヌンチャクのスティックで移動、リモコンのBボタンかヌンチャクのZボタンでダッシュ、WiiリモコンのAボタンでジャンプ、ヌンチャクのCボタンでシャボンに入る操作になる。

 クラシックコントローラに対応していないのは残念だが、それは、「Wiiリモコンを振る操作」があるためだ。本作では、昔ながらのスタンダードなアクションに、Wiiリモコンを使った、Wiiならではのアクションやギミックが加わっている。Wiiリモコンを使ったアクションについても後に解説する。

 「マリオ」の目的はもちろんピーチ姫を救出すること。ピーチをさらっていった飛行船を追いかけて、様々なワールドを進んでいく。ステージをクリアしながらワールドマップを進んでいき、ステージ中盤の砦と、ステージラストの城に待ちうけているクッパの手下を倒して、次のワールドへと飛行船を追っていくという流れだ。

 ワールド画面の全体的な雰囲気や作りは、シリーズでも名作の声が高い「スーパーマリオブラザーズ3」を感じさせるところがあるだろうか。ワールド中には、「マリオ」とぶつかると戦闘になる敵キャラが動き回っていたり、ミニゲームが遊べるキノピオの家などもある。ミニゲームに挑戦して手に入れたアイテムはストックされるので、ステージ開始前に使うこともできる。

 ステージを開始すると、最初に黒い背景の画面で「マリオ」の残り人数が表示される。ファミコン世代には懐かしい伝統的な表示スタイルだ。

 ワールド1-1を始めると、最初に待つクリボーとブロックの配置にファミコン世代の方は“あっ”と思うだろう。グラフィックスこそ豪華になっているが、始まりはそのままファミコンの「スーパーマリオブラザーズ」に酷似している。勢いよくBダッシュしながらコインを叩いてそのまま行くと、うまい具合にクリボーに当たってしまうという絶妙な配置。勢いを付けすぎてすぐにやられてしまった記憶が蘇る場面だ。これだけでなく、今作にはこれまでの「マリオ」シリーズを思い浮かばせるような場面が多くみられた。シリーズファンはニヤリとできるポイントだろう。

 「マリオ」の魅力であるジャンプアクションの感触は、ファミコン、スーパーファミコン時代の動きそのもの。グラフィックスの進化のおかげでモーションは細かくなっているが、リズムはそのままだ。クリボーやノコノコを踏みつけ、土管や穴を飛び越え進んでいく。上達してくればBダッシュでスピーディーに進みながらリズムよく敵を踏みつけていく華麗なプレイもできるようになっていく。ステージの最後には「スーパーマリオブラザーズ」と「~2」でお馴染みの「ゴールポール」が待っている。うまく1番高いところにしがみつけば1UPだ。

 ステージ中盤には「マリオワールド」のように中間ポイントが設置されていて、ここをくぐっておけば、やられてしまっても次は中間ポイントからスタートできるようになる。


ステージの中盤には中間ポイントがある。ここをくぐっておけば、再チャレンジ時に中間ポイントから開始できるワールドマップ上でアイテムを使いパワーアップしてからステージを開始できる

頭の上にプロペラが付いた、ちょっと変わったスーツを着込む「プロペラマリオ」
青い服に身を包んだ「アイスマリオ」。アイスボールを放って敵を凍らせることができる
キュートなペンギンの着ぐるみ姿になった「ペンギンマリオ」。氷や水中が得意

 「マリオ」と言えばブロックから登場するアイテムでパワーアップするのがお馴染みだが、今回もシリーズで定番のパワーアップがあるほか、新登場のものも存在する。

 お馴染みのパワーアップでは、キノコを取って大きくなる「スーパーマリオ」や、ファイアフラワーでファイアボールを撃てる「ファイアマリオ」になるほか、DSの「New スーパーマリオブラザーズ」から登場したマメキノコを取って小さくなる「マメマリオ」も登場する。また、「マリオ」自身のパワーアップではないが、シリーズでお馴染みの「ヨッシー」も登場する。

 「マメマリオ」は比較的新しいものなので解説すると、力は弱くなるが、普通では入れない小さな土管や通路に入れるほか、水上を走ることもできるようになるパワーアップだ。また、ジャンプの軌道が大きくゆっくりになる。ただし、普通の「マリオ」のように敵に当たったら1発でアウトだし、攻撃も弱々しくなってしまう。

 今回新登場となるパワーアップには、「プロペラマリオ」、「アイスマリオ」、「ペンギンマリオ」の3種類がある。

 プロペラのついたちょっと変わったキノコを取ると「プロペラマリオ」に変身。頭にプロペラがついた全身スーツを着込んで、Wiiリモコンを振ると空へ飛び上がれるようになる。「ビュイィィィィン!」というプロペラ音とともに空高く舞い上がるのが気持ちよく、操作もWiiリモコンを振るだけと直感的だ。下降中もゆっくりと降りられるようになるので、足場の少ない空中のステージなどで重宝する。

 青い花のアイスフラワーを取れば「アイスマリオ」に変身。「アイスマリオ」になると、「ファイアマリオ」のように青いボール(アイスボール)を放てるようになるのだが、アイスボールの効果はファイアとは逆に敵を凍らせて固めてしまうというもの。氷の塊になった敵の上に乗ったり、ブロックのように持ち上げて投げることもできる。また、「ファイアマリオ」では倒せないカロンのような敵も固められるので、ステージに出てくる敵の種類に合わせて活用したい。

 ペンギンの着ぐるみのようなアイテムを取ると、かわいらしい「ペンギンマリオ」になれる。「ペンギンマリオ」は、「アイスマリオ」同様にアイスボールが放てるほか、氷の地面のようなツルツルと滑ってしまって制御が難しい場所でも滑らなくなる。また、氷の地面の場所でBダッシュ中に下を押せば、ついーっと腹すべりをして滑って進んでいける。

 腹すべり中は敵を倒せるし、倒せない敵に当たっても止まるだけでダメージは受けないほか、水平に設置されているブロックも壊せる。また、2ブロック分の隙間を乗り越えられるし、段差の場所もジャンプして越えれば着地後にそのまま腹すべりを続けられる。氷のステージでは腹すべりをすれば簡単に進んでいける場面が多くあるし、腹すべりでブロックを壊さないと進めない分岐もあった。

 さらに、「ペンギンマリオ」は水中も得意だ。水中でピタっと止まり、上下左右を自在に泳げるようになる。敵に対してもアイスボールで対処できるので、水中ステージも非常に楽になるわけだ。水や氷のステージは積極的に「ペンギンマリオ」で挑みたい。


【空に舞い上がる! 「プロペラマリオ」】
Wiiリモコンを振ると、プロペラが回転して空へ舞い上がる!通常よりもはるかに高いジャンプができるほか、ゆっくりと降りられる
【敵を凍らせる! 「アイスマリオ」】
「ファイアマリオ」とは対照的な能力の「アイスマリオ」。アイスボールで敵を凍らせて、敵を足場にしたり、凍った敵を投げて倒すことができる。「ファイアマリオ」では倒せない敵にも有効だ
【得意技は腹すべり! 「ペンギンマリオ」】
氷の足場や水中に強い「ペンギンマリオ」。氷の上をツイーッと滑っていく腹すべりは、敵を倒せるほかブロックも壊せる。腹すべりでないと進めない場所もある。水中で上下左右に自在に泳げるようになるほか、アイスボールも撃てる
【水上を走れる「マメマリオ」】
こちらはDSの「New スーパーマリオブラザーズ」から引き続き登場の「マメマリオ」。小さくなって力は弱くなってしまうのだが、水上を走れて、ジャンプも高くなる
【「ヨッシー」】
「マリオ」を助けてくれる「ヨッシー」も登場。長い舌でたいがいの物や敵を食べてしまうほか、空中でジタバタと足を動かして少しの間だけ浮遊する「ふんばりジャンプ」ができる。また、果物を5個食べるとアイテムが入ったタマゴを生んでくれる

シンプルな操作が基本だが、高度なテクニックも多数存在する。画面は壁を蹴って通常より高い場所へ飛び上がる「カベキック」

 Bダッシュとジャンプ以外の基本アクションでは、壁を蹴って反対側に飛び上がる「カベキック」や、ジャンプ中に下を入れると「ヒップドロップ」、リズムよく3回ジャンプすると通常より少し高くジャンプできる「3段ジャンプ」、さらにWiiリモコンを振ることで「スピンジャンプ」といったアクションが可能だ。

 今作では、一部のブロックや凍らせた敵などを、1ボタンを押しながらWiiリモコンを振るという操作で持ち上げることもできる。持ち上げた物を投げて攻撃したり、足元のブロックを頭上に持ち上げるアクションは「スーパーマリオUSA」を思い出させるところがあるだろうか。プロペラのついたブロックを持ったままWiiリモコンを振って「プロペラマリオ」のように空に飛び上がるという場面もある。

 また、これはステージギミックだが、「マリオブラザーズ」などでもおなじみの「POW」と書かれたブロックもあって、投げると画面内の敵をまとめて倒したり、空中のコインを下に落とすことができる。POWブロックはすぐに使ってもいいのだが、使うタイミングを少しずらせばより気持ちいい場面が用意されていたりする。

 例えばある場面では、敵が多数いてPOWブロックですぐに一掃したくなるのだが、ほんの少し待ってみると、敵がもう1匹追加される。そこまで待ってからブロックを使えば、1UP数が増えるというわけだ。こういうちょっと工夫するとより気持ちいい結果になるという場面が、それとなく入れられている。そうした作り手の意図に気づくのも気持ちいいし、その通りにうまくプレイできた時も気持ちいい。


持ち上げられるブロックなどが多いのも特徴的。画面は「POWブロック」で敵を一掃する場面なのだが、ブロックを手に入れてすぐに投げると得点で1UP。しかし、少し待つともう1匹敵が増える。そこで投げれば2機UPになるというわけだ



■ 往年のファンも新規ユーザーも楽しくなれるジャンプアクション! 新たな試みの「おてほんプレイ」もグッド!

絶妙なタイミングでパワーアップアイテムが登場する。そして、それを有効に使えれば、よりスムーズにステージをクリアできる
工夫すると気持ちいいという場面がたくさんあるのが魅力。画面はノコノコの「こうら」をうまく投げれば……という場面。「スーパーマリオブラザーズ3」を思い出す人も多いだろうか

 プレイして感じたのはなんと言っても、コース作りのうまさ、アクションの操作性の良さ、その他諸々含め、全体のバランスの良さだ。

 コース中にはここぞという場面で適したアイテムが出てきて、そのままうまくプレイできればスムーズにクリアできるようになっていた。それを1番感じるのは「ペンギンマリオ」。氷のコースを腹すべりでツイーッとスムーズに滑っていけば気持ちよくクリアできる。だが、1度失敗して普通の「マリオ」に戻ってしまうと、途端に足場が滑って難しいコースになったりする。

 この例は「バランスが悪いとも言えるのでは?」と感じるかもしれないが、成功時と失敗時のギャップは、「うまくプレイできるようになりたい」という向上心を煽る意味でとても良くできていると思う。この「『ペンギンマリオ』ならスムーズにクリアできるコース」を私は1度目の途中で失敗してしまった。一応そのままクリアしたのだが、なんとなく納得できずにもう1度同じコースに挑んでみた。2度目は「ペンギンマリオ」のまま、腹すべりのまま一気にゴールまで行くのに成功! この“うまくプレイできた!”という手応えがなんとも気持ちいい。

 コースの長さも、長すぎず短すぎずというちょうどいいバランスとなっていて、同じコースをもっとうまくプレイしてみたいと思う気持ちを邪魔していない。これがあまりに長いコースだったら、「もういいや」と感じてさっさと先に進んでいただろう。うまくプレイできたらどれだけ気持ちいいのかを実感しないままに。

 こうした、操作して気持ちいい、上達して気持ちいい、というアクションゲームの根本的な魅力を、非常に丁寧なバランスの上で感じさせてくれるのが大きな魅力。また、その気持ちよさを感じられる瞬間が随所に仕掛けられているところが、作りがうまいなあ、と感じさせる点だ。スムーズに進めるところと、ちょっとした難所がバランスよく配置されていて、単調さを感じさせない。

 うまく操作すれば、地面に降りないようにうまく敵を踏み続けて1UPまで繋げていけるように敵が配置されていたり、POWブロックの例のようにタイミングよく使えばより得点が増したりもする。そうしたうまいプレイができた時には、「パチパチパチ」と拍手の音がする仕掛けになっているのも嬉しい。


左右にノコノコが多数いる場面。自動的に上昇していく足場に乗って「こうら」を蹴り、それを止めないように上までいければ、最後の1匹でちょうと1UPになる。うまく成功すると気持ちいい
ワールドやコースには、シリーズ作でお馴染みの雰囲気の場所もあれば、全く新しいギミックを使った場所もある。難易度は簡単すぎず、難しすぎず、歯ごたえを感じながら楽しめるいいバランスになっている

 もうひとつちょっと変わった面白いところがある。それは敵やギミックが曲に合わせて動くという仕掛け。普通に歩いているノコノコなどが、BGMのアクセントの音に合わせて正面を向いたりする。また、揺れ動くリフトが同じように音に合わせて弾んだりもする。ちょっとしたかわいらしさを感じると共に、視覚的に曲のリズムが感じられる。これがわかると、プレイのリズムの中に曲のリズムがより合わさり、さらに一体感が増してくる。

 また、音のギミック繋がりでは、Wiiリモコンからも音が出る仕掛けもある。キノコを取った時や、敵に当たって「マリオ」が小さくなってしまった時など、プレイのアクセント的な部分の音がWiiリモコンから出るようになっている。ちょっとしたことではあるが、音をWiiならではの方法で強調しているというわけだ。

Wiiリモコンを使ったギミックのひとつ。上に乗ってからWiiリモコンを傾けると、その通りに足場も傾いてくれる
各コースに3枚あるスターコイン。手に入れるにはテクニックや工夫が必須だ。たくさん集めるといいことがある

 Wiiリモコンを使ったギミックも、音だけに留まらない。例えば、シーソーのような仕組みのリフトがあって、「マリオ」がその上に乗った状態でWiiリモコンを傾けると、その傾け方の通りにリフトが動く。傾けて角度をつけてから、先へ進んでいくというわけだ。また、スピンジャンプの要領でWiiリモコンを振って「マリオ」を回転させることで、ネジのようなものが回って高さが調節されるような仕掛けもあった。

 Wiiリモコンを使ったアクションやギミックがあるといっても、ポインター操作のようなWiiリモコンの持ち方を変える必要があるようなものはなく、横持ちのまま振ったり傾けたりといったものに限定してあるのも、無理にWiiリモコンの機能を詰め込んだりしてプレイのリズムが壊れてしまわないよう、しっかりと配慮されていることが感じられる。

 各コースには「スターコイン」という大きなコインが3枚あって、これを取るのにはテクニックが必要になる。取らずともクリアはできるが、集めるとスーパープレイを収録した「おたからムービー」を見られるようになったり、隠しコースにも挑めるようになる。さらなる上達の道をムービーで促し、ご褒美の隠しコースもあるというわけだ。

 普通のプレイでは行けない隠しゴールが用意されていたりと、上達することでプレイが気持ちよくなるだけでなく、遊びこむことによって、それがきちんと結果に反映される作りになっており、難易度についても簡単すぎず、難しすぎずをキープしている。たまにギリギリの操作を求める場面もあったりして、歯ごたえをほどよく感じられるいいバランスだ。

 また本作では「誰でもエンディングが見られるように」という気配りがされている。それは「おてほんプレイ」という機能だ。同じコースで8回やられてしまうと、その次からコース内に「おてほんブロック」という「!」マークのついた大きな緑色のブロックが現われる。それを叩くとおてほんプレイが開始される。


画面中央の上のほうに出ている緑色のブロックが「おてほんプレイ」を始めるブロック。同じコースで8回失敗すると出現する

 おてほんプレイでは、ルイージがコースをクリアするお手本のプレイを見せてくれる。プレーヤーはそれを見ているだけでコースクリアにたどり着く。もちろんこれだけではなく、おてほんプレイのままコースをクリアした直後、「自分でもう1度プレイしてみますか?」と促してくるし、難所をルイージが越えてくれたところで+ボタンを押せば、そこから自分で操作してプレイすることもできる。

 この仕掛けが心憎いなと感じさせられるのは、おてほんプレイが出てくるまでの、「8回のミス」という回数だ。「社長が訊く『New スーパーマリオブラザーズ Wii』」で宮本氏が語っているとおり、ゲームに慣れ親しんでいる、自分の腕に自信がある人なら、「お手本を見ますか?」なんて提案されたら、プライドはボロボロだ。実際、8回という回数は、ゲームにそこそこに慣れている人ならめったにお手本プレイは出てこない。逆に、お手本プレイが出てきたときは、本当に苦戦している時だ。それだけに、遊んでいると「おてほんプレイが出てくるのだけは避けたい……」と考えるようにもなった。この存在のおかげで、プレイに緊張感が加わる。

 また、おてほんプレイでゴールまで進んでもらったあとに、「もういちど、今のコースにチャレンジしますか?」と聞いてくれるのも、心憎い演出だ。そう言われたら、すでにプライドはボロボロであったとしても、「もう1度挑戦すれば自分にだってできるんですよ」という事を証明せずにはいられなくなる。もちろん、普通にゲームがあまり得意でないという人をエンディングに導くうまい方法だと思うし、向上心を高める効果も高いだろう。

 ちなみに、おてほんプレイでは、スターコインの取り方は一切見せてくれない。スターコインは自分で取り方を考えて、自力で獲得する、うまいプレーヤーの証明というわけだ。おてほんプレイに頼らずプレイした先には、スターコインをコンプリートする道のりが待っている。


自動的に動いてお手本のプレイをしてくれるルイージ。そのままルイージに任せてコースをクリアしてもらうこともできるが、途中で自分が操作するように切り替えることもできる。また、「もういちど、今のコースにチャレンジしますか?」と問いかけてくる表示も出る

ワールドマップにあるキノピオの家で楽しめるミニゲームのひとつ。パネルをめくって揃ったアイテムをもらえる

 ワールド中にあるキノピオの家に行くと、アイテムや「マリオ」の残り数アップのボーナスがもらえるミニゲームにチャレンジできる。アイテムがもらえるゲームはパネルをめくって神経衰弱をするような内容で、同じアイテムのパネルを当てるとそのアイテムがもらえる。

 ただし、クッパやクッパの手下のシルエットのパネルが揃ってしまったら終了だ。「マリオ」の残り数アップのゲームは、大砲に入ってWiiリモコンを傾けて角度を調節し、動く1UPを撃ち抜くというもの。そのほかにも、スターなどのアイテムをくれる特殊なキノピオの家もあったりする。

 キノピオが敵に捕らわれてしまうという出来事も起こる。ワールドマップ中に助けを求めているキノピオのアイコンが表示されることがあって、そこのステージのどこかにキノピオは捕まっている。キノピオを見つけ出し、持ち上げたままゴールすれば救出完了だ。救出するとお礼として、「マリオ」の残り数を増やしてくれたり、アイテムをもらえたりする。

ワールドを進んでいると、さらわれたキノピオが助けを求めてくる場面も。ステージ内のどこかに囚われているキノピオを見つけ出し、持ち上げてゴールまで運んであげれば救出成功だキノピオの家で楽しめる1UPゲーム。大砲に入ってWiiリモコンの傾きで角度を調節。動く1UPがいい角度に並んだところで発射する

階段状の地形にノコノコが降りてきたらやることはもちろんこれだ。若い頃に腕を磨いた全国のパパは、子供に凄いところを見せてあげてほしい

 順調にステージを進めていると、あるステージで「まさかこれは!」という場面に遭遇した。ゴール前の階段状に積まれたブロック。その上から降りてくるノコノコ。往年の「マリオ」シリーズをプレイしたゲームファンならピンとくる画面だ。これは偶然じゃない。間違いない。“元祖裏技”と言っても過言ではない、例のアレだ。

 降りてくるノコノコが一段上にきたときを見計らってジャンプし、踏みつける。「ピョコピョコピョコピョコ……ピロリロリ、ピロリロリ!」という具合に、見事に成功! 次々と1UPを重ねていく「マリオ」。ブロックと「マリオ」のキックに挟まれ続けるノコノコ。これぞ“無限増殖”だ。

 ちなみにすんなり成功したかのように書いているが、実際には何度かチャレンジしてやっと成功した。無限増殖に何度も挑んでいる感覚もまた懐かしくて。そして、なんだか嬉しかった。



■ 4人で遊べばさらにまったく違った面白さに! 協力するもよし、ちょっと邪魔してみるもよし!

ついに実現した、4人で同時に遊べる「マリオ」!
アイテムはプレイ人数分出現するようになっているが、1人がいくつも取ることだってできる。奪い合いも起こる!?
ステージ中に失敗してしまった場合、その場で復帰する方式。それぞれのキャラの残り数が0になった場合も、ワールドマップに戻ったら何度でも追加してもらえる。ただし、画面のようにコンティニュー回数が記録されるという、甘いばかりではないシステムになっている

 今作の見所は2~4人でもプレイ可能というところだ。それも専用のモードではなく、普通に1人プレイ同様、全ワールドを進めていける。プレーヤーキャラクタは「マリオ」、「ルイージ」、「きいろキノピオ」、「あおキノピオ」。今回は友人たちと4人プレイに挑んでみた。1人プレイのセーブデータから再開して2~4人プレイもできるし、最初からも遊べる自由度の高い作りだ。

 ぞれぞれの人数は別々に計算されている。敵にぶつかったり穴に落ちたりしてやられてしまった時は、残り数がある限りすぐにその場で復活する。残り数が尽きてゲームーオーバーになると、そのステージ中は復帰できないが、ステージが終わったタイミングで何度でもぞれぞれの数を追加してもらえる。ただし、数を追加した「コンティニュー回数」が記録されるというオマケがついていて、後でなんとなく悔しい気持ちになる。

 1Pのプレーヤーがワールドマップのキャラを動かしてステージに入れば、ゲームスタート。普通にそれぞれのキャラクタが自由に動くことにまず新鮮さを感じた。お馴染みの「マリオ」の世界を4人が同時にプレイしている。とても斬新で、楽しい気持ちが自然と盛り上がっていった。

 1人が駆けだして行ってクリボーを踏み、ブロックからキノコのアイテムを出した。パワーアップアイテムは人数分出るので奪い合う必要はないのだが、キノコを見たらすぐさま取りに行くのが本能的にすりこまれている4人は、ごちゃごちゃとキャラクタをぶつけ合いながら、「俺のだ!」、「私のだ!」と声を出していた。これだけで楽しい。

 ノコノコを踏んで「こうら」を取り、なんとなく投げてみた。誰かに当たったようで「スーパーマリオ」が小さい「マリオ」になった音が聞こえた。「誰の『こうら』だ!ふざけるな!」と怒られた。協力するも良し、邪魔してみるも良し、というわけだ。なんだか楽しい。

 ブロックを持ち上げるのと同じ操作で、別のプレーヤーのキャラを持ち上げることができる。持ち上げたまま進めるし、投げることも可能だ。ちなみにスターを取ったときに持ち上げると、2人とも無敵状態になるのでお得。誰かが私のキャラをひょいっと持ち上げて、谷底へと放り投げた。「なんてことするんだ!」と言いつつ、復帰してすぐに同じ事をやり返してあげた。なんだか険悪なムードのように思えるかもしれないが、みんな笑顔だった。楽しい。この感覚は「マリオブラザーズ」などでも味わった、協力という名の邪魔しあいプレイの最新版とでもいうべきものだ。

 ちなみに持ち上げられた時はWiiリモコンを振ってスピンジャンプすれば降りられる。みんな持ち上げられそうな気配を感じたらWiiリモコンを振るようになった。その、なんだか妙な光景に、みんな自然と笑い出した。これもまた楽しい。

 敵を踏みつける要領で別のプレーヤーの上に乗れば「協力ジャンプ」ができる。通常よりも高くジャンプできるわけだ。これによって、例えば1人プレイ時にはカベキックなどの高度なテクニックがないと進めないような場所にも楽にいける。これももちろん、ちゃんと協力すれば有効なテクニックだが、悪ふざけをすると邪魔をするのにも使える。ジャンプ中の別のプレーヤーを下から突き上げて想定していたよりも高く跳ばせてみたり、着地地点に潜り込んでみたり。順調にプレイしている中で不意に裏切ってみたりするのが、やっぱり楽しい。


失敗からの復帰時やAボタンを押した時に、画面のようにシャボン玉に入る。通常の操作はできず、他のキャラクタに触ってもらわないと元には戻れない。自信のない難しい場面などでシャボンに入って誰かにがんばってもらうというのもあり

 2~4人プレイ中の重要な機能が、「シャボン」に入るというものだ。これはAボタンを押したときか、復活時に自動でなるもので、シャボンに入っているうちは普通の操作ができないが、無敵になって障害物も通り抜けていく。唯一できる操作は、Wiiリモコンを振ってシャボンを他のプレーヤーに近づけることのみ。他のプレーヤーが触ると、シャボンが割れて普通の操作が可能になる。

 このシャボンは使い方がいろいろとある。例えば難しい場面で「自分は足を引っ張ってしまいそうだなぁ……」と感じたなら、Aボタンを押してシャボンに入ってしまえばいい。誰かうまいプレーヤーが難所を乗り越えたところで、シャボンを割ってもらうというわけだ。また、穴などに落ちてしまって「もう助からない!」と感じた瞬間にAボタンを押せば、それぞれの残り人数を減らさずに済む。ただし、全員がシャボン状態になったら復帰不能で、全滅した扱いになり、ワールドマップに戻されてしまうというルールがあるので注意。

 「ちょっと疲れたからみんながんばってー」と言いつつシャボンに入ったり、落下した瞬間にAボタンを押して窮地をシャボンで脱出したりと、機能を理解するや自由にシャボンを使い出す私たち4人。2人がサボってシャボンに入っているとき、ブロックからアイテムが出た。「あ、アイテム欲しい! シャボン割って!」と言いながらWiiリモコンを振ってキャラクタを近づけてくる友人。「誰が割るか!」とシャボンを懸命に避け続ける私。友人のWiiリモコンからは「ヘルプミー……」とキャラクタの声が再生されていた。友人もそれに合わせて「ヘルプミー」と声マネをする。聞こえないふりをした。こんなひどいやり取りだけども、それもまた楽しかった。

 ある場面で、スターコインが画面の下の地面が無い空中に浮いているというところがあった。普通にジャンプして取りに行ったら落ちてしまうし、そもそも距離が足りなくて取れない。そこで、「1人を持ち上げてジャンプし、スターコインに向かって投げればいいのでは?」というアイデアが出された。2人とも落ちてしまうが、落ちる前にAボタンを押してシャボンになれば助かる、というわけだ。「ナイスアイデア!」とその案を採用し、1人が別の1人を持ち上げてジャンプ! 落下中にスターコインに向かって投げつける! 見事スターコインをゲット! そして喜んだまま2人とも落ちていった。見守っていた2人も、落ちてしまった2人も、みんな笑っていた。楽しいから、何の問題もなかった(ちなみにこの場面は『プロペラマリオ』で取ればいいだけだったりする)。

下の方にあるスターコインを取るため、1人が別のもう1人を持ち上げて飛び込み、投げるという作戦を実行してみた。見事スターコインを獲得したが、喜びのあまりシャボンに入るのを忘れ、2人とも落ちていった。だが、全員笑っていた

協力技のひとつ「同時ヒップドロップ」。2人以上で同時にヒップドロップすると、画面のように強烈な振動で全体にダメージを与えられる。声でタイミングを合わせて行なうことになるため、協力しているという感覚が強いテクニックだ

 いよいよステージはクッパの手下が待つ城へ。難関にミスを連発しつつも、なんとか先へ進んでいく。ちょっとした悪ふざけのような嫌がらせもたまにし合ったりはするものの、難所を越える時やスターコインを取る時には、自然と一丸になって協力するようになっていた。そうして、ついにクッパの手下の待つ場所へとたどり着いた。

 友人の1人が「同時ヒップドロップでクッパの手下を倒してみよう!」と提案してきた。2~4人プレイでは、2人以上が同時にヒップドロップをすると、画面内の敵を一掃できる強力なヒップドロップができる。「せ~ので合わせましょう! いきますよ……せーのっ!」というかけ声に合わせてジャンプ! そしてヒップドロップ! 強烈な振動が響いてクッパの手下にダメージを与えた! それを繰り返して見事にクッパの手下を撃破! ちなみにクッパの手下は普通に3回踏みつけるだけで倒せるのだが、協力技で力を合わせてやっつけたのが、なんだか無性に楽しかった。

 ドタバタと遊んで、なんだかんだで最後には「楽しかった」とばかり書いてきたが、実際、どんなになっても楽しいのだからしょうがない。一緒に遊ぶだけでも楽しいが、協力して進むも良し、ちょっと悪ふざけするも良しと、人それぞれな楽しみ方ができる懐の深さのようなものが特に魅力的に感じられる。ファミコン時代にあったような工夫次第で楽しみが広がるような良さがある。互いに声を掛け合ったり、こうするといいよとアドバイスをしたりと、コミュニケーションを生む要素が多いのも盛り上がる理由だろう。

 特に秀逸と感じたのは「シャボン」に入るシステム。ゲームが得意な人もそうでない人も一緒に遊べるし、有効なテクニックでもある。それでいて、全員がシャボンに入ってしまったらアウトという点も、思わぬ瞬間を生むこともあって面白い。「今3人シャボン入ってますから! シャボンにならないよう気をつけて! がんばって!」というように声をかけたりする場面もあった。

 1人プレイとはまた違い、パーティゲームのような魅力も持っている2~4人プレイ。冒頭にも書いたように誰でもすんなりプレイできるのがポイントで、画面を見ていると自分で操作してみたくなるような魅力がある。「スーパーマリオ」以降、これまでのシリーズでは、誰かと一緒に遊ぶと言っても、交代に遊ぶとか、誰かが遊んでいるのを見ているとか、大変なところだけ代わったりだとか、遊ぶ側がいろいろ工夫してきたが、今作の4人までの同時プレイには、「シャボン」をはじめとした同時プレイを手助けしてくれるスパイスのような仕掛けがあって、遊んだ感覚も変わるのは、大きな変化だろう。

・特殊なルールで楽しめる2~4人用モード「コインバトル」、「フリーモード」

コイン獲得数を競う「コインバトル」の画面。画面はそのまま、「マリオブラザーズ」を思わせるステージだ。コインを取るのを邪魔しあった思い出がある人が多数だろう

 普通のモードを2~4人で遊んでいると、私たちのように協力よりも邪魔し合うプレイを楽しみはじめることもあるだろう。そうした時にうってつけなのが、「コインバトル」というモードだ。

 「コインバトル」は、文字通りコインの獲得数を競うモードで、邪魔しあってクリアまでにより多くのコインを集めるのが目的。ゲーム終了時にはっきりと勝敗が出るゲームだ。

 ステージは普通のモードから選べるようになっていて、ステージ中の特定の場面を取り出したようなショートコースになっている。おすすめのコースが10種類あるほか、普通のモードでクリア済みのワールドからもコースを選べるようになっていく。なお、コースには「マリオブラザーズ」を彷彿とさせるようなオリジナルコースもいくつか用意されている。

 普通のコインは1枚分、スターコインが10枚分、1番高くゴールポールに掴まると20枚分、2着で15枚分といったように、ボーナ スの加算があり、透明コインのような、誰かが通過すると出現するコインもある。そのため、単なる妨害以外に駆け引きも重要だ。また、クッパの手下との戦いがあるコースもあって、クッパの手下を踏むとコイン5枚分が獲得できる。

 もうひとつの「フリーモード」は、コインバトルのようにショートコースを選んで、普通にプレイするというモードだ。手軽に、遊びたいステージでプレイするのに適している。ステージクリア時にスコア発表があるほか、誰か1人でもゴールするとステージ枠が銀色に、全員でゴールすると金色になる。全ステージを金色にしたりすると何があるのかは定かでないが、ちょっと気になるところだ。



■ 1人プレイでジャンプアクションの魅力を追求するもよし、みんなで盛り上がるもよし。充実のタイトル

4人で同時に遊べるようになって、まったく新しい魅力を手に入れた「マリオ」最新作。誰とでも一緒に盛り上がれる作品だ

 オーソドックスな横視点スタイルでとっつきやすく懐かしいのに、それでいて新しい。そんな理想的な魅力を「New スーパーマリオブラザーズ Wii」でたくさん感じることができた。1人プレイはしっかりと遊ばせてくれる「スーパーマリオ」で、新パワーアップ、新アクション、Wiiリモコンを使ったギミックなど、親しみやすい作りの中に新しいアイデアがしっかりと込められている。ジャンプアクションの魅力健在というところだ。

 2~4人プレイになると、そのベースの上に全く異なる面白さが加わってくる。協力して進むも良し、ちょっと邪魔してみたりするもよしの、パーティーゲーム的な盛り上がりを楽しめるゲームだ。幅広い世代の人と一緒に遊べる、間口の広さも魅力的だ。ゲームが上手い人にも、あまり得意ではない人にも、両方にしっかりとフォローがされている。

 強いて言えば、刺激的な目新しさこそはないのだが、それだけに安定感、安心感のある魅力がある。とっつき安さという面でもそうだろう。1人でプレイするのと2~4人でプレイするのではガラッと面白さの質が変わるし、どちらもとてもクオリティが高い。ついに実現した“みんなで一緒に遊べる『マリオ』”は、これまでに体験したことのない楽しい時間を生んでくれた。この冬、1人で遊びこんでジャンプアクションの魅力を味わうもよし、誰かと一緒に盛り上がるも良しの、オススメのタイトルだ。



(C) 2009 Nintendo

(2009年 12月 9日)

[Reported by 山村智美 ]