★オンラインゲームレビュー★
パーティープレイ重視の熱戦が楽しめるMMORPG バランスは良好ながら、「イース」らしさはこれから 「イースオンライン」 |
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CJインターネットジャパンは、MMORPG「Ys Online ~The Call of Solum~(イースオンライン)」の基本プレイ無料アイテム課金制の正式サービスを、5月21日より開始した。
「イースオンライン」は日本ファルコムのRPG「イース」を原作にしたMMORPGだ。韓国のCJ Internetと日本ファルコムが共同開発を行なうということで、日本でも注目されていたタイトルである。韓国では2007年11月に正式サービスがはじまったものの、日本では長い間未展開のままだった。「イース」をオンラインゲームにする、ということで期待しているユーザーも多かった。今回、ようやく日本での正式サービス開始となった。
ただ、「イース」らしさという点に関して結論から先に言えば、「イースオンライン」は現在の所、「イース」らしさがほとんど感じられない、オーソドックスな韓国産MMORPGとなっている。この点は残念だが、本作は瞬間的に力を発揮できるAPシステムや、パーティー要素の充実などの魅力を持っており、現在、多くのユーザーを獲得している。MMORPGという視点から見れば、良質のオススメの作品となっているのだ。日本では今後この作品に「イース」らしさを付与していくと言うことで、そちらも楽しみである。レビューでは「イースオンライン」の様々な要素を紹介していこう。
■ 快適なゲームバランス、オリジナル要素も十分だが、今ひとつ説明不足か
セットアイテムを入手できるクエスト。快適なバランスにするために追加されたクエストだ。ゲームプレイに関しては韓国でのサービス期間で良好なバランスになっている |
ウォーリアーに転職。プレイスタイルが明確になっていく |
「イースオンライン」は街でクエストを受け、外の世界へ飛び出すところからゲームが始まる。今回筆者はエレシアのファイターとしてゲームを体験してみた。エレシアのスタート地点「港町ルティーノ」は落ち着いた雰囲気の美しい街だ。NPCには人間の言葉をしゃべる巨大な動物がいて驚かされる。
ルティーノの周辺は広い平原になっていて、ここでモンスターを狩りながら成長していく。プレーヤーはやがてオールドゲートと呼ばれる門をくぐり、地下道へ出る。この地下道は崩壊した都市である「旧都市ルティーノ」へと続いている。ルティーノはかつて巨大な都市であったが、崩壊しゾンビがうろつく廃墟になってしまっている。港町はその災厄から逃れた人々が細々と暮らしているのだ。
崩壊した旧都市は広大なマップとなっており敵の数も多い。囲まれると倒されてしまうのでソロプレイでは注意して戦うようになる。クエストにはパーティー向けのものも登場し、ここからパーティーを組んで戦う事が多くなっていく。中心街の方には「再建キャンプ」が作られていて、復興活動をしている。レベル15くらいからこのキャンプが拠点となる。
レベル20で2次転職が可能になる。転職するためには「魔符」というクエストアイテムを集めなくてはいけない。魔符は膨大なモンスターを狩らないと出てこないのでパーティープレイがオススメだ。転職では今回、筆者は攻撃力のある「ウォーリアー」を選択してみた。ウォーリアーのスキルとしては両手斧か両手剣で使える「カーネイジ」という3連撃を与えるスキルが強力だ。このスキルのおかげで転職前とは比べものにならないスピードで敵を倒すことができるようになった。しかしこのスキルはMP消費が激しく、APを消費するアーツはもっぱらMP回復を使うようになった。パーティーを組むとバフのおかげでAPやMPが回復速度が速まり、ノンストップで戦い続けることができ爽快だった。
レベル20くらいからは旧都市をぬけて「フィエラ平原」という新たな場所に行くことができる。ここは3つの種族が出会える街があり、現在たくさんの冒険者や露店でにぎわっている。現在筆者は、この平原にある街を拠点として、レベル20以上の狩場となる「地下水路」に通っている。現在人気の狩場であり、ここではパーティー募集の声も多い。ギルドタグをつけたプレーヤーも多くなっており、「イースオンライン」の世界はさらに活発になっていく感じだ。
「イースオンライン」は、5月21日より3次転職が導入され、レベルキャップが64までに引き上げられた。これに向け高レベルマップも実装されたが、筆者にはまだまだ遠い道のりである。集団戦を行なうことができるギルドバトルも実装されているが、こちらもギルドがもっと増えてからという感じだ。
今回、プレイして感じたのは本作は要素が多い割に、プレーヤーへの情報提供が今ひとつで、ゲームのシステムを把握しづらいところだ。レベル20になると高レベル向けアイテムが装備でき、これに合わせて生産も可能になるが、生産スキルの説明はゲーム内でテキストで固有名詞を羅列しただけで、材料がどう手に入るかもわからない。強化要素もあるようだが実際のプレイでどう使うかもガイドができていない。
アップデートと共に徐々に要素が増えた韓国のユーザーなら把握できたかもしれないが、それらをいきなり大量に与えられている現状は、かなり煩雑な印象だ。サービス開始時にセールスポイントとしてアナウンスされていたインスタンスダンジョンも、筆者は既に入ることができるレベルのはずだが、それを誘導するクエストの情報もなく、今回は侵入できなかった。韓国産MMORPGは必ず後付でチュートリアルを導入するが、現状の情報不備は残念に感じた。日本でのサービスに当たり、プレーヤーの誘導に関してもっとスマートにできるのではないだろうか。
一方でプレイバランス、ゲームの「感触」に関しては好感を持った。ヒーラーと前衛職でバランス良くパーティーを組み、ソロではとても行けない魔物達がひしめくダンジョンに切り込み、みんなで固まって難関を突破していく。レベルアップのための狩りというゲームの根幹的な部分は、サービスを続けている開発の「経験の蓄積」を感じることができた。まだまだわからないこと、説明不足な部分は多いが、ゲーム根幹の楽しい感触があれば多くのユーザーを魅了していけると思う。これからはプレーヤーのフォローをもっとしていって欲しい。
港町ルティーノ周辺の平原。地下道へと続く | ||
ゾンビがひしめく地下道。戦闘はかなりきつくなっていく | ||
旧都市ではより激戦が待っている。パーティーでの重要度が増していく。心強い仲間も生まれてくるだろう | ||
フィエラ平原はより多くのプレーヤーが集まっている。右はインスタンスダンジョンのある建物だが、今回入れなかったのが残念だ |
■ 3つの種族が力を合わせて世界を探索。強くなることでより個性を発揮
キャラクター作成画面。種族を選ぶと、石像から生きた人の姿に |
2人の女神像。「イース」との関係を感じさせられる要素は、これ以外ではあまり見つけられないのが現状だ |
「イースオンライン」ではプレーヤーキャラクターとして、我々人間と似ている「エレシア」、強靱な肉体を持った「アフロカ」、子供のようなかわいらしい外見を持った「キーモ」の3種族から選ぶことができる。各種族の特色は、パッシブスキルで変わってくる。エレシアは他種族と比べてMPが多いスキルが習得でき、アフロカは最大HPが多く、キーモは移動速度が速くなる。
作成時点でキャラクターの職業を「ファイター」か「メイジ」のどちらか選択する。この選択で、ゲームのプレイスタイルは大きく変わってくる。ファイターは前衛で戦い、メイジは遠距離から強力な攻撃ができる他、力を増す様々なバフ魔法を使える。レベル20でできる2次転職でキャラクターのスタイルはさらに明確になる。
エレシアを例に取れば、ファイター系はパーティーを守る盾となる「ナイト」、攻撃力に特化する「ウォーリア」、遠距離から弓で攻撃する「ローグ」の3つが用意されている。メイジ系はより魔法攻撃力に特化した「ウィザード」、回復魔法の得意な「クレリック」のどちらかを選ぶことになる。アフロカやキーモのメイジ系には、召喚した魔物を使役する職業も用意されており、この2次転職で各種族の違いも明確になる。現在の不満点としては、キャラクター作成時の種族の紹介や公式ページの情報が不十分なことだ。早急に改善して欲しい。
「イースオンライン」の基本システムはクリックで移動しモンスターを攻撃、スキルはショートカットで使用するという、オーソドックスな韓国産MMORPGを踏襲している。プレーヤーは街でクエストを受け、周囲にいるモンスターを狩りながらより広い世界へ旅立っていく。ストーリー要素よりも戦闘中心の内容で、他の韓国産MMORPGのプレーヤーならばすんなりとプレイできるだろう。
1点、本作をプレイする上で注意しなくてはならないのは、「回復ポーションが街のショップで販売されていない」という点だ。「イースオンライン」における回復ポーションはドロップアイテムか、課金アイテムでしか入手できないという貴重な存在だ。韓国産MMORPGに慣れているプレーヤーはポーションをがぶ飲みしてしまうかもしれないが、注意したいところである。また、ゲーム内で入手できるアイテムは、徐々にパラメータが回復していく方式なのも覚えておきたい。
「イース」らしさに関しては、かろうじて街に2人の女神像が置いてあるところがそれを感じさせるが、直接原作に結びつく要素はそれぐらいだろうか。世界観がいい加減かというとそうではない。3種族の街のデザインは凝っており、エレシアの街の光っている灯台のような光や、キーモ族の巨木に作られた階層状の街など、独特の文化を感じさせて面白い。ただ、世界観を活かしたストーリー展開もなく、「ストーリーテリング」という意味で圧倒的に弱い。
今後という意味で本作に期待できるのは、そのシステムである。チュートリアルではムービーがカットインされる。またインスタンスダンジョンシステムも用意されており、そこにはボスモンスターもいる。これらを応用しきちんと演出すれば、世界の考察や、それを活かしたストーリー、さらにそれをきちんと再現するダンジョンを作り出すことができるだろう。ストーリー要素の強い作品を多く世に出している日本ファルコムの協力に期待したいところだ。
我々人間と似ている「エレシア」のスタート地点港町ルティーノ。歴史を感じさせる街だ | ||
子供のようなキーモのスタート地点風の村ウォールデン。巨大な樹の上に作られている | ||
アフロカの赤の要塞マジュイック。石造りの重さを感じさせる街だ |
■ ゲージを溜めて爆発させる、ピンチ回避に有効なAPシステム
アーツスキル発動。画面左上の玉を消費して攻撃を行なう |
キャラクターの下にいるペットが最初に与えられるミニピッカード。敵の攻撃力を下げるなど強力なスキルを持っており、ソロプレイではとても心強い |
「イースオンライン」には様々なシステムが盛り込まれている。最も特徴的なのが、APシステムだ。APはアクションポイントの略で、モンスターを倒すことで上昇し、ゲージが貯まることで1つの玉となり、最大5つの玉を溜めることができる。
この玉を消費することで「アーツ」が使えるようになる。アーツには瞬間的にHPを回復させるもの、MPを回復させるもの、そして周囲にダメージを与えるものがある。敵に囲まれたときや、ダメージを受けてしまったときなど、このアーツを使うことでピンチをしのぐことができる。玉を5つもっていればかなり無理をしたときでも回復でき、緊急時こそ心強い。大きな爽快感をもたらすシステムだ。
面白いシステムとしては、「クエストカード」がある。モンスターがドロップするアイテムで、これを使うことで「同じモンスターを10匹倒す」というサブクエストが与えられる。このクエストをクリアしたときに得られる経験値ボーナスはレベルアップに大きく寄与してくれる。
今回、筆者はファイターとしてプレイしてみたが、武器によって特性が違うのが面白かった。振りが早く盾を持つことができる片手装備、強力な攻撃ができる両手装備の他に、槍は威力が少し劣るが周辺をまとめて攻撃できる。弓は矢が必要だが遠距離攻撃ができる。状況に合わせて武器を持ちかえるのが楽しかった。
しかし、ゲームが進むとこれだけ個性的な武器があるのに全体的に装備が高価で選択肢が狭まってしまう。クエストのボーナスで強い武器を入手できたりとフォローはあるが、ランダムなため、得られた武器でプレイスタイルが変わってしまう。本作は強力なアイテムを入手することで大きく力が変わる「リネージュII」に似た装備偏重のバランスになっている。運でプレイスタイルやゲームの難易度が変わってしまうのは現在感じている不満だ。キャラクタに特性をもたらす「ビルドカード」も実質的には最初に与えられたカード以外増えず、プレイスタイルに合わせた選択肢がなく、うまく機能していないと感じた。
現在筆者はレベル24で、露店で手に入れた両手斧を使っている。クエストでランダムで手に入れた双斧は有効なスキルがないため使えず、その他の強い装備は所持金がなくて買えない。今後は、装備に加え高レベルスキルも、ドロップでしか手にはいらなくなるようだ。露店に出てもかなり高価なものになるだろう。プレイスタイルはできればもっと早い時期から模索でき、より手軽にチョイスできる方が良いのではないかと感じた。
左はチュートリアル。クエストは用意されているが、レベルアップはモンスターとの戦いが中心。右はモンスターからドロップされるクエストカード。サブクエストをクリアするとボーナス経験値やお金を得られる | ||
左は斧で3連撃を加えるカーネイジ。真ん中は補助魔法を受けているシーンだ。右は召喚獣。キャラクターが強くなると、より個性的な強さを獲得していく |
■ パーティープレイ重視のゲームバランス。仲間を見つけ戦っていく楽しさ
狩り場の入口では、パーティーを組むためのプレーヤーが集まる |
クエストを受けていれば、特定の場所でムービーが挿入される |
「イースオンライン」のバトルバランスはかなりパーティープレイ向けに作られている。全体的に敵の攻撃力が強く、回復薬が一般販売されていないところからもソロプレイでは、少数の敵を倒して、ヒーリングして、再び狩るという流れになる。レベル10を超えたあたりから、パーティーを組んでモンスターを狩り続ける方が断然効率がよい。
パーティーでの狩りは部屋など1カ所に場所を定めそこに留まり、出てくるモンスターを狩り続けるというスタイルになる。パーティーは最大10人で組むことができる。メイジは様々な強化スキルを持っていて、ファイターは彼らの支援を受けることで戦闘力が倍加する。ファイターとメイジがうまく協力できれば速いペースで狩りを続けることができる。本作はクエストよりもモンスター討伐に経験値の比重が置かれており、狩りを続けてレベルを上げていくことになる。
パーティープレイはシステム的にも推奨している。パーティー向けのクエストが用意されており、かなり強いボスモンスターもパーティーならば倒せる。パーティーで協力して敵を倒すのはやはり楽しい。この他、「パーティースキル」が用意されていて、リーダーはパーティーで戦うことで貯まるパーティーポイントを消費して、「MPの回復速度を速くする」、「特定の属性に強くなる」といったバフをかけることができる。ソロに比べてパーティーはキャラクターの強さを何倍にも引き上げてくれると感じた。
今回、改めて面白く感じたのは、「これほどパーティー向けのゲームなのに、ソロプレイで進もうとするユーザーが意外に多い」ということだ。何故なのか、改めて考えてみた。「イースオンライン」では“狩り”のためにパーティーを組む。集団でダンジョンの奥に移動し、1時間以上1カ所で経験値稼ぎのための狩りをする。メンバーが途中で抜けると再構成が難しい。こういった狩りは明確な“終わり”がない。
30分くらい狩りをしたいという場合、パーティーを組んでもすぐ離れなくてはならない。他の人を自分の都合で振り回したくないな、というユーザーも多いのではないか。パーティーの募集システムがないのもの本作の問題点だ。日本人は決してソロプレイが好きなのではない。本作のようなタイプのMMORPGの場合、コンテンツ自身が日本のプレーヤーの気質にマッチし切れていないのではないか、というのがプレイして感じた。この問題は他のMMORPGにも共通するポイントだと思う。
「イースオンライン」はパーティー向けのゲームだ。ある程度プレイ時間が取れるならば、募集している人に気軽に応じ一緒に遊んだ方が楽しいし、効率も良い。パーティーに参加して戦えば、他の場所で思わぬ再会ができ、友達が増えてくるだろう。ギルドに入って先輩に連れられて強いところについていったり、後輩のフォローをするのもオンラインゲームならではの楽しさだ。「イースオンライン」はパーティーを組み一緒に戦う楽しさを感じることができるバランスのゲームである。この楽しさを日本のプレーヤー向けにいかに広げることができるかが、今後の課題だろう。
本作はパーティープレイ向けのバランスになっている。色々な人と組んで、ゲームを進めていけるはオンラインゲームならではの楽しさだ |
■ 様々なラインナップが揃った課金アイテム。本作の本当の資質が見えてくるのはまだこれから
ゲーム内で購入できる課金アイテム。ラインナップは豊富だ |
5月21日からは課金アイテムが導入された。アイテムのラインナップはオーソドックスだが、特に課金アイテムバージョンの回復ポーションは、使うと瞬時にHPを回復してくれるため緊急時にはありがたい。保証として持っておきたいアイテムだ。また、経験値を倍加するアイテムは、レベル20くらいあたりからぜひ欲しいアイテムになってくる。
防御力など能力をブーストするアイテムはパーティープレイの場合、それほど必要性を感じなかった。ソロプレイではどれだけ能力を上げても敵に囲まれたら難しいため、能力を上げるより経験値アップのアイテムを使った方が効率は良いと思う。ブースト系アイテムは狩りよりも、対戦などで使うことを想定している印象だ。
面白いのは「ロダの苗木」というアイテム。これを使うと、HPやMPを回復してくれる木が生える。ギルドメンバーで狩りに行く時などは誰かが使ってくれるとありがたい感じだ。この他にはランダムボックスや、強化を保証してくれるアイテムなどがある。高レベルユーザーの場合、多少の出費を覚悟してでも武器を強化するという人が多くなりそうだ。
「イースオンライン」の全体的な印象としては、狩りのスピードや、アイテム偏重のバランス、パーティー構成などかなりのところで「リネージュII」を意識しているなと感じた。やはり残念なのは、本作からはまったく「イース」の匂いがしないところだ。たとえば、「イースで走り回ったあの冒険のフィールドが、この作品ではこう表現されている!」、「あの人物の子孫が、こうなっている!」といった「イース」ファンならではの興奮が味わえない。わずかに名前を持つ人物は発見できたが、ストーリー上で大きなフォローはなかった。
せっかく「イース」の名前を冠しているのだから、NPCの名前や街の女神像などとってつけたような部分だけでなく、もっと根本から、明確に「イースらしさ」を追求して欲しい。「イース」という名前に期待して本作をプレイしたすべてのプレーヤーは、開発スタッフに対して「何故この作品にイースの名前を付けたのか?」という疑問を感じるだろう。もちろん、この問題は日本の運営も認識している。今後の日本の運営のテーマは「イースらしさ」だという。予定では本作の夏頃から「イース」の要素をプラスしていくとのことだ。共同開発の日本ファルコムが何をしてくれるかもここで見えてくるのだろうか。
「イースオンライン」はゲームの根幹は楽しい、パーティープレイが体験できるバランスを持った作品だ。だからこそ、本作ならではのイニシアチブである「イース」の要素をもっともっと大事にして欲しい。できることなら、正式サービス前にその要素を追加し、方向性を明確に指し示して欲しかった。本作の本当の評価は、その「イースらしさ」を追加してからでなければできない。本作がどんなゲームになるかは、まだわからないというのがというのが正直なところだ。
短い期間から1カ月(28日)分まで使用期間は様々だ。セットアイテムも用意されており、プレイスタイルに合わせて選択していける |
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□「Ys Online ~The Call of Solum~」のページ
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(2009年 6月 1日)