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PSPファーストインプレッション

新難易度EXTREME搭載でやり応えアップ!
あらゆる面で進化したシリーズ最新作が登場!!

「初音ミク -Project DIVA- 2nd」

  • ジャンル:リズムアクション
  • 発売元:セガ
  • 開発元:セガ
  • 価格:6,090円
  • プラットフォーム:PSP
  • 発売日:発売中(7月29日)
  • プレイ人数:1人
  • CEROレーティング:B(12歳以上対象)


 株式会社セガは、PSP用リズムアクション「初音ミク -Project DIVA-」(以下、前作)の続編となる「初音ミク -Project DIVA- 2nd」(以下、本作)を7月29日に発売する。本作は、前作に比べて、新規楽曲の追加はもちろん、同時押しや長押しなどのゲーム性のアップや、キャラクターが2人でダンスするデュエットを追加。さらには、多くのガジェット機能が追加されたDIVAルームや、編集しやすくなったリズムゲームエディットなど、あらゆる面でパワーアップした内容となっている。

 今回、2時間ほどの短い時間だが、事前に本作の完成バージョンに触れる機会を得ることができた。ここからは、気になる本作の内容について、気になる新要素はもちろん、前作からどこが変わったのかも含めて、ファーストインプレッションとしてお届けしていこう。


■ フリープレイでは方向キーでもボタン入力可能に
  同時押しや長押しなどが追加され、ゲーム性がアップ

画面上に表示される○、×、△、□のターゲットに対して、画面外のさまざまな方向からメロディアイコンが飛び込んでくる。ターゲットとメロディアイコンが重なるタイミングでボタンを押そう。本作では、○、×、△、□ボタンの代わりに方向キーの→、↓、↑、←を押してもOK

 まずは、メインとなるリズムアクションの部分から見ていこう。前作からの大きな変更点として、本作では、方向キーを使って○、×、△、□ボタンと同じ入力ができるようになっていることが挙げられる。これにより、連打時には方向キーを使うことで遊びやすくなった。

 また、方向キーと△、○、×、□ボタンを一緒に押す「同時押し」の要素が追加された。同時押しでは、上下左右の方向を示したターゲットが現われた際に、その方向キーを同じ方向にあるボタン(→なら○ボタン)を両方押すことで、入力が成功するようになっている。方向キーだけでは入力失敗になってしまうものの、同時に押す方向キーとボタンは必ず同じ方向なので、すぐに慣れることができるだろう。

 もう1つの新要素である「長押し」では、ターゲットに線がついている際に、そのボタンを押しっぱなしにする必要がある。ボタンを離すタイミングも決められているため、曲とターゲットを見ながらボタンを離さないとミスになってしまうので要注意だ。

 これら2つの新要素は、プレイしたての時は前作をやっている感覚でプレイしていたため、ミスが多かったものの、しばらくプレイしているうちに慣れることができた。同時押しの長押しや、長押し中にほかのターゲットが来ることもないため、それほど、難しく感じることもない。あくまで、単純にボタンを押して離すだけだった前作のプレイ感覚に、アクセントとして同時押しと長押しの要素が追加されただけなので、不安に感じている人も安心してもらいたい。

 本作では、これらの新要素を含めたリズムアクションのチュートリアルモードも追加されており、チュートリアルをプレイすれば、同時押しや長押しを含めたゲームの遊び方を理解できるようになっている。初心者はもちろん、前作をやりこんだという人も、本作をプレイする際は、まずはチュートリアルをプレイして、遊び方を十分に理解するといいだろう。


【同時押し】
同時押しのターゲットとメロディアイコンは、矢印で表示される。この場合は、×ボタンを連打しながら、最後の1つだけ×ボタンと方向キーの↓を同時に押せばいい 楽曲によっては同時押しのターゲットが連続することもある。同時押しで押すボタンと方向キーは、それぞれ上下左右の同じ位置になるので、あせらずに押していこう

【長押し】
長押しのメロディアイコンは、長押しする長さだけバーが伸びた状態で表示される。ボタンを押すタイミングを合わせるのはもちろん、このバーが表示されている間はボタンを押し続けなければならない 長押しが終わるタイミングでは、灰色のメロディアイコンが表示されるほか、ターゲット上にもタイミングバーが表示される。タイミングを合わせてボタンを離すように心がけたい


■ 新登場の難易度EXTREMEはさすがの難しさ
  HARD以下はやや簡単になった印象

本作の最高難度曲「初音ミクの激唱」。BPM(テンポ)が速い上に、EXTREMEでは連打系のターゲットがこれでもかという数登場するので、同じボタンを連打するだけでは、とてもではないがクリアできない。ボタンと方向キーを交互に押して対応しよう

 ここからは、実際のフリープレイを見てみよう。フリープレイで気になるのは、新たに追加されたEXTREME。実際にプレイしてみると、さすがは最高難易度ということで、序盤から同時押しや長押しのターゲットが現われるのはもちろん、方向キーとボタンを交互に押さないと追いつかないような、ターゲット連打も多数用意された内容となっていた。前作のHARDではもの足りなく思っていたプレーヤーにとっては、このEXTREMEならば、かなりやり応えのあるのではないだろうか。

 逆にHARD、NORMAL、EASYに関しては、同時押しや長押しのターゲットも用意されているものの、数はそれほど多くはない上に、連打系も少なくなっているなど、譜面自体が前作より若干簡単になった印象を受けた。本作が初めてという人たちは、EASYから順に難易度を上げていくことで、楽しみながらゲームに慣れていける構成といえるだろう。

 また、そのほかにも本作のフリープレイでは、楽曲選択後のプレイ開始前に、モジュール(衣装)の変更やヘルプアイテムの使用、ボタンを押したときの音の変更など、さまざまな設定の変更が可能になっている。

 モジュールの変更は、前作では楽曲選択前のメインメニューで行なう必要があったが、本作では、楽曲を選んでからモジュールの選択ができるようになった。楽曲ごとにいろいろなモジュールを楽しみたい人にとっては、いちいちメインメニューに戻る必要がなくなるため、メニュー選択の手間が短くて済むはずだ。

 本作で追加されたヘルプアイテムは、フリープレイのちょっとした助けになるもので、ソングエナジーゲージの減少を抑えるものなどが用意されている。ソングエナジーゲージが足りなくて、どうしてもクリアできない楽曲を最後まで練習したいときなどに使うといいだろう。ただし、PERFECTなどのクリア時の評価がされなくなってしまう点には注意。クリア時の評価を受けたいときは、ヘルプアイテムに頼らず自力でクリアする必要があるわけだ。

 ボタンを押したときの音は、前作では楽曲ごとに固定されており、プレイ前に音のONとOFFを選べるだけだったが、本作ではハイハットやドラムといった楽器音や、キャラクターの声など、9種類の中から選択できるようになった。実際にボタンを押した際の音を、キャラクターの声にしてプレイしてみると、楽曲のボーカルと混ざりあって少々プレイしづらく感じられるものの、前作にはない新鮮な感覚でプレイできた。気分転換をしたいときなどに活用してみてはいかがだろうか。


本作からはキャラクター2人が歌って踊るデュエットを楽しめるようになった。デュエット曲では、1人目と2人目のキャラクターとモジュールをそれぞれ選択することが可能だ 本作では初音ミクだけではなく、鏡音リン・レンや巡音ルカなどのキャラクターにも多数のモジュールが用意されているため、モジュールの選択もキャラクター単位で行なうようになっている “初音ミク 蝶”と“巡音ルカ 華”のモジュールを着せて、デュエット曲の「magnet」をプレイ。おそろいのイメージのモジュールを着せることで、ユニットのPVを見ているかのような気持ちが味わえる



■ アイテムやモジュールはショップで購入する形に変更
  DIVAルームでは各キャラクターごとの部屋をカスタマイズ可能

本作のフリープレイのリザルト画面。TOTAL SCOREの下に、POINTとTOTAL POINTが追加されている。このPOINTがDIVAポイントで、ショップでさまざまなものを購入する際に使用する

 前作でミクの部屋をカスタマイズできたミクルームは、本作では、DIVAルームへと名称が変更。ミクだけではなく、鏡音リン・レン、巡音ルカはもちろん、メイコやカイトなどにも個別のルームが用意されており、それぞれ個別にアイテムを配置できるようになっている。

 細かな変更点として、DIVAルーム内に設置できるアイテムの場所も、固定されていた場所から、一定範囲内の自分の好きな場所に変更となり、より自分好みのコーディネイトが楽しめるようになった。また、DIVAルーム内のキャラクターにアイテムをプレゼントできるようになっている。キャラクターにアイテムをプレゼントすると、機嫌がよくなることがあり、機嫌がいいとなんらかのイベントが起こるとのこと。キャラクターごとのアイテムの好みを調べてみるのも面白そうだ。

 さらにDIVAルーム内では、再生するBGMを選んでプレイリストを作ることで複数の曲を連続して再生したり、PVの鑑賞もできるように変更されている。楽曲やPVをのんびりと楽しみたいときは、DIVAルームに行くといいだろう。

 DIVAルームのルームスタイルや各種アイテムについては、ショップでDIVAポイントを消費して購入する形に変更になった。DIVAルームのルームスタイルや設置できるアイテムの値段は500〜1,500程度に設定されている。DIVAポイントは、フリープレイ終了時に入手できるようになっており、楽曲や難易度にもよるが、HARDをGREATでクリアすると約5,000DIVAポイント入手できた。HARDの難易度がやや簡単になっていること、同じ曲を何回もクリアしてもいいこと、この2点があるため、DIVAポイントに不自由することはあまりないはずだ。

 前作では特定の条件を満たさないと入手できず、中には難しい入手条件もあったため、未だにコンプリートしていない人もいるのではないだろうか。その点、本作では購入するのに条件があるものもあるが、特定の楽曲をHARDでクリアするなど、条件がシンプルにわかりやすくなっているので、前作よりもコンプリートしやすいはずだ。


前作ではアイテムが設置される場所は固定だったが、本作ではDIVAルーム内のどこにアイテム設置するかを選べるようになった 設置するスペースが空いていれば、エレキギターや観葉植物、スピーカーなど、複数のアイテムを設置することも可能だ お茶を楽しむ初音ミクと巡音ルカのイベントが発生することもあるようだ。キャラクターたちの日常を垣間見ている気分を味わえることだろう

モジュールやアイテムは、ショップでDIVAポイントを消費して購入できる。解放条件を満たしていないと購入できないが、難しい解放条件はなくなっているので安心してほしい キャラクターごとのDIVAルームも購入する形となっている。これらのDIVAルームを購入することで、そのキャラクターのDIVAルームを訪れたりカスタマイズできるようになる DIVAルームに配置できるアイテムは、床・棚・壁の3種類。アイテムはキャラクターにプレゼントしたり、ルームごとに設置することもできるので、複数購入できるようになっている



■ 使いやすく進化したリズムゲームエディット
  目線や歌詞の表示や口パクといった細かな設定も可能に

エディットのTOP画面ではステージとキャラクターが表示され、編集する小節の移動に合わせて、ステージとキャラクターも更新されるようになった

 「初音ミク -Project DIVA-」の大きな魅力の1つが、ユーザーが自分の好きなmp3データでゲームを作成できるリズムゲームエディット。本作では、前作でもできたキャラクターの表情の設定に加えて、キャラクターの目線や歌詞と口パクのほか、キャラクターにアイテムを持たせたり、ステージにさまざまな効果をプラスするエフェクト機能などの設定が多数追加されている。自分だけのエディットデータを作ることが大好きなエディットデータ職人には、こだわりがいのある内容といえるのではないだろうか。

 見た目だけではなくゲーム的にも、長押しや同時押しのターゲットの配置はもちろん、キャラクターを2体配置したデュエットや、チャンスタイムの設定もできるようになっており、よりゲームに即した内容のエディットデータを作成できるようになっている。

 これらの追加に合わせて、エディットデータで使用できる容量も増加されており、より長い楽曲のプレイデータを作ったり、テンポの速い曲のエディットデータも作成できる。容量不足で泣く泣くデータを削った経験のある人は、本作で再チャレンジしてみてはいかがだろうか。

 さらに嬉しいことに、本作ではエディット中の画面から、編集した内容をすぐにプレビューで確認できるようになった。これにより、編集結果をすぐに確認できるので、より編集しやすくなったといえる。実際にリズムゲームエディットを触ってみた感触としては、エディットした場面の1小節前からテストプレイできる点が嬉しく感じられた。1小節前からターゲットやステージ、キャラクターの動きから確認できるため、今編集しているデータだけでなく、少し前からの繋がりも把握しやすくなっている。今編集している小節が流れの中でどう見えるかわかりやすいため、全体的な繋がりを意識したエディットデータを作りやすそうに感じられた。

 前作では、編集している小節のプレビューがしにくかったため、エディットデータを完成させるには根気が必要だったが、本作では、その手間が大幅に改善されている。今まであまりエディットデータを作ったことがないという人も、本作のリズムゲームエディットでのデータ作成をぜひ1度試してほしい。


目線はカメラを自動で追う設定のほか、右から左を見るなど、カメラとは別に設定することも可能だ キャラクターに持たせるハンドアイテムの設定画面。ステージや楽曲に合ったアイテムを持たせよう エフェクトの追加も可能になった。りりしい表情に炎のエフェクトがよく似合っている

同時押しや長押しのターゲットを配置することもできる。楽曲が盛り上がる位置で使いたい キャラクターのモーションやステージも、新しいものが豊富に追加されている デュエットのキャラクターについても、1人ずつ個別に細かな設定が可能だ



■ 初心者も遊びやすくコアなファンも納得のボリューム
  新たなステージへと進化したProject DIVAを遊びつくせ!

 本作の内容について駆け足で紹介してきたが、いかがだろうか。フリープレイからDIVAルーム、リズムゲームエディットと触ってみて1番に感じたのは、新たな操作や要素を追加しつつも、よりわかりやすく操作しやすくなっているということだ。

 特に、メニューの再構成によりメニュー画面などでストレスを感じにくくなったのが嬉しい。フリープレイでの楽曲選択後にモジュールを変更できるようになったほかにも、リズムゲームエディットでプレビューが確認しやすくなっているなど、ユーザーの操作する回数を極力減らそうという、開発スタッフの意図が感じられた。

 リズムアクションゲームの続編というと、楽曲が増えた、譜面が難しくなっただけ、というタイトルもある中で、長押しや同時押しというゲーム性の追加だけではなく、よりカスタマイズしやすくなったDIVAルームや、リズムゲームエディットなど、より奥の深い内容になっている。それだけではなく、チュートリアルモードの実装や、ショップの解放条件の緩和など、全体的にユーザーフレンドリーになっている点も嬉しいところだ。

 なお、前作からプレイしている人は、セーブデータの引継ぎをすることで、前作で取得したモジュールを引き継げるほか、セーブデータ引継ぎの特典として5,000DIVAポイントと初音ミクPOPというDIVAルーム用のアイテムを入手できる。前作のエディットデータをコンバートして、さらに編集できるようになっている点も見逃せない。前作をやりこんだ人も納得の、嬉しい引継ぎ要素といえるのではないだろうか。

 このように本作は、前作をやりこんだファンの不満を解消するだけではなく、プレイしたことがない人にも遊びやすい内容になっている。前作のファンはもちろん、プレイしたことがない人も、リズムアクションゲームやVOCALOIDを使用した楽曲が好きな人なら、ぜひ1度手にとってみて遊んでみていただきたい。きっと満足していただける1本となるはずだ。

(C) SEGA
(C) Crypton Future Media, Inc.
VOCALOIDはヤマハ株式会社の登録商標です。

(2010年7月29日)

[Reported by 菅原哲二 ]