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Xbox 360ゲームレビュー

「ヒャッハー!!」な銃撃戦とお宝ハンティング!
たちまち夢中になれる痛快FPS&RPG!

「Borderlands」

  • ジャンル:ロールプレイングシューター
  • 発売元:マイクロソフト
  • 開発元:Gearbox Software
  • 価格:7,140円
  • プラットフォーム:Xbox 360
  • 発売日:2月25日発売
  • プレイ人数:1〜4人
  • CEROレーティング:D(17歳以上対象)


見捨てられた荒野と瓦礫の惑星「Pandora」へようこそ

 マイクロソフトが2月25日に発売するXbox 360「Borderlands(ボーダーランズ)」は米Gearboxが開発したFPSスタイルのRPGだ。GearboxはもともとFPS系のアクションゲームを専門に作ってきた企業で、代表作は「Brother in Arms」シリーズ。ガチガチのFPSというよりは、戦略要素をうまくブレンドしてゲームに深みを加える、という手法が特長的なスタジオである。その発展系として今回、FPSのゲーム性にRPGのゲーム構造を持ち込んだというわけだ。

 そのグラフィックスはアメコミ的なガッシリとした描線に、力強い水彩調の塗りを組み合わせた個性的なもの。とてもセンスよく構成されたゲームワールドの風景も相まって、見るものすべてがプレーヤーの目をよく楽しませてくれる。そうして描かれる世界はまさに世紀末、頭のネジがすっ飛んだ山賊たちが「ヒャッハー!」とショットガンをぶっ放しているような無法の荒野だ。

 マイクロソフトによる本作のジャンル表記は「ロールプレイングシューター」。ロールをプレイしながら、シューティングアクションも楽しめるという本作の内容をズバリと言い当てている。それでは早速、そのゲーム内容を具体的にご紹介していこう。



■ ようこそ荒野の惑星「Pandora」へ。4つのプレーヤークラスでお宝ゲットを目指せ

4人の主人公たち。任意のプレーヤークラスを選んでゲームをスタートする
旅先案内人となる不思議な女性。その正体は?

 「Borderlands」の冒険の舞台となるのは惑星「Pandora」。荒涼とした大地には覆面をつけた盗賊たちが跋扈し、野には凶暴な野生のクリーチャーが群生している。そんな不人気惑星に宇宙中の注目を集める至高のお宝「The Vault」があるというのだから大変だ。腕利きの賞金稼ぎがお宝のにおいをかぎつけ、一攫千金を狙ってこの惑星に乗り込んできたのだ。

 プレーヤーはそんな賞金稼ぎ「The Vault Hunter」となって、現地の盗賊やクリーチャー、敵対する勢力を薙ぎ倒しながらお宝ゲットを目指す。そんなプレーヤーの旅先案内人になるのが、時折意識下の映像として現われる謎の女性と、この地に点在するお茶目な小型ロボット「Claptrap」だ。どうやら「The Vault」にまつわる伝説にはいくつもの銀河企業が目をつけているようで、ただの宝探しのつもりが次第に話が大きくなっていく。さて、どんな冒険が待ち受けているのだろう。

 本作はRPGとしての骨格を持つゲームであり、プレーヤーの選択によって幅広いシチュエーションが楽しめる。その基本となるのがプレーヤークラスの選択だ。ゲーム開始時に選べるプレーヤークラスは「ソルジャー」、「ハンター」、「セイレーン」、「バーサーカー」の4つがあり、それぞれ異なった戦闘スタイルと特殊能力を持っている。

・「ソルジャー」
 アサルトライフルとショットガンの扱いを得意とし、近距離〜遠距離までオールマイティにこなせるクラス。とにかく撃って撃って撃ちまくれというFPSならではのプレイが有効なので、ビギナーにお勧めのクラスだ。

・「ハンター」
 スナイパーライフルとリボルバー主武装とし、遠距離戦で力を発揮するクラス。少々ヤワなのが珠にキズだが、クリティカルヒットの鋭さは全クラスの中で最高。正確な照準操作に自信があるなら真っ先にこのクラスでプレイしてみるといいだろう。

・「バーサーカー」
 肉薄して敵を殴り飛ばすことが得意の筋肉自慢キャラ。爆発系の武器(ロケットランチャー系)を得意とし、とにかくタフさを生かして戦うタイプだ。エイミングよりも立ち回りで勝負するならこのクラスだ。

・「セイレーン」

 超能力を使って戦うトリッキーなクラス。タフさがないかわり、すばやい動きで敵を翻弄できる。ファイヤー、ショック、コロッシブといったエレメンタル効果を持つ武器を使わせれば右に出るものはないが、その効果を知り尽くした上級者向けのクラスといえそうだ。
【プレーヤークラス】
「ソルジャー」
射撃のエキスパート。撃って、撃って撃ちまくれ
「ハンター」
ライフルに魂をこめて、遠距離から1発でズドン!
「バーサーカー」
多少の攻撃を受けても無視無視。自慢の怪力で殴り飛ばす
「セイレーン」
軽やかな身のこなしと特殊攻撃でじわじわとなぶり殺しに!




■ FPSのゲーム性とRPGの成長要素を絶妙にブレンドした戦闘システム
 各種の親切設計も万全で気持ちよくプレイできる

移動と戦闘は完全FPS。こめかみにいいのをブチ込んでやれ
インベントリ画面。武器、シールド、グレネード、クラスMODをベストの組み合わせで組み込もう

 RPGでは、いかに戦闘が楽しいかがとても大事なことだ。その点本作は基本システムとしてFPSスタイルをとっており、それをRPG的なスキルシステムをブレンドすることで、とても奥の深い戦闘を実現している。また、登場する武器の種類に応じて個性的な性能が付与されていることで、どの武器をメインで使うか、という点でもプレーヤーの個性が発揮できるのだ。

 ここからは筆者がかなりやりこんだ「ソルジャー」クラスのプレイをもとにご紹介していこう。「ソルジャー」はアサルトライフルのエキスパートであり、とにかくどんなときでも銃を撃ちまくって火力で勝つ、という方向を目指すプレーヤーにうってつけ。「セントリー」という固定機銃兼・簡易基地を一定時間出現させられる特殊能力を持っており、戦略的な立ち回りも奥深い。

 プレーヤーが装備できる武器のスロットは最大4つ。それに加えてグレネード用のスロット、シールド用のスロット、そして「クラスMOD」と呼ばれるクラス毎の性能特化を促すスロットが用意されている。登場する武器系統はアサルトライフル、リピーターピストル、リボルバーピストル、ショットガン、スナイパーライフル、ロケットランチャー、そしてエイリアン武器となっていて、プレーヤーのレベルとは別に、各武器ごとの熟練度という成長要素もある。

 戦闘時に敵に与えるダメージ数値は、武器の攻撃力を基本として、プレーヤーのレベルと敵のレベルの関係で決まる。要するに武器の性能が良くてプレーヤーのレベルが敵よりも高ければ、より多くのダメージを与えられるという仕組みだ。さらに敵の急所に弾丸をヒットさせればクリティカルヒットとなり、通常の倍以上のダメージを加えられるあたりが実にFPS的だ。

 各種武器の性能は「ダメージ」、「連射」、「精度」、「反動」といったいくつもの指標で決まってくる。例えば、連射速度の高い武器なら1発あたりのダメージが低くても総合的な攻撃力は高い。しかし、反動が大きく正確に命中させられない武器は近距離戦に限られるし、逆に精度が高い武器は少々ダメージレートが低くても使いやすい。このあたりFPSのプレイスタイルによって好みが変わってくる部分なので、皆が皆、似たような装備になることはほとんどないのだ。

精度の高い武器なら遠距離から戦える。攻撃力が高いが精度の低い武器(ショットガンはその傾向が強い)ならば接近戦に持ち込む。武器の特性が違ったプレイスタイルに展開するというのがFPS+RPGの面白さだ


・エレメンタル効果を活用して、ド派手に立ち回ろう

ファイヤー系のエレメンタル効果は、生身の敵に対して非常に効果的

 射撃要素に深みをもたらしているのが、レアな武器に付与されている各種のエレメンタル効果だ。エレメンタル効果には「ファイヤー」、「ショック」、「コロッシブ」、「エクスプロージョン」といった種別があり、着弾時に確率的に発動しては劇的な効果をもたらしてくれる。例えば「ファイヤー」の効果を持つ武器で攻撃すれば、食らった敵は燃え上がって継続ダメージ(DoT)を食らい続けるという按配だ。

 着弾エフェクトが派手になることも相まって、強力なエレメンタル効果を持つ武器で敵をズタズタに撃ちまくるのはとっても爽快だ。1発命中するごとにダメージの数値が着弾点から飛び出してくるので、きちんと急所に命中させられたかどうか、攻撃が有効かどうかといった評価も一瞬でできる。

 DoT効果を持つ攻撃を成功させたら、別のターゲットに切り替えて満遍なくダメージを与えるという戦術も有効で、なおかつ一挙殲滅の爽快感がたまらない。しかし、敵のなかには特定のエレメンタル効果に対して耐性を持つものもいる。そういった敵に対しては、すばやく実ダメージの高い武器に切り替えて応戦しよう。こういった部分ですばやい判断ができるようになれば、すっかり本作の戦闘が痛快なものになっているはずだ。

「ファイヤー」は生身の敵に効果的ならば、「ショック」はシールドを張った敵に効果的。「コロッシブ」はまんべんなくダメージを与えるが、昆虫系の敵には全く効かない。ダメージの種類は色で判別できるので、耐性を持つ敵がいればすぐにわかる。そういった敵に対しては別の武器に切り替えて対処しよう


・「セカンドウィンド」戦略と死亡時のリスタート

殺られる!と思ったその瞬間、目前の敵を倒せば「セカンドウィンド」で復活だ

 戦闘に敗北した場合、どうなるか? 本作ではヘルスがゼロになってもすぐ死ぬことはない。ダウン状態となったプレーヤーは、一定時間以内にどれかの敵を倒せば「セカンドウィンド」が発動して即座に復活できるのだ。それまでの間、プレーヤーは全く動けず射撃しかできないため、射程内にすぐ倒せる敵を捉えておく必要があるというのがポイントだ。

 このため、厳しい戦闘をやりくりする際には、常にセカンドウィンドによる即時復活を見越した立ち回りが重要になってくる。例えば、強い敵と弱い敵がまとめて襲ってくるような場合、攻撃はなるべく強い敵に集中しておいて、こちらの体力が削られて死にそうになってきたら弱い敵を目の前に捉えた状態でダウンする。ダウン中にその敵を確実に倒してセカンドウィンドで復活、戦闘継続だ。

 だが、セカンドウィンドに失敗した場合は本当に死んでしまう。この場合、最後にアクセスした「New-U Station」という施設からリスタートとなる。これはたいてい戦闘地域の近くに設置されているので再移動の手間はほとんどないが、所持金の1割近くが「手数料」として徴収されるというペナルティがある。どうしても無理だと思ったら、しばらく別の場所でレベルを上げて、再挑戦しよう。

ダウンは避けられそうにない厳しい戦いでは、なるべく柔らかな雑魚敵を周囲に残しておく。こういった立ち回りの面で、本作の戦略性はとてもユニークだ


・スキルツリーでさらにプレーヤーの個性を表現

「ソルジャー」の特殊能力「セントリー」。自動反撃するほか、スキルを上げれば体力・弾薬の回復が可能となる
スキルツリー。各クラスとも3系統の成長路線がある。レベルアップのたびに悩ましい選択を迫られる

 敵を倒したりクエストをクリアすれば経験値を得て、レベルが上がっていくごとに「スキルポイント」というものがもらえる。これを使って、キャラクターの各スキルを伸ばし、強化していくことが可能だ。この成長要素は本作のFPS的なアクションをうまく変化させる構成になっており、例えば「ソルジャー」の場合、連射速度を上げる、マガジンの弾数を増やす、命中精度を上げる、といった形でどんどん武器の扱いが良くなっていく。

 そして各クラスには、成長の方向性として3つのスキルツリーが用意されている。「ソルジャー」の場合は、火力重視の「インファントリー」、補給重視の「サポート」、防御重視の「メディック」に枝分かれする。インファントリー系統のツリーを重点的に育てると、とにかく各種武器の時間当たりの火力がどんどん向上していくので、手ごたえをつかみやすい。「サポート」を重視するとまず弾薬不足に悩むことはなくなる。そして「メディック」を重視して育てれば、死亡して「New-U Station」に戻されるというシーンはぐっと減るだろう。

 筆者の個人的な感想では、1人でプレイする機会が多いなら火力重視がオススメだ。なにしろ火力が高いことでどんどん敵を蹴散らすことができ、ゲームのテンポがグッとよくなる。弾薬不足という「ソルジャー」の大敵も、「Support Gunner Class MOD」を装備して、弾薬のリジェネ能力を付与しておけば問題ない。また、本作では最大4人での協力プレイもできるので、フレンドと一緒にチームを組むなら援護系のスキルを多数持つツリーを選択するとさらに楽しくなるだろう。

 ちなみに1度スキルツリーに割り振ったスキルポイントは、ゲーム中の各所でアクセスできる「New-U ステーション」でいつでも振りなおしができる。したがって、シングルプレイとマルチプレイで異なるスキルツリーを重視するさい、いちいちキャラクターをはじめから育てる必要はない。このあたり本作は非常に親切設計で、気持ちよくプレイそのものに没頭できるのが好印象だ。

プレーヤーキャラが個性的に育つものならば、敵キャラクターも行く先々で個性的な姿を見せる。良い装備を落とすことのある「Badass」付きの敵はタフで強力なので要注意だ




■ サクサク進められる大量のクエスト。何より楽しいトレジャーハンティング
 強力な武器を目指して箱を開けまくれ!

旅先案内人のひとりとなる「Claptrap」ロボ。落ち着きがなく見てるだけで飽きない
旅の序盤に世話になるDr.Zed。医者というより解体屋に見えるので、医師免許を取り上げられた理由は推して知るべし
アロハシャツが似合う元ハンターのBAHA翁。自分の足をちぎった犬のようなクリーチャーScagへの逆襲を命じてくる

 戦闘が楽しく作られているので、クエストをこなすのもまた楽しい。本作のRPGとしてのゲーム進行スタイルはフリーローミング+クエストベースで、各ゾーンに分けられた世界を有る程度自由に行き来しながら、各地でクエストを請け負って話を進めていくという流れになる。3D版「DIABLO」と考えれば、おおむね正解だ。

 「The Vault」の発見につながるメインクエストを進めつつ、時折発生するサブクエストをこまめに請け負って冒険に出よう。各ゾーンにはたいてい複数のサブクエストが仕込まれていて、メインクエストの道すがら、様々な事件を解決して効率よく経験値とお金、そして報酬アイテムをゲットできるのだ。

 各クエストは目標地点がマップ画面上にしっかり表示されるので、迷ったり、何をすればいいかわからずハマってしまうようなことはまずない。一部のクエストは戦闘がちょっとキツいくらいで、基本的にゲームの進行テンポはとっても早い。ゲームを開始してサクサクと話を進めていくうちに、戦闘や成長要素といった本作の仕組みにも慣れ、すっかり夢中になっていることだろう。

 本作の魅力は個性的なキャラクターにもある。アグレッシブな解体術のためか医師免許を取り上げらたドクターのZed、元腕利きハンターだったらしいBaha爺さん、クルマのプロエンジニアScooter、世を嫌ってゴミ山に住むCrazy Earl。「頭をブッ飛ばされたくなきゃ、そこをどきな」というのが日常会話レベルの世界なので、言うこともやることも刺激的。そういった様々な奇人・変人たちが、どうしようもない個人的な都合でサブクエストに駆りだしてくれる。作風からして楽しげであり、どんどんゲームを進めていきたくなる。

 そして何より印象的なのが、各地でバウンティボードの管理をしているらしいロボットの「Claptrap」たち。ロボットのくせに怖がりで、戦闘に巻き込まれそうになると部屋の片隅でブルブル震えているようなやつだ。機械を扱うのは不得意らしく「ウマく行きマセン!」と言いながら制御版をバンバン叩いているシーンも。それでいてヒマなときにはノリノリで踊りはじめては軽口を叩くお調子者っぷり。本作の世界が殺伐としすぎていない理由の大部分はこいつのおかげだ。

 それとは対照的に殺伐としたボスキャラクターとの戦闘も、ゲーム展開にメリハリをつける上で重要な効果を上げている。ボスキャラはたいてい巨大で、タフで、動きはのろいが圧倒的な力で攻撃してくる。正面からぶつかっても痛いだけなので、通常の戦闘とはまた違った立ち回りが必要だ。多数の雑魚キャラが周りを固めていることも多いので、前述した「セカンドウィンド作戦」で戦ってもいい。重要なクエストのラストには必ずこういった戦いが用意されているので、それに備えてしっかり強力な武器を手に入れておこう。

ネタバレになるのであまり紹介できないが、ボスキャラとの戦闘は舞台装置の工夫も相まってとても楽しくスリリングなものに仕上がっている。巨大なボスは攻撃が重く油断すればすぐにやられてしまうので、逃げ回りつつクリティカルヒットを出し続けるのが最良の戦法


最上級の黄色で表現されるアイテムは強力きわまりない。拾えたら超ラッキーだ
各地に点在する武器箱。開けばまだ見ぬお宝が待っている

 本作はひととおりストーリーのエンディングを迎えるまで15〜20時間ほどのプレイ時間だが、その先もゲームを続けたくなる理由とシステムがある。それがトレジャーハンティング要素だ。より強い武器、装備を求めて、ひたすら敵を倒してドロップアイテムを狙ったり、各地に散在する武器箱を開けては一喜一憂するという楽しみだ。

 本作における武器・装備類の等級は、アイテム名で色分けされているのですぐにわかる。安いものから順に白、緑、青、紫、黄となっており、おおむね「DIABLO」タイプのRPGにおけるフォーマットに準拠していると考えていい。また、アイテムの性能のつき方も「DIABLO」的で、ベースとなるアイテムに各種の追加性能がランダムで付与されることで、文字通り無数のアイテムが誕生する仕組みだ。

 最上級の黄色で表示されるアイテムはなかなかお目にかかれないが、その能力は折り紙つきで、強力なエレメンタル効果が付与されていることが多いのだ。特に効果覧に赤字で意味深なコメントが書かれているアイテムは要注目。例えば筆者が終盤愛用したハンドガンには「アツく燃えろ」と書かれており、弾着ダメージを遥かに超える威力で火炎ダメージを与えてくれた。こういった武器は装甲の厚い敵に対して特に効果的だ。

 こういった按配で強力な武器を手に入れれば、戦闘の爽快感がさらに増してプレイがもっと楽しくなる。そのためには無数の敵を倒し、武器箱を開け、ランダムから生まれる幸運を期待し続けることになるが、このプロセス自体がもう楽しいので、本作はなかなか止め時が見つからない。エンディングを迎えてもそのまま2周目に突入していくので、アイテム漁りに夢中になって気がつけば朝ということにならないよう注意だ。

 究極の技としては、本作の中盤で拠点となる町「New Heaven」での“ファーミング”がある。本作ではゲームを中断してやり直すたびに武器箱が復活するのだが、このNew Heavenの町にはいくつもの武器箱が配置されており、簡単にアイテム集めができるのだ。それで強力な武器が手に入るとは限らないが、本作をある程度やりこんで「DLC待ち」になったとき、思い出したようにファーミングを行なうというのもオツかもしれない。


2周目のプレイは敵のレベルも上がり、さらに激しくプレイできる。手に入る武器もびっくりするほど強力になっていくので、止め時を見つけるのが難しいほど。お宝探しの旅は永遠に続くのだ


■ 大満足のクオリティとボリューム。DLCの登場にも期待

マルチプレイはXbox LIVE、システムリンク、分割画面(2プレーヤーまで)に対応

 本作は非常にプレイしやすく、楽しく続けられるゲームだ。FPSとRPGを融合させたタイトルの中では突出してライトユーザーでもすんなりプレイできる内容を持つので、とくに日ごろ非アクション系のRPGを中心にプレイしている人にもオススメしたい。海外RPGの良いサンプルとして、面白い体験ができるはずだ。

 また本作はXbox LIVE上で4人までのマルチプレーヤーゲームもサポートしている。クエスト情報を共有して、一緒にゲームを進めていくという仕組みになっており、プレーヤーグループのレベルに合わせて敵も強力になっていくので、シングルプレイゲームとはまた違った角度で楽しむことができる。なお、ゲームの仕様が海外版と多少異なるため、マッチングは国内ユーザーの間でのみ行なわれる模様だ。

 プレーヤー同士の決闘も可能だ。相手を近接攻撃で殴れば決闘の申し込みが成立。それに対して相手が殴り返せば、カウントダウンが始まって決闘開始だ。決闘で経験値や金銭を得ることはできないが、繰り返し勝利することによって解除される「実績」もあるので、マルチプレーヤーゲームでは盛んに決闘が行なわれそうだ。スナイパーライフルのヘッドショットで一撃で終了することもあるので、備えは万全に。

 先行発売されている海外版では、さっそく複数のDLC登場も登場し、さらに遊びの幅が広がっている。日本語版でもそう遠くないうちにDLCの配信が始まる見込みなので、今のうちに各種クラスで強力なキャラクターを育て上げてほしい。本作は長く楽しめる1本になるはずだ。

【スクリーンショット】


(c) 2009 Gearbox Software, LLC. All rights reserved. Published and distributed by 2K Games under license from Gearbox Software, LLC. Borderlands is a trademark of Gearbox Software and used under license. (c) 2002-2009. Take-Two Interactive Software and its subsidiaries. 2K Games, the 2K Games logo and Take-Two Interactive Software are all trademarks and/or registered trademarks of Take-Two Interactive Software, Inc. Gearbox Software and the Gearbox logo are registered trademarks of Gearbox Software, LLC in the U.S. and/or other countries.

(2010年2月24日)

[Reported by 佐藤カフジ ]