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「魂フィーチャーズ2016」注目の最新アイテムをチェック!
「真骨彫製法 仮面ライダーW」の開発におけるこだわりに迫る
(2016/5/21 14:03)
バンダイが発売する「S.H.Figuarts」などをはじめとしたアクションフィギュアの最新アイテムの展示会「魂フィーチャーズ2016」が、本日5月21日から22日まで開催中だ。その前日となる5月20日には、業者・メディア向けに内覧会が行われ、その速報は弊誌でもお伝えしているとおりだ。こちらでは注目のアイテムに関する詳細をお伝えしていこう。なお記事中の価格は、全て税込となる。
「S.H.Figuarts 真骨彫製法」の開発プロセスを最新ラインナップとともに展示
今回の「魂フィーチャーズ2016」では、「S.H.Figuarts」の造形技術「真骨彫(しんこっちょう)製法」の最新作「S.H.Figuarts 仮面ライダーW サイクロンジョーカー(真骨彫製法)」を初公開するとともに、「真骨彫製法」の開発プロセスが会場に展示されていた。
「真骨彫製法」とは、骨格から造形を作り上げていく製法でデザインされる「S.H.Figuarts」仮面ライダーシリーズで、より劇中に近いプロポーションを表現しつつ、アクションフィギュアとしてのバランスも維持した製品となっている。これまで仮面ライダーシリーズ6種が発売され、この10月に発売される最新アイテムとしてお披露目されたのがこの仮面ライダーW サイクロンジョーカーだ。
特徴的な左右非対称のカラーリングと、体にあまり装飾がなく生身の人間にも近いシルエットを「真骨彫製法」にてデザインしている。関係者の話によれば、関節などをできるだけ自然な形でデザインしつつも、可動範囲を広く持たせた構造にするためにかなりの苦労があったという。肩や股関節など、大きく可動する場所にもできるだけ隙間が目立たないように、関節の数を増やすなどして対応している。
また色にもこだわりを持っていて、特にサイクロンカラーの緑は、光の反射によるコントラストを綺麗に見せることを意識した色遣いで、「S.H.Figuarts」では仕様で黒だっ肘などの関節色も全て緑に統一され、スーツらしさが向上した。
ベルトのダブルドライバーはこのサイズで可動を実現し、さらにガイアメモリの着脱もでき、右のマキシマムスロットにも挿入が可能だ。首のスカーフには動きの大きなものと小さなものの2種類が付属するとのことで、プレイバリューも高いものになっている。
またオプションとして発売される予定の「魂EFECT」と、企画中のバイク「ハードボイルダー」も展示されていた。前者は緑と紫の2種が発売され、両者を使うことで展示品のような変身直後の様子を再現できるもので、複数パーツによる構造により、変身時以外のエフェクトにも使用が可能だ。そして後者は以前発売されたものとは異なり、「真骨彫製法」の仕様に合わせた新規造形のものとなっている。
「S.H.Figuarts 仮面ライダーW サイクロンジョーカー(真骨彫製法)」は、10月22日発売予定、6,480円となっている。
「デジタル彩色技術」で再現された「トニー・スターク」
今回のイベントのもう1つの目玉となるのが、「アイアンマン」の「トニー・スターク」の「S.H.Figuarts」だ。「STAR WARS」などで好評の「デジタル彩色技術」を採用し、劇中に近い表情を実現している。「ホールオブアーマープロジェクト」の一環となる製品で、初回限定特典として、ホールオブアーマーの中心部を再現したディスプレイ台が付属する。10月発売予定、6,480円。
「S.H.Figuarts」の仮面ライダーシリーズは、劇場版1号やアマゾンズが発売
「S.H.Figuarts」で展開される仮面ライダーシリーズは、その最新作として、45周年記念劇場版「仮面ライダー1号」や「仮面ライダーアマゾンズ」が出展された。
前者は今年3月に公開された「仮面ライダー1号」より、独自のがっしりとした体型の1号ライダーを表現。搭乗する「ネオサイクロン号」も企画中とのこと。また内覧会当日は撮影禁止だったが、「デジタル彩色技術」を採用した「S.H.Figuarts 本郷剛」も参考出展されていた。こちらは昭和時代の変身前の姿をフィギュア化したものだ。
「仮面ライダーアマゾンズ」はもちろん2人の仮面ライダーアマゾンをラインナップ。対照的なカラーリングと異なるデザインを立体化している。専用マシン「ジャングレイダー」ともに参考出展だったが、製品化は間違いなさそうだ。
美少女とバイクがセットになった「ばくおん!」シリーズ
コミックとアニメで人気上昇中のバイクコメディ「ばくおん!」が「S.H.Figuarts」で発売となる。こちらは登場人物とその愛車のバイクとのセットで展開される予定で、もちろんバイクは実車ライセンスを取得しての製品化となる。「鈴乃木凛(ライダースーツ)&GSX400S KATANA」のように、バイクに搭乗した姿での展示もあり、サイズなども両者を考慮して設計されているという。
「ウルトラマン」シリーズが、「S.H.Figuarts」で展開スタート
これまで「ULTRA-ACT」として展開されてきた「ウルトラマン」シリーズが、「S.H.Figuarts」シリーズでもリリースされることが決定した。「ULTRA-ACT」では、怪獣のソフビフィギュアに合わせて、やや大きめのサイズで設計されていたが、こちらでは「S.H.Figuarts」に合わせたディスプレイやコレクションがしやすいサイズとなっている。もちろんウルトラ兄弟だけでなく怪獣のほか、ディスプレイ用情景「魂OPTION」なども発売予定だ。
TAMASHII MIXシリーズに、島田フミカネ氏と竹谷隆之氏が参戦
魂ブランド×キャラクター×アーティストのコラボレーションプロジェクト「TAMASHII MIX(魂MIX)」シリーズを、島田フミカネ氏や竹谷隆之氏がデザインアレンジを手掛ける「モンスターハンター」シリーズのアイテムが出展された。
「アーマーガールズプロジェクト(AGP)」ブランドで展開される「モンスターハンター 地を暗黒に染めし 黒蝕の竜姫」は、同作に登場するモンスター「ゴア・マガラ」を島田フミカネ氏のデザインで擬人化したもので、左右から延びる腕は変形させることで本体のドレスになるというギミックを備えている。
一方の「モンスターハンター 邪神覚醒ジンオウガ」は、「S.H.Figuarts」として展開される竹谷隆之氏デザインのアクションフィギュアで、こちらはもちろん「ジンオウガ」がモチーフとなっている。