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Nexon Korea、「ファイナルファンタジーXI リブート(仮)」を正式発表
モバイル版「FFXI」がついに秘密のヴェールを脱いだ!
(2016/4/27 17:03)
Nexon Koreaは4月27日、Nexon Koreaの本社オフィスで開催しているゲーム開発者向けカンファレンス「Nexon Developers Conference(NDC) 16」において、スクウェア・エニックスと共同開発しているモバイル向け「ファイナルファンタジーXI」、「ファイナルファンタジーXI リブート(仮)」を正式発表した。正式サービス開始時期、ビジネスモデル等は未定。
「FFXI Reboot」は、2015年3月にスクウェア・エニックスより発表された「ヴァナ・ディール プロジェクト」(参考記事)において「ネイティブアプリプロジェクト」として公開された目玉プロジェクト。プラットフォームはコンソールやPCではなく、モバイル向けになることが発表され、同時に開発パートナーとしてオンラインゲームやモバイル開発に長けたネクソンを選んだことが発表された。
それから1年が経過し、この間、プロデューサーの松井聡彦氏は幾度となく韓国に飛び、Nexon Koreaの開発チームとミーティングを重ねているという情報は伝わっていたものの、実際のゲーム情報は一切公開されてこなかった。
「NDC16」では、Nexon Koreaで「FFXI Reboot」の開発を担当している開発ディレクターギム・イクジュン氏より、「『FinalFantasy XI Reboot』UE4とWEBサーバーの出会い」と題したセッションで、開発の進捗状況が報告された。
「FFXI Reboot」は、Unreal Engine 4で開発されており、ネットワーク環境が不安定な移動時でもプレイできるようにそれを前提としたシステムを構築。現在は、モバイル向けに最適化されたサーバーシステムの選定が終わった段階で、まだ開発の初期段階だという。
ゲーム性については、MMORPGの基本構造は維持しつつ、3人によるパーティープレイによる英雄集めをメインコンテンツとするオンラインRPGになるという。
イクジュン氏は、ゲームの素材をあまり公開できないことを詫びつつも、開発は順調に進んでおり、これからバトルとワールドの開発に移行するにあたり、一緒に開発する仲間を募集していることを明らかにした。開発スタッフ増員中ということで、完成にはまだ時間が掛かりそうだが、開発は継続されていたことがわかった点で「FFXI」ファンはまずは一安心といったところだろうか。