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「ドラゴンネストR」、「ヘイズアイスドラゴンネスト」実装
過去最高クラスの難易度を誇るボスが登場! 各種スキルの大幅上方修正も
(2016/3/18 00:00)
NHN ハンゲームは、Windows用オンラインアクションRPG「ドラゴンネストR(ドラゴンネストR)において、「ヘイズアイスドラゴンネスト」をはじめとするアップデートを3月23日に実装する。
今回のメインコンテンツである「ヘイズアイスドラゴンネスト」は、恒例となっている「ドラゴンネスト」のアップデートの一環として実施されるもの。「ドラゴンネストR」では初のドラゴンネスト、つまりは「ミストランド」に登場する初のドラゴンということになる。
また、当アップデートにおいては、それ以外にも、スキルバランスの変更や、Lv.90竜珠アイテム強化段階の増加、生産可能アイテム追加といったコンテンツを実装。今回、「ドラゴンネストR」日本サービスプロジェクトリーダーのYAMAMOTO氏にこれらの詳細について伺うことができたので、その内容をお届けしていこう。
歴代最強クラスの高難度ボスが待ち受ける! 「ヘイズアイスドラゴンネスト」
今回、「ドラゴンネストR」にて初の最上位難易度コンテンツとして登場した「ヘイズアイスドラゴンネスト」。これまでの「ドラゴンネスト」の長所を生かしつつ、従来のものよりも楽しめる内容になっているようだ。
「ヘイズアイスドラゴンネスト」概要
「ヘイズアイスドラゴンネスト」では、3つに分かれたエリアにそれぞれボス敵が登場。「従来の『ドラゴンネスト』が6エリアだったのに対して3エリアに短縮されているが、そのぶんアクション部分を強化している」とのこと。
最終エリアのボス「ヘイズアイスドラゴン ギイ」を討伐するのが目的だが、「アクション部分を強化」という言葉通りに、かなり骨太な難易度となっているようで、当コンテンツを先に実装した韓国ですら、未だに第2エリアの攻略が成功していないほど(3月9日取材時点)。
そんな「ヘイズアイスドラゴンネスト」には、時空の庭園にある「ヘイズアイスドラゴンネスト」入場ゲートより挑むことが可能だ。入場可能レベルはLv.90となっており、5~8人同時に参加できるが、入場券アイテムとして「獄寒の種子×1」が必要。なお、復活はできない。
また、「ヘイズアイスドラゴンネスト」の週間のクリア可能回数は2回となっているほか、各エリアをクリアした際に獲得できる「中間報酬」という制度も新たに採用。これまでは最終エリアをクリアしなければ報酬が獲得できなかっただけに、この仕様はありがたいものと言えるだろう。なお、中間報酬も獲得は週2回までとなっている。
「ドラゴンネスト」の変化(1):バフ効果強制解除の低減化
これまでは、プレーヤーのバフ大量使用によるプレーヤーキャラクターの過度な強化に対抗する手段として、バフの効果を強制的に解除する手法が多く取られていた。しかし、「ヘイズアイスドラゴンネスト」ではそういった強制解除を最小限に低減化。これにより、快適なプレイを楽しみやすくなった。
「ドラゴンネスト」の変化(2):回復スキルに対する制限緩和
「ドラゴンネストR」へとアップデートする以前のヒーラークラスは、即死級の攻撃さえ受けなければ、瞬時にして最大値までHPを回復できるほどの回復力を持っており、その力を背景とした、いわゆる「ゴリ押し」的な戦術が可能となっていた。
これに対抗するべく敵側の行動には「回復不可」の効果を与える攻撃が付与され、その結果、ヒーラークラスが無力化する時間が発生。結果としてパーティ全体がHPジリ貧の状態での戦闘を強いられるという展開も多く見られた。
「ドラゴンネストR」では、ヒーラークラスの回復スキル調整を実施。その結果、ヒーラークラスが本来の形で活躍できるようになっている。
「ヘイズアイスドラゴンネスト」ボス紹介
【第1エリア/廃墟の入り口/ミュタ コディアック】
ここでは「ミュタ コディアック」というボスが登場。戦場となる「廃墟の入り口」は広く作られていて、プレーヤーはそのフィールド上を、今回のアップデートより強化されたアクション性の部分をいかんなく発揮しながら戦うことができる。
戦ってみるとわかるのだが、この「ミュタ コディアック」のHPは非常に多く、かなり強力な攻撃を当ててもほとんど減らせている実感がわかないほど。運営のYAMAMOTO氏いわく「これまで6エリア分だったものを3エリアに凝縮したかのような」ということなので、その強さは推して知るべしといったところか。
ともあれ重要なのはやはりアクション部分で、「ミュタ コディアック」は確かにハンティングアクションの大型モンスターのように、多彩な行動を行なってくる。これは盾役が先頭に立ち、後衛が援護するだけで倒せるというものではなく、パーティ全員がボスの動きを注視し、その攻撃に合わせて動く、といった戦術が不可欠となるようだ。
戦場にはギミックも用意されており、ボスだけでなくそちらにも対応しつつ戦う必要がある。また、ボスのHPが減少してくると攻撃パターンにも変化が出てくるということなので、かなりの強敵であることは間違いないだろう。
【第2エリア/棄てられし闘技場/ヘルベント ブラーファ】
第2エリアを守るのは「ヘルベント ブラーファ」というボス。見た目はほかのボスと比較するとやや小型といった感があるが、強さの点では第1エリアのボスと同等以上ということで油断はできない。
ボスの大きさと比較するとフィールドが広めになっているため、ボスの攻撃範囲にむやみに立ち入らないよう間合いを調整しながら戦っていくことが可能。これだけならなんとかなりそうな気がするのだが、ボスの残りHPが一定量を下回ると「何か」が起こるとのこと。これに関しては、ぜひ仲間とともに確認していただければと思う。
【第3エリア/凍てついた安息所/ヘイズアイスドラゴン ギイ】
最終エリアたる第3エリアにいるのが、今回のメインボスである「ヘイズアイスドラゴン ギイ」。これまでの大型なドラゴンと比較すると体格こそ小さいが、フィールド上を自由に動くようになっていて、第2エリアまでのボス同様にアクション性の高い戦闘が楽しめる。
「ドラゴンネスト」の変化(3):「中間報酬」システムの追加
先の概要でも触れたが、「ヘイズアイスドラゴンネスト」には「中間報酬」システムが採用されている。これは、各エリアのボスを撃破した際に報酬を獲得できるというシステムで、これまでの「ドラゴンネスト」にはなかったもの。
このおかげで、最終エリアまではクリアできないプレーヤーでも報酬獲得のチャンスが発生し、これまでよりも気楽に「ドラゴンネスト」へと挑戦しやすくなった。なお、この「中間報酬」を獲得できるのは、「エリアごとに週に2回まで」が上限となっている。
・中間報酬内容
【第1エリア】
エヴォハンマーのかけら:コーマ
ヘイズアイスドラゴンのウロコ
【第2エリア】
エヴォハンマーのかけら:コーマ
ヘイズアイスドラゴンのウロコ ×2個
・クリア報酬内容
【第3エリア】
ヘイズアイスドラゴンユニーク防具
ヘイズアイスドラゴンアクセサリー
ヘイズアイスドラゴンユニーク武器
特級レビス
豪雷のキューブ
強靭のユニーク紋章
Lv.90 ユニーク紋章
ヘイズアイスドラゴンのウロコ
ヘイズアイスドラゴンの逆鱗
スペラ
エヴォハンマーのかけら:ナール
エヴォハンマーのかけら:コルヌ
上級生命の清水
スキルバランスを変更
「ヘイズアイスドラゴンネスト」実装にあたり、すべてのクラスのスキル使用時における消費MPが、従来の約半分に変更となる。一方、ヒーラー系クラスのスキルでも「レリックオブヒールEX」、「ヒールシャワーEX」、「チャクラオブヒール(EX)」のMP回復量については2倍に増加。なお、これらはいずれもPvE時に適用される。
それ以外にもさまざまなスキルについて、PvP、PvE時の差こそあるが、そのほとんどに上方修正を適用。これまで以上に爽快感にあふれた戦闘を楽しむことができそうだ。
その他のアップデート内容
今回のアップデートでは、他にも以下のような追加要素が用意されている。
・竜珠強化最大値+15へ拡張
Lv.90竜珠アイテムが、最大+15まで強化できるようになる。強化に失敗する可能性があるが、強化用の素材が消失するのみで竜珠そのものに影響はない。なお、強化に必要なアイテムの1つ「特級レビス」は「ヘイズアイスドラゴンネスト」にて入手が可能。
・生産可能アイテム追加
「上級生命の清水」が生産可能になるほか、ユニーク等級の「ヘイズアイスドラゴン装備生産」も追加される。
・「女神の祈り商店」にアイテムを追加
「プロフェメインウェポン」、「プロフェサブウェポン」、「極寒の種子」の3種類が追加される。
・装備強化/竜珠強化UIを改善
アイテム強化、竜珠強化UIに、ガイドメッセージが表示されるようになる。また、強化や生産に必要な材料アイテム数の表示方法や、インベントリに所有しているアイテム合計数の表記、999個を超えるアイテムの最大値表示も変更される。
・「レッドドラゴンネスト(ハードコア)」入場制限緩和
「レッドドラゴンネスト(ハードコア)」入場時に、入場券が不要となる。それにともない「レッドドラゴンネスト(ノーマル)」ではハードコア入場券がドロップしなくなる。
今夏実装予定「覚醒」アップデートの一部を紹介
「覚醒」は、今夏に実装を予定しているアップデートで、既存のクラスに新たなプレイスタイルが付与される新要素。具体的には新スキルが追加されるといった内容ではあるのだが、これは単純なダメージ増加といったものではなく、戦い方にも影響を与えるような形であるという。
例えば、これまでのソーサレス2次転職のひとつマジェスティーは、重力がメインでサブとしてレーザーを使っていくものだったが、「覚醒」が導入されると純粋な重力特化型としての職になる、といった感じになる。いわば、その職が持つコンセプトを前面に押し出すための要素と言っていいだろう。
今回、この「覚醒」を行なえるようになるのはウォーリアー、アーチャー、ソーサレスの各2次職業全12種類。その他の職については、順次追加を行なっていく予定であるとのことだ。なお、各「覚醒」の内容は以下のようなものになる。
【ウォーリアークラス/グラディエーター】
機動性と近接攻撃に特化したタイプ。スキル使用中に、任意の方向へと瞬間移動して抜刀術が発動できたり、4連続ダッシュ攻撃を行なえるなど、守備範囲が広そうな印象を受ける。
【ウォーリアークラス/デストロイヤー】
鈍器に特化した攻撃力偏重タイプ。鈍器を使った強化通常攻撃(5連撃)が使用可能なほか、「クラッシュモード」によって前方にいる敵をせん滅できるなどの能力を持つ。
【ソーサレスクラス/マジェスティー】
重力に特化したタイプ。放った重量球を相互作用させることで周囲にダメージを与えていく。また、自らに重力エネルギーを付加し、重力球に近づくことで強力な攻撃を行なえる。
【ソーサレスクラス/エレストラ】
氷攻撃に特化したタイプ。巨大な氷結エリアを生成し、範囲内にいる敵を一掃する。また、氷バブルを集めて、氷竜巻(召喚体)を持続的に召喚することもできるようだ。
【アーチャークラス/アーティラリー】
砲撃に特化したタイプ。指定の場所に撃ち込んだ魔法の矢に敵を引き寄せたり、こちらも指定した場所へ大規模な砲撃矢を発射することが可能。
なお、「覚醒」についてはほかのクラスについても順次導入されていく予定。また、「覚醒」が追加されない時期があるクラスに関しても、「覚醒」導入と同時に何らかのフォローを行なうとのことなので、そちらについても期待して続報を待ちたい。
※画面は開発中のものです。また、内容も変更される可能性があります。