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「Dragon NestR」、新クラス「シルバーハンター」を体験!
中距離で翻弄するダメージディーラー。手触りとアップデートをYAMAMOTO氏に聞く
(2015/12/21 00:00)
NHN ハンゲームは、Windows用オンラインアクションRPG「Dragon NestR(ドラゴンネストR)」において、新クラス「シルバーハンター」を12月22日に実装する。
「シルバーハンター」は、2月に実装された「ダークアベンジャー」に続く“外伝キャラクター”。闇に飲まれたダークアベンジャーを浄化することができるという背景設定があり、白を貴重とした清廉なイメージにまとめられている。
今回、この「シルバーハンター」を含む12月のアップデートについて、NHN ハンゲーム「Dragon NestR」運営チームのYAMAMOTO氏に話を聞くことができた。レベル90新ダンジョン「ファルシュ廃棄地域」や新PvP「インフィニティバトル」などについても伺えたので、その内容を紹介していきたい。
空中でつながる弓矢のコンボ! 「シルバーハンター」を紹介
「シルバーハンター」は系統的には「アーチャー」に属するが、キャラクターを作成すると基本クラス「ハンター」としてスタートする。転職による枝分かれはなく、レベル50で「シルバーハンター」に覚醒できるようになる。
メイン武器となるのは「クロスボウ」で、つかず離れずの「ヒット&アウェイ」スタイルを得意とする。アーチャー系統では近距離の「アクロバット」、遠距離の「ボウマスター」があるが、「シルバーハンター」はその中間くらいの距離感で攻めていくキャラクターになる。雷属性の攻撃スキルもあり、「雷属性のダメージディーラー」といったイメージだそうだ。
他の特徴としては、補助スキルに「トラップ」と「ファルコン」がある。「トラップ」は地面に仕掛けることができ、これを敵が踏むと爆発するというもので、爆発(高ダメージ)/氷結(「氷結」の状態異常付与)/閃光(視野を制限)の3種類がある。
閃光はPvP用の効果のため特殊だが、使い勝手としては敵との距離を保ち、他のスキルのクールタイムを稼ぐのに丁度良い。時間が空いたらトラップを仕込み、「シルバーハンター」の適正距離を守るように使うのが良いだろう。
また「ファルコン」は、イメージイラストにも描かれているファルコンが召喚できるスキルとなる。対応するスキルを獲得していれば敵を自動で追尾して攻撃してくれるので、非常に頼もしい相棒だ。
そして肝心の「シルバーハンター」だが、これは覚醒スキル「シルバーフォーゼ」を使用することで、60秒間のみ変身できるものになる。覚醒中は大半の攻撃スキルが空中でも使用可能となり、それらのクールタイムも減少する。
「シルバーフォーゼ」自体のクールタイムはかなり長めとのことだが、「クラスマスタリーⅠ」の効果により覚醒中に特定の攻撃を当てることで、クールタイムが減少していくという特徴がある。つまり、上手く攻撃を当てていけば覚醒の解除と同時に再度覚醒ができるようになるので、いかに覚醒状態を保ちながら攻撃を当て続けていくかが「シルバーハンター」を使用するときのポイントだ。
覚醒中のアクションについては、空中からの連続攻撃が鍵となる。敵の頭上にジャンプして、矢の雨を降らしたり、矢の命中とともに巨大な竜巻を発生させたり、空中からスキルを連続で出すことでコンボがどんどんと決まる。そこからさらに空中ローリングもできるので、敵を翻弄するかのような大立ち回りも可能だ。
空中も含めた移動/攻撃アクションを華麗に行なうにはある程度のプレイスキルが必要となるが、そうでなくてもスキルを順番に出していくだけで強力な範囲攻撃をバシバシ決めていける。見た目も白く光り輝いてかわいいし、初心者から上級者までオススメのキャラクターだ。
ただ1つ注意点としてあるのが、今回は作成期間が12月22日から2016年1月20日までと決まっているということ。キャラクター作成に制限はないので、気になる方は早めに作成していく方が良いだろう。なおこれに伴って、「ダークアベンジャー」の作成も2016年1月20日までとなる。とはいえ時期は未定だが、再度作成期間を設ける予定もあるそうだ。
新ダンジョン「ファルシュ廃棄地域」など新要素も登場
アップデートでは、レベル90より入場できる新ダンジョン「ファルシュ廃棄地域」が実装される。
「ファルシュ廃棄地域」ではメインストーリーも進行するが、特徴的なのはそのステージ構成。入場すると、まずは「レデガスの丘」か「バロコの泉」のどちらを進むかを選択することとなる。これをクリアすると「ティラール辺境地」という場所へ向かうこととなるのだが、「ティラール辺境地」は全部で4種類存在しており、どこに向かうかはランダムで決定される。
「ティラール辺境地」はどこに行くかによってロケーションがガラリと変わるほか、登場する敵のタイプ、そしてボスも変化する。さらにステージ中にはランダムイベントも一定確率で発生する。インスタンスダンジョンはどうしてもプレイが繰り返しになりがちだが、ランダム要素を入れることで、毎回プレイパターンが変わるようなものを目指したそうだ。
バトルファクトリー第1弾「インフィニティバトル」
続いては新PVPコンテンツ「インフィニティバトル」について。こちらは「バトルファクトリー」と名付けられた、既存の闘技場とは異なるPvPルールで戦う新コンテンツの第1弾で、レベル90キャラクター専用のPvPモードとなる。
試合は1ルーム最大6人、個人戦ルールでバトルしていくが、バトル中に一定時間ごとにモンスターが乱入していくる、という特徴がある。モンスターを倒すとアイテムがドロップするが、これは「誰でも獲得できる」仕様となっており、バトルの目的はこのアイテムを奪い合うこと、という作りだ。
なおこのモードには救済措置もあり、3回倒されると次に復活する際は「非常に強力なバフ」が付与される。
入手できるアイテムは、新規断片や様々な農場アイテムのほか、無限の断片(3日/10日)、また黄金リンゴ、黄金魚などの高級材料も対象となっている。
その他アップデート
・ギルドポイントシステム実装
「ギルド経験値」を変化させた新しい「ギルドポイント」が実装される。ただ累積していくだけでなく、たとえば特別なギルド用ダンジョンに入場するために消費するなど専用コンテンツが展開されていく予定となっている。
アップデート以降はギルドでプレイできるコンテンツを充実させていくそうで、たくさん集めておくことで、新コンテンツが追加されたときに有利になるかもしれないという。
・Lv.90技巧アクセサリー実装、生産仕様変更
レベル90技巧アクセサリーが実装となる。生産には「貴金属のかけら」、「輝く技巧のかけら」が必要となり、「貴金属のかけら」はLv.90エピックアクセサリーを分解して入手するものとなる。
また次回のアップデートより技巧アクセサリーの効果が変更となり、「装備のスキルレベルが+1」から「ダメージの上昇」となる。これにより、レベルによっては効果が低かった状態が改善されることとなるほか、最大レベル時に大幅にダメージが上昇するようになる。
・竜珠強化が+12まで拡張
Lv.90以上の竜珠アイテムについて、最大強化段階が+12まで引き上げられる。+11以上からは竜珠アイテムの強化能力に「FD」が追加で適用されるほか、が+11からは新規竜珠強化アイテムの「上級レビス」が必要となる。上級レビスについては、「メルカ王国」の「ファルシュ廃棄地域」で入手できる。
・ダメージメーター実装
ダメージメーターは、プレイ中の自分が与えた総ダメージ、DPS(1秒あたりの平均ダメージ)、受けたダメージ、スキルのダメージ比重を記録することができる。記録できるのはダメージメーターの「開始」ボタンを押してから「停止」ボタンを押すまで。また「出力」ボタンを押すことで、これらの情報がチャットウィンドウに表示される。
このダメージメーターは自分のプレイ傾向が数字で把握できるためプレイスキルの向上に役立てる部分もあるが、今後の実装スケジュールには「情報が他のプレーヤーと比べられるようになる機能の実装」という計画があり、この部分が実装への懸念材料だったとYAMAMOTO氏は話してくれた。
他のプレーヤーと具体的な数字が比較できてしまうと、パーティー全体でプレイの質の向上を目指せる一方で、どんどん初心者のプレーヤーが排除されていくような、プレーヤー格差がより生まれやすい環境とも言えてしまう。その状況は運営として避けたかったためその計画は「入れられない」と判断したそうだが、今回は「出力」ボタンを押さないかぎり情報は自分だけにしか見えないということで実装に踏み切ったそうだ。
・その他キャンペーン
この他には、「シルバーハンター」を育てることで、本物の「シルバー」が当たるキャンペーンも実施される。応募条件はシルバーハンターをレベル上限まで育てることで、条件達成で自動応募される。当選者は抽選で10名選ばれ、本物の「シルバー」が贈られるという。
さらに12月15日から「久しぶりな人ほど豪華」なカムバックキャンペーンも実施されている。「シルバーハンター」は誰でも作成できるので、実装後はぜひプレイしていただきたい。