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韓国「戦争記念館」、展示戦車フォトレポート

カチューシャにM56スコーピオン! 一見の価値ありの大型兵器を発見

場所:戦争記念館

屋外展示場には世界の大型兵器がズラリとある。観光場所としても賑わっていた

 3月5日と6日に開催された「WGL APAC Season 2 2015-2016 FINALS」。弊誌では1日目2日目と取材レポートをお届けしたが、この開催の合間を縫って、戦車をはじめとした大型兵器が多数展示されている「戦争記念館」に訪れることができた。今回はその模様をフォトレポートとしてお届けしたい。

 「戦争記念館」は、ソウル中心部のサムカクチにある記念館。内部では韓国における戦争、特に朝鮮戦争を中心とした展示が行なわれている。そしてその屋外展示には朝鮮戦争当時に使用されていた大型装備や世界各国の航空機、装甲車などが数多く展示されている。車輌によっては横に足場が組まれており、上から車体を観察できる。

 展示されている戦車はソ連やアメリカ、中国といった各国から集まっており、中には韓国戦車「K-1」の展示もあった。珍しいという点では搭乗員が“剥き出し”で乗り込むアメリカの空挺戦車「M56スコーピオン」、世界初のソ連製自走式多連装ロケットランチャー「BM-13カチューシャ」などがあり、ほかにも「World of Tanks」に実装されている戦車も多数ある。ミリタリーファン、「WoT」ファンは、韓国へ赴く際は訪れておきたい場所だ。

T-34-85。右にあるのはM4A3E8シャーマン
こちらがカチューシャことBM-13。トラックに金属製レールを付けただけというシンプルながら画期的な自走式多連装ロケットランチャー
M56スコーピオン。史実上は自走砲だが、「WoT」では駆逐戦車のプレミアム車輌として登場している。搭乗員が剥き出しで乗り込むという特性上、その“紙装甲”も話題となった
K-1
M48A2Cパットン
M107
M110
SU-100
63式水陸両用軽戦車
T-59
M46パットン
M36
M47パットン
M4A3E8シャーマン
Mk30 5inch / 38 Cal Naval Gun
Mk4 Quad 40mm Mount Naval Gun
2002年に北朝鮮と交戦し、沈没したPKM-357哨戒艇。後に引き揚げられたが、当時の銃弾の跡まで再現した1/1レプリカが展示されている
室内展示にはT-34が。こちらは内部が見られる(本来ある設備は除去済み)
そのほか、多種多様な砲弾も展示されていた

(安田俊亮)