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「東京ゲームショウ2016」今年はVRコーナー設置!
Steamなどニュープラットフォームコーナーも新設
(2016/2/23 15:28)
コンピュータエンターテインメント協会(CESA)と日経BPは、日本最大規模のゲームイベント「東京ゲームショウ2016」の開催概要を発表した。開催期間は9月15日~9月18日(一般公開日は17日と18日)、場所は幕張メッセ展示ホール1~11ホール、イベントホール、国際会議場。一般公開日の入場料は前売り1,000円(当日1,200円)、小学生以下は無料。
「東京ゲームショウ」は今年20年周年を迎えるがその記念すべきショウとなる今年は、PlayStation VRやOculus Rift、HTC ViveなどVRシステムの発売が相次ぐこともあり、「VRコーナー」を新設する。これまでも各出展者ブースで個別に出展されてきたが、「東京ゲームショウ2016」では、各社ブースに加え主催者コーナーとして「VRコーナー」が加わることになる。この「VRコーナー」ではハードウェア、ゲームタイトル、開発環境まで全てが対象となっている。
さらに、これまで来場者の最大の不満点は「人が多くて試遊できない」というものだったという(主催者アンケート調べ)。これは会場を見渡せばわかることで、人気タイトルについては、会場後に即整理券の配布が終了したり、1時間~2時間待ちはざらといった状況となっている。昨年はソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアがPlayStation VRを、Oculus VRが大きなブースでOculus Riftなどの試遊コーナーを展開していたが、それでも体験できなかった人が多かった。こういったことから今年は、「VRコーナー」内に大規模な体験コーナー「VR体験ゾーン」を設置し、数10台のVRシステムを集中的に用意し、多くの人が体験できるように改善する。
また、PCゲーム大会などを中心に開催していた「Cyber Games Asia」コーナーはわかりやすく「e-Sportsコーナー」と名前を改め、大型ステージを設置し、ゲーム大会を開催しやすくする。このほかにも、人工知能(AI)技術を取り上げた「AIコーナー」、Steamのほか、Apple TV、Fire TVなどのセットトップボックス用ゲームをまとめた「ニュープラットフォームコーナー」として主催者側が用意するなど、これまでのプラットフォームではくくることができない分野を主催者コーナーとして用意する。
デジタル関連の施策としては、これまで小冊子を配布していたのをスマートフォン用の公式アプリをより充実させることで置き換える。公式アプリで用意される機能としては、位置情報サービスと連動させた会場マップを用意し、迷わないようにするほか、ステージプログラムをプッシュ式にお知らせしてくれるなどの機能を搭載する。
同時に、公式動画チャンネルを強化する。ニコニコ生放送を初め、YouTube、twitchで動画の配信を行なう。特にニコニコ生放送では、7月から特集番組を配信し、オフィシャルサポーターによる参加型の企画なども開催。CESA会員会社の公式生放送もここで配信されていく予定となっている。詳細は3月下旬に発表となる。
このほかで目を引く点としては、イベントホールをフードコートとして使用することで休憩スペースを大幅に確保。ここだけで5,000席の休憩スペースを確保する。混雑緩和に向けての処置としては、1番混雑する4~6ホールにおいて、中央のブースを縦7コマと小さくすることで通路を確保するよう調節する。