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「東京ゲームショウ2015」開催概要発表。テーマは「もっと自由に、GAMEと遊ぼう」

インディーゲームも実況もあり!

9月17日~20日まで開催(17日、18日はビジネスデイ)

会場:幕張メッセ 1~9ホール、イベントホール

入場券:
一般:1,200円
前売り券1,000円
小学生以下無料

本年のテーマは、ゲームやユーザーの多様化を踏まえたものとなった

 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)と日経BPは、日本最大規模のゲームイベント「東京ゲームショウ2015」の開催概要を発表した。開催期間は9月17日~9月20日(一般公開日は19日と20日)、場所は幕張メッセ展示ホール1~9およびイベントホール、国際会議場。一般公開日の入場料は前売り1,000円(当日1,200円)、小学生以下は無料。

 2015年の開催テーマは「もっと自由に、GAMEと遊ぼう」というもの。本テーマには「ゲームの遊び方は、ゲーム機、モバイル、タブレット、PCなど、今やひとつではない。楽しみ方も、プレイだけでなく、ゲーム制作、実況、動画など、自由な発想で新しい楽しみ方が作り出せる。新たなカルチャーを次々と生み出すエンターテインメントがゲーム。これまでなかったゲームの多彩な楽しさをより多くの人に体験して欲しい」という思いが込められているという。

 会場は、昨年同様に幕張メッセ1~9ホール、イベントホール、国際会議場を使用。予定開催規模は、来場者数22万人、出展社数300社、募集小間数1,600小間を最低到達目標ラインとした。コーナー配置などに大きな変更はなく「東京ゲームショウ2014」で混雑緩和に寄与した、40小間以上の出展エリアを会場の南北壁際に配置するレイアウトを継承。試験的な試みとして「東京ゲームショウ2015」では会場南側40小間以上の大規模出展社のみ、従来ブース外周から南側壁に約4mとされてきた「来場者臨時退避エリア」を“約7m”まで使用可能。ただし、南側壁から2mを“来場者通路として確実に使えるよう管理する”ことが前提とされた。

 事務局が掲げる「東京ゲームショウ2015」の強化ポイントは「商談環境の強化」、「アジアを中心とした海外展開」、「情報発信の強化」の3つ。「商談環境の強化」では、ビジネスミーティングエリアの面積拡大、ビジネスコーディネーターと通訳・バイリンガルスタッフによるサポートを強化。「アジアを中心とした海外展開」では、中南米および東欧やロシア方面にアプローチ。「情報発信の強化」では、海外メディアパートナーの拡大と海外向け動画配信サービスと提携し強化を図るとした

使用会場やコーナー配置などは特に大きな変更は見受けられない
今年は海外市場向けの施策を強化。招致や受け入れ態勢の強化を図るとしている

 会長の鵜之澤伸氏は、主催者挨拶にて「4月からJASGA(ソーシャルゲーム協会)と統合し“新生CESA”に生まれ変わる。ゲーム業界は過酷な変化により、スマートフォン、フリーミアム、そして新しい顧客としてアジアやインドなどの市場が見えつつある。スケールが急拡大し、変化のスピードも激しく、ついていくのが大変。先日、『闘会議2015』を見に行った。その配信を5百数十万人が見るなど、楽しみ方のスタイルが変わっている。『東京ゲームショウ』も、新しいスタイル、一歩進んだものになれば」とコメント。

 日経BP代表取締役社長の長田公平氏は「今年で14年目。その間、大きなトレンドの変化が何度もやってきたが、そのつど大きくたくましく成長してきたのが日本のゲーム業界と団体。昨年の『東京ゲームショウ』を振り返ると、ゲーム、スマートフォン、VRを使った高性能なソフトと機器、PCと広がりと多様性を感じた。来場者も多様化し、ゲームを作って楽しむ、コスプレ、動画、さまざまな楽しみかたをしているが、その基本を作っているのが必須となるネットワーク技術。一方、ネット中心の世界だからこそ、リアルの場でライブ感のある情報伝達の重要性を感じる。リアルとネットワークのハブが『東京ゲームショウ』であり、その機能を高めていきたい」とコメントした。

会長の鵜之澤伸氏
日経BP代表取締役社長の長田公平氏
事務局の船本泰弘氏
事務局長の渡辺一正氏

(豊臣和孝)