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初公開となった「雷電V」のファーストインプレッションをいち早くお届け!

いよいよ発売! シューティング最新作体験会レポート

2月25日 発売予定

価格:
7,400円(税別)
6,800円(税別)
プレイ人数:1人

発表会に出席したモスのおふたり。写真右側が駒澤敏亘氏、左は森岡健太氏

 モスは2月25日に発売予定のXbox One用シューティングゲーム「雷電V」の体験会を11日に開催した。

 「雷電V」は、1990年にセイブ開発から発売されたアーケード用縦スクロールシューティングゲーム「雷電」の流れをくむシリーズの最新作。2007年に稼働を開始した「雷電IV」以来、実に9年ぶりとなる続編の登場で、また同シリーズ誕生25周年の記念すべきタイミングでのリリースとなった。

 会場では、モス代表取締役の駒澤敏亘氏と広報の森岡健太氏による本作の解説後、大型のプロジェクターを使用して来場者が本作を自由に遊べるようになっていた。筆者も早速プレイしてみたので、以下ゲームの基本システムや現時点で判明しているキャンペーン情報などをお伝えしていこう。

【雷電V PV第二弾】

基本ルールは「雷電」シリーズの伝統を継承も、新要素や演出を多数追加

困ったときの味方、ボムももちろん使用可能。瞬時に敵弾を消し去ってくれる

 基本的なルールは前作の「雷電IV」と同じで、方向キーで自機を8方向に移動、Aボタンを押すとショット(メインウェポンとサブウェポン)を発射し、Bボタンを押すと広範囲の敵にダメージを与えつつ敵弾を消せるボムを撃つ。地上には戦車や固定砲台が、空中にはザコ編隊や飛行形態の大型機などが絶えず出現し、各ステージの最後には巨大なボスが出現して猛攻撃を仕掛けてくるというゲームの進行も、25年前から親しまれている「雷電」シリーズと同じだ。

 システム面で以前と大きく変わったのは、スタート時に3種類の機体と6種類のメインウェポンを任意にセレクトできるようになったこと。前作と同じバルカン、レーザー、ベンドプラズマ(プラズマレーザー)に加え、「スイングバルカン」と、ため撃ちするとより強力な攻撃を繰り出す「チャージレーザー」、敵が近付くと自動的にロックする「キャッチプラズマ」の3種類が新登場となった。

 筆者も実際にプレイしてみたが、以前よりも敵弾のスピードが全般的に速くなったというのが第一印象だった。実は本作はいわゆる残機ストックではなく、受けた攻撃によってシールド(ライフ)が減っていくダメージ制をシリーズ史上初めて採用し、敵の攻撃を1発受けたら即ミスとはならないようになっている。よって、敵弾が速くなってもゲームのバランスは保たれており、なおかつスピード感が増した感がある。なおシールドはパーセンテージで表示され、100パーセントの状態からスタートしてゼロになるとゲームオーバーとなる(※コンティニューはいつでも可能)。

 もうひとつ気付いた点は、破壊するとメインウェポンの装備を強化したり変更できるアイテムが出現する、いわゆるアイテムキャリアと呼ばれる敵の出現数がかなり減っていたこと。コンティニューしても武器の強化は引き継がれることから、その出現頻度はおそらくシリーズ史上最も少ないと思われるので、メインウェポンの選択がいつにも増して重要なポイントとなりそうだ。

登場する機体は3種類。バランス型、攻撃力重視型、移動スピード重視型とそれぞれ性能が異なる
新メインウェポンの登場も大きな見どころ。ため撃ちができる「ライトニングレーザー」を選択すると超極太のレーザーが使えるようになる

 メイン画面の左右には、絶えずさまざまな情報が表示されるのも大きな特徴だ。シールドのパーセンテージやメインウェポンの成長レベルなどの基本情報に加え、敵の位置を知らせるレーダーも新たに搭載し、なおかつ対ボス戦では攻略のアドバイスなども表示される。ほかにも、ストーリーの進行に沿ってしゃべる仲間のキャラクターのセリフや、画面を切り替えると敵の破壊率やニアミス弾数などを細かく集計してデータが見られる演出なども盛り込まれていた。

 また筆者の印象では、ボスのグラフィックスがより立体感のあるデザインとなり、さらにBGMの作風も過去のシリーズとはかなり変わった感がある。モスの森岡氏によると、「『雷電V』はアーケード先行ではなく、初めて最初から家庭用に向けたコンセプトとなり、ゲームシステムが大幅に刷新されています。ゲーム内容に合わせて、BGMを含めたイメージや演出面も大きく変化することになりました」とのこと。

進行に応じて随時メッセージが表示されたり、スコア以外にも詳細なプレイデータを集計、表示する演出も追加された

シューティングゲームもネット接続が当たり前に!? プレーヤー同士で支援やハイスコア比較機能も搭載

 家庭用での新作ということもあり、本作ではメインとなるストーリーモードに加え、ミッションごとに異なる条件でボスキャラとだけ戦うボスミッションモードも新たに搭載しているのも注目ポイントだ。ボスミッションモードでは、各ステージごとに制限時間内にボスを倒す、規定の機体や武器でのみ倒すなどのクリア条件があらかじめ設定され、またステージによっては複数のボスを倒すことがクリア条件になっている場合もある。

 ただし、ボスミッションをプレイするためには購入後にネットワークに接続してパッチを当てることが必要だ。アップデートは無料でできるので、購入後はすぐにネットに接続することをおすすめしたい。またストーリーモードでは、初心者でも遊べるように敵が弾を撃たなくなる「プラクティス」から、エキスパート向けの「ベリーハード」まで、全6段階の難易度を設定することができる。

 新型コントローラーの「Xbox Eliteワイヤレスコントローラー」に対応している点も注目に値する。本コントローラーで遊べるXbox One用シューティングゲームは「雷電V」が記念すべき第1号となり、同時にこれが「推奨コントローラーです」(モス森岡氏)とのこと。より操作環境にこだわってプレイしたい人は、こちらの導入も検討してみるといいだろう。

パッチを当てるとボスミッションモードがプレイ可能に。ストーリーモードを進めるごとに、プレイできるステージ数がさらに増えていくとのことだ
プレーヤーの腕に合わせて楽しめるように難易度を細かく設定することが可能

 筆者が特に面白そうに見えたのが、ネット接続中に他のプレーヤーを支援したり、逆に支援を受けることができる新システム、その名もチアー(応援)を導入したこと。プレイ中に規定のスコアに到達したり、特定の得点アイテムなどを獲得するなどの条件を満たすと画面に「Cheer!」と表示され、このときにYボタンを押すと他のプレーヤーにチアーが送信されるという仕組みだ。チアーを受けたプレーヤーはチアーゲージがたまり、ゲージがたまった状態でXボタンを押すと一定時間だけ装備が強化されたり、友軍機が出現するなどして強力な攻撃を繰り出せるという、実にユニークなアイデアだ。

 ゲージがたまる量は出現させたチアーの種類によって変化し、またフレンド登録をしたプレーヤー同士ならより多くのゲージがもらえるという。どうやら本作の攻略を進めるにあたっては、ネットを介したプレーヤー間の協力がマストとなりそうだ。なおゲージは他のプレーヤーがいない場合でも、時間の経過とともにゲージは少しずつたまっていくので心配はいらない。

 クラウド上に全プレーヤーのプレイデータを記録し、なおかつプレイ中は自身の現在のスコアとトップランクのプレーヤーのスコアをリアルタイムで比較できるようにしたのも面白いアイデアだ。ハイスコアにこだわって遊ぶという、昔ながらの遊び方を現代風にアレンジした新たな試みは、筆者としてもプレーヤー間でどんな盛り上がり方をするのか、ぜひ注目してみたいところだ。

 さらに本作は、日本マイクロソフトで現在実施中の「至高のゲーム体験プレゼントキャンペーン」の対象商品にもなっている。本キャンペーンは、本作を購入後にゲーマータグを使用して所定の応募フォームから応募すると、抽選で10万円相当の「至高のゲーム体験」が当たるというもの。詳しくは本作の製品情報と併せて、下記のサイトにてチェックしていただきたい。

チア―が発生すると画面にこのようなメッセージが表示される
折れ線グラフで、自分とトップスコアラーとの成績をリアルタイムで比較できるのもユニークだ

【駒澤社長のコメント】
我々にとって「雷電」はとても重要なタイトルですので、今後も終わらせることなく、なおかつ新しいユーザーをどんどん増やしてさらに盛り上げたいと考えています。「シューティングと言えば『雷電』だよね」と言っていただけるよう、ただの思い出話ではなく今でも遊べるものにしていきたい、もっと進化させていきたいと思っていますので、ぜひこれからも応援を宜しくお願いいたします
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(鴫原盛之)