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「バイオハザード アンブレラコア」発売日が決定!
これまでのシリーズにない“対戦型シューター”が登場!
(2016/1/26 20:22)
カプコンは、プレイステーション 4/Windows用対戦型シューター「バイオハザード アンブレラコア」を5月12日に発売すると発表した。ゲーム本編と追加コンテンツをダウンロードできるコードとサウンドトラックCDなどが付属した「ダウンロードコード版」が5,990円(税別)、ダウンロード版は3,694円(税別)。
「バイオハザード アンブレラコア」は、バイオテロが世界に蔓延する「バイオハザード」の荒廃した世界観と、サバイバルゲームの駆け引き、緊迫感をふんだんに盛り込んだオンラインシューティングが融合した、これまでのシリーズにない競技性の高いシューターに仕上がっているのがポイント。発売日が発表されると共に、新情報も明らかとなった。
新たな戦場「発端の村」
「発端の村」は、「バイオハザード4」の冒頭の舞台となったヨーロッパのとある寒村。大統領令嬢誘拐事件の捜査に、合衆国エージェントとなったレオン・S・ケネディが最初に訪れた地でもある。
MAPデザインも「バイオハザード4」本編をモチーフにしており、印象的な塔を始め、同作を遊んだプレーヤーには懐かしい要素が散りばめられている。複数の建物が点在するので室内に身を潜めたり、屋根の上の駆け引きも味わえるMAPとなっている。
新たな戦場「トライセルHQ(ヘッドクォーター)」
「バイオハザード5」に登場した、かつて世界に名だたる多国籍複合企業であったトライセル社。HQ(ヘッドクォーター)の名が示すとおり本部機能が隠されており、特に生物兵器の開発データなど同社が表にする事ができない機密情報の中枢であった。
「バイオハザード アンブレラコア」のトライセルHQのMAPは、広大な敷地を持つ建物が舞台となっている。多階層の構造になっており、さらに室内は壁や家具、開け具合が選択可能な扉などが多く存在する。
扉近辺での駆け引きや、「牽制するのか?それともしっかり狙うのか?」といった、アナログカバーの使い分けが重要になる。壁や扉で区切られた区画が多く、単独で複数の敵の相手をするような状況に持ち込まれないように、チームの連携が一層重要になるMAPとなっている。
新モード「The Experiment(ザ・エクスペリメント)」とは?
今作でプレーヤーは、謎の組織に法外な報酬で呼び寄せられた傭兵として戦闘に加わる。厳重な監視体制の元、立入りを禁じられた区域へと放り込まれる。そこで行われている戦闘は何かの実験のためなのは明らかだが、その仔細、目的が知らされることはない。傭兵達はゾンビら感染者がたむろする封鎖地区に、わずかな武器だけを手に放り込まれ、テストを繰り返すことになる。
プレーヤーは生き延びるためにクリーチャーと戦い、ミッションを達成しなければならない。ミッションが達成されると、次にはより難度の高いミッションが提示される。
ザ・エクスペリメントは1人プレイ専用のプレイモード。感染者やクリ―チャーで溢れる封鎖地区を戦場に、プレーヤーは20を超える困難なミッションを生き残らねばならない。
このモードをプレイすることで、「アンブレラコア」の世界観をより深く味わえる事はもちろん、シューター初心者のエントリーにもうってつけのプレイモードにもなっている。
死の実験、始動
被験体=傭兵の不足によって滞っていた実験は、プレーヤーの参加によって再開される事となった。初めての実験ミッションはt-ウィルス感染者、すなわちゾンビのDNAサンプルの採取。プレーヤーは限られた兵装で封鎖地区に侵入、感染者を倒し、規定数のDNAサンプルを集めなければならない。
他のプレイモードと異なり、「ザ・エクスペリメント」ではプレーヤーにゾンビジャマー(強力な電磁波で感染者の感覚機能をマヒさせ、事実上、装備者を不可視化する装備。装置を付けるとゾンビからは装備者が見えなくなる)が与えられる事はない。ゾンビはプレーヤーを食料として認識し、群れを成して襲い掛かってくる。彼らは強力な再生能力を有しており、倒した扉からは、ほどなく新たな個体が再生されてしまう。
今回の実験では、プレーヤーは何とか既定数のDNAサンプルを入手し、生き延びる事ができたようだ。
拠点確保
今度の実験の舞台はトライセル社の本部跡だ。ここはトライセルの裏稼業=兵器開発の重要な場所だったようで、対立企業が手引きしたと言われるバイオテロ攻撃によって壊滅し、現在は汚染エリアとして封鎖されている。
この地に残る通信設備群を再起動し、所定の時間クリーチャ―による攻撃を耐えきって動作を維持するのがミッションとなる。ゾンビだけでなく、この場所が襲撃された時に持ち込まれたケルベロスが非常に厄介だ。
登場クリーチャー
生物兵器流出による汚染やバイオテロで深刻な被害を受けた地区は、封鎖地区の指定を受けている。封鎖地区は立入りこそ厳重に禁じられているが、積極的に復旧や除染が行なわれているわけではなく、感染の拡大を避けるため隔離処理を維持していると言った状態にある。
封鎖地区では、さまざまな勢力が戦闘行為を繰り広げているとの報告もあるが、駆除を逃れたクリーチャーに加えて、交戦に際して新たなB.O.W.(有機生命体兵器)すら持ち込まれているようだ。ここでは封鎖地区内に跋扈するクリーチャーを紹介していく。
ゾンビ
ゾンビはその多くがt-ウィルスによる感染被害者である(Cウィルスより派生した感染被害も報告されている)。
t-ウィルスは、多くの生物を凶暴化させる作用が見られるが、人間が感染した場合には凶暴化に加え、知能の著しい低下と皮膚組織の劣化、そして急速な新陳代謝が進行する。異常な速度でエネルギーを消費するため、彼らは常に猛烈な飢餓感に衝き動かされ、食糧=非感染者を襲う事となる。新陳代謝による再生能力と痛覚を持たない事があいまって、ゾンビは脳髄を破壊されない限り、活動を止めない高い不死性も合わせ持つ。
本作に登場するゾンビは事件当時から置き去りにされた者に加えて、封鎖地区内の争いによって新たに感染した個体も含まれているようだ。
ケルベロス
ケルベロスはアンブレラ社によるB.O.W.(有機生命体兵器)研究の中で生み出された生物兵器。大型のドーベルマン種をt-ウィルスに意図的に感染させたものだが、腐敗による皮膚の裂傷を除けば、攻撃力、機動性、耐久力、凶暴性のいずれもが大きく向上している。
群れて攻撃対象を襲うといった、素体の習性も残されており、安価な製造コストと併せて兵器としての要求スペックを充分に満たしていた。なお、ラクーン事件の際にはゾンビ犬の存在が報告されているが、これらは署内の警察犬が二次感染した個体であり、人為的に製造されたケルベロスと近似種ながら明確に区別されている。
今作の「トライセルHQ」にもケルベロスが出現するが、このケルベロスは二次感染によって発生したゾンビ犬ではなく、何者かが明確な目的を持って製造し、同地区へ放った個体のようである。
ガナード
ガナードとはスペイン語で「家畜」を意味し、ヨーロッパで発見された寄生体「プラーガ」に寄生された宿主を指す。プラーガは宿主が自我を保ったまま、他の寄生体への支配力を発揮する「支配種」と、言語能力など最低限の知性だけを残し、支配種の命令へと従属する「従属種」の2種に大別されるが、このMAPに出現するのは従属種プラーガに寄生された人間となる。
「バイオハザード4」で描かれたロス・イルミナドス教団によって企図されたバイオテロは鎮圧され、その後ガナードは掃討された。そして安全性確保の観点からこの地区への立ち入りも禁じられたのだが、禁を破って帰村する住民達が後を絶たず、同地で自生する野生種のプラーガに寄生されてしまったものと思われる。社会的行動を欠く等、知性の大幅な低下がみられ、どうやら「バイオハザード4」に登場したガナードとは異なる性質を持つようだ。
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