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【スマホアプリ今日の1本】「ガールフレンド(♪)」個性豊かな“彼女”たちの青春群像リズムゲー
メンバーを集めてヒロインたちとダンスバトルの優勝を目指せ
(2016/1/21 00:00)
「ガールフレンド(♪)」の3大ポイント
・リズムゲーム初心者でも楽しめるバランス
・Sランクの獲得を目指すと歯ごたえのある難易度に変化
・いくつか改善してほしい点も……
Android/iOS用恋愛ゲーム「ガールフレンド(仮)」のヒロインたちが多数登場するリズムゲーム「ガールフレンド(♪)」。昨年12月1日に配信されたが、同日の20時前に緊急メンテナンスが開始され、そのまま2週間以上にわたってメンテナンスが続いたため、ゲームファンの間でも大いに話題になった作品だ。
12月16日に一時復旧するも、一部の楽曲をプレイできない不具合が発生してしまい、再度メンテナンス入り。そんな「ガールフレンド(♪)」が紆余曲折を経て、ついに本格的に稼働を開始した。今回はプレイした際の感想を交えつつ、本作の魅力を語ってみようと思う。
本作のゲームシステムは、基本的にはAVG+リズムゲーム。AVGパートはいくつかのステージに区切られており、最初はステージ1しかプレイできない。リズムゲームパートで経験値を稼いで特定のレベルに達すると、次のステージをプレイできるようになる。テキストを読んでいけばヒロインたちがユニットに加入してくれるので、とくに詰まることもなく、ストーリーを進められるはずだ。
そして、肝心のリズムゲーム。リズムに合わせて流れてくるハート型のリズムアイコンをタップするシステムで、タイミングが良ければ、コンボが成立して得点が増える。逆にタップに失敗したりタイミングが悪かったりするとゲージが減っていき、ゼロになるとゲームオーバーだ。オーソドックスな作りなので、リズムゲーム初心者にもわかりやすいだろう。
収録している曲は、テレビアニメ版「ガールフレンド(仮)」のオープニングテーマである「楽しきトキメキ」をはじめ、ヒロインたちの歌う全7曲。7曲というと少なく感じる人がいるかもしれないが、各曲には「カンタン」、「フツウ」、「ムズカシイ」という、3つの難易度があるので、この時点で7曲×3種=21通りのプレイを楽しめるのだが、それだけではない。
各曲にはプレイ目標があり、スコア、コンボ、クリア回数がS~Cの4段階で評価される。ただ、クリアするだけならそれほど難しくないが、Sランクを取るのはなかなか難しい。とくに、「ムズカシイ」でコンボのSランクを取るのは、もはや人間には不可能ではないかとさえ思えるほどだ。ゲームをそれほどやり込まないライトユーザーでも楽しめるような難易度を保ちつつ、ハードユーザーも楽しめる手ごたえのある部分を残しておく。このバランスが幅広い層に指示されるであろうことは想像に難くない。
「ガールフレンド(仮)」のファンはもちろん、知らない人でも純粋なリズムゲームとして楽しめるのだが、残念ながら手放しでは褒められない。というのも、いろいろと惜しい部分が多いからだ。
まずロード時間が長い。ボリュームのあるゲームゆえ、仕方のない部分もあるとは思うが、プレイする側はストレスを感じてしまうのもまた事実。もう1つはゲーム中の背景で、あまりにも華やかなためにリズムアイコンが埋もれてしまい、見落としてしまうことがある。リズムゲームに相当慣れている人は、どんな順番でリズムアイコンが流れてくるかを覚えているだろうが、初心者はそうもいくまい。それを考えれば、画面を見てプレイする層への配慮があってもよかったのではないだろうか。
逆に言えば、リズムゲーム経験者にとってはかなり歯ごたえのある作品に仕上がっている。腕に自信がある人は、ぜひ「ムズカシイ」のSランク獲得に挑戦していただきたい。