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XFLAG最新作「ブラックナイトストライカーズ」プレイレポート

配信開始! 競争/協力の熱さを採り入れたアクションRPG

1月20日 配信

ダウンロード:無料

利用料金:無料

ビジネスモデル:アイテム課金制

 ミクシィのXFLAGスタジオは、Android/iOS用アクションRPG「ブラックナイトストライカーズ」の配信を1月20日より開始した。ダウンロード、利用料金は無料で、ビジネスモデルはアイテム課金制。

 「ブラックナイトストライカーズ」(公式略称は「ブラナイ」)は、悪の騎士「ブラックナイト」が率いる様々な幻獣や城を攻略していく横スクロールタイプのアクションRPG。右スワイプ操作で前進、タップ操作で攻撃など、シンプルな操作でステージと最奥部に待つボスを攻略していく。

 本作の特徴は、横スクロール方式で展開されるアクションゲームでありながら、一緒にいる友だちと最大3人のマルチプレイで「競争」と「協力」が楽しめること。XFLAGの制作方針には「友達や家族とワイワイ楽しめる」というものがあり、本作にもその方針が感じられる。

 今回は配信に先立って、事前に本作をプレイすることができたので、そのプレイ感をお伝えしたい。

アクション要素高め! 「モンスト」に続くXFLAG最新作

基本的には横スクロールタイプのアクションRPG。ステージと敵のパターンを覚えるのも大事な要素

 「ブラックナイトストライカーズ」は最大4体を1チームとしてプレイし、ステージ中はその4体を一気に動かしていくこととなる。この4体は主にクエストやガチャによって入手でき、また合成/進化によって成長させることができる。キャラクターによって攻撃方法が異なっており、近距離系には剣士や槍使い、遠距離系にはアーチャーや魔導士などがいる。アーチャーが扱う弓矢は放物線を描いて攻撃するなど、武器によって攻撃の距離感も変わるので、攻略には自分のパーティーの攻撃範囲を把握しておくことも大事となる。

 ゲームは時に前進して攻め、時にギミックや敵の攻撃を避けながらステージを進むこととなるが、キャラクターが固まって、1度に前進したり攻撃していく姿は「パタポン」シリーズを連想させるものがある。

 ただリズムによる操作がポイントだった「パタポン」シリーズとは作りはまったく異なっていて、本作は敵の攻撃やステージのギミックをいかに避け、いかに攻撃を当てていくか、というアクション要素を楽しめるようになっている。XFLAGの主要タイトルである「モンスターストライク」に比べても、敵の攻撃パターンの習得や反射速度がより重要な印象だ。

 さて本作のマルチプレイについてだが、1つのステージを攻略する中で「競争」と「協力」が詰め込まれている、という作りになっている。

ステージによってギミックも様々に変化する。操作は攻撃以外にも必殺技の発動、防御、バックステップによる回避などがあり、これらを駆使して攻略を目指していく

マルチプレイでは画面が3つのレーンに。具体的な状況が示されることで、より競争心が煽られるような作りとなっている

 マルチプレイでゲームをプレイすると、一緒にプレイしている仲間が3カ所にわかれて表示される。画面の手前、中ほど、奥側に3つのレーンが登場するといった見た目で、手前には自分のパーティーがおり、奥には他のプレーヤーのパーティーがいる。

 もちろん操作は自分のパーティーしかできないのだが、まったく同じステージの、他のプレーヤーの進行状況がリアルタイムで表示されるという面白い仕掛けで、注目していれば相手がどのような動きで敵やギミックを攻略していくかも知ることができる。

 大体の位置を知らせるに留まらず、具体的に「自分が相手と比べてどの位置にいるか」を常に見ることになり、相手から遅れていればこれがかなり焦る(笑)。思わず相手の状況をチラチラ見てしまい、自分の操作が疎かになるという事態も起こり、「競争」のアナログ的な熱さを上手く採り入れているシステムとなっていた。

 そしてボスに到達すると、プレーヤーは合流し、協力して戦うこととなる。ボスは大型であり、攻撃も強力であるが、動きのパターンが決まっている。この動きを見切り、攻撃を避けたり防御したりしながら討伐を目指す。この辺りは、むしろ「モンスターハンター」のような共闘感が強く出ている。

 そして攻略に成功すると、最後に貢献度によって順位が付けられる。最下位になっても報酬はもらえるが、上位になれば報酬が増える仕組みで、全体としては協力してステージの攻略を目指しながら、その中でいかに自分が活躍できるかを競うこととなる。

 競争と協力が一体となったこのマルチプレイこそ、本作最大のポイントだ。ビジュアルも他のモバイルタイトルと異なって、どこか懐かしさを感じさせるのも面白い。ミクシィが提供する、「モンスターストライク」に続く注目タイトルとして、ぜひプレイしていただきたい。

【キャラクターデザイン】

(安田俊亮)