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「MHF-G」、「ラヴィエンテ猛狂期」の恐ろしさを体験!

「G9」先行体験イベントを実施。「餓え喰らうイビルジョー」が実装決定

11月15日 開催

場所:アプレシオ 北浦和西口駅前店

 カプコンは/Windows/プレイステーション 3/Xbox 360/Wii U/PlayStation Vita用ハンティングアクション「モンスターハンター フロンティアG(MHF-G)」オフラインイベント「MHF-G 公認ネットカフェ 全国ツアーG9 宮城/埼玉」を11月14日と15日に開催した。今回は、取材ができた埼玉会場での模様をお伝えする。

 本イベントは、11月18日実装予定のアップデート「G9」の先行体験と、「MHF-G」プロデューサーの宮下輝樹氏、「MHF-G」運営プロデューサーの関野亮央氏による最新情報のプレゼンテーションが行なわれるオフラインイベント。先行体験では新モンスター「トリドクレス」、「G級ラヴィエンテ(ラヴィエンテ猛狂期)」、また新スキル「纏雷」がプレイできた。

「MHF-G」プロデューサーの宮下輝樹氏
「MHF-G」運営プロデューサーの関野亮央氏

会場全員で「ラヴィエンテ猛狂期」にチャレンジ!

 体験できた新モンスター「トリドクレス」は、雷を身にまとう鳥竜種モンスター。素早い動きで翻弄しながら、空中から広範囲に電撃を放つ攻撃を行なってくる。関野氏によれば「スピードが速いため、回避のタイミングが他のモンスターと違うのかも」とのことで、会場では「トリドクレス」の攻撃の前に、力尽きるハンターが会場では多く見られた。

 また「トリドクレス」の討伐では、新スキル「纏雷(てんらい)」が発動できる装備でプレイできた。「纏雷」は、移動、モンスターへの攻撃、攻撃の回避によってゲージが溜まり、ゲージが満杯になるとステータスが上昇する効果が発動するスキル。発動効果は抜刀/納刀時の速度上昇、抜刀/納刀時の移動速度上昇、回避距離の上昇、モンスターへ与えるダメージの増加となる。攻撃の回避が最もゲージが溜まりやすいが、吹き飛ばされるほど強い攻撃を受けるとゲージがリセットされてしまう。

 「纏雷」は発動すると足元に雷のエフェクトが現われるのだが、「吹き飛ばされるとゲージがリセットされる」という条件がネックとなり、発動成功の難易度はかなり高そうだった。ただし攻撃を確実に避ける上級者になれば決して無理というわけでもなく、実際に発動に成功しているハンターもいた。特に小回りの効く穿龍棍とは相性が良いようだ。

新モンスター「トリドクレス」。帯電することで行動と速度が変化するという、コンセプトのはっきりしたモンスターとなる

「トリドクレス」の討伐には、宮下氏と関野氏も参加した。単にプレイしてはつまらないということで、低周波治療器を両手に装着するリアル「纏雷」状態で挑戦。常に手がピクピクしていて実にプレイしづらそうだったが、いかんせんその様子は地味だった。謎のハンデを抱えつつ、特に見せ場を作ることもなく、両名とも討伐達成できないまま時間切れを迎えていた

体験者全員で、順番に大討伐を進めていくという新しい試み。しかし討伐までは届かず
あーー!

 もう1つの体験「ラヴィエンテ猛狂期」の討伐では、会場のハンター全員で討伐を目指すという「大討伐」の流れにあわせた体験となった。「ラヴィエンテ猛狂期」は全部でフェーズ5まであり、全員でどこまで進めるかに挑戦した。

 ちなみに「ラヴィエンテ猛狂期」での支援は、「支援クエスト」を受注し、そこでサポートできる。「支援クエスト」のプレイエリアは、「ラヴィエンテ猛狂期」の舞台となる「絶島地底」の別の場所。ザコ敵が湧いたり、「ラヴィエンテ」の攻撃が届くエリアでもあるが、「鎮静支援」や「復活支援」などを大砲で撃ちこんだり、バリスタで直接攻撃を当てることもできるなど、やることは多数ある。なお宮下氏と関野氏は、大討伐をサポートする「支援クエスト」のプレイで参加した。

 今回の「ラヴィエンテ」は黒い見た目になっており、特定の攻撃のあと、背中に乗れるようになるという特徴がある。背中には弱点部位の結晶があり、これを破壊することで「ラヴィエンテ」がダウンし、頭部が地面に落ちてきて、攻撃を叩き込めるようになる。

 会場では1巡15分間を4巡、合計60分でフェーズ3まで到達した。フェーズが進むとエリアの雰囲気が段々とおどろおどろしくなり、それにあわせて「ラヴィエンテ」の攻撃手段も少しずつ変化する。会場から驚きの声が上がったのはフェーズ2で、ある攻撃では地面から水が吹き出し、これをくらうとハンターが空高く打ち上げられてしまう。無防備になったハンターは空中で手足をバタつかせるしかないが、そこへ「ラヴィエンテ」が大きな口を開けて襲いかかり、ハンターたちをバクッと丸呑みにしてしまう!

 もちろんハンターは即死で、4人まとめて呑まれることもある恐ろしい攻撃だ。モンスター映画のような迫力ある演出で、やられる側は呆気に取られるしかない。驚きすぎて笑ってしまうので、1度はご体験いただけると良いかと思う。

黒い体色の「ラヴィエンテ」。背中に乗れる、支援用のクエストがあるなど、攻略方法も変化。フェーズが進むと雰囲気も変わる

「餓え喰らうイビルジョー」実装決定! 「G9」プレゼンテーション

話題の中心となったのは「ラヴィエンテ」とその周辺のアップデート

 会場では宮下氏と関野氏より、「G9」以降のアップデート情報に関するプレゼンテーションが行なわれた。

 プレゼンテーションではこの日体験できた「ラヴィエンテ猛狂期」や「トリドクレス」について改めて説明。アップデートの目玉となっている「ラヴィエンテ猛狂期」では、全5フェーズのテンポの良い狩り、アイテムなしで狩猟しながらできる支援、背中に乗ってフィールド全体が見渡せること、専用アイテムを使用しないわかりやすい狩猟、といったことがコンセプトになっている。

 また「猛狂期」登場にあわせてHR17から受注できる「ラヴィエンテ」と「ラヴィエンテ狂暴期」の大討伐にも調整が入り、参加人数の調整や強さの調整が入る。

 新スキルには「纏雷」のほか、「閃転(せんてん)」、「巧撃(こうげき)」、「不退ノ構(ふたいのかまえ)」が登場するが、中でも重要なのは「不退ノ構」になる。

 「不退ノ構」については「G9」プレビューサイトに細々とした説明書きが付いているのだが、要は「武器倍率+100」、「一閃+3」と同等の「会心率+100%/会心ダメージ1.5倍」、肉質に関係なく「痛撃」、「属撃」効果が発動するなどダメージ系のステータスが様々に上昇する代わりに、体力が0になっても1度だけ最大まで回復する「魂の再燃」やすべての攻撃を無効化する「絶対防御態勢」などのサポートスキル/効果が無効になる、というもの。

 「不退ノ構」は「ラヴィエンテ」から生産できる「ラヴィGX:猛シリーズ」にスキル値が付くが、「ラヴィエンテ」と「ラヴィエンテ狂暴期」防具についてもGXシリーズまで強化可能になり、G級強化時から一式装備で「不退ノ構」が発動するようになる。また「不退ノ構」スキル値がつくG級装飾品にも精錬可能となる。

「トリドクレス」の説明。“昼行性”という細かいコンセプトも発表となった
各種新スキルの概要が改めて説明された

 ほかに目玉となった情報としては、遷悠種の「イビルジョー」について。現時点での「イビルジョー」はいまいち「手応えがない」という意見があるとしており、この強化版となる「餓え喰らうイビルジョー」が実装となる。

 飢えすぎて凶暴化した、という設定のようで、会場限定の動画では足で地面を踏みつける動きや赤黒いブレスを吐く様子が映し出された。実装は年内で、発表済みの「ベリオロス」(実装は12月)よりも後になる。「餓え喰らうイビルジョー」実装にあわせて、“高性能防具”の「ランセシリーズ」も登場する。

 なお「イビルジョー」については、さらなる強化版も制作中。宮下氏いわく「開発ネームは“とにかく明るいイビルジョー”」だそうで、「倒せるものなら倒してみなさい、と言いたい」というコンセプトがある。実装日は未定だが、こちらの登場も注目しておきたい。

【遷悠種「ベリオロス」】
竜巻を起こしたり、自ら体当りしてきたり、新アクションが見どころとなる。12月実装予定
【一問一答】
おなじみ「一問一答」コーナー。やはり「ラヴィエンテ」関連の話題が多かった。人気が出るように「狙った」という防具が手に入る長期イベントも開催される予定
【その他】
ネットカフェ関連の情報。ダーツコラボは担当者がものすごい「MHF-G」ファンだそうだ
500万ハンター突破記念で「ギルドマスター」のねんどろいどが制作中。詳細は11月25日発表とのこと

(安田俊亮)