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「ドラゴンクエストビルダーズ」の新情報がざくざく出たトークショウ
堀井さん、そこまで出しちゃっていいんですか……
(2015/9/20 21:58)
東京ゲームショウ 2015のスクウェア・エニックスブースにて、「『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』スペシャルトークショウ!」が開催された。本作はプレイステーション 4/3、PlayStation Vita向けに開発されており、2016年1月28日に発売予定。価格はPS4版が7,800円、PS3版が6,800円、PSVita版が5,980円(いずれも税別)。
トークショウには「ドラゴンクエスト」シリーズのゲームデザイナーである堀井雄二さんと、同作のプロデューサーである藤本則義さん、Vジャンプ編集部のサイトーブイさん、タレントの吉田早希さんが登場した。
本作は「ドラゴンクエストI」で最後に登場する竜王の有名な問いかけ「もし わしの
みかたになれば せかいの はんぶんを おまえに やろう」で、「はい」を選んでしまい、竜王に支配されたあとの世界を描いた作品。闇に包まれた世界に数年後新たなヒーローが登場。荒廃したアレフガルドを切り開き、自分流に作り上げていくゲームだ。
本作のワールドは、ブロックで作られているのが特徴。ブロックとなっている大地を壊したり、落ちている木の実などを拾ったりして素材を集めていく。スライムなどのモンスターはフィールド上に存在するので、殴ったりすればエンカウントとなり、戦闘が発生。すべてがフィールド上で完結しているのは、よくあるPC版のMMORPGのようだ。HPは、歩いていれば回復していく。
武器や道具などは素材を手に入れて作り上げていくことになる。「おなじみのモンスターも出てくるし、自分流の町を作り上げることができます」(藤本さん)。本作のジャンルだが「ブロックメイクRPG」となっている。堀井さんによると「ブロックで町を作り上げていくんだから、単純でいいんじゃないの」という、シンプルな理由で決まったらしい。
ここで「ドラゴンクエストI」の世界を少し振り返ってみる。「ドラゴンクエストI」について、堀井さんは「当時ファミコンが流行って、家庭用にこういうゲーム機が出てきたので、RPGを皆さんに是非ともやってもらいたいと思って、エッセンスだけ抜き出して、無理だと言われたRPGを作り上げました。64Kバイトにぜんぶ入れなきゃならないんですから」と振り返る。「当時はマップを方眼紙に書いていたんですよ。ブロックみたいに。『ドラゴンクエストビルダーズ』では、3Dでブロックが描かれているんです」(堀井さん)。
ここからは実際のゲームでも画面を紹介していこう。場所はメルキドの町。フィールドの探索と物作りを中心にデモが行なわれた。
フィールドでできることを紹介している途中、「2階もできるならお城もできるのでは?」と司会者から問いかけが。「お城全部作るのは大変じゃないですか。なので壊れた城みたいのを用意しておいて、それを修復したら楽しいなーというオーダーはしたんですよ」と堀井さんが発言。それに応えて「作りました!」と藤本さん。そこでフィールドの紹介を終え、お城の紹介に。
「ゼロから作るよりは全然ましだよね」と堀井さん。そこで「完成形が見たい!」という話に。「見せちゃいます!」と、予定になかった城の完成形をデモすることとなった。ちゃんとした城になると曲が変化することや、塔の中にハシゴをかけて登るようにできることなど、新要素が満載。城の外を眺めている場面では「あ、見せてはいけないモンスターが……」と藤本さんが思わず漏らすシーンも。
こうしてハプニングもあったステージも終了。「時間もなかったので家造りとフィールドについて絞って紹介しましたが、もちろんシナリオもありますので、今後の情報に期待してください」と藤本さん。堀井さんは「このゲームは竜王を倒すという目的があるのですが、倒したあとも続けて様々なものを作り上げることができますし、フィールドはオートマッピングで、いくらでも違うフィールドで遊べますので楽しみにしてください」と、最後まで新要素大公開なトークショウだった。