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XPEC、「カナン」をダンジョン攻略さえ自動のMORPGとして開発中

PS4版「Weapons of Mythology」は、ゲーム性を煮詰め2016年にサービス予定

9月17日~20日 開催(17、18日 ビジネスデー)

会場:幕張メッセ

入場料:当日 1,200円(税込)

 XPECは今年も台湾コーナーで出展を行なっていた。出展タイトルは西遊記のアクション「西遊伏魔記(Monkey Warrior)」や、北欧神話をモチーフとした「Rage of Odin」など昨年出展していたゲームが多かったが、より完成度を上げていた。どちらもスマホ向けタイトルで、これらは中国や欧米でのサービスが先となるという。

元気いっぱいのXPEC北京スタジオのメンバー
PS4版「Weapons of Mythology」はゲーム性も見直して開発を進めている

 ユニークだったのがスマホ向けRPG「みんなの冒険大陸カナン」。全く同じ名前のブラウザMMORPGをXPECは開発しており、日本でもNHN Japanがサービスしているが、本作は世界観を同じにするMOアクションRPGとなっている。かわいらしい世界観はそのまま、新しい冒険が楽しめる。

 ブラウザMMORPGの「カナン」といえば、経験値稼ぎ、資源最終などあらゆる行動が自動化されていた。驚かされるのは、今回のMOアクションRPG「みんなの冒険大陸カナン」も“自動化”機能があるのである。ダンジョンを進むのも、敵と戦うのもすべて自動。もちろん普通に操作することもできるが、この割り切りがスゴイ。

 自動化機能をオンにしておけばプレーヤーはダンジョンをキャラクターが進むだけなのだ。たまに必殺技ボタンを押したりで「ゲームに参加している気分」も得ることができる。今後台湾・中国のアクションRPGはこの機能を搭載するゲームが多くなるのではないだろうか。

 このほかXPECグループとしてGamemag InteractiveのPS4版「Weapons of Mythology」も出展されていた。当初今夏にサービス予定のPS4版だったが、Windows版のインターフェイスをコントローラに最適化するという初期のコンセプトから、「PS4版ならではのゲーム性を盛り込む」という方向にシフトし、2016年のサービスを目指して開発しているという。

【西遊伏魔記(Monkey Warrior)】
西遊記のアクションRPG

【Rage of Odin】
北欧神話のRTS

【みんなの冒険大陸カナン】
ダンジョンを進むのも、敵と戦うのもすべて自動にできる

(勝田哲也)