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「METAL GEAR ONLINE」の情報満載のスペシャルステージを開催
「MGO」ついに公開! 「GZ」の基地を含むステージ、対戦ルールなど魅力を披露
(2015/9/17 19:16)
東京ゲームショウ2015のKONAMIブースにて、「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」で楽しめるオンラインマルチ対戦モード「METAL GEAR ONLINE」のスペシャルステージが行なわれた。
「MGO」は10月6日よりPS4/3、Xbox One/360でサービス開始予定(PC版は2016年1月開始を予定)。PS4/Xbox Oneでは8人 VS 8人の対戦が、PS3/Xbox 360では6人 VS 6人の対戦が楽しめる。
詳細なゲームプレイの世界初公開となった「MGO」。今回明かされたのは以下の2つのゲームルール、5つのマップ、プレーヤーが選ぶ3つのクラスだ。まずゲームルールは以下の通り。
・「バウンティハンター」
青チームと赤チームに分かれ(今作では自分は常に青チームとなる)、敵チームのチケットをゼロにすれば勝利となる。チケットは敵プレーヤーを殺傷、またはフルトン回収すると減っていく。
特徴的なのは「賞金首ポイント」という要素。敵プレーヤーを倒すと賞金首ポイントが増えていくのだが、もしその人がフルトン回収されてしまうと、その賞金首ポイントの分だけチケットが増える。味方を倒しまくりで賞金首ポイントが高まっている強いプレーヤーがいたら、みんなで協力してフルトン回収してしまえば一発逆転も狙えるというわけだ。
・「クローク&ダガー」
潜入チームと防衛チームにわかれ、潜入側は制限時間内にデータディスクを回収してから、回避ポイントでアップロードを完了させれば勝利となる。防衛チームは制限時間いっぱいまで、それを阻止することが目標。
潜入チームは非殺傷武器のみ、防衛チームは殺傷武器のみで戦い、潜入側はステルスカモフラージュが使えるものの、チームメンバーの誰かが見つかると数秒の間、アラートタイムとなって強制的にステルスが解除されてしまう。なお、再出撃はできず1度倒されてしまうと復帰はできない。前作におけるチームスニーキングに近いルールだ。
ステージは今回5つが公開された。なかでも注目は「METAL GEAR SOLID V :GROUND ZEROES」の舞台だった米軍基地、キャンプオメガの9年後というステージ「BLACK SITE」だろう。「TPP」にも登場すると話されていた場所だが、「MGO」のステージという形での登場となった。
・「BLACK SITE」
「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」から9年が経過した米軍基地。立体的な基地と、平面的で広々した外部で構成されている。
・「JADE FOREST」
アフリカのジャングルと村で構成
・「RED FORTRESS」
アフガニスタンのソ連軍基地とその周辺の乾燥地域で構成
・「GRAY RAMPART」
川を挟んだ2つの領域とダムが特徴
・「AMBER STATION」
港に面したガス精製所が舞台
プレーヤーの操作キャラクターには3つのクラスという概念が加わった。選んだクラスによって使用できる武器やアビリティ、体力や移動速度なども異なってくる。
・「偵察クラス」
索敵能力が高く、遠距離からの戦闘やサポートが得意。体力や移動速度も標準的なので、初心者にお勧めのクラス。
・「潜入クラス」
移動速度が速く、CQCなどの接近戦が得意。ただし体力が低いため、真っ向から戦闘を挑むのは避けた方がいいという、上級者にお勧めのクラス。
・「重装クラス」
体力が高く、強力な武器での戦闘が得意。ただし、移動速度が遅いため接近戦は苦手で、中級者にお勧めのクラス。
・ユニークキャラクター
スネークやオセロットなどのユニークキャラクターも登場。それぞれに装備やアビリティを備えている。オセロットは「撃った弾が跳弾してマーキングした敵へホーミングしていく」という能力があるそうだ。
・そのほか今作での特徴など
このほか今作での進化として特徴がいくつか紹介されたのだが、大きいのは「TPP」本編同様に双眼鏡で敵の姿を見ると「マーキング」できるところ。マーキングを解除するためのアイテムが「ダンボール」となり、ダンボールに一定時間隠れるとマーキングが外れる。また、マーキングされているときにダンボールに隠れ、そこから緊急回避すると、残されたダンボールにマーキングが付くという。マーキングされたことを逆手に取って罠にもできるというわけだ。
また、プレイ開始前の画面ではBGM設定も可能で、そちらには歴代シリーズの楽曲を多数収録。スペシャルステージではMSX版の「メタルギア」の曲を選び紹介していたが、曲だけでなく戦闘開始の効果音などもそれにあわせて変更される凝ったものになっていた。プレビュー再生が可能になっているのも嬉しいところ。
また、「バディシステム」というものもあるようで、味方同士で敬礼をしあうとバディが組まれるようだ。バディを組むと復帰位置に「バディの場所」が増えるなど、いろいろとプラスの要素があるということだ。
スペシャルステージではエキシビジョンマッチが行なわれたほか、KONAMIブースではPS4での8人 vs 8人の試遊対戦が可能となっている。筆者も早速プレイしてみたのだが、操作性や手触りは「TPP」本編と同様ながら、選択したクラスによって移動速度は異なるし、ダッシュもしばらくすると疲れて足を止めるなど、能力的な違いが存在している。
ブースでの試遊はルール「バウンティハンター」、ステージ「BLACK SITE」での対戦となるのだが、ステージには2足歩行兵器の「ウォーカーギア」も置かれていて乗ることもできる。前面の攻撃はほとんど防いでくれるが、背後が弱点のウォーカーギアは、背後からCQCで乗員を襲えば「乗っ取る」ことも可能だということだ。
「TPP」のアクションだと戦いが非常にスピーディーに展開され、互いの位置を把握するのも慣れるまでは大変そうだ。こっそり隠れ、動き回っている敵プレーヤーの背後から近付いてCQCというプレイも多くみられた。また、「バウンティハンター」ルールだとフルトン回収での賞金首ポイントが勝敗のカギを握るが、それだけにフルトンを撃って回収を阻止したりすることもポイントになる。
「TPP」で慣れたシステムや操作がオンラインマルチプレイの新しい魅力にうまくなっていると感じた次第で、シリアストーンだった本編とは打って変わって、お楽しみ要素が満載とのお話しもあった。そちらも非常に楽しみだ。
©Konami Digital Entertainment