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「DARK SOULS III」をプレイしてみた。

ハードな剣戟アクションだが、緊張感の果てに真の喜びがある

2016年3月24日 発売予定

(Windows版は2016年4月12日発売予定)

価格:
パッケージ版 7,430円(税別)
ダウンロード版 6,930円(税別)
プレイ人数:1人(通信プレイ時:未定)

PS4版パッケージ

 フロム・ソフトウェアは、9月17日より20日まで幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ 2015」にアクションRPG「DARK SOULS III (ダークソウルIII)」を出展している。プレイステーションブースに出展されており、先日行なわれた国内初の体験会「ジャパン・プレミア」と同じバージョンを遊ぶことができる。

 そのハードな剣戟アクションは一見、初心者では立ち向かえないように見えるが、優れた操作性と絶妙なバランスの元、突破することは不可能ではないことがプレイしてみるとわかるだろう。

【「DARK SOULS III」プレイ映像】

体験会で置かれていた操作説明書
スティックを押し込むことで敵の1体に視点を固定できるので、そこから戦闘を組み立てていくと良いだろう

 「DARK SOULS III」ではキャラクターメイキングを行ないプレイしていくことになるが、今回の体験会では25分程度しかプレイできないため、あらかじめ4体のキャラクターが作られており、選択してその感触を試すことができる。ロングソードとカイトシールド(中盾)を装備した“放浪の騎士”、バトルアクスとラウンドシールド、スモールシールドを装備した“北の戦士”、メイスとガーディアンシールドを装備した“白の伝令”、スピアとターゲットシールドを装備した“魔術学院の刑吏”がその4人のキャラクター。ちなみにゲーム途中で切り替える場合、はじめに戻ってしまう。

 R1が右手武器アクション(弱)、R2が右手武器アクション(強)、L1でガード、L2で戦技、□ボタンでアイテムの使用、×でバックステップ、右方向キーで右武器切り替え、左方向キーで左武器切り替えなどを行なう。操作性に関しては文句なく素晴らしく、自分が思った通りに操作できる。キー配置さえ覚えていればその通りに行動できると言えるだろう。

 体験版をスタートさせると、冒頭犬のようなモンスターが登場するがサクッと倒せるのでガンガン進んでいくと、アクションゲームに慣れていない人だといきなりすぐさま手痛い洗礼を受けることになる。大きな斧を持ったモンスターが登場するのだが、容易に近づけばリーチの長い斧の一降りに巻き込まれ大きなダメージを負ってしまうだろう。

 もちろん「DARK SOULS III」に登場する敵は手強いのだが、まずは半歩下がって様子を見ながらどのように行動するのかを観察すると、隙が見えてくる。ここを的確に突いていくと、以外と強烈な一撃を加えることができ、あっと言う間に倒すことができる。例えばこの敵であれば、斧を振り回した後に隙ができるので、素早く後ろに回り込み一撃を食らわせると倒すことができた。

 ただ、幾つかのモーションが用意されているので調子に乗って攻撃を加えていると反撃を食らうことになる。ここで必要なのが、バックステップによる回避と盾による防御だろう。間合いを取りながら隙を見つけて素早く攻撃を加え、深追いせずに退避という展開になる。この流れがまさに剣戟アクションであり、そのバランスは素晴らしい。なるべく広いところで少ない敵と対峙して、慢心せずに緊張感を持ってた押していく。もし負けたのであれば全て自分が悪いと思え、対処すればキチンと前に進める。もちろん難しいのだが、心地よいプレイ感覚を楽しむことができるだろう。

 もちろんそれでも、死にながら覚えることになるわけだが……。

 東京ゲームショウでは短い時間だとは思うが、そのアクション性、敵との駆け引きなどを楽しんでいただきたい。また、10月にはサーバー負荷、多人数プレイ、ゲームバランスを中心としたテストが行なわれる。現在テスターを募集中なので参加してみると良いだろう。

(船津稔)