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「黒い砂漠」、「ウィッチ」、「くのいち」など新クラスが登場決定
2015年内のアップデート内容を発表。過酷な新地域「黒い砂漠」もついに実装!
(2015/8/14 01:17)
ゲームオンは、オープンサービス中のWindows用MMORPG「黒い砂漠」について、年内に予定している大型アップデート内容に関する発表会を開催した。「黒い砂漠」は、自由度の高いゲーム内容と圧巻のグラフィックスが売りのタイトルである。直近の8月26日に予定されているアップデートも含めて、それらの概要についてお伝えしていきたい。
8月26日アップデート予定! 「荒くれ者が集う島」
まずは8月26日アップデート「荒くれ者が集う島」の内容について。ここで追加される新エリア「海賊島」は新たな狩り場ということになるが、推奨レベルは55以上となっている。そのため、生半可なキャラクターでは挑むことも難しいようだ。
このエリアには海賊だけでなく「サウニール」や「ナマズマン」といった多様な種族の敵が出現するが、みなレベルが高く好戦的とのこと。難度は高いものの新たなアクセサリーなどを入手できるチャンスでもあるので、万全の準備を整えて挑みたい。
ハイデルの南方に位置する「セレンディア神殿」には、新たなボスモンスターも登場する。「腐敗の君主クザカ」と呼ばれる大型のモンスターで、討伐するには50人規模の人数が必要になる。この戦闘において一定量のダメージを与えた上位のキャラクターにアイテム獲得の権利が発生し、それによって強力なクザカの装備も作れるようになるという。
またPvPの新たなシステムとして「3on3」が導入されることも発表された。これは、アップデート後にアルティの都市に存在する「アリーナ(闘技場)」へと入れるようになり、ここで3人のパーティを登録すれば10分周期でほかの3人パーティと対戦ができるというもの。勝利によって報酬などを獲得できることはないが、小規模人数におけるPvPの訓練ができるため、パーティ戦のスキルを磨きたいプレーヤーにはピッタリのコンテンツと言えるだろう。
そして、海には巨大生物「クジラ」が登場する。この「クジラ」は通常の攻撃ではダメージを与えられず、「狩猟」のスキルを生かした攻撃でダメージを与えていく形になる。「狩猟」ができればいいため、レベルの高低や装備の内容を問わず参加できるが、先に説明したボスモンスターと同様にアイテムを獲得できる権利が発生するのは一定量のダメージを与えた上位のキャラクターであるということだ。ともあれ一攫千金が狙えるらしいので、積極的に参加していきたい。
チーム戦型のPvP「赤い戦場」。さまざまな場所で巻き起こるPKの嵐!?
「黒い砂漠」が年内に予定しているアップデートは、ほかにも多数用意されている。10月までの実装が予定されているのがPvPコンテンツである「赤い戦場」で、こちらは個人・パーティを問わず、レベル50以上のキャラクターであれば、「闇の精霊」に宣言することで誰でもどこでも参加が可能。宣言後は自動的に赤または黒のチームに自動的に振り分けられ、自陣に属さないキャラクターを攻撃できるという仕組みだ。
本作ではPKを行なうと、いわゆるカルマに相当する数値である「性向」に悪影響を及ぼすが、「赤い戦場」の参加者同士であれば「性向」の減少がないノーリスクの状況でPKができるようになる。参加中はそれぞれのチームメンバーの場所を確認できるほか、何人も倒しているエース的なキャラクターはとくに目立って表示されるなどといった仕掛けがあるようだ。なお、ルールは現在も調整中とのこと。
新エリア「バレンシア」実装! 日射病にもなる地域「黒い砂漠」も
10月以降のアップデートにおける目玉のひとつは、新エリア「バレンシア」の追加。とても広大な地域で、具体的にはオープンサービス後に登場している「バレノス」、「セレンディア」、「カルフェオン」3都市に匹敵する規模になるという。その大半は広大な砂漠で構成されているようだ。そこには強大なボスモンスターが出現するほか、ライオンなどのサバンナ地域に生息するような動物なども登場。さらに、乗り物として「ラクダ」や「ゾウ」などが追加される。
なかでも「ゾウ」はギルドでの捕獲・育成が可能な乗り物で、戦闘においては3人で乗り、プレーヤーごとに操縦や騎乗したままでの戦闘といった役割分担が設けられているとのこと。また、「ゾウ」自身にもスキルがあるようで、攻城戦などにおいて大いに活躍してくれるらしい。
また、「バレンシア」には、本作のタイトルともなっている「黒い砂漠」も登場。そこでは、砂嵐が発生したり、日射病になったり、低体温症を発症したりと、現実の砂漠のような事象・病状が発生。病状については、それらを治すための専用の薬なども用意されるようだ。
そのほか、競売によって獲得できる「ギルドハウス」も実装されるという。これはチャンネルに関係なくギルドメンバーが集まれる場所となっていて、ギルドメンバー同士のチャットはもちろんのこと、生産が行なえる施設も用意されているらしい。便利な施設だが、維持費として獲得金額の10%ほどを毎日支払わなければならないため、ギルドメンバーの協力が不可欠と言えるだろう。
年内に3種類以上の新クラスを導入。日本らしさ全開の「くのいち」も登場
最後には、年内導入予定の新クラスについても紹介された。「ウィザード」と「ウィッチ」(いずれも仮称)はその名のとおり魔法使いをイメージしたクラスで、遠距離戦では属性をともなう各種魔法を使いこなし、近接戦闘においてはバフのような形で弱点を補い、さらには魔力で味方の回復までしてしまう。攻撃からサポートまでプレイ幅の広いクラスだと言えるだろう。
そしてつぎに紹介されたのが「くのいち」。これはまさしく女忍者のことで、忍術を使いこなし暗殺を得意とするクラスだという。また、煙幕弾やステルスといった固有スキルも持ち、相手をかく乱するタイプの戦いを楽しめそうだ。ただし、防御力は低いようで、上級者向けのクラスであるということだった。同様に「忍者」というクラスも紹介されたが、こちらは詳細は不明。普通に考えれば、「くのいち」の男性版ということなのだが……?
アップデート内容の紹介は以上である。これらがすべて年内実装という話なので、ほとんど月イチペースで何らかの要素が実装されていくことになる。運営サイドにこれだけ活発に動いてもらえると、プレーヤーとしても非常にうれしいかぎり。また、来年以降のさらなるアップデートに関しても、ぜひとも期待したいところだ。
ちなみに、発表会の最後には、5月に実施されたゲーム内イベント「俺の嫁に会える!? キャラメイク選手権」最優秀作品である、等身大フィギュアの「お披露目 除幕式」が実施された。過去の記事でもお伝えしたが、これは「俺の嫁」にしたいキャラクターを作成し、その最優秀作品を等身大フィギュアにしようというもの。アーケツラーヴさんのウォーリアがどのような形で完成したのか、皆が固唾を飲んで見守る中、登場したのはオリジナルがそのまま具現化されたようなかっこいいフィギュア! その後一通りの記念撮影が行なわれ、発表会は幕を閉じたのであった。