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アークシステムワークス、ChinaJoyにPS4「BLAZBLUE」を初出展
PC版「ダウンタウン 熱血行進曲 それゆけ大運動会」も参考出展
(2015/7/31 00:19)
アークシステムワークスは、ChinaJoy 2015にブース出展し、PS4向け対戦格闘ゲーム「BLAZBLUE」など、4タイトルを出展した。本稿では、ブースで担当者に話を聞くことができたので、出展内容や出展の経緯についてお伝えしたい。
アークシステムワークスは日本のゲームメーカーとしては、昔からChinaJoyへの出展に熱心なメーカーの1社で、2010年、2011年に続いて今年が3度目の出展となる。これまでにPS3版の「BLAZBLUE」やアーケード版の「BLAZBLUE」を参考出展してきたが、肝心の市場が開放されず、涙をのんできた経緯がある。
しかし、2014年にコンソールゲームの市場が開放されると、さっそく今年3月のPS4の中国ローンチ直後にPS4版「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」を投入し、新たなPS4タイトルとして「BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA EXTEND」の中国展開を発表。今回はすでに簡体字にローカライズされたものを参考出展していた。
「通常出展」ではなく「参考出展」なのは、まだセンサーシップが通っていないためで、このあたりの配慮は、長年にわたって中国市場への展開を模索してきた同社ならではだ。格闘ゲームの人気が高い中国らしく、いずれの試遊台も待ち行列ができる人気振りだった。また今回はトライアルとして、かつてPS3で発売した「ダウンタウン 熱血行進曲 それゆけ大運動会」をPC向けに移植したものも出展されていた。
「おっ」と思ったのは、「BLAZBLUE」のiOS版。現地のパートナーが開発したものということで、こちらはバーチャルパッドによるキャラクター移動と、左右上下タップで様々な技を繰り出せるカジュアルな横スクロールアクションゲームとなっており、技の出し方を知らなくてもバンバン敵を倒せる手軽さがウリとなっている。
ブースでチラシを配っていたアークシステムワークスのSuhyun Back氏に出展理由について話を伺ったところ、中国では対戦格闘ゲームの人気が高く、過去にChinaJoyに出展した経緯から、中国のメーカーから強い引き合いがあったのだという。その結果誕生したタイトルの1つが「BLAZBLUE」のiOS版ということで、今回より多くの中国ユーザーやメーカー担当者に存在を知ってもらうために自社単独での出展を行なったということだ。
Back氏はその名前からもわかるように韓国人で、今回、ChinaJoyに参加しているスタッフは社長(木戸岡 稔氏)以外は、全員外国人だという。この混成チームで、中国市場を戦っていきたいと力強く語ってくれた。アークシステムワークスの中国での取り組みに今後も引き続き注目していきたいところだ。