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【WF2015 夏】「こんなアイテムが欲しい!」という想いがあふれる海洋堂ブース
戦闘機に昔のアニメ、動物に古代美術……あまりに“趣味的な”ラインナップが魅力
(2015/7/27 12:41)
「ワンダーフェスティバル 2015夏」の海洋堂ブースはこれまで以上に“趣味的”な、ラインナップが目立った。中心となって出展されていた新商品は、前回の「ワンダーフェスティバル 2015冬」同様、“センム”こと、海洋堂の海洋堂の社長・宮脇修一氏がチョイスしたシリーズ「センムの部屋」だ。
この第1弾が「先進技術実証機 ATD-X」のフィギュアだが、この後のラインナップがアニメ「未来少年コナン」の「空中要塞ギガント」とヒロイン「ラナ」のフィギュア、特撮番組「怪奇大作戦」の特殊車両「トータス号」とSRIメンバー「牧史郎」のフィギュア、そして内部機構まで再現し、深海探査スーツのフィギュアも同梱した潜水調査船「しんかい6500」と、“濃すぎる”チョイスに圧倒される。
これだけでなく、様々な戦闘機や航空機をデフォルメして再現するカプセルフィギュア「ワールドウィングス デフォルメ」シリーズを開始したり、同じくカプセルフィギュアで世界の軍隊の“ヘルメット”を再現する「タクティカルギア・レプリケーション」。他にも自衛隊の装備を再現するプラモデルなど、「宮脇氏は本当に自分の好きなものを立体化しているんだろうなあ」とつくづく思わせる。個人宅のコレクションを見せられるような気持ちにさせるラインナップを、商品として展開していくというコンセプトが面白い。
他にも仏像や置物に関節を仕込み、独特のフィギュア化を行なっている「タケヤ式自在置物」の最新作が「馬」なのも驚かされた。関節、筋肉を細かく分割し、様々なポージングを可能とした“馬”のアクションフィギュアなのである。ここまで“本格的な”馬のフィギュアはなかったのではないだろうか。
「ウルトラマン」、「ウルトラセブン」のフィギュア、「サンダーバード2号」の大型フィギュア、太古の生物や、エジプトの古代美術をカプセルフィギュア化したものなど、他のラインナップも独特で、楽しい。
他のメーカーが人気の高いアニメキャラクターや、ロボットを商品化しているのに対し、海洋堂の今回のラインナップはこれまで以上に“突っ走った”印象を受けた。そしてだからこそ他のメーカーにはない魅力を感じた。その圧倒される濃いラインナップを見ると、「いいぞ、もっとやれ!」と強く思ってしまう。今後どんな作品が出てくるか、予想ができない楽しいメーカーだ。