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BFファンもやるべし!「Star Wars: Battlefront」試遊レポート

Star Warsファンでなくとも面白い、大迫力のSF戦場体験!

6月16日~18日開催

会場:Los Angeles Convention Center

「BF」×「Star Wars」!

 E3 2015のEAブースで最大の注目を浴びていたタイトル、それは「Star Wars: Battlefront」だ。

 本作は映画「Star Wars(スター・ウォーズ)」の世界観を元に、「Battlefield」シリーズのデベロッパーとして知られるEA DICEが手がけるFPS超大作。11月19日、PS4/Xbox One/PCで発売予定だ。

 版権モノのゲームはだいたい出来が微妙、なんて通説がこの業界にはあったりなかったりするが、本作もそうだと思うことなかれ。「Star Wars」の世界観を完全に生かしつつ、「Battlefield」最新作としても至極の完成度に仕上がっているのだ。

 本稿ではEAブースで体験した40人対戦の感触をベースに、「Battlefield」ファンこそ大満足と言える本作の出来栄えをご報告しよう。

【Star Wars Battlefront: Multiplayer Gameplay | E3 2015 “Walker Assault” on Hoth】

「BF」の背骨にStar Warsのプラスアルファが活きる、ド迫力の大規模マルチプレイ

EAブースでは本作の40人対戦をプレイできた
ブースの大半が本作で染まっていた
惑星ホスにおける反乱同盟軍と帝国軍の戦い

 最新のFrostbiteエンジンにより凄まじいほどのリアルなグラフィックスで「Star Wars」の世界を描ききりつつ、「BF」譲りのハイテンションなゲームプレイを提供する本作。

 シングルプレイモード、協力プレイモード、マルチプレイモードそれぞれに多彩な遊びが収録される見込みだが、ここでは「Battlefirld」シリーズのファンが気にするであろう大規模マルチプレイモードの感触にフォーカスしていこう。

 EAブースの一角に設けられた本作の試遊コーナーには、40台もの試遊機が設置され、本作の大規模マルチプレイモードのひとつ「ウォーカーアサルト」をプレイすることができた。

 このミッションでは、帝国軍側は巨大四足歩行マシンAT-ATを護衛しつつ、敵陣の破壊を目指す。対する反乱同盟軍は、地表に設置されたアップリンクを防衛することにより、Yウィング・ボマーを呼び出してAT-ATの破壊を目指す。

 ミッション全体は3つのオブジェクティブに分かれていて、帝国軍が反乱同盟軍の前衛ラインを撃破する、アップリンクを全て破壊する、といった段階を経てゲームと戦場が進行していく。「Battlefield」シリーズのラッシュモードに近い。

 戦場は、上空を戦闘機が飛び交うなか、巨大なAT-ATがズシン、ズシンと重低音を響かせながら行軍している。そんな中で兵士たちはキュン、キュンと独特の発砲音を発するレーザー兵器で死闘を繰り広げている。まさに映画的世界がありのままに眼前に広がっている感じで、すごい迫力だ。映像のクオリティはこれ以上望めないほど高い。「Star Wars」のファンなら大興奮間違いなしだ

実際、本作の映像クオリティは凄まじい。「Star Wars」ファンでなくてもこの凄さはわかるはずだ

戦場の規模感、ダイナミズム、新鮮さが「BF」最新作として想像以上のレベルにある
今回はプレイできなかったが、X-Wingを使ったミッションも楽しみだ

 とはいえ、試遊にあたり、筆者は「Star Wars」のファンではあまりないので、本作を「Battlefield」の新作として純粋に評価するつもりだった。その結論からいうと、本作はこれまでにないくらい楽しい「Battlefield」に仕上がっている。

 というのも、「Star Wars」ならではのガジェットと、「Battlefield」としてのゲーム構造が、想像以上にマッチしているのだ。

 雪の惑星ホスでの戦いはSF的な世界観だが、実際に展開するのは、第一次世界大戦の塹壕戦を彷彿とさせる、クラシカルな消耗戦だ。プレーヤーたる歩兵たちジェダイでもなんでもない、普通の人たち。戦場に細かく張り巡らされた塹壕に身を隠しつつ撃ち合い、AT-ATの破壊と護衛を巡って激しい激突が繰り返される。

 そこで活躍するのが、「Star Wars」由来の特殊武装だ。これは各プレーヤーが3種まで同時に装備できるガジェットで、榴弾をばらまく「Barrage」、大ジャンプを行なう「Jump Pack」、任意点に大爆発を起こす「Thermal Detonator」、一定範囲に攻撃を通さないシールドを張る「パーソナルシールド」などなどがある。

 戦場の性質からいって、塹壕でただ射ち合っていると、膠着状態に陥りやすい。そこで「Jump Pack」を使う。30メートルくらいの高さにジャンプすることができ、短い時間だが、上空からの攻撃が可能となる。空中に上がりつつ、素早く「Barrage」を有効化し、敵が潜む塹壕にピンポイントで榴弾をお見舞いする。上手く使えば、一気に戦線の膠着を打開することができるのだ。1度使うとリチャージに30秒くらいかかるため、使い所はしっかりと見極める必要はある。

 こういった、「Star Wars」由来のガジェットを上手に組み合わせて戦えるのが本作の醍醐味だ。その点、従来の「Battlefield」シリーズは、近現代のミリタリーガジェットにゲーム性を縛られていたため、ある意味で自由度が狭かった。そこが本作なら、SFライクなガジェットを様々に活かして、ファンタジックでテクニカルな戦いを展開できる。これが本当に面白い。

 移動や射撃といった基本のアクションはもうまるっきり「Battlefield 4」と同じ感覚で、シリーズのファンなら最初の1秒から上手にプレイできるはずだ。その上で、「Star Wars」の世界観ではじめて実現する新たなプレイスタイルが存在し、それが戦場体験をひときわ味わい深いものにしている。これは、「Battlefield」のファンこそ深い満足を味わえるはずだ。

 というわけで、筆者はもともと「Star Wars」にあまり関心がなかった人間だが、本作のおかげでいまさら原作のファンになりそうである。E3の取材を終えて帰国したら、映画シリーズを最新のものまで順次視聴してみたい。

 そして、11月19日の本作発売日にしっかり備えるのである。本作を友人たちとワイワイ騒ぎながらプレイするのが本当に楽しみだ。

【Star Wars Battlefront: Co-Op Missions Gameplay Reveal | E3 2015 “Survival Mode” on Tatooine】
E3に合わせてCOOPミッションの模様も公開された。「BF」シリーズとしては初めての試みで、幅広いプレーヤー層に遊ばれるゲームモードになりそうだ

(佐藤カフジ)