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シリコンスタジオ、完全無料のゲームエンジン「Paradox」をアップデート

PBRやシーンエディターを新たに追加

6月12日アップデート

 シリコンスタジオは6月12日、モバイル/PC向けのゲームエンジン「Paradox」のアップデートを行ない、バージョン「1.1.3β」の公開を開始した。

エディター「Paradox Game Studio」

 「Paradox」は、2012年に公開を開始した完全無料のゲームエンジン。現在はβ版として、バイナリー版とオープンソース版の2種類を無料公開し、商用化や自作のプラグインの追加なども可能。その際のロイヤリティも一切発生しない。

 来期以降(2015年12月以降)に収益化を目指し、シリコンスタジオのゲームエンジンYEBIS等のプラグインサービスや、各種アセット、ユーザーサポート等の部分でマネタイズしていくとしている。

 今回公開された「Paradox 1.1.3β」では、今や3Dゲーム開発には欠かせない物理ベースレンダリング「PBR(Physically Based Rendering)」や、ゲームオブジェクトを配置するための「シーンエディター」を新たに新機能として搭載している。

【スクリーンショット】
シーンエディター
アセットエディター
ポストエフェクト
イメージドベースドライティング
レイヤードマテリアルによる質感表現(ベースの金属マテリアル)
青い塗装
02のステッカーを貼る
傷を重ねて塗装の下にある金属を露出
パーツを光らせる
質感そのものの変更

(中村聖司)