シリコンスタジオ、「GDC2012」出展情報を公開

次世代グラフィックスエンジン「Paradox Engine」を初公開


【Game Developers Conference 2012】

3月5~9日開催予定

会場:San Francisco Moscone Center



 シリコンスタジオ株式会社は、3月5日から9日までの日程で米国サンフランシスコにて開催を予定している「Game Developers Conference 2012(GDC 2012)」に出展し、同社が展開している最新のゲーム開発ツールやミドルウェアを出展することを明らかにした。

 毎年GDCに出展している同社だが、今年の目玉となるのは、次世代.netグラフィックスエンジン「Paradox Engine」となる。「複数シェーダーの合成」機能や、マイクロスレッドスクリプティングへの対応を柱に先進的な機能を備えているとしている。コア部分はハードコードされていないため、カスタマイズやプラグインによる拡張も容易で、さらに1つのシーンデータを複数スタッフで同時に編集できるという使い勝手の良さも持ち合わせているという。対応プラットフォームは未定で、マルチプラットフォーム対応となる。詳細はブースにて明らかになる予定。

【次世代.netグラフィックスエンジン「Paradox Engine」】
次世代.netグラフィックスエンジン「Paradox Engine」は、常に時代の先端を研究するシリコンスタジオの成果発表的プロダクト。最先端機能「複数シェーダーの合成」機能や、マイクロスレッド・スクリプティングへの対応など数々の先進的な機能が備わっている。コア部分がハードコードされていないためカスタマイズやプラグインによる拡張が可能で、さらに1つのシーンデータを複数の作業者が同時に編集できるという使い勝手の良さも持ち合わせている。
[対応プラットフォーム]
詳細未定(マルチプラットフォーム)

「BISHAMON」採用タイトルとして参考出展されるユービーアイソフトの「Child of Eden」

 その他の出展製品は以下の通り。なお、会場では、同社製ミドルウェアの効果を実際に確認できるように、「BISHAMON」採用タイトルである、ユービーアイソフトの「Child of Eden」の試遊台を設置するとしている。

【国産ゲームエンジン「OROCHI」】
ゲーム開発で必須となるグラフィックスやサウンドなどの各種ライブラリと40種以上の開発ツールを備えるオールインワンタイプの国産ゲームエンジン。トライ&エラーでクオリティを上げていく“日本的開発スタイル”に最適化されたフレームワークが特徴となる。
[対応プラットフォーム]
PS3、PS Vita、Xbox 360、アーケード(Windows)、Wii U(開発中)

【ポストエフェクトミドルウェア「YEBIS」】
HDRレンダリングを活用したリアルタイム・ポストエフェクトを実現するミドルウェア。レンダリング済画像に対するポストプロセスにより、数々のハイクォリティな次世代レンズエフェクトを提供する。
[対応プラットフォーム]
PS3、PS Vita、Xbox 360、アーケード(Windows)、iPhone/iPad、Android、Wii U(開発中)

【エフェクトツール&ミドルウェア「BISHAMON」】
3D空間上に爆発や閃光などのエフェクト制作できるエフェクトツール&ミドルウェア。プログラミング技術を持たないデザイナーでも複雑な制御の3Dエフェクトを簡単に制作できることが特徴となる。
[対応プラットフォーム]
PS3、PS Vita、PSP、Xbox 360、ニンテンドー3DS、iPhone/iPad、Android、DirectX、Windows OpenGL、Linux OpenGL、XNA

【フェーシャルアニメーションテクノロジー「Motion Portrait」】
「Motion Portrait」は、たった1枚の写真から自動的に3次元モデルを生成し、多彩な表情の顔アニメーションを自動的に作り出すことができる技術。シリコンスタジオでは「Motion Portrait」を使ってコンテンツを開発できるツールを提供している。
[対応プラットフォーム]
PS3、PS Vita、PSP、Xbox 360、Wii、ニンテンドー3DS、iPhone/iPad、Android、Windows、Linuxその他


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(2012年 3月 1日)

[Reported by 中村聖司]