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「Ingress」で世界遺産を制覇!ベトナム縦断1,500kmの旅
文化遺産ホイアンを緑一色に!
(2015/5/19 12:00)
文化遺産ホイアンを緑一色に! ミーソン=ホイアンリンクにも成功!
翌日は移動日。目指すは、古い町並みが世界文化遺産に登録されている港町ホイアンだ。フエからはバスで約3時間、距離にして135kmの旅程となる。ホイアンでの滞在は2泊とフエより1日少ない。早速、世界遺産に指定されているエリアへと徒歩で向かった。
ホイアンの町は非常に小さく、主な観光スポットは川沿いに2kmほど続くエリアに集中している。ランドマークが多く、国内外から訪れる観光客が多いためかホーチミン並みのポータル密集度だが、ポータル争いはフエ同様に穏やかだ。ホアインもフエ同様、エンライテンドがレジスタンスを圧倒していたため、フエ同様の方針をとることにした。
すなわち、次の目的地ダナンの位置する町の西北端のポータルキーを多数取得しておき、ダナン移動後にホイアンに向けてリンクを貼る準備をしておく。と同時に、町の東側とトゥボン川の対岸エリアのエンライテンド側ポータルに向かってリンクを張り、ホイアン全体を緑で埋め尽くすことにした。半日弱で、おおむね目標を達成。この日の観光と「Ingress」プレイを終えた。
ホイアン滞在2日目には、西南西約40kmにある世界文化遺産ミーソン遺跡に向けて現地ツアーに参加した。往路はバスで約1時間半、復路は全体の7割をバスで戻り、途中のトゥボン川河畔から小型船でホイアンの町まで2時間半かけて戻るという計画だ。このツアーがなかなか曲者で、現地滞在時間が約2時間と非常に短い。たしかに主要な建造物は数カ所と、決して規模の大きな遺跡ではないものの、「Ingress」プレイに必要な時間を考えると、他のツアー客と足並みをそろえるのは非常に厳しい。そこで、ツアーガイドと電話番号を交換した上で、集合場所に時間厳守で戻ることを約束して単独行動を開始した。
単独行動のおかげで主要なランドマークをすべて回り、首尾よくポータルを手中にすることができた。さらに、このミーソン遺跡の一角から、昨日あらかじめホイアンの町でキーを入手しておいた2カ所を目掛けてリンクを張ることに成功した。ホイアンの2カ所は20mも離れていないポータルであったため、非常に細長い三角形になってしまったが、25kmのリンクとなり、自己最長リンク記録を更新した。
ミーソンからホイアンに戻った後は、昨日は時間が遅くて閉まっていた道教寺院や博物館、古民家を観光しつつ、ホイアンの町をほぼ完全に緑に埋め尽くして終了。赤い燈が灯る非常に美しい町並みの裏でエージェントが暗躍し、町を真緑に変えているんだよなぁ、と1人で感慨に浸り、その日のプレイを終了した。
ホイアン、ミーソン、フエをターゲットに広大なCF完成!!
翌日はタクシーで中部最大の都市ダナンへと向かう。ダナンでの滞在は1泊であったため、行くことができた観光スポットはごくわずかだ。めぼしい観光スポットに乏しいという触れ込みのダナンだが、徒歩で街をぶらつくと、近代的に整備されたエリアと、従来からの下町風情が残るエリアのコントラストが印象的だった。
筆者が最も多くの時間を割いたのは、チャム彫刻博物館。なかなかの良展示で、ミーソン遺跡やその周辺から発掘された多くの出土品が展示されている。敷地内の3つの出土品が「Ingress」のポータルとして登録されており、そのうちの2つからはホイアンに向けてリンクが張られていた。タクシー移動中に、あらかじめ「Ingress Intel Map」のモバイルサイトで状況を確認しておいたため、難なく2つの出土品の間をリンクしてCF成立。さらに博物館から500mほど西に位置する市中のランドマークからホイアン北西端に向かって25kmほどのリンクを張り、CFを作ることに成功した。
ダナンの奇跡は、これだけにとどまらない。ホイアンに続いて、ミーソン遺跡への30kmのリンクに成功する。さらには、フエ郊外ミンマン帝廟、トゥドゥック帝廟、カイディン帝廟へと、それぞれ80~84kmのリンク成功と18,240MUのCF作成という桁違いの数字を叩き出し、自己新記録を更新した。さらに河岸のオフジェ2カ所からフエに向かって多数のリンクを貼ったのだが、あと1本といったところで1カ所から張れるリンクの最大数の8本という制約に引っかかってしまい、CFを成立させることはできなかった。なお、本稿執筆現在、フエとダナンの間で、筆者の張ったリンクを活用して、より大きなCFができている。現地在住者によるものか、他の旅行者によるものなのかはわからないが、エンライテンド陣営に貢献できたと思うと素直に喜ばしい。