ニュース
藍井エイルさん熱唱! 「ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-」
プロデューサーの二見氏が語る作品の魅力、マルチプレイのディテールも明らかに
(2015/1/29 00:36)
Sony Computer Entertainment Taiwan(SCET)は、Taipei Game Showに毎回日本のゲームクリエイターを招き、ステージイベントを行なっている。台湾のユーザーは非常に陽気で、大きな歓声を上げてリ日本のクリエイターを迎える。言葉は通じなくても、「日本のコンテンツが好きだ、あなたが作ったゲームが好きだ」と声と拍手で気持ちを伝えてくれる。こんな素直な賞賛を浴びるのは、クリエイターにとってとても楽しい瞬間だろうなというのが、見ていて伝わってくる。
Taipei Game Show 2015でもたくさんのイベントが予定されており、トップバッターとしてバンダイナムコゲームスのPS3/PS Vita向けRPG「ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-」のプロデューサーを務めるバンダイナムコゲームスの二見鷹介氏と、オープニングテーマ「シンシアの光」を歌う歌手の藍井エイルさんによるイベントが行なわれた。
台湾ファンの「ソードアート・オンライン」への愛にあふれたステージイベント
イベントでは日本では3月26日に発売が予定されている「ソードアート・オンライン -ロスト・ソング-」の概要が二見氏より紹介された。本作は川原礫氏による小説「ソードアート・オンライン」を原作としており、バンダイナムコゲームスの作品としては3作目になる。ユーザーの脳を直接接続してプレイするVRMMORPGを題材としており、「ロスト・ソング」ではVRMMORPG「アルヴヘイム・オンライン」(ALO)の浮遊大陸スヴァルト・アールヴヘイムが舞台となる。
本作の最大の特徴は自由に空が飛べることだ。プレーヤーは空を飛び移動ができ、様々なスキルで戦っていく。これまでの作品以上にアクション性を重視しており、件による接近戦や魔法攻撃、弓攻撃などを様々なスキルを活用しながら戦っていく。主人公の切りと以外も様々なキャラクターを操作可能で、“群像劇”という形になっているという。アスナなど、様々なキャラクターを使用可能で、プレーヤーは3人の仲間とともに、フィールドやダンジョンへと挑んでいく。
もう1つの特徴がオンライン機能。好きなキャラクターを使ってオンラインで仲間を募り、パーティを結成して戦うことができる。ちなみに、藍井さんはオンラインゲームプレーヤーであり、プライベートで仲間とまったり会話を楽しんだり、仲間と効率を追求する攻略プレイもしているという。
イベントでは藍井さんと二見氏がそれぞれデモプレイを行なった。藍井さんは自キャラが攻撃を受けると思わず「イテっ」と悲鳴を上げてしまったり、ゲームプレーヤーならではのリアクションを見せながらゲームを進めていった。ゲームでは地上にある光るオブジェクトに触れると高く舞い上がるギミックがあり、このアクションがお気に入りだという。二見氏は弓キャラクターのアクションが特に気に入ってる。属性を考えたり、通常攻撃と魔法を組み合わせるなど、奥深い戦いが楽しめるという。
この後藍井さんによるミニコンサートが開催され、ファンの興奮は最高潮に達した。台湾でも「ソードアート・オンライン」の人気が非常に高く、ファンの興奮からはその熱気が伝わってきた。イベントの最後に本作の繁体字中国語版が4月に発売することが発表されると、ファンは大きな歓声と拍手を上げた。
ダブル主題歌が物語の鍵。プレイ時間20時間以上の群像劇
イベントの後、台湾メディア向けインタビューが行なわれ、ゲームのディテールが明らかになった。台湾メディアの最初の質問は「この作品はPS4で出す予定はないのか? 出してほしい」という質問に、「やりたいです」と二見氏は応えた。
「ロスト・ソング」では藍井エイルさんの「シンシアの光」と共に、春奈るなさん「夜の虹を越えて」がダブル主題歌になっており、この2曲が鍵を握るという。ストーリー要素にも力が入っており、各キャラクターの視点から物語が語られる群像劇となっており、各キャラクターのエピソードが用意されている。
「シンシアの光」に関して藍井さんは「全体を通して聞くと、すごくギミックがある曲になっています。メタルの雰囲気が入っていたり、変わったアレンジになっているところに注目してほしい」と語った。
ゲームは、ストーリー部分だけでも20~30時間のプレイ時間があるという。発売後のアップデートに関して二見氏は「あります」と即答した。オンラインに関する大きな機能も実装されるという。マルチプレイはゲームを進めていくと解放される。物語の序盤から楽しめ、シングルプレイのシナリオを複数で攻略できるほか、マルチ専用のシナリオも用意されている。
マルチプレイのクエストはゲームを進めることで増えていく。最初は10~15くらいで、クリアしていくことで増えていく。コミュニケーションに関しては、簡易チャットと、ボイスチャットに対応しているという。
今回のイベントに関して二見氏は改めて台湾のファンの「ソードアート・オンライン」への熱い想いを実感したという。「こういったイベントがあることがうれしい」と語った。藍井さんは台湾は何度も訪れており、アニメやゲームに対しての台湾ファンの好意に触れ、「こんなにたくさんのアニメやゲームが好きな仲間が海外にいるんだ」ということを知ることができ、とても幸せな時間が過ごせたとのことだ。