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Wii U「零 ~濡鴉ノ巫女~」

日上山で待ち受ける怨霊とのバトルを紹介

9月27日 発売予定

価格:6,600円 [税別](パッケージ版/ダウンロード版)

CEROレーティング:D(17歳以上対象)

プレイ人数:1人

 任天堂は、Wii U用ホラーアドベンチャー「零 ~濡鴉ノ巫女~」を9月27日に発売する。価格はパッケージ版、ダウンロード版ともに6,600円(税別)。CEROレーティングはD(17歳以上対象)。プレイ人数は1人。

 怨霊を封じ込めるカメラ“射影機”を使って謎を解き明かす、和風ホラーアドベンチャー「零」シリーズの最新作となる「零 ~濡鴉ノ巫女~(ぜろ ぬれがらすのみこ)」では、自ら死を選んだ者が訪れる死の山“日上山(ひかみやま)”を舞台に、山にまつわる奇怪な習わしや事件の謎に迫る。本作は、Wii U GmaePadを“射影機”に見立てた操作により、これまで以上の恐怖を体験することができる。

バトル:襲いかかる怨霊たち

 死の山と呼ばれる“日上山”は、「濡鴉ノ巫女」だけでなく、たくさんの怨霊たちが棲みついている。主人公たちは“射影機”を手に、これらの恐ろしい怨霊たちに抵抗する。

物語の舞台となる“日上山”には、さまざまなタイプの怨霊が棲みついているのだ

バトル:シャッターチャンス

 怨霊にダメージを与えると、その周囲に“霊片”と呼ばれる対象物が複数出現する。この霊片を5個以上ファインダーに収めるとシャッターチャンスとなり、より大きなダメージを与えれる。カメラに見立てたWii U GamePadを縦や横に傾けることで、より多くの霊片を捉えることができる。

Wii U GamePadを操作し、多くのターゲットをファインダーに収めて大ダメージを与えよう

バトル:フェイタルフレーム/フェイタルタイム

 怨霊に襲われる瞬間の“フェイタルフレーム”に撮影すると、“フェイタルタイム”が発動する。フェイタルタイム発動中は、撮影評価によって少しの間だけ、通常よりも速い間隔で、フィルムを消費せずに撮影することが可能になる。

襲われる瞬間に撮影することで連続攻撃が狙える。ポイントは恐怖心に打ち勝つことだ

バトル:濡れメーター

 主人公が水に濡れると濡れメーターがたまる。水に濡れれば濡れる(濡れメーカーがたまる)ほど射影機の攻撃力は高くなるが、怨霊との遭遇率が高まるほか、受けるダメージも大きくなってしまう。

画面右下にあるのが濡れメーター。雨にうたれたり、怨霊の攻撃を受けるとたまっていく
清めの炎を使えば、濡れを乾かすことができる

【夜泉濡(よみぬれ)】

 怨霊の特殊攻撃や怨霊が黒く変化した“夜泉濡”状態のときに攻撃を受けると、プレーヤーキャラクターも夜泉濡状態になってしまう。この状態では防御力が低下し、体力も少しずつ減っていくほか、視界も悪くなってしまう。回復させるには、その場に存在する全ての怨霊を倒すか、清めの火を使うしかない。

霊に隠された禁断の過去を看る「看取り」

 怨霊が断末魔を上げているとき、または、特殊行動中の霊に触れることで、その怨霊の死を追体験する恐怖映像を見ることができる。

※敵の特殊な動作中に触れることで看取りが可能になる場合があります。この看取りを成功させた場合、敵の体力を0にするよりも早く倒すことができます。

射影機で怨霊を倒したあとに、断末魔に触れると……。その怨霊の死を追体験することが……
恐怖映像には一部過激な表現も含まれており、過去シリーズにはなかった直接的な恐怖を体験できる

物語の舞台を紹介

 今回は物語の中盤に登場する場所を紹介する。

【形代神社(かたしろじんじゃ)】
【胎内洞窟(たいないどうくつ)】
日上山の中腹、不知ノ森の中央にある、多くの人形が祭られている神社。長らく無人の神社で、人形を祭られている理由ははっきりしていない。子供の霊が遊んでいる、人形から声がする、人形を持った白い髪の少女がじっと見つめていたなど、霊にまつわる噂が後を絶たない
日上山全域に広がるといわれている溶岩洞窟。山中に多数の入り口が確認されており、その全てが内部で繋がっているといわれている。かつて、日上山では水を御神体として祭っていたとされていることから、山を体と見立て、体内に神を宿すという意味で、胎内洞窟と呼ばれるようになったと伝えられている
【日上トンネル】
日上山を観光地として開発する際、山頂へと通ずる観光道路を通す予定で作られていたトンネル。工事中、山の内部に広がる「胎内洞窟」に繋がってしまい、洞窟内部に流れる大量の水がトンネル内へ流れ込み、多数の死者が出るという事故が発生した。その後工事は再開されたが、山自体の開発が中止されたため、工事途中で放棄、封鎖された
【日上山ケーブルカー】
【渡会邸(わたらいてい)】
日上山を観光地として再興する際に、観光客の利便性を考えて敷設された。多くの参拝客を運ぶはずだったが、開通後間もなく大きな地滑りが起き、廃線となった。無人車両に人影を見た、線路脇の森林に多くの人が立っているのを見た、などの噂が流れ、廃線になった今も心霊スポットとして写真を撮りに訪れる者がいる
日上山を調べていた渡会啓示という民俗学者が住んでいた民家。渡会氏は、交通の便が悪いころから、この民家に住み、日上山信仰を調べていたが、消息不明に。そして渡会邸も山から忽然と消えてしまった。霧の中に、消えたはずの渡会邸を見たという噂もあるようだが……

登場人物紹介

■ 氷見野 冬陽(ひみの ふゆひ)

CV:今井麻夏

 密花に行方不明となった友人、百々瀬 春河を探してほしいと依頼していた少女。

 「人探しは引き受けるかどうか、慎重に決めたい」という密花の返答を待っていたが、待ちきれなくなり、1人で日上山へと向かう。

■ 百々瀬 春河(ももせ はるか)

CV:戸松 遥

 冬陽と同じ学校の学生。気が弱くやさしい性格で、人の意見に流されやすい1面も。

 冬陽と2人だけの秘密を持っているようだが、神隠しにあったことと関係があるのだろうか……。

■ 雛咲深紅(ひなさき みく)

CV:わくさわ りか

 雛咲深羽の母親。昔から霊感が強く、「ありえないもの」を見続けてきた女性。

 ある事件でただひとりの肉親であった兄を失い、その後は兄の知人宅に身を寄せていたが、深羽が3歳の時に行方不明となる。

■ 白菊(しらぎく)

CV:高森 奈津美

 形代神社に現れる、白い頭髪が特徴の少女。

 人の考えを読んでいるような態度をとり、訪れた人に謎めいた言葉を投げかける。人形見(ヒトガタミ)という顔のない人形を持っているが、その意味とは……。

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(志賀康紀)